樫木祐人のレビュー一覧
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これまで登場してきた、たくさんの個性的なキャラが魅力でもある、この作品だが、今巻は改めて、主役のハクメイとミコチに焦点を当てているのが、また新鮮で面白い。
絵本のような、言葉を極力少なくした一枚絵の表現が美しい「港町の風景」。
ハクメイがミコチを尾行する展開が新鮮な「ひと振りの包丁」。
ハクメイとミコチの、特にすることの無い休みの日の過ごし方が、逆にプライベートめいてて面白く、また、細かい仕種の愛らしさもありつつ、お互いにとって、かけがえのない大切な存在なんだということを再認識させてくれる「退屈と二度寝」、と傑作揃いです。
また、これまで以上に、絵の美しさが、この巻で極まっている感があ -
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ネタバレおそらく、これまでで最も、登場キャラの数が多い巻だと思う。こんなに個性的なキャラが増えたんだな。物語もバラエティに富んでいて、やはり面白い。
ハクミコの水着姿が可愛い話(ハクメイのアップにした髪型も貴重)では、泳げないハクメイがミマリに泳ぎを教えてもらう展開に。仰向けに浮いているハクメイの姿に、ほのぼのする。最後のシナトが息継ぎ出来ないオチも上手い。
また、ミコチが服のコンテストに参加する話は、ミコチの真面目でひたむきな一面が現れていて、感動しました。最後のページのミコチの涙は、きっと、次への糧になる。ハクメイのモデル姿も良かった。
最後の、外に台所を造る話では、ナライからイワシへ、イワ -
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小人ならではの話もありますが、毎回、すごいなと思うのが、私でも体験できる、日常のありふれた話で、よく、これだけ面白い話が作れるなということです。
温泉に入れないから、自分等で近いものを作るとか、日程が、ちとキツいが、ミコチ得意の料理で祭に参加して、忙しさも含めて楽しむ話や、夜汽車に乗って旅を楽しむ話とか、毎日が目新しくて、ハクミコの二人も本当に楽しそうなのが、絵によく表れています。
また、今巻は、センとコンジュ、イワシとジャダといった、これまでになかった意外な組み合わせによる面白さもあります。性格の不一致で、なかなか合わないセンとコンジュですが、途中から変わってきて、最後のページで、ホロリ -
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今回は、コミックス全体の半分を占める中編、「長い一日」が収録されています。いつもの短編とは、また違ったハクミコの活躍と魅力が見られる物語は楽しいですね。蜂蜜館を舞台に、古参と新参がコンジュのコンサートを巡って、対立(?)するのですが、そんな中、ハクミコは、最初こそシリアスな感じだけど、だんだん楽しんでいるようにも見えるくらい、物語の中心に入り込んでいきます。ハクメイは度胸あるし、ミコチはレシピ作りで皆を盛り上げるし、やっぱり、いいコンビなんですよね。また、対立する古参の「旋毛丸」や、二代目の主人「ヒガキ」等、他のキャラも、性格、設定がしっかりしていて、物語が面白いこそ、最後のコンサートが、より
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MZTさんの布教本(^^; 勧めてくれる本は、間違いなくいい本が多いので迷わず手に取っています
今回は、マンガ 2巻まで借りました
主人公は、普通にかわいいんだけど
背景や動物たちの描きこみが精密でその世界に入り込めるんですよね
大事件が起きるわけでもなくて安心して読める
アタゴオルは、置いて行かれちゃうんだけど、そんな感じもしない
出てくる人物は、女の子が多いような気がする
みんな芸達者です 専門的(^^)
作者ってどんな人なんだろう?女性的な感じだけどなぁ?
ホネ使いのセンが好きですね☆
●続けて6巻まで読みました!
汽車に乗って旅したり、増水したり、台所を増設したり
冒険するわけ -
Posted by ブクログ
仕事にピクニックどんなときでもマジメに楽しく過ごしているハクメイとミコチにほっこりさせられました。
人のために。ハクメイとミコチはどちらも誰かのために動くときが一番活き活きする共通の部分をもっています。センの服装を考えてる時も道具を研いでるときも一生懸命な二人を見ているとそういった部分が馬があって暮らしているのかなと思いました。サンドイッチを分け与えるときもなんの相談もなしに同じ答えをもっているところをみてもいいコンビと思わせてくれます。生き方として人のために動くときが一番いい仕事をするとどこかで見たことありますが、それを見事体現しているのがこの小人ワールドですね。
意外とピクニック