図子慧のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
未来の仕事ってどうなるんだろう。
基礎的なAIスキルが無いとどんどん置いて行かれる時代になるのだろうか。そうなのかもしれない。しかし、基礎的なスキルは関数化され、知らずとも使えるような気もする。あとはそれを組み合わせてどう使うかという構成力が問われるような気も。(知らないと深い設計はできないんだろうけどね)
2030年。たかが10年ごとあなどるなかれ。2010年なんて、スマホを使う人が増えたかな? そんなものいらないだろ、という時代だし。2000年なんてインターネットが使い始めた人がいたくらいなのだ。
どんな時代になるんだろう。老後に新しいこと覚えられるんだけろうか。脳にインストールす -
Posted by ブクログ
質屋チェーンの女社長が遺そうとしている遺言は
死んだ夫の弟ではなく甥とその犬に全財産を遺贈するというもので
教授の職を失う気がない甥は伯母の説得に臨む「犬の相続」
母とケンカして上京してきた高校生の妹を家に帰そうと
ケンカの原因を探るが頑として話さない「妹の恋人」
相性占いに行った近所の美人の奥さんは
人相見をされて腹が立ち占いの結果を信じない「浮気」
電車で寝ていると夢の中で坤婆の入り婿を賭けた
仙術試合に出ることになる「八卦仙 仙術大会」
政治家秘書として働いている父に持ちかけられたのは
ヨンバンセンの正体の調査だった「進退伺い」
貧乏大学生章平と易学学院のみなで占いを解き明かす。
装画: -
Posted by ブクログ
「わたしがした易の説明が足りなかったのだと思います。易は独自の思考方法があるんです。社会学には社会学の,歴史には歴史の考え方があるように。医者は医者の眼で見るでしょ。易も,易のものの見方があります。三千年,現役で使われてる体系ですからね。実践という意味では,厚みがあります。的はずれかもしれませんが,今までみえなかった可能性がみえてくるかもしれない。だから,もう少し我慢していただけませんか」
章平はうなずいた。さっきの腹立たしさは,すっかり消えていた。
「じゃあつづけてもよろしいですか」
「はい,お願いします」
章平は椅子にふたたび腰をおろした。
(本文p.83) -
Posted by ブクログ
久しく読書禁止状態でして、
やっと禁が解けたので早速。
大好きな図子慧さんの新作。
「駅神」の続編です。
図子さん、よっぽど易占にハマったのね。
易占、という部分だけで読者層が狭まってしまうような気がする(笑)
でもそんなコトは気にせず、わが道を行くこの人の姿勢がやっぱり好き。
そしてやっぱり巧いんです。
不器用ではありますが。
文系の人間が描く理系の世界。とでもいいましょうか。
とはいえ、
この人の真骨頂。中学生だった私がどっぷりハマったこの人の魅力・・・
この作品ではお目にかかれませんでした。
恋しいです。
色っぽいヤツ、
書いてください!