あらすじ
人が入ると必ず死者が出るといわれている幽霊屋敷。幼い真魚は、その屋敷で探検をしていたとき、首のない人間を見てしまう。そして彼女が高校生になったとき事件は起きたのだった……。屋敷に潜む謎が死を招く!
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Posted by ブクログ
彼女のホラー作品は恐怖の根源を序盤から中盤で明らかにしつつ、ただ漠然と湿った空気を漂わせる空気の中で登場人物がそれぞれの美しくない、汚くもない、言うなれば人間味のようなものを晒しながら動き回る、といった印象があるのですが、このお話も例に漏れずその様でした。
内容もさることながら、私の好みど真ん中でした。信雪の屈折した性格がとても好きです。
ジュブナイル小説だからか、ファンタジー要素が強すぎるなと感じた部分が少しあって、そこはいただけなかったなと思いました。
Posted by ブクログ
久々読み返してみたら結構よい。真魚のおじいちゃんの若い頃の部分とかもうちょっと知りたい感じ。おじいちゃん含め、ややゲイ傾向なのは、意味があるんかなー?
Posted by ブクログ
昔、あるところに真魚、伸雪、晶彦、和雄という余人の子供がいた。
その四人はある日、幽霊屋敷と呼ばれる家に忍び込み、四人の中の一人、真魚は不思議なものを目にする。
人間のエゴが少し、ちらりと見えた気がします。
あと、儚さも見えました。
Posted by ブクログ
いい話なのだが、うーん…………安心感がありすぎる?とでも言うのだろうか。あまり酷いことにならないような気がしていて、怖いという感じではなかった。
あとやっぱりヒロインの立場がないw
Posted by ブクログ
故郷と幼馴染と、<家>の背負う運命が図子慧の手にかかると、かくも怪しく艶かしさを帯びてくる…彼女の作品はいつでもヒロインはかっこいい。<トリック2>のエンディングを思い出すのはワタシだけでしょうか(笑)?