ClaytonM.Christensenのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレイノベーション・オブ・ライフ
ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ
当時マーケティングをしていて「イノベーションのジレンマ」の破壊的なイノベーションのメカニズムに衝撃を受けたクリステンセン教授のハーバードでの最後の授業の書籍化、更に人生へのイノベーション理論の応用ということで、期待して読みました。
Best of brightestとも言えるハーバード出身者も、離婚、犯罪、ビジネスの失敗など必ずしも順風満帆の生涯を過ごせるわけでは無いことをハーバードの同窓会で発見したクリステンセン教授が、人生で成功する理論を教授してくれます。
いろいろと納得した理論はありましたが、以下の理論は特に -
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Posted by ブクログ
2025年
作品 No.2
いやーハッとさせられた。
自分のことをもう一度見つめ直そう、家族や友人との時間をもっと持とう、そしてその時間を抱きしめようと思えた。しかしだからといって、仕事はどうでもいいのではなく、いまの仕事にもっと真剣になり、さらに自分の人生の目的を叶えるような仕事をしようと強い強い決意がみなぎってきた。
2025年の第一歩を飾るには相応しすきる一冊。まだ今年2冊目だが、2025年ベストの予感…
仕事、友人、家族、そして自分自身とどう生きていくか。
この本は、人生を生きる上での軸、その価値をはかるための確固たる自分だけの“ものさし”について教えてくれる。
ビジネススクール -
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Posted by ブクログ
ネタバレ久々に読み返した。定期的に何度も読み返したい本。キャリア、人間関係、罪人にならない。
衛生要因と動機づけ要因がある。衛生要因で仕事を選ぶとドツボにハマる。自分にとっての動機づけ要因は何かを早く見つける。創発的戦略と意図的戦略のバランスをとる。戦略が成り立つには、どんな仮定の正しさを証明する必要があるか。で、戦略の正しさがわかる。自分のキャリアについてまだ考えがまとまらないうちには、人生の窓を開け放し、創発的戦略を大事に。ピンときたら意図的戦略が意味を持ってくる。戦略があっても資源を配分して実行していないと意味がない。自分の資源が流れている場所に、つまり資源配分プロセスに目を配るべき。
ひか -
Posted by ブクログ
ネタバレMBAを取得した人、そして家族がいるビジネスパーソンに薦めたい本。
・自分を真に満たすのは、報酬などの衛生要因ではなく、やりがいや成長などの動機づけ要因である。
・意図的戦略と創発的戦略をバランス良く使い分ける必要がある。そして、戦略が成功するために必要な仮定は何か?の観点で、検証することを忘れてはならない。
・目に見える短期的な成功だけに資源を配分するとやがて失敗する。長期的に重要な、しかし回収に時間がかかる家族や子育てにこそ早期から投資しなければならない。必要になってから慌てて投資を始めても遅い。
・パートナーが私のパートナーとなったのは、どんな用事を片付けるためだろうか?その目的 -
Posted by ブクログ
需要線を供給が上回った時に破壊的イノベーションが作用する
技術が進歩しすぎて需要を追い越すらしい。
イノベーションには持続的と破壊的がある
大企業ほど目先のニーズの見える持続的イノベーションに注力し厳しい競争を強いられる中で品質を上げようと努力する。
しかし、需要を技術力が上回った時に信仰勢力の破壊的イノベーションが発生する。
破壊的イノベーションをおこすにはそれにあった組織が必要。
資源、プロセス、価値基準が組織の能力をきめる。
そのためには別体の会社にする必要がある、
破壊的イノベーションは市場予測は誰にもできないためトライアンドエラーのみ
【まとめ】
1 持続的技術と破壊的技術
優良経 -
Posted by ブクログ
ネタバレクリステンセン教授の代表作。経営書としては古典の領域なんだけど、全然古臭さを感じさせない面白さがやはりあった。クリステンセン教授はホント面白い本を書いてくれるなぁ。
「イノベーションのジレンマ」とはつまり(真に顧客が求める)評価軸の誤解と呼んで良いだろう。今売れている製品がより高品質になっていくことは、決して顧客や市場が求め続ける姿じゃない。技術とは進歩していくものなので、いつかローエンド商品が真に求められる範囲の規格を満たしてしまう。
まぁ難しいのは「市場で求められる製品規格」を決めるのは流動する市場のあり方からしか見えず、関連企業(本の中では「バリュー・ネットワーク」と呼んでいたが)が一 -
Posted by ブクログ
優良企業は、その優良な経営によって失敗する。
冒頭から謎めいた結論をつきつけられ、どうしてだろう、と自然に疑問を持って読み進めることができた。
本書では、イノベーションを持続的イノベーションと破壊的イノベーションの2つにわけ、それぞれの性質の違いにより、上記の結論が導かれることになる。
持続的イノベーションとは、抜本的、漸進的なものを問わず、今ある製品の性能を段々と高めるようなものをいい、優良企業はこれへの対応に長けているため、それによって利益を上げている。
ところが、破壊的イノベーションは、既存の市場からすると、性能も収益率も低い、新しい下位市場で起きることが多い。これは、優良企業の収益 -
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Posted by ブクログ
イノベーションを「持続的イノベーション」と「破壊的イノベーション」に分類し、ハードディスクや掘削機、製鉄を例示して、持続的イノベーションは顧客の声を傾聴し顧客に受け入れられる技術を積み重ねることにより大きな収益を得るのに対して、破壊的イノベーションは技術のレベル(顧客の求める性能)や収益は小さなものかもしれないが、新たな市場で元の大きな市場を凌駕していく可能性を秘めていることから、持続的イノベーションから抜け出せない既存企業の対応をイノベーションの「ジレンマ」と呼んでいる。
最後に(第十章)でその破壊的イノベーションをマネジメントする方法として1997年時点で電気自動車を例示している慧眼に感服 -
Posted by ブクログ
ネタバレ★20くらいつけたい超良書。
クリステンセン教授は『ジョブ理論』をすでに読んでいたんだけど、その思想を活かしたまま「人生」の生き方について語ってくれる。
「どうすれば幸せで成功するキャリアを歩めるか」
「どうすれば人間関係を幸せにできるか」
「どうすれば誠実に生きていけるか」
簡単に見えて一つすら答えるのが難しい問いにしっかりと向き合ってくれる。
アナタが本心で何をしたいのか、そしてそれが為されるためには何が無ければ駄目なのか。
もちろんタイミングが違うこともあれば、運命が邪魔をして成し遂げられないこともある(クリステンセン教授がライターにならなかったように)。けれど「自分が何をしたいのか