本兌有+杉ライカのレビュー一覧

  • ニンジャスレイヤー第1部 ネオサイタマ炎上3

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    サイバーパンク・ニンジャ小説『ニンジャスレイヤー』第1部ネオサイタマ炎上の第3巻です。
    8話が収録されています。
    マルノウチ・スゴイタカイビルではカチグミたちがトクリを傾け合い、ビル街では「コケシコタツ」「魅力的な」「少し高いが」「アカチャン。ソダッテ。アカチャン。」などとショドーされた垂れ幕やネオンサインがサラリマンなどの購買意欲を駆り立てる街ネオサイタマ。
    今回はワザマエハッカーのナンシー=サンを守りつつ戦うニンジャスレイヤー=サンが描かれています。
    しかし、格好良いのはニンジャだけではありません。
    デッカー(刑事)のシンゴやツチノコ・ストリートヤクザのヤマヒロなど、非ニンジャのイカす連中

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    2025年10月08日
  • ニンジャスレイヤー第1部 ネオサイタマ炎上2

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    サイバーパンク・ニンジャ小説『ニンジャスレイヤー』第1部ネオサイタマ炎上の第2巻です。
    ニンジャスレイヤーの師ドラゴン・ケンドーソーの最期、その孫娘ユカノがイッキウチコワシでどう過ごしているか、ヤモト・コキの鍛錬などが描かれています。
    ヤモト・コキの話『スワン・ソング・サング・バイ・ア・フェイデッド・クロウ』は極めてシリアスで、オツヤめいた作品です。
    ニンジャスレイヤーの独特な言い回しは癖になり、日常生活で使わないように努めています。
    次巻にも期待します。

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    2024年08月14日
  • ニンジャスレイヤー第1部 ネオサイタマ炎上1

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    サイバーパンクと忍者を掛け合わせるという斬新な設定だが、しっかり世界観ができていれば問題なかった!ヤッター!
    ネタにされがちだが内容はとても濃く、個人的にはSFジャンルとしてもアクションとしても面白い。「イヤーッ!」「グワーッ!」で終わるけど、何となく映像が浮かぶ。それくらい物語と人物など世界設定できてる。
    ニンジャ語が初めから出てきて戸惑うかもしれないが、ここは日本語のいいところでニュアンスもしっかり伝わる。
    息子からの借り物で4巻まで今のところある。続きが楽しみ。

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    2022年10月18日
  • ニンジャスレイヤー第3部-8 ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ (下)

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    ネタバレ

    ニンジャスレイヤー第3部第8巻。
    アマクダリ・セクトの陰謀を砕く連作エピソード「ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ」の終幕と、その後に続くアマクダリ幹部〈十二人〉のひとり、スパルタカスの撃破までを描く。

    「ロンゲスト・デイ・オブアマクダリ」の最後のエピソードは「ネオサイタマ・プライド」だが、自らをひとりの復讐鬼であり、いわば“死人”であると規定していたニンジャスレイヤーが、「ネオサイタマに生きる一人の市民」としてアマクダリの圧政への怒りを持つことは許されるのか、と想うシーンは熱い。
    エピソード名はそもそも、ネオサイタマ市民をコントロールするために作られたテレビ番組の欺瞞に満ちたタイトルだが、

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    2021年05月12日
  • ニンジャスレイヤー第3部-7 ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ (上)

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    ネタバレ

    『ニンジャスレイヤー』第3部第7巻。アマクダリ・セクト中枢との直接対決が始まり、この部の終わりも見えてきた印象。

    「レイズ・ザ・フラッグ・オブ・ヘイトレッド後編」は、物語半ばでデリヴァラーが退場してしまったのは残念だったけれど、「ブルタル・ショウギ・サイボーグ・ヴァーサス・アングリー・タナカ・メイジン」の再結成と、そこで行われた父子初めてのセッションがリフレインされる展開はやはり熱かった。

    ニンジャスレイヤーの侵攻により次々と〈12 人〉が欠けていく中、特にメフィストフェレスの最後の戦い(「デス・オブ・アキレス」)は、名前に恥じない心理戦を見せてくれて面白かった。

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    2021年03月18日
  • ニンジャスレイヤー第3部-6 リフォージング・ザ・ヘイトレッド

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    ネタバレ

    『ニンジャスレイヤー』第3部第6巻。

    ニンジャスレイヤーが新たな境地へと達する「リヴィング・ウェル・イズ・ザ・ベスト・リヴェンジ」、ジェノサイドとエルドリッチの因縁が明かされる「ウィアード・ワンダラー・アンド・ワイアード・ウィッチ」、アガメムノンの目的や背景、そして対抗勢力が描かれる「レガシーズ・オブ・メガトリイ」など、第3部終幕に向けて意義深いエピソードが続く巻だけれど、白眉は巻末の「レイズ・ザ・フラッグ・オブ・ヘイトレッド 前編」だと思う。

    社会の抑圧に対して音楽の力で対抗する、タニグチことDJゼン・ストームが、非力なモータルながら実にタフ。リスナーたちが体制側に逮捕拘束されないように

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    2021年02月14日
  • ニンジャスレイヤー第3部-1 秘密結社アマクダリ・セクト

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    妻子を「ニンジャ」に殺された「サラリマン」が自らも「ニンジャ」となり、「ニンジャ」を全滅するための「ニンジャスレイヤー」(ニンジャを殺す者)として世に蔓延るニンジャたちを殲滅していく復讐譚。
    本書はその各エピソードを時系列に関係なく、順不同で収録。なお、著者は米国人二人組。

    サブタイトルにある「アマクダリ」や、しょっぱなのエピソードに出てくる「マルノウチ・スゴイタカイビル」、「セプク」(切腹)等の語や、殺しあう敵同士、ボスと部下の支配関係、あるいは親友同士であっても「サン」付けで呼び合う風習(?)、ニンジャ同士は闘いの前にお互いが「オジギ」をして「ドーモ、XX=サン、YYです。」と「アイサツ

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    2021年01月23日
  • ニンジャスレイヤー第3部-5 開戦前夜ネオサイタマ

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    ネタバレ

    『ニンジャスレイヤー』第3部第5巻。
    エピソード「ダークサイド・オブ・ザ・ムーン」においても、また「ステイ・アライヴ・フォー・ユア・カラテ」においても、アマクダリ・セクトに目的を達せられてしまい、そして副題どおりに、ネオサイタマとキョート共和国との戦争が始まる。
    シリアスな展開が目立つ中で、バランスを取るように挟まる爽やかな短編が良い。「ファスト・アズ・ライトニング、コールド・アズ・ウインター」のスシ対決はファニーながらも熱い。
    「ステイ・アライヴ〜」にて、ブラックヘイズとフェイタルが久しぶりに参戦したのも読んでいて嬉しくなるところ。

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    2020年11月25日
  • ニンジャスレイヤー第3部-4 ケオスの狂騒曲

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    ネタバレ

    『ニンジャスレイヤー』第3部「不滅のニンジャソウル」編第4巻。
    「ブラックメイルド・バイ・ニンジャ」「マグロ・サンダーボルト」など、悪党同士の絆や別れが描かれるエピソードが渋い。本筋としても、キョート城の新体制や、ニンジャスレイヤーと因縁を持つソルスティスが登場し、動きの多い巻。

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    2020年10月20日
  • ニンジャスレイヤー第3部-3 キリング・フィールド・サップーケイ

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    ネタバレ

    『ニンジャスレイヤー』シリーズ第3部第3巻。

    遠くキョート・リパブリックでタカギ・ガンドーが活躍する「ザ・ブラック・ハイク・マーダー」、チーム・シマナガシがニンジャスレイヤーと邂逅する「ヘイル・トゥ・ザ・シェード・オブ・ブッダスピード」、いまいち締まらない、けれど憎めないニンジャ、スカラムーシュが登場する「トゥー・レイト・フォー・インガオホー」など、バラエティ豊かなエピソードと多彩な顔ぶれが楽しい巻。

    消費主義への批判や支配体制への反抗などがメタファーに包まれているけれど、それらはことさらに言い立てられず、相変わらず淡々とハードボイルドに語られる物語が心地良い。

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    2020年04月16日
  • ニンジャスレイヤー第3部-2 死神の帰還

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    ネタバレ

    『ニンジャスレイヤー』第3部第2巻。ザイバツ戦後、抜け殻のようになったニンジャスレイヤーが復活する様を描く「フー・キルド・ニンジャスレイヤー?」、バイオニューロンチップによる死者再生を取り扱った「レプリカ・ミッシング・リンク」が読み応えがある(バイオニューロンチップのエピソードについては、今後ディテクティヴとも関わりが出てくるかもしれない)。その他にも多彩なキャラクターが登場する短編が続き、賑やかな巻。

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    2019年11月14日
  • ニンジャスレイヤー第3部-1 秘密結社アマクダリ・セクト

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    ネタバレ

    『ニンジャスレイヤー』第3部第1巻。舞台はキョート共和国から再びネオサイタマに戻り、アマクダリ・セクトとの戦いが描かれる。

    アマクダリの中枢を構成する登場人物(ラオモト・チバ、ネヴァーモア、アガメムノン)が何れも濃いキャラクターで読んでいて楽しい。

    第3部になった今巻、ようやく巻末に用語解説が載ったのは、今更感がむしろ面白かった。

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    2019年10月16日
  • ニンジャスレイヤー第2部-8 キョート・ヘル・オン・アース(下)

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    ネタバレ

    サイバーパンクディストピアハードボイルドニンジャ活劇、第2部最終巻。

    アクションも豊富だが、最終巻に相応しく、描写に技巧が凝らされている。メンタリスト戦での、本文を登場人物紹介や漫画、記事の中へ強引に埋め込む手法や、二色刷りの本だからできる、台詞が赤色で差し込まれるザ・ヴァーティゴの再登場シーンなど、見所が多い。

    結末までが長かった第2部は、キャラクターたちの描写も濃密だったから、主要人物たちの多くが生き延びて迎えた大団円は、甘い展開ながらもやはり嬉しく感じる。

    第3部はアマクダリを相手取り、ニンジャスレイヤーが再びネオサイタマで戦うよう。アマクダリの若き首魁ラオモト・チバが味のあるキャ

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    2019年09月26日
  • ニンジャスレイヤー第2部-7 キョート・ヘル・オン・アース(上)

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    ネタバレ

    ニンジャスレイヤー第2部第7巻。ニンジャスレイヤー、ザイバツ、ダークニンジャ、三つ巴の戦いはザイバツ優位に進むけれど、ブラックヘイズとフェイタルが参戦し、戦線に変化の兆しを見せて上巻は幕を閉じる。

    第2部最終戦であり、遊びの少ない巻かと思いきや、ラストエピソードに「ザ・ヴァーティゴVS地底科学世界」と題し、異世界バトルSFをねじ込んできたのは笑った。

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    2019年09月07日
  • ニンジャスレイヤー第2部-6 マグロ・アンド・ドラゴン

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    ネタバレ

    シュールなディストピアの中で蠢く巨悪とそれに抗う人々を描く、ハードボイルドSFニンジャ活劇、第2部第6巻。

    ニンジャスレイヤー陣営はガンドーに加えてナンシーも参戦、ザイバツ・シャドーギルドはマッポーカリプスへと向かう儀式を始めんとし、デスドレイン陣営はランペイジを失うもアズールがニンジャとして覚醒、また、単身キョート城に囚われたユカノは押し籠めてきた自身の記憶と幾らかの同一化を果たす。
    それぞれの陣営が活発化し、また地歩を固め、次巻から始まる最終章「キョート・ヘル・オン・アース」で起こるであろう交錯への期待が高まる巻。

    今巻のエピソード「オペレイション・レスキュー」で活躍したフォレスト・サ

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    2019年08月15日
  • ニンジャスレイヤー第2部-5 ピストルカラテ決死拳

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    ネタバレ

    ハードボイルドディストピア忍者活劇、第2部第5巻。

    今巻は、表紙にも登場している私立探偵タカギ・ガンドーが主役を張るエピソード「リブート・レイヴン」の存在感が強く「探偵小説めいたアトモスフィア」も感じさせる。カラス・ニンジャのソウルに憑依され非人間に成り果てても、その名に「ディテクディヴ」を背負うガンドーの強さと弱さに痺れる。脇役が突如、劇的に力を得る展開は陳腐になりがちだけれど、物語が丁寧に描かれているからか、必然性と説得力をなお感じる。

    フェイタル、ナンシー・リー、シキベ・タカコといった女性陣の見せ場も多く、特に「ビガー・ケイジズ、ロンガー・チェインズ」でのフェイタルはハードボイルドで

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    2019年07月18日
  • ニンジャスレイヤー第2部-4 聖なるヌンチャク

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    『ニンジャスレイヤー』第2部第4巻。コミカルな道具立ての底流に流れるのは、相変わらずディストピアの閉塞感なのだけれど、ニンジャスレイヤー側だけでなく、ダークニンジャ側にも協力者や崇拝者が現れたことで、全体に虚無感は和らいだ感覚。
    今巻で印象的なエピソードは、ザ・ヴァーティゴが本編に初登場する「ディフュージョン・アキュミュレイション・リボーン・ディストラクション」。読者からのお便りコーナーにのみ登場していたニンジャなのだけれど、ノンブル(ページ番号部分)や地の余白部分まで使って、本編と本編外を繋ぐ演出はメタ的で楽しい。

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    2019年06月19日
  • ニンジャスレイヤー第2部-3 荒野の三忍

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    ネタバレ

    『ニンジャスレイヤー』第2部第3巻。
    表題作の「スリー・ダーティー・ニンジャボンド」は普段と趣向を変えた用心棒もの。ニンジャスレイヤー、ジェノサイド、フォレスト・サワタリ、三人のニンジャが共闘する展開は王道で熱い。いつものハードボイルドでドライな文体でなく、叙情的な結びが印象的。
    他にも、ユニークな自我を得たクローンヤクザ・ケジメニンジャの登場や、若きザイバツニンジャ・シャドウウィーヴの過去編など、見どころの多い巻。

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    2019年05月22日
  • ニンジャスレイヤー第2部-2 ゲイシャ危機一髪!

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    ネタバレ

    『ニンジャスレイヤー』第2部第2巻。
    ラオモト・カンの末子、ラオモト・チバの戦いの始まりが描かれる「ライズ・オブ・アマクダリ」が面白い。チバの脇に控えるオニヤス・カネコ(ニンジャネーム:ネヴァーモア)、とアガメムノンのキャラクターが良い。3人を描いた扉絵にも雰囲気がある。
    「ウェイティング・フォー・マイ・ニンジャ」に搭乗するネザークイーンも素敵。(セクシャル・マイノリティの描き方としては古風だけども)
    各人の再登場が楽しみ。

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    2019年04月30日
  • ニンジャスレイヤー第1部 ネオサイタマ炎上4

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    ネタバレ

    第1部「ネオサイタマ炎上」の完結。といえど、復讐者の葛藤は解消されることはなく、第2部「キョート殺伐都市」への引きを残しながら、余韻を持って第1部が閉じる。
    相変わらずのハードボイルドだけれど、最終章「ダークダスク・ダーカードーン」で、フジキドとナラクとのバディ戦が描かれる展開もまた熱い。

    キャラクター造形も面白く、今巻では「ライク・ア・ブラッドアロー・ストレイト」扉絵にて描かれたニンジャ・“ラオモトの声”のデザインが怪しげで好き。

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    2019年03月11日