安達正勝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ムッシュ・ド・パリと呼ばれたサンソン一族四代目、シャルル・アンリを軸に、フランス革命前後のフランス社会を解説する作品。物語のスタイルをとっていて、一部作者の創作のようにも思えるが、参考文献を見る限り、大部分は史実に基づいている。
紙幣偽造により死刑となったコローという男の処刑の場面は、生々しく強く印象に残った。死刑執行人ではない素人が死刑を行うとどうなるのか。執行後にそのまま脳卒中になった素人の若者のように、ものすごいプレッシャーをいつも感じながら死刑を行なっていたのかと、死刑執行人の精神の強さに驚いた。
死刑執行人は社会的に差別されていたが、それが死刑は良くないという感情の証明であり、それ -
Posted by ブクログ
タイトル買したんだよな、この本って。私が思い浮かべる反骨の人と
言えば、宮武外骨、桐生悠々なのだ。だから、このふたりに似たような
フランス版のミニ評伝なのだろうと思った。
読んだ結果…。本書で取り上げられている4人は、誰も反骨でも変人
でもなかったよ~。シクシク。
強いてあげれば最初に出て来るモンテスパン公爵だろうか。この時代の
貴族にしては異例の恋愛結婚で結ばれた美しい妻を、太陽王・ルイ14世
に寝取られた男。
この時代、人妻が国王の寵姫となることは珍しくない。夫は妻と引き換えに
宮廷や軍での出世を約束されるのだから。
でも、モンテスパン公爵はそれをよしとはしなかった。妻を取り戻そう