売野機子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
勉強が出来過ぎて、人から距離を置かれる少年。
容姿はいいけど、勉強が出来ず、しかし周りはいじめるわけでもなく、単にシュールだというニュアンスで片付けられてしまう少女。
この少女が何故勉強が出来なくなってしまったのか原因を掘り下げ、人並みに勉強やコミュニケーションが出来るようにするというきっかけから、その目標を飛び越えて宇宙飛行士を目指すという物語。
少女を少年が大人も舌を巻くような知識で何とか支えようとする反面、少年が自分の感情を論理で潰してしまうところを救く。お互いがお互いを成長の糧にする様子が本当に涙ぐましい。
学ぶことの面白さ。人と関わることの尊さ。人の悩みなど宇宙のそれからするととてもちっぽけで、でもそのちっぽけな悩みを一つ一つ解決することの大切さ。
面倒で諦めがちなことに正面から立ち向かうことの勇敢さにとても感動を覚えた。
どの年齢からこの話の根幹を理解できるのかは分からないが、学生には是非読んで自分を鼓舞してほしい。
もちろん、学生だけが学ぶことの特権を持っているわけではないので是非社会人も読んで欲しい。 -
購入済み
学びについて考えさせられる素敵
この本を読んでいると,学びというものについて考え直します。素晴らしいです。楽しいです。
犬星さんもアリスさんも素敵な人だなと思います。
ところでこの巻の最後に犬星さんが「重さ」と「質量」について区別しないのは,アリスにあわせてのわざとなのでしょうか。宇宙の話では「重さ」と「質量」は概念も単位も違います。「重さ」は宇宙に行けば無重量で無くなります。しかし,物の性質である「質量」は宇宙に言ってもなくなりません。重さは場所によって変わるものですが,質量は保存します。月の上では重さは軽くなります。なぜなら「重さ」はとは力であり「質量」は力に対する抵抗だからです。小さい質量の物も大きな質量の物も宇宙空間では重さはありません。でもそれらを宇宙で同じ力で押した時,小さい質量の方がより動きやすく,大きな質量の方が動きにくいです。宇宙に行くときにはこの違いは重要だと思うので,犬星くんが重さでブラックホールを説明したのはおやっと思いました。しかし,多分アリスが宇宙に行く時,アリスはこの違いに気がつくという話があるんじゃないかな,あったらいいなーと勝手に想像しています。
素敵なお話をありがとうございます。