竹内睦泰のレビュー一覧

【読書レビュー 582】
竹内睦泰『超速！日本史の流れ(増補改訂版)』ブックマン社、2008年

①原始②大和・奈良③平安④中世⑤近世⑥幕末

こまごました話はいいから日本史の流れと要点を簡略に抑えたい、という場合に最適な一冊ではないかと思います。
大学受験参考書なので、一般書以上に覚え易く工夫され...続きを読むています。

邪馬台国の謎は解けます。
この時代、統治王の上に祭祀王がいる事を踏まえれば。
日巫女は紛れもない祭祀王です。
吉備津彦や天照大神など、様々な名前が世襲名である事を踏まえると様々な混乱が収まります。
桃太郎のモデルも明らかに。
日本武尊の祖父は桃太郎。

古事記や日本書紀は、意図的に人物の名前や事実を...続きを読む隠したり、ズラしたりしています。

「欠史八代」(2代綏靖天皇から9代開化天皇は実在しなかった)という学説は歴史学会の定説との事ですが、根本的に誤りだと思われます。
以下は、古事記の元となっている帝皇日嗣(ていおうひつぎ)、即ち、正統竹内文書に伝わる、各天皇の即位年です。

57年 神武天皇即位
(倭奴国王の金印を送られる)
75年 綏靖天皇即位
107年 安寧天皇即位
(中国に使者を送る［『後漢書東夷伝』])
124年 懿徳天皇即位
(米豊作が戦乱の火種となる)
140年 孝昭天皇即位
(倭国大乱始まる)
157年 孝安天皇即位
(大乱状態)
171年 孝霊天皇即位
(大乱続く)
186年 孝元天皇即位
(大乱ほぼ収まる)
204年 開化天皇即位
(二度目の東征。日巫女の時代)
220年 崇神天皇即位
(二度目の東征に成功)
254年 垂仁天皇即位
304年 景行天皇即位

また、『真・古事記の宇宙』の記述の中の疑義について、一つ言及しておきたいと思います。
「キリストが日本に来た」というのは後世の創作の可能性はないかという事です。
もし後世の創作であるならば、まことしやかに語ってしまう事は、折角の正統竹内文書の価値が下がってしまう恐れがないかと思うのです。

学び直し。受験時、公務員試験時、大変お世話になった。

何度も繰り返し読むことで流れを確実に自分の中に入れていくことができる。

超速と記載してある通り、何度も読み返すにつれ、本当に流れるように復習ができるようになる。

マンガコーナーが多くて本当に良いです!

竹内先生相変わらずかっ飛ばしています。代ゼミの頃とは異なる竹内講義が読めます。世界観を変えたい方必須。

超速日本史　通史編
原始から大政奉還まで

教科書では見えない歴史流れや因果関係がコンパクトにまとまっていて流れがつかみやすいです。

歴史事項の意義などをはっきりしめしてくれているのでぶつ切りになりがちな歴史が一本の線になる。

逆説の日本史までの詳しさはないが2時間で読めるのがいい。
...続きを読む
受験参考書ではあるが、関係なく使えます。

去年、ひそかに勉強しつつも今年の忙しさに挫折したのでとりあえず通史だけでも見ておこうと思って再び読んでみた。また、去年日本史の授業で単位落としたのに今年懲りずに再び日本史の授業をとっちゃったのでちょうどいいかなと。

超速というだけあってざっくり削られちゃってるのかなと思いきや内容もかなり盛りだくさ...続きを読むんで凄くいい参考書だと思います。日本史を勉強してみようという人にはおすすめです。受験時代日本史選択だったら間違いなく導入で使っていただろう。世界史版もあればいいのにと思いました。
この本は原始から幕末までを扱ってます。はじめの方は案の定かなーりつまらないことこの上ないのだが、戦国時代〜幕末にかけてはさすがにおもしろい。もう今の日本があることが奇跡としか思えないです。もちろんそれはどの時代もそうなのかもしれないけど、幕末のキーパーソン達はどいつもこいつも半端ない！さすがに日本のすべてをひっくり返した時代だけあって、参考書なのに読んでてドキドキした。
受験でどこまで対応できるのかわからないので参考書としてのレビューは書けないけど、初学者や趣味で日本史を学んでみたいという人にとっては最高の参考書だと思います。

しかし、２時間はさずかに無理だった･･･。相変わらず読むのが遅い＞＜
ちなみに最後の最後に長州力が全部持ってきますwww

日本の歴史の流れを2冊にまとめたものの上巻です。これは絶対おすすめ。日本の歴史に全く興味がなかったのですが、好きになり、日本も好きになりました。作者の日本史に対する情熱が随所に現れ、沢山の面白いエピソードも含まれています。話し言葉でかかれているので、1冊2時間程で読めます。

あまり整理されていないが、面白い話がたくさん紛れ込んでいる。なにかを訴えかけるべく整理した本ではなく、雑多にいろいろ書いてあるところがこのシリーズのよいところかもしれない。読み飛ばしてしまっているところもあると思うが、まだしばらく経ったら読み返すのがよいかな。

第73世武内宿禰による天皇の秘儀と秘史について。
以下、本書より。

【かごめ歌】

「かごめかごめ
籠の中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
鶴と亀がすべった
後ろの正面だあれ？」

まずは「かごめ歌」についての口伝から話そう。
輪の真ん中に一人立たせて、その周りを皆でぐるぐるまわって、「か〜ご...続きを読むめ、かごめ・・・」と歌い、最後に「後ろの正面だあれ」という子供から子供へと伝わってきた遊びだ。
私の子供の頃も、そんな遊びをしていた。
思い出す人も多いのではないか。

実はあれは天皇家における秘儀である。
この歌には深い意味がある。
一つは幼き頃の超能力開発法。
「カゴメ之行法」である。
後ろの正面が誰なのか、人の気配を感じられるのか、遊びを通してその力を引き出す為の秘儀である。
もちろん今の天皇家はしていない。
第81代安徳天皇までである。

歌にある言霊と音霊をなぞってみよう。
「かごめかごめ」は竹で作られている籠。
竹は霊性が強く成長が早い。
それを、竹を操る武内宿禰が持っている。
天皇家の繁栄を願っているからだ。
そして、「籠の中の鳥」とは誰か？
それは、鳳凰、不死鳥・・・つまり、天皇の事である。
具体的には応神天皇なのである。

「いついつ出やる」
武内宿禰が呼びかける。
大事に大事に育てている応神天皇がいつ巣立っていくのか。
それを胸に抱いて呼びかける。
銅像もある。(福岡県の香椎宮)
竹で作られた籠目から鳳凰が飛び立つ。

「夜明けの晩に」
早朝、日嗣(ひつぎ)の皇子(みこ)が日を拝み、月に祈る神事である。
武内宿禰も毎朝する。
天照拝・月夜見拝。
総称して日月神事。
日月は日嗣に通じる。
夜明けは太陽と月が同時に見える日がある。

「鶴と亀がすべった」
鶴と亀で、剣(つるぎ)の事である。
これは剣璽渡御之儀を指している。
即位の儀式である。

「後ろの正面だあれ？」
当てられたら親王になれる事を示唆している。
(当時は皇子だが、後の大宝律令では親王)
最初に言ったように、人の気配を感じられるのか、遊びを通してその力を引き出す為の秘儀である。

「かごめ歌」は武内宿禰と応神天皇の歌。
天皇家の繁栄、我が子を思う父、武内宿禰の願い(竹内家の口伝では、応神天皇の父は武内宿禰)。
幼き頃から天皇になる為の儀式。

即ち「かごめ歌」は天皇家が発祥なのである。
それがいつしか民間に降りた訳である。
籠目紋には謎が多い。
武内宿禰が生まれる以前からあり、「行って帰ってくる」という意味がある。
神代文字にも残っている。
実は紋章もあった。
桐と竹と鳳凰、もう一つは籠目紋と菊。
これを飛び立った姿にしたのが、伊勢神宮参道にある灯籠である。
巣立ったのだ。
これは『正統竹内文書』の極秘伝として初公開である。

世界八大宗教(キリスト教、イスラム教、仏教、ヒンズー教、ユダヤ教、儒教、道教、神道)から、
新興宗教や秘密結社や神話まで様々紹介されている。

正統竹内文書継承者による竹内文書の日本史とあるがその竹内文書の内容とやらが本の厚さに比べて少ないのが残念である。

また、口伝継承者である竹内睦泰という人は何か幼さを感じてしまうのは自分だけだろうか。それに対応している秋山真人さんの大人な対応が好感持てる。

と言ってもそれぞれのキャラクターが出てい...続きを読むてすべてを補完しとんでも系をそれなりに感じさせている雰囲気が出ているのがすばらしい。

竹内氏予備校の教師とあり著書もあるようなのでそちらも読みたくなった。

高校まで学んだ日本史をすっかり忘れていたため、ひとまず大枠を思い出したいとオーディオブックで聴いた。駆け足だがわかりやすく、流れを掴むにはとても良い。いつの時代も人間はあまりかわらないものだなと感じた。

『当たり前』というのが感想。
だがばっとしかし、当たり前が当たり前じゃない日本が不思議。
正確には『これくらい当たり前の日本人でいたい』というのが本音。
「日本人は無宗教だから」って言ってる人には当たり前じゃないので読むことお勧め。
もっとこう武士道とかね・・・
書いてほしかったです。
...続きを読むでもまぁタイトルからずれるか。。

世界のいろんな宗教信奉している人のアイデンティティの一端には触れることができると思います。
ただ、あいでんてぃてぃなんて日本人にはないと思うので、これ読むよりワールドカップでも観戦しながら日の丸振ってた方がいいと思います。
そーいや代ゼミの先生でしたね。

このシリーズも思い入れあり。名前の通り細かなところは省いてがーっと短時間で通史を一通り流せる。こちらも受験終えた今でもヒマときっかけがあれば読みたい本。