樫木祐人のレビュー一覧
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何と言っても、色使いがいい
活き活きしている、と言うか、自然?
また、画が単純に巧いのでなく、読み手をほのぼのとした、落ち着きのあるストーリーに微睡んでもらえるようなタッチになっているのもイイ
端的に言ってしまえば、森の中に棲んでいる小人や動物たちの、何でもない『日常風景』をそのまま伝えているだけの内容なのだが、しっかりとした書き込みによるものか、ファンタジーでなく、エッセイのように感じる
全体的にほのぼの、まったりとした雰囲気は漂っていて、肩肘張らずに読める一方で、全力を活き活きと、悪い意味で手を抜かずに生きるってカッコいい、そう思わせてくれる、登場人物たちの行動が
大勢の職人を率いるナライ -
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ネタバレ待ちに待った新刊!
やっぱりこの世界が大好きだと思う。エピソードが積み重なるに従って世界に深みが増すせいか、1巻よりもストーリー性があって面白かった。
特に好きなのがセンに洋服を作る話。最初は遠慮半分戸惑い半分だったセンが最後出来上がった洋服を一人で着てみるシーンがとてもよい。人間関係ってこうやって少しずつ少しずつ深くなっていくものなんだよなぁと思う。
新キャラたちも皆キャラが立っていてとてもよい。特に美容師は面白すぎる!たまご型の家のデザインも何とも言えず可愛らしい。ベリーショートのハクメイも可愛かった。
1巻に引き続きハクメイとミコチの関係がとても好き。お互いすごく理解し合っていて、それで -
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ハクメイとミコチ、第二巻です。
相変わらず書き込みは素晴らしいです。漫画ではなくて、絵本を読んでいるような気持ちになります。見ていると、木々のざわめきや風の音、虫の囁き声が聴こえてくるようです。動物達の描写も素晴らしく、第九話の見開きページを見たとき思わずぞぞっとしました。
今回は、出てくるキャラクター達の意外な面がみえてきます。センちゃんが可愛かったです。ハクメイも少し変化を見せて、さらに可愛くなりました。
また、巻末にカラーのイラストと漫画が収録されています。こちらも満足です。
私はこの作品が本当に大好きで、自然が恋しくなった時や心がスッキリしない時、悲しい時などによく読みます。
都会の -
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小人や動物が自然の中にできた街で生活する不思議な世界観の漫画の第11巻。
今巻は樫木先生の服飾センスが光る巻。
コンジュが酒場で独演会をすることになりハクメイたちとともにその準備に追われる84・85話、古着屋の一日を追った89話がとくに良かった。
背景の自然美やプロップの繊細な描線の素晴らしさはもはや論を俟たない。かてて加えて衣装のひとつひとつも細やかで優美、服飾による気分の高揚やファッションによってつながる人々のありようが微笑ましく映った。
また、みんなで何かを作り上げる楽しさの描写が巧みだったのが81・82話。古い年代の家屋を建て直すためにハクメイの大工仲間が勢ぞろいする話だ。
みなで -
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★歌っていい!?(p.32)
今年最初の読書に。
・センの骨潜水艦。
・壊れた美容院とイワシ。
・お祭りで急遽店を出すことになったミコチ。
・動かなくなったマスターんとこのコーヒーミル。
・露天風呂をつくろう。
・巨大大根とともにミコチの姉、アユネが来た。
・夜行列車でカノカン湖へ。
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▼ハクメイとミコチについての枝葉末節
【アオバネ】放浪画家。アユネの劇の登場人物。
【雨乞い通り】古着屋激戦区。
【アユネ】ミコチの姉。マイペースな性格。劇作家。仕事以外何もしないが態度は大きい。劇団員と結婚したらしい。
【アラビ】騒がしい港町。積み木 -
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★私達が覚えていれば充分さ(p.97)
・蜂蜜館の古参と新参の闘い。それが蜂蜜館流。
・ミコチの家がある木にいつの間にかたくさんのドアが。
・イワシ親方と街を探訪。
・森の奥で美味しいカヌレを焼いている青年のとこに行く。
・写真家ミミとの出会い。
▼ハクメイとミコチについての枝葉末節
【雨乞い通り】古着屋激戦区。
【アラビ】騒がしい港町。積み木市場が名物。場内市場でミコチは大人気。ハクメイにとっては動けと言われているような地でミコチにとってはむしろ時間が止まっているような感じ。
【石貫會】会長のナライ、副会長のカテンを中心にした大工の職人集団。
【鰯谷親方★】通称「イワシ」。乱暴な言葉遣 -
ネタバレ 無料版購入済み
かわいいお話
その日ミコチは自分よりも大きな箪笥を背負って家にいれようと頑張っていたがなかなか進まないでいた。
それを見ていた同居人のハクメイは号外バッタが持ってきた新聞に夕焼けトンビが出たという記事を見てトンビを捕まえに行くとミコチを連れて行くが……。
山間の街マキナタの収穫祭にやってきた二人。
ミコチは夢品商店の梨ジャムの手伝いが終わりやっとハクメイと合流した。
広場のステージでは今年の歌姫が発表されていたがエントリーしていないはずのミコチも選出されていた……。
辺りが暗くなってきても今日の収穫がまだないハクメイは釣りをやめずにいたがミコチは帰りたそうにしていた。
なんでも最近この辺 -
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今は俺らの 呑み会場だ!
【感想】
・今年最初の読書。だいぶ前から決めてた。
【内容】
・凶暴なハンターとウワサのあるフクロウのオロシと遭遇。ミコチがケガをし洞窟に籠る。
・マキナタ中通の石垣補修を手伝いたいハクメイだが会長のナライはなかなか許してくれない。
・ジャダの美容室と遭遇。ハクメイは髪を短くカット。後日コンジュも行くが・・・
・お茶菓子持参でないといけない喫茶店の話を聞き訪ねようとするが場所がわからないところに・・・
・おまけは、つくりすぎた桑酒。
▼ハクメイとミコチについての簡単なメモ
【アラビ】騒がしい港町。積み木市場が名物。場内市場でミコチは大人気。ハクメイにとっては動 -
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・小人ものはなんか好きなのが多い。佐藤さとるさんとか「リトルツインズ」とか。今回の話もかなり好みっぽい。
・自然に埋もれかつおおらかな彼らの不思議な暮らし。
・人間は(今のところ)出ない。このまま出ないでほしいかもね。
・基本悪意のないほんわかな世界。
【アラビ】騒がしい港町。積み木市場が名物。場内市場でミコチは大人気。ハクメイにとっては動けと言われているような地でミコチにとってはむしろ時間が止まっているような感じ。
【鰯谷親方】乱暴な言葉遣いだがわりと優しく細やかなところもある職人。ハクメイと一緒に仕事することがある。イタチ。
【歌姫】マキナタの街の収穫祭で毎年一人選ばれるが今年はコンジュ