樫木祐人のレビュー一覧
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【あらすじ】
昨日は森の喫茶店へ。今日は川辺で魚釣り。じゃあ明日は、岩山へ行って山菜摘みだ! 身長9センチメートルのハクメイとミコチ。自然に抱かれたふたりの毎日は、いつも豊かで賑やかです。漫画誌ハルタで話題沸騰! 森で暮らす小人たちの日常劇、待望の最新刊。人気キャラクター“鰯谷親方”、“コンジュ”、“セン”の再登場はもちろん、個性的な新キャラが続々登場。さらに、沼狸のバス、レモンのお酒、卵の形の美容院、木陰のハンモック、ブドウパンのサンドイッチなど魅力的なアイテムも多数描かれ、森の世界がより一層の広がりを見せる! 1話ごとの描き下ろしコラム『足下の歩き方』に加え、『Fellows!(Q) 20 -
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「ハルタ(元・Fellows)」という雑誌に掲載されている漫画で、小人の日常生活のお話です。
ハクメイとミコチという同居している二人が主人公なのですが、森の中にこうして住んでいる小人が居そうだなと思わせるリアリティ、そして料理上手なミコチの料理描写、小人から見ると大きいサイズになっている私達がよく使う食材の上手な使い方や、作者はどこまでものづくりの知識がおありなのでしょう…?と思わず聞いてしまいたくなるような知識量に圧倒されます。4巻の木苺のジャムとパンの話のジャムパンの絵が最高に美味そうで食べたくなりました。
ハクメイは土木関係の仕事をしているので、その辺りが好きな方にも超絶オススメしたいで -
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やっぱ、この『ハクメイとミコチ』がくれる、まったり感は格別だなぁ
私らとさほど、楽しさも辛さも変わらない、小人らのリアルな生活を覗かせてもらえる事で、自然な肩の力の抜き方を思い出させてくれる一冊だ
『ONE PIECE』のドレスローザ編に登場した、トンタッタ族も可愛らしいが、私はこの作品に登場する小人らの方が好きだ。もちろん、人間との共存を実現させたレオらも凄いってコトは素直に認めているし、ルフィと親と子の杯を“勝手に”交わした一人としての活躍を楽しみもしている
ハクメイやミコチの日常に対し、癒される理由は色々とあるが、やはり、その中の一つには樫木先生の色使いがあるだろう。人間と言うよりかは、 -
Posted by ブクログ
ますます、ファンタジー要素の強い日常コメディとしての面白さが高まり、同時に、私の中の「好き」も強まっている作品
漫画読みとして、「好き」を熟成させながら、気長に待てる作品を持てるのは嬉しい限り
この『ハクメイとミコチ』が、私と同じくらい、もしくは、私以上に気に入っている読み手は多いだろう
なので、どこが素晴らしいか、その点を聞いてみたいが、論議する気は毛頭ない。自分の口下手さを自覚しているってのも理由だが、好きな理由は人それぞれで、相手の言い分を受け入れてしまったら、自分だけの「好き」が壊れてしまうのが怖い
人によって、この作品に感じる魅力は違うだろうが、私としては、やはり、色使いとストーリー -
購入済み
緻密な世界描写が圧巻の良作
小人の視点で描かれる、自給自足の生活の物語。緻密な筆致で描かれる、小人と周りの動植物のスケール感の違いが面白い漫画である。
……こんな風にまとめてしまうと『借りぐらしのアリエッテイ』に似た作品?と思われるかもしれない。しかし、この作品はあの映画の小人たちよりも逞しく、自由だ。ただ他者から「借りる」のではなく、自分たちの手で生み出したもので自然に寄り添った生活を営んでいる。自分たちよりも大きな木の実を切り分けジャムを作る。身近な植物で染めた布でおしゃれな服を縫い、他の動物と協力して街の土木作業もする。「借りる」だけに甘んじることなく、自らの力、そして他者との協力によってしっかりと文化的な生活を -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白いです。
世界観がしっかりしてる。
作者に「ココにミニチュアで街を作って」って頼んだら
端々までキッチリ作れそう。
キャラの裏設定作見せさせられるのって
とっても!苦手なんだけど
(実はホクロが多くて悩んでる。とか、寝相が悪い。とか…
作者が嬉々として書いてるの読むと
ど~でもい~ですわ~(--;)と、
テンションだだ下がっちゃうんです…ひねくれ者なので…)
この作品は設定とか描込み具合とかのマニアックさが
なんだか懐かしのナウシカとか学漫とか思い出されて
職人っぷりがイイです。
意識して作り込んでるんじゃなくて
ナチュラルに作り込んでるトコがイイ!(笑)
変な邪さがない。
読んでて素