あらすじ
「10年後、消える仕事、残る仕事を考えなさい」
という課題を出された中学生のミーンさんと4人の仲間たち。
「ちょうどわたしたちが社会に出るころ、AIのせいで仕事がなくなるってホント!?」
そこで5人は、とある研究所での「未来のハローワークVR体験ツアー」を通じて、
将来の仕事や働き方を体験することに…。
未来のハローワーク体験によって自分がどんな仕事につけるのか、
そのためにはどんな勉強をしていけばいいのかがわかる、
まったく新しい未来体験にでかけよう!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
中学生が主人公ですが高校生でも十分楽しめます。ふとしたきっかけで2030年の世界で就職している未来の自分をAIで予想することになりますが、なかなかリアルです。全国の中高生におすすめです。
Posted by ブクログ
ティーン向けの職業読本。
中学生くらいになると進路や将来の目標などの希望を求められるようになる。
そんなとき、やはり考え方のベースとなる職業に関しての知識がないと何をどう考えればいいかわからないのでは。
この本は字が大きくとてもとっつきやすいし、ストーリーもので読み進めやすく、また登場人物のネーミングなど配慮されていて、余計なことに頭を使わせない。
AIの登場による職業への不安といういまもっともキャッチーなテーマを扱いつつ、各人の個性に応じた仕事選びの考え方もきっちり押さえるという、なんてパーフェクトな一冊!
10年後、またはそれ以降の未来のことをテーマにしているだけに、変なSFにもなりかねないところを、この本においては、わからないことはわからないとハッキリ言っていて、現在でこういう予測ができるんじゃないか、というスタンスで丁寧に登場人物に語らせている。
将来のことを考え出さねばならない中学生に、ぜひおすすめしたい。
Posted by ブクログ
これは良かった!
中学生だけでなく、親御さんや学校の先生にも是非読んで頂きたい。
紙ベースのアナログな仕事をしている人間には、10年後に世の求人がどうなっているか、なんとなく想像することくらいしか出来ず、AIがもたらす変革を具体的に子どもに説明してやる事が出来ない。
この本は、現代の中学生達が、クラスメイトのお父さんが勤める研究所で、バーチャルリアリティを使って将来の自分の姿を探るという設定で話が進む。
これから自分達が選ぶ進路によって、就く職業、その収入や永続性(何年後かに無くなる可能性があるか)などが映像となって分かる様子が書かれている。
最終的には「好きなものを伸ばしつつ、苦手な物も克服してバランスを取る事」という至極まともなメッセージが盛り込まれているのだが、観念的にいうのではなく、裏付けがしっかりあるので非常に説得力がある。
2019.11.27
Posted by ブクログ
ティーン向けの未来(2029年辺り)の仕事像
ある種の近未来小説で、より実現的具体的な日本の様子が伺えて興味深い。
ティーンには必要な勉強科目や将来必要とされる仕事や職種について、
既に働いている人にもAIや将来設計について考えるきっかけになる
Posted by ブクログ
AI等最新の情報を取り込んだ将来に思いを馳せることが出来るので、中学生にお薦めです。
こういった本を読んでたら、多分ちょっと無理してでも理数系の学科に行っていたんじゃないかと思ったりする。
Posted by ブクログ
未来の仕事ってどうなるんだろう。
基礎的なAIスキルが無いとどんどん置いて行かれる時代になるのだろうか。そうなのかもしれない。しかし、基礎的なスキルは関数化され、知らずとも使えるような気もする。あとはそれを組み合わせてどう使うかという構成力が問われるような気も。(知らないと深い設計はできないんだろうけどね)
2030年。たかが10年ごとあなどるなかれ。2010年なんて、スマホを使う人が増えたかな? そんなものいらないだろ、という時代だし。2000年なんてインターネットが使い始めた人がいたくらいなのだ。
どんな時代になるんだろう。老後に新しいこと覚えられるんだけろうか。脳にインストールする時代になったりするんだろうか。