売野機子のレビュー一覧
-
購入済み
売野先生らしい
どこかシュールで、エンディングがしっかりしないし、理解しづらい。でも何故か心に残る。短編作品に限ってはこれが売野先生のスタイルだと思う。私はこの心残りが良いな
-
購入済み
深い
売野先生の作品の絵と雰囲気がすごく好きなのでこれも良かった。内容的にも多様性を尊重する感じがあるのも、登場人物それぞれのナレーティブも良い‼︎
-
購入済み
心に残る
この人の絵と雰囲気とちりばめられたエッセンスを好きな人はずぶずぶにはまるマンガです。
でも、うわべだけの雰囲気だけではなく、心に突き刺さるような真摯な光のようなものも描かれています。 -
Posted by ブクログ
『クリスマスプレゼントなんていらない』の感想に書いた通り、買って読んでみた
正直なトコ、やはり、微妙な良作だった
星こそ五つにしたが、五つ以上ではない。もし、点数制だったなら、62点かな
つまらない、心に残らないってコトは、全くない。それは言いきれる。しかし、面白い、この値段でこんないいものを読めるなんて、のような嬉しさもなかった
『クリスマスプレゼントなんていらない』と同じく、私には合わない漫画だったのだろう
ただ、速攻、売ろうって気はない。もしかすると、一年後、環境が変わっていたら、この作品集を読んだとき、新鮮な感動を覚えられるかもしれないので
合わせる努力をする気は微塵もないが、合わないからと言って面白さを理解するのを諦めるのも癪。いわば、漫画読みとしての意地。安いプライドだな、と笑ってくれて構わない。いっそ、楽である、その方が
メインタイトルから察せる通り、“音楽”をテーマにした作品集である、これは。もしかすると、そこも私のガードを破るだけのパワーを感じない理由かも。音楽そのものが悪いとか、売野先生に実力がない、とかではなく、単に受け止める私の問題なのだが、こればっかりは、どうしようもない
『のだめカンタービレ』は、音楽が主軸だけど、周りを固めてるのが友情や恋愛、成長だからか、自然と楽しめるのだけどなぁ
収録されている四篇の中で、今の私に辛うじて響いてきたのは、「夫のイヤホン」だった。何で、この話が妙に印象が強いのか、自分でも分かってない。ただ、ふとした瞬間に気付くかな、と楽しみにしてる。音楽ってのは、ほんと、状況によって、聞き手の心を癒しもすれば、塞がっていた傷を掻き毟る事もある。けど、そんな音楽の力を知っていれば、良い未来の築き方も見えてくる?
この台詞を引用に選んだのは、グサッと言うよりは、ザクッと来たので。彼女は確かに挫折して夢を諦め、自分の才能に見切りをつけた。でも、その決断はちゃんと悩んで下し、自分で違う道を歩いていく事を決めた。コトバと言うよりは、その瞬間の目にやられたのかもな。頑張れば夢は叶う、なんて理想論。頑張ったって夢が破れる事はある、むしろ、多い。けど、諦める理由や責任を他人に押しつける事だけはしちゃいけない、それは夢を追っていた自分の誇りを踏み躙る行為だな、ここ最近、そう思うようになってきた -
Posted by ブクログ
うーん、微妙
「買ったのは失敗だった」と思うほどではない、そこは確か
だが、「この作品に出会えて好かった」って喜びに打ち震えなかったのも事実
「面白い」と「つまらない」、どちらかに分けられない、ってのが正直な感想
少なくとも、今の私には“響いてこない”作品集だった
もしかすると、心の具合が違っている時であれば、心を揺さぶられ、ファンになれたかも知れないな・・・
売野先生には申し訳ない事をしてしまった
だが、収録されている6つの短編全てが、目が滑り、心に張っている網を擦り抜けていったわけじゃない
「おれが美しいと思うもののために」、この一編だけは、なぜか、私の心に強く染みついた
この『クリスマスプレゼントなんていらない』の感想を拙いなりに書こう、と思ったのも、この一編は良かった、と言いたかったからだ、売野先生に対し
どこがどうイイってのは巧く言えないのだけど、どこにでもいそうな男子高校生の一夏が、儚げなようでいて骨太さも感じさせる描かれ方をしていた
何に対して美しさを感じるか、何に一度だけの青春を懸けるか、それは人それぞれ
カッコ悪い自分と本当の意味で向き合える時期、それが学生時代の青春。直感を疑わず、つまらない常識に邪魔されず、自分が行きたいゴールへ全力疾走が出来る
そんな青春時代に自分の中で譲れないモノを見つけられると、生き方が大きく変わってくる気がするな
この台詞を引用に選んだのは、売野先生の人となりが、何となく視えたからだ。もちろん、私の勘違いかも知れない。けど、漫画家の個性が最も濃く出るのは、キャラクターのコトバ。きっと、売野先生は、漫画を足掻きながら描き、自分だけの美しいモノを探しているんだろう。不安はあるけど、祥伝社から出ている、『売野機子のハートビート』も買って、読んでみようか。もしかすると、響くかもしれないし -
Posted by ブクログ
今回はシオンが主人公。メガネ少年がメガネ少女と出逢います。ようはメガネが書きたかったんですねと。そんなわけでちょっと釣巻和の作品を思い出すところもありました。
相変わらず人物にしても舞台にしてもよく描かれていて、読みようによって色々意味を引き出せるようにできている一方で、ストーリーは淡々と進んでいきます。
彼を心配するレビはともかく当人(とデボラ)は僅かなシーンを除いて感情をまったく面に出さないように描かれています。そしてそれは彼らの「自然」な態度などではなくて彼らなりの選択に基づく意識的な振る舞いの結果であり……という葛藤を描ける(描かないことによって描くことができる)のも売野機子の魅力ですね。
それはそれとして今作の主人公たるシオン(とデボラ)のモノローグやダイアローグが若干難解で一回読んだだけではよくわからなかったのですが… :(