図子慧のレビュー一覧

  • おいしい旅 初めて編

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    「行きたいところは行きたい時に行く」「次があるかは分からない」
    世界で起きているあれこれで、壊されてしまうかもしれないし、パンデミックが起きたら出国すらできない。
    ここ数年で分かっていたはずだけど、今一度「今度なんて言って逃げるな」と押された気がした。

    おいしい旅、というだけあって、もちろん食べ物が出てくるのだけど、それらが魅力的に美味しそうに惹かれるように書かれているかというと、そこは疑問。
    お話は悪くないけど、おいしいにはそれほどフィーチャーされていないと思う。

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    2022年12月25日
  • おいしい旅 初めて編

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    アミの会による旅の初めてをテーマにしたアンソロジー7編。
    ゲスト:坂木司
    「下田にいるか」坂木司
    「情熱のパイナップルケーキ」松尾由美
    「遠くの縁側」近藤史恵
    「糸島の塩」松村比呂美
    「もう一度花の下で」篠田真由美
    「地の果ては、隣」永嶋恵美
    「あなたと鯛茶漬けを」図子慧

    想い出編ともにコロナやロシアのウクライナ侵攻 時事要素も結構ストーリーに入ってますね。
    ただ美味しいものを食べるグルメ旅じゃなくストーリーがあるものばかりでした。
    「もう一度花の下で」が印象的。

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    2022年11月28日
  • 5分でわかる10年後の自分 2030年のハローワーク

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     未来の仕事ってどうなるんだろう。
     基礎的なAIスキルが無いとどんどん置いて行かれる時代になるのだろうか。そうなのかもしれない。しかし、基礎的なスキルは関数化され、知らずとも使えるような気もする。あとはそれを組み合わせてどう使うかという構成力が問われるような気も。(知らないと深い設計はできないんだろうけどね)
     2030年。たかが10年ごとあなどるなかれ。2010年なんて、スマホを使う人が増えたかな? そんなものいらないだろ、という時代だし。2000年なんてインターネットが使い始めた人がいたくらいなのだ。
     どんな時代になるんだろう。老後に新しいこと覚えられるんだけろうか。脳にインストールす

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    2019年10月12日
  • 駅神

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    駅に現れる無料の易者がミステリーを解決する短編集。易を知らなかったので興味深く読んだ。巻末に易の解説があります。

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    2015年08月25日
  • 駅神

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    易を扱った人情ミステリ?ファンタジーもありけり。
    登場人物がみんな魅力的で、シリーズ化したら面白いだろうなあ、と思ったのですが、続編が有るのですね。書架に見つけたら手にしてみようと思います。
    表紙のイラストがとても可愛いのと、巻末の易の解説及び硬貨を使った簡易易占がお得な感じでした。

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    2014年12月04日
  • アンドロギュヌスの皮膚

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    近未来医療系SFミステリー。都心の地下にある感染症隔離センターで育った主人公。そこに居た他の患者、スタッフ、家族などが過去の因縁でてんやわんやする話。同性愛や行き過ぎた家族愛など、厭らしくならないギリギリのラインで書き上げているのすごい。タイトルにもなっている「アンドロギュヌス」の意味を調べてから読むと内容の理解度が深まる。ピュアとエロス、エゴが混じっているのに文体がサッパリしているので思った以上にあっさり読める一冊。

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    2015年01月28日
  • 蘭月闇の契り

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     いい話なのだが、うーん…………安心感がありすぎる?とでも言うのだろうか。あまり酷いことにならないような気がしていて、怖いという感じではなかった。

     あとやっぱりヒロインの立場がないw

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    2013年06月19日
  • 媚薬

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     怖いかどうか……と聞かれれば、怖くはない。おそらく私の身に同じことが起きるとは思えないので。
     ただ、ヒロイン?の啓子の思考回路は怖い。彼女がラスボスだったらさぞかし怖かろう、と思うのです。

     そして平成12年に出版された小説を、今読むと、携帯もインターネットもある時代なのに古さを感じる。
     うーん。たかだか10年と少しなのに、ITの進化はすさまじいね。

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    2013年06月18日
  • 駅神ふたたび

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    質屋チェーンの女社長が遺そうとしている遺言は
    死んだ夫の弟ではなく甥とその犬に全財産を遺贈するというもので
    教授の職を失う気がない甥は伯母の説得に臨む「犬の相続」
    母とケンカして上京してきた高校生の妹を家に帰そうと
    ケンカの原因を探るが頑として話さない「妹の恋人」
    相性占いに行った近所の美人の奥さんは
    人相見をされて腹が立ち占いの結果を信じない「浮気」
    電車で寝ていると夢の中で坤婆の入り婿を賭けた
    仙術試合に出ることになる「八卦仙 仙術大会」
    政治家秘書として働いている父に持ちかけられたのは
    ヨンバンセンの正体の調査だった「進退伺い」
    貧乏大学生章平と易学学院のみなで占いを解き明かす。
    装画:

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    2010年12月26日
  • 駅神

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    雨の日、気まぐれに駅のホームに現われて易を立てるという謎の老人。とある事故を予知したことが広まってその存在が知られることになり、彼の助言を求めて、人々が駅を訪れるようになるのだが。易とは何なのか? その結果によって悩める人々は救われるのか? 東京の下町を舞台に、人々の複雑な想いが絡みあい綾をなす、異色の連作人情ミステリ! 易学の第一人者・福田有宵氏による易註解を巻末に付す。解説=千街晶之。

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    2010年09月19日
  • 駅神ふたたび

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    《駅神2》
     感想はだいたい「駅神」と一緒。読んでいて易への興味が湧くが、かといってわざわざ易の本を読むほどでもなく。
     読んでいるうちになんとなく知識がついてくる、という感じに持っていって欲しかったなぁ。

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    2011年07月18日
  • ラザロ・ラザロ

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    医療サスペンスもの。

    状況描写が少ないため、想像がしにくく少し読みにくい。
    上司との関係と最後のエピソードの必要性がわからない。この2つの話に関係があまりないため、主人公の性格がつかめないまま終わってしまった。

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    2009年12月10日
  • 駅神

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    「わたしがした易の説明が足りなかったのだと思います。易は独自の思考方法があるんです。社会学には社会学の,歴史には歴史の考え方があるように。医者は医者の眼で見るでしょ。易も,易のものの見方があります。三千年,現役で使われてる体系ですからね。実践という意味では,厚みがあります。的はずれかもしれませんが,今までみえなかった可能性がみえてくるかもしれない。だから,もう少し我慢していただけませんか」
     章平はうなずいた。さっきの腹立たしさは,すっかり消えていた。
    「じゃあつづけてもよろしいですか」
    「はい,お願いします」
     章平は椅子にふたたび腰をおろした。
    (本文p.83)

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    2009年10月04日
  • 駅神ふたたび

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    久しく読書禁止状態でして、
    やっと禁が解けたので早速。

    大好きな図子慧さんの新作。
    「駅神」の続編です。
    図子さん、よっぽど易占にハマったのね。

    易占、という部分だけで読者層が狭まってしまうような気がする(笑)
    でもそんなコトは気にせず、わが道を行くこの人の姿勢がやっぱり好き。

    そしてやっぱり巧いんです。
    不器用ではありますが。
    文系の人間が描く理系の世界。とでもいいましょうか。

    とはいえ、
    この人の真骨頂。中学生だった私がどっぷりハマったこの人の魅力・・・
    この作品ではお目にかかれませんでした。
    恋しいです。

    色っぽいヤツ、
    書いてください!

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    2009年10月29日
  • 蘭月闇の契り

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    故郷と幼馴染と、<家>の背負う運命が図子慧の手にかかると、かくも怪しく艶かしさを帯びてくる…彼女の作品はいつでもヒロインはかっこいい。<トリック2>のエンディングを思い出すのはワタシだけでしょうか(笑)?

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    2009年10月04日
  • 蘭月闇の契り

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    スティーブンキングの『IT』を連想させる。でも、恐怖の根源が曖昧な気がして、もっと書いて欲しかったな。(2002.4.2)

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    2009年10月04日