佐藤真紀子のレビュー一覧
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2017年読書感想文課題図書、高学年向。
平凡なぼく、飛鳥井渡(あすかいわたる)と、ぼくの幼馴染で学年一の人気者の秋山璃在(あきやまりある)と、転校生で色白の川上サジの3人の物語。3人で過ごした5年のこの1学期は、3人にとって忘れられないものとなる。
リアルは何でも出来る。ぼくは、リアルが好きだけどリアルが主人公で自分は脇役だと感じていた。それもあって、手放しではリアルと同じクラスになった事を喜べない。
リアルが、担任の甲斐先生を慕っているわけ、ぼくが甲斐先生になつかしさを感じるわけ、サジが転校してきたわけ、またリアルの事となると頑張ってしまうわけ、リアルが毎年七月に入ると雰囲気が変わり7月1 -
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クラスの子が「おもしろかったから読んでみて」と持って来た本。彼女も,1年先輩から教えてもらったらしい。
3人の5年生の男子が繰り広げる世界。いろんな物を背負って生きている子どもたちが,本当の自分を見せないでつきあっている。それは,たぶん,今の教室にも普通にあるであろう世界。それが,ゆっくりと溶け合い(本人の成長もある),本当の自分を少しずつ出していく。結果,より深まる絆…。
現実の子どもたちには,この3人のような極端さはないけれど,やはり,こういうのを読んだ子どもたちは,自分を振り返って感じることはあるだろうな。
「この本を読んで,発表会の劇を考えようと思った」という彼女。できた台本 -
Posted by ブクログ
第56回講談社児童文学新人賞受賞作。
よかった。酷評も多いですがわたしは素直に感動してしまった。涙が止まらなかった。ストーリーとしては最近多いLGBTがテーマに組み込まれており、そのほかに身近な死、自己肯定感など。
やたらキラキラネームばかりでそこはちょっとついていけなかったし、アスカがサジの同性恋愛のことをアテンドするあの感じはちょっと好きじゃなかったかな。サジがいなくなってからリアルのサジからの恋を揶揄う感じも。
それでもトータルでいい話だったなとわたしは思いました。
出版社より
そいつの名前は秋山璃在(リアル)。
スポーツ万能。性格良好。顔がかっこよくて、気もきくから女の子にももてる -
Posted by ブクログ
ネタバレおもしろかった。
でてくるすしがめっちゃ美味しそうでどれも食べたくなる。
父ちゃんのおいしいもんは生きる力になるという主張に大きく頷く。
なんてすばらしいとーちゃんだっ!
少々綺麗どころに鼻の下のばしたとしても
豆吉にとっていいとーちゃんなんだろーなーっと。
寿司談義と直訴の話を上手にまぜて話が展開。
にしても、すしの御前試合とは、おもしろい。
話のわからん奴がいて腹立ったが、奉行はいい人でよかったよかった。
が、どーせ声かけるなら、あの団子屋で訴状を受け取ってくれてもよかったのになあっと思ったりもする。
まあ、そうなると話が展開しないんだが・・・。
江戸は外食が非常に盛んだったときく。