佐藤真紀子のレビュー一覧

  • ぼくたちのリアル

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    小学5年生の男の子達の物語。

    目に見えてることだけが真実とは限らない。
    学年一の人気者、勉強もスポーツもできて、誰からも好かれているリアルだって、悩みを抱えて生きている。

    劣等感やLGBT、家族の死。

    毎日毎日学校で顔を合わせるからこそ楽しいこともあり、逆にしんどいときもあるんだろうなーと、自分の小学校時代を振り返ったりもした。

    小学校高学年に是非読んでもらいたい一冊。

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    2021年06月04日
  • キャプテンマークと銭湯と

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    児童文学というのは基本子供に読ませたいと大人が真剣に書いているので、いい本が多い印象です。
    これも自分の傲慢さ、思いやりの無さ、友人と衝突しての心もとない感覚、新たな出会い、色々な人にそれぞれの世界が有ると気付く感覚。気が付かなかった友人の姿。人の芝生が青く見えるという事。失う悲しみと前の前に広がる未来。色々な事がちりばめられていて、すっと読めるけれど心に何かを残してくれる作品です。

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    2021年03月06日
  • ぼくたちのリアル

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    2017年読書感想文課題図書、高学年向。
    平凡なぼく、飛鳥井渡(あすかいわたる)と、ぼくの幼馴染で学年一の人気者の秋山璃在(あきやまりある)と、転校生で色白の川上サジの3人の物語。3人で過ごした5年のこの1学期は、3人にとって忘れられないものとなる。
    リアルは何でも出来る。ぼくは、リアルが好きだけどリアルが主人公で自分は脇役だと感じていた。それもあって、手放しではリアルと同じクラスになった事を喜べない。
    リアルが、担任の甲斐先生を慕っているわけ、ぼくが甲斐先生になつかしさを感じるわけ、サジが転校してきたわけ、またリアルの事となると頑張ってしまうわけ、リアルが毎年七月に入ると雰囲気が変わり7月1

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    2021年01月10日
  • おしごとのおはなし スクールカウンセラー レインボールームのエマ

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    おしごとのおはなしシリーズ、「スクールカウンセラー」

    小学校相談室の「レインボールーム」にいる赤毛の人形「エマ」の語り。

    生徒の心に寄り添うスクールカウンセラー。
    学校にはなくてはならない存在。

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    2020年07月12日
  • ぼくたちのだんご山会議

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    近所のだんご山と呼ばれている山に、テーマパークの建設計画がたち、主人公たちのクラスメイトは喜ぶけれど…。
    どちらが正しいのか、簡単には答えが出せない問題に、子どもたちはどう向き合うのか。私も一緒に考えながら読みました。
    答えを出すよりも、考えることの大切さを教えてくれてるところがよかったです。

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    2020年07月04日
  • キャプテンマークと銭湯と

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    もっといい選手にキャプテンマークを譲ることになった少年のサッカー物語と、彼をいやす銭湯の物語と。最後の事件などもりだくさんな感じもするが、登場人物がみんないきいきして入りこめた。

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    2020年01月19日
  • ぼくたちのリアル

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     クラスの子が「おもしろかったから読んでみて」と持って来た本。彼女も,1年先輩から教えてもらったらしい。
     3人の5年生の男子が繰り広げる世界。いろんな物を背負って生きている子どもたちが,本当の自分を見せないでつきあっている。それは,たぶん,今の教室にも普通にあるであろう世界。それが,ゆっくりと溶け合い(本人の成長もある),本当の自分を少しずつ出していく。結果,より深まる絆…。
     現実の子どもたちには,この3人のような極端さはないけれど,やはり,こういうのを読んだ子どもたちは,自分を振り返って感じることはあるだろうな。

     「この本を読んで,発表会の劇を考えようと思った」という彼女。できた台本

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    2018年11月12日
  • ぼくたちのリアル

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    第56回講談社児童文学新人賞受賞作。
    よかった。酷評も多いですがわたしは素直に感動してしまった。涙が止まらなかった。ストーリーとしては最近多いLGBTがテーマに組み込まれており、そのほかに身近な死、自己肯定感など。
    やたらキラキラネームばかりでそこはちょっとついていけなかったし、アスカがサジの同性恋愛のことをアテンドするあの感じはちょっと好きじゃなかったかな。サジがいなくなってからリアルのサジからの恋を揶揄う感じも。
    それでもトータルでいい話だったなとわたしは思いました。

    出版社より
    そいつの名前は秋山璃在(リアル)。
    スポーツ万能。性格良好。顔がかっこよくて、気もきくから女の子にももてる

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    2017年10月17日
  • ぼくたちのリアル

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    なんか、いいなあ。
    子供に読ませたい。小学校5年生になる、ぼくの子どもに。
    道徳な感じもするし、NHKの教育テレビな感じもするし、読みやすくて、小説になってて、面白かった。
    友達の良いところばかり見えちゃって、自分に自信がなくなる時ってあるよなあ。

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    2017年05月15日
  • ぼくたちのリアル

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    いやこういうの弱い。最後はこういう形になるだろうなと思っていたそのままになったけど、やはり感動してしまう。
    で、そういった定型とはまたちょっと違った角度をつけるキャラクターもいるのがよい。

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    2017年05月07日
  • ぼくたちのリアル

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    身近な存在に対する゛嫌い”とは違う苦手意識や、死に対する想い、いじめやLGBT、などなど思った以上にいろいろなものが盛り込まれていました。すっかり解決した、とは言えないけれど、明るい希望が見える終わり方でした。

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    2017年05月06日
  • ぼくたちのリアル

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    リアルはオンリーワンでナンバーワン。サッカーも勉強もそのほかなんでも得意なうえに、顔もスタイルもいい。しかも性格もいいときているが、おさななじみのぼくはそんなリアルが苦手だった。5年生ではじめて同じクラスになった時、嬉しそうなリアルとは反対にぼくは憂鬱だった。そこへ、サジという名の転校生がやってきて、ぼくとリアルの関係に変化が訪れる。

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    2016年08月29日
  • すし食いねえ

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    ネタバレ

    おもしろかった。
    でてくるすしがめっちゃ美味しそうでどれも食べたくなる。

    父ちゃんのおいしいもんは生きる力になるという主張に大きく頷く。
    なんてすばらしいとーちゃんだっ!
    少々綺麗どころに鼻の下のばしたとしても
    豆吉にとっていいとーちゃんなんだろーなーっと。

    寿司談義と直訴の話を上手にまぜて話が展開。
    にしても、すしの御前試合とは、おもしろい。
    話のわからん奴がいて腹立ったが、奉行はいい人でよかったよかった。
    が、どーせ声かけるなら、あの団子屋で訴状を受け取ってくれてもよかったのになあっと思ったりもする。
    まあ、そうなると話が展開しないんだが・・・。

    江戸は外食が非常に盛んだったときく。

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    2016年07月22日
  • ぼくたちのリアル

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    漢字 4~5年生レベル
    フリガナ あり(難しい字のみ)
    文字 小
    長さ 長い(222ページ)
    出版年 2016年
    内容 人気者のリアルにコンプレックスをもつ幼馴染の渡と不思議な転校生のサジ、小学五年生の三人が関わり合いながら、いろいろなことを乗り越えていく物語。
    感想 小五男子が実際こんな感じなのかどうかは分からないが、思春期の心の機微がよく描かれていると思う。とくに、渡がリアルに抱く劣等感はうんざりするほど。文章は渡の一人称で書かれていて難しいところはなく読みやすい。

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    2025年03月30日
  • キャプテンマークと銭湯と

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    スポーツにおける競争、挫折、嫉妬、そして人間としての成長がテーマ。

    それぞれのてっぺんを目指せばいい
    って言われて納得するのって、心が折れてる時だよね。

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    2024年12月10日
  • となりはリュウくん

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    仲の良かった友達の席に新しく座っている転校生のリュウくんがにがてな主人公。幼年童話としてよくできている。ひとにはいろいろな側面がある。

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    2022年03月25日
  • ぼくたちのリアル

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    成長する少年たちの様子や、友情が育まれていく過程が丁寧に描かれています。どのキャラクターも真っ直ぐで気持ちのいい性格をしていて、悩みながらも互いに相手を思いやる様子に心があたたまりました。
    読みやすい文書で、話もテンポ良くすすむので、本が苦手なお子さんも、最後まで飽きずに読み終えることができると思います。小学校中学年〜のお子さんにおすすめです。

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    2022年03月16日
  • キャプテンマークと銭湯と

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    キャプテンマークを新しいチームメートに譲ることになり、チームメートとも溝が出来てしまう主人公。主人公を癒してくれるのは銭湯で……

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    2021年11月26日
  • ぼくたちのリアル

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    登録もれ。読んだのは多分4~5年前。戸森しるこさんのデビュー作だったのですね。タイトルからストーリーなんて大体わかる!と思っていたけど、よい意味で裏切られる内容だった。

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    2021年11月02日
  • すし食いねえ

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    『なまくら』を読んで気になっていた作家。
    まあこれは普通に時代ものだった。
    江戸料理ものは昨今の流行り。食文化の元を辿る物語はそれだけで面白い。

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    2021年09月11日