佐藤真紀子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
漢字 大人レベル
フリガナ あり(全ての漢字に)
文字の大きさ 小
長さ 長い(266ページ)
出版年 2010年(オリジナル1996年)
内容 中学入学前の春休みに引っ越してきた主人公が、家族や、野球を通じて仲良くなった友達と関わりながら成長する物語。
感想 野球よりも少年の心の成長や家族関係、友人関係が中心なので、単純に野球好きな子に勧めても読まないかもしれない。逆に、野球をよく知らなくても楽しめるし、主人公を取り巻く大人たちの物語も面白いので、親世代にもむしろ勧めたい。主人公は寂しがりやで攻撃的、ピッチャーとして「強い」(相手を倒す)ことだけをアイデンティティの柱にしており、周囲の人々と -
Posted by ブクログ
2017年読書感想文課題図書、高学年向。
平凡なぼく、飛鳥井渡(あすかいわたる)と、ぼくの幼馴染で学年一の人気者の秋山璃在(あきやまりある)と、転校生で色白の川上サジの3人の物語。3人で過ごした5年のこの1学期は、3人にとって忘れられないものとなる。
リアルは何でも出来る。ぼくは、リアルが好きだけどリアルが主人公で自分は脇役だと感じていた。それもあって、手放しではリアルと同じクラスになった事を喜べない。
リアルが、担任の甲斐先生を慕っているわけ、ぼくが甲斐先生になつかしさを感じるわけ、サジが転校してきたわけ、またリアルの事となると頑張ってしまうわけ、リアルが毎年七月に入ると雰囲気が変わり7月1 -
Posted by ブクログ
クラスの子が「おもしろかったから読んでみて」と持って来た本。彼女も,1年先輩から教えてもらったらしい。
3人の5年生の男子が繰り広げる世界。いろんな物を背負って生きている子どもたちが,本当の自分を見せないでつきあっている。それは,たぶん,今の教室にも普通にあるであろう世界。それが,ゆっくりと溶け合い(本人の成長もある),本当の自分を少しずつ出していく。結果,より深まる絆…。
現実の子どもたちには,この3人のような極端さはないけれど,やはり,こういうのを読んだ子どもたちは,自分を振り返って感じることはあるだろうな。
「この本を読んで,発表会の劇を考えようと思った」という彼女。できた台本 -
Posted by ブクログ
第56回講談社児童文学新人賞受賞作。
よかった。酷評も多いですがわたしは素直に感動してしまった。涙が止まらなかった。ストーリーとしては最近多いLGBTがテーマに組み込まれており、そのほかに身近な死、自己肯定感など。
やたらキラキラネームばかりでそこはちょっとついていけなかったし、アスカがサジの同性恋愛のことをアテンドするあの感じはちょっと好きじゃなかったかな。サジがいなくなってからリアルのサジからの恋を揶揄う感じも。
それでもトータルでいい話だったなとわたしは思いました。
出版社より
そいつの名前は秋山璃在(リアル)。
スポーツ万能。性格良好。顔がかっこよくて、気もきくから女の子にももてる