安達正勝のレビュー一覧

  • ナポレオンを創った女たち

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    ナポレオンはじめ周りの人々の人柄が血肉を持った存在として書かれていて親しみが持てる。面白かった。
    男社会の根幹を作った人なのに、自分自身は女性に運命を左右されているナポレオンが人間くさくて可愛い。
    田舎の下級の位から努力でのし上がったこと、敵に温情をかけたばっかりに凋落していく姿には親しみが持てて
    ただ強いだけのヒーローだと思っていたら違ったんだなと思った。
    ジョセフィーヌとナポレオンの運命的な繋がりもドラマチック。
    ナポレオン法典が与えた現代の日本への影響や、いまの社会との比較もされているのでわかりやすいし勉強になった。
    かなり自分に近い距離感で歴史を説明してもらえた本だった!

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    2014年03月08日
  • フランス革命の志士たち ──革命家とは何者か

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    なかなか読みやすかった。
    どの人物もそれぞれの良さを書いていて、(嫌いな人もいるかもしれないが)私は良いと思う。
    他にも、なかなかネットや本で得られなかった情報があっておもしろかった。

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    2012年10月31日
  • フランス反骨変人列伝

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    フランスの正史にはめったに登場しない魅力的な奇人・変人のエピソードを集めた裏歴史の教科書★逸脱した人生は様々。共通しているのは、自分自身の生き方に徹した反骨の精神。自分の志を貫き通した強さが伺えたりするのですよ。

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    2011年03月08日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    フランス革命期に死刑執行人としての仕事を全うし、ルイ16世の首を刎ねた男の物語。

    フランスを支配するブルボン王家に忠誠を誓いながらも、その職務を全うすべく自らの手で国王の首を刎ねる心の葛藤・何の罪もない民間人を虐殺して英雄扱いされる軍人に対して、常に罪悪感に苛まれながらも職務を忠実に遂行するだけなのに、国民から蔑まれる死刑執行人の対比・法の正義に則って裁判官は死刑を執行し、また議員は死刑に賛同しているはずなのに執行人は人として扱われない、正義とは一体なんなのかという疑問。これらの要素が死刑執行人サンソンの生涯に大きく関わっている。


    激動の時代に翻弄された男の生涯はドラマチックで、そこはか

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    2019年01月16日
  • マリー・アントワネット フランス革命と対決した王妃

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    奔放な性格で知られ、革命に翻弄された王妃。革命期から今日に至るまで様々な評価がなされているマリーアントワネットを、著者は自らを「歴史探偵」と位置付けて再考する。
    マリーアントワネットの人となりだけでなく、輿入れから革命に至るまでの当時のフランスの雰囲気が生き生きと描かれている。
    国王夫妻が運命を決定づけるようなチャンスを悉く逸してしまうことに歯噛みするが、それはこの物語を読む我々がその後を知っているからにほかならない。絶対王政の時代を生き、生まれながらの王族であった彼らにそうした選択ができなかったことは十分に理解できる。だからこそ、歴史上の人物というのはその時代の常識と照らし合わせつつ、移り変

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    2025年11月22日
  • 物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで

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    フランス旅行をきっかけにフランス革命について知りたくなって購入。熱が冷めないうちに読んだので非常に楽しめた。文章ばかりでそれなりに厚さのある新書だが、フランス革命に関心があればぜひ読んでほしい。

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    2025年09月09日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    中世のフランスでは、世襲の死刑執行人一族がいた。パリの死刑執行人一族の4代目シャルル・サンソンは、フランス革命の最中、尊敬するルイ16世・マリーアントワネットを自らの手で死刑執行することとなる。それに続くフランス革命のよる恐怖政治により二千数百人の死刑も執行することとなる。一方で死刑廃止を訴え、ルイ16世を悼むミサを毎晩欠かさない半生をおくる。シャルル・サンソンの孫が書いた回想録、バルザックが書いた回想録を基に書かれた一作です。

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    2025年08月21日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    フランス革命で国王ルイ16世の処刑を担当したサンソンの話。記号としてしか知らなかった時はサディストの死神のようなイメージだったが、被差別身分であり、死刑廃止論者だであり、葛藤する人間であったと知り、新鮮な驚きがあった。

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    2025年08月14日
  • 小学館版 学習まんが人物館 ジャンヌ・ダルク

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    小学生の私にとって信じているものに全力で真っ直ぐで責任感の溢れた彼女の存在が眩しかった
    今でも手に持ってる大事な本です。

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    2025年07月11日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    なんか文体が古いな、と思ったら2003年に執筆された実際古い本だった。とはいえシャルル・アンリ・サンソンの評伝として非常に読みやすく、良かった。ナポレオンと話をするシーンなんかは長谷川哲也の漫画「ナポレオン」でも取り上げられてたね。印象に残るものの史実か?と疑わしいエピソード。元はバルザックの著作あたりから持ってきたのだろうか。
    ちなみに表紙の左上のセリフは作中で出てくるものの、シャルル・アンリ・サンソンが放ったものではない。彼の立場では言えるわけがない。なぜピックアップしたのか理解に苦しむ。読後に嫌な気分にさせないでほしい。

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    2025年05月06日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    怖面白い。
    死刑執行人としてのサンソンの責任感と苦悩、ルイ16世の人柄、革命のある意味狂気のような空気。
    いろんなドラマが盛り込まれた濃い一冊でした。
    表紙もカッコいい。

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    2025年04月05日
  • 物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで

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    フランス革命について描かれた史実解説なんだけど、物語のように人にフォーカスしていて、しかも詳しいのに読みやすいいい本だった
    この時に彼はこう言ったと言われている、とかこうあるべきだったのに、とか
    見てきたかのような詳しくわかりやすい描写で時間を忘れるほど楽しく読めた

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    2025年01月05日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    パリの死刑執行人サンソン家6代のうち4代目シャルル・アンリを中心に見ていく。フランス革命以前から恐怖政治頃までの激動の時期に処刑任務を全うしたわけだが、まさに凄まじい人生で想像するだけでも心が暗くなってしまった。処刑した何千もの人々の中には敬愛する国王も、無罪の人も、元カノも、少女も含まれていたわけで、相当な精神力や心の拠り所があったと思われる。シャルル・アンリ自身は死刑制度廃止を執行人自身が公言できる時代ではなかったようだが、6代目アンリ・クレマン・サンソンは廃止を訴えていたそうだ。フランスでの死刑制度廃止は1981年とのこと。EU圏内以外でも死刑制度が広まっていく風潮は現代でもないようだ。

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    2024年10月04日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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     ルイ16世を処刑した事で知られるシャルル=アンリ・サンソンの半生と苦悩を描いた伝記。半ば創作めいた部分があるが、それは著者が参照したバルザックとサンソンの孫による伝記の影響だろう。ただ、著者としても明らかに創作の部分は省いたり、様々な文献からの検証も行なった上で著したらしいので、内容の信憑性は高いだろう。
     伝記としてだけでなく、フランス革命に纏わる歴史書としての価値も十分にある。世界史の勉強をする際に、フランス革命の部分は年号に加えて月日を覚えさせられるレベルで細かいので、この本は内容の理解の一助となると思う。バスティーユ襲撃からルイ16世の処刑まではとても細かく描写されており、記号として

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    2024年07月13日
  • 物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで

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    世界史的にBIGな出来事のフランス革命の概説書。「物語」とある通り、人間臭いエピソードが多く無味乾燥さが無い。

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    2024年05月03日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    死刑執行人の心情がリアルに書かれている。フランス革命の残酷な背景が衝撃だった。人が人を拷問し処刑する。並の精神ではありえない。

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    2024年01月21日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    革命のころのフランスを題材にしたフィクションで好きなものが多いためか、描写の巧さも相まってどんどん読み進む。
    (とはいえ、八つ裂きの詳細頁をランチタイムに読んだのは良い判断ではなかったが)

    立派に仕事として「処刑業」を代々こなすも、忌み嫌われてしまう葛藤や、生半可に処刑自体に手を出すと、そのプレッシャーから大変なことになってしまうエピソード、多様な処刑スタイルの残虐さなどなど、どれも想像の上を行っていて、現代の社会に生きていてよかったと思わざるを得ない(現代は現代なりの酷さがあるが、それはまた別の話)。
    また、処刑人であるが故に医学に精通するというのも表裏一体で面白い。

    それにしてもフラン

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    2023年05月16日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    読み応え十分だった。
    ギロチンは、処刑される側のことも考えて発明されたとのこと、確かに納得した。
    しかしそれが何年後かには、何人もの人を安易に処刑できるマシンと化してしまったのは、皮肉であり悲しい結果だ。
    吉川トリコの「マリー・アントワネットの日記」で読んだように、ランバル公妃の虐殺のされ方はやはり凄まじかった。
    こうまでしてしまう人々の衝動って何なのだろう。

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    2023年05月04日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    パリの死刑執行人を務めたサンソン家。その四代目当主シャルル・アンリ・サンソンを中心に、その半生とフランス革命という激動の時代を描いた一冊。

    シャルル‐アンリ・サンソン。おそらく恐らく死刑執行人としては1・2を争うくらいに有名な方なのではないでしょうか。国王であったルイ十六世の死刑を執行した人物。近年では、いくつかのゲームや漫画のキャラクターとしても有名です。
    ですが、そういったキャラ化や偶像化された姿ではなく、革命時代を生きた一人の死刑執行人としての彼はどんな人物だったのか。それを様々な文献やサンソン家六代目当主にあたるアンリークレマン・サンソンの回想録などから読み解いた本。

    敬虔なカトリ

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    2023年03月07日
  • マリー・アントワネット フランス革命と対決した王妃

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    何となく為政者と見られがちな人物を1人の人間目線で見ると全然違う風景が見えます。フランス革命の進行とともに犠牲者になってくる姿が切ない。ルイ16世もだいぶ印象変わりました。

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    2022年09月25日