死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

693円 (税込)

3pt

【荒木飛呂彦帯カラーイラスト付】敬虔なカトリック教徒であり、国王を崇敬し、王妃を敬愛していたシャルル-アンリ・サンソン。彼は、代々にわたってパリの死刑執行人を務めたサンソン家四代目の当主であった。そして、サンソンが歴史に名を残すことになったのは、他ならぬその国王と王妃を処刑したことによってだった。本書は、差別と闘いながらも、処刑において人道的配慮を心がけ、死刑の是非を自問しつつ、フランス革命という世界史的激動の時代を生きた男の数奇な生涯を描くものであり、当時の処刑の実際からギロチンの発明まで、驚くべきエピソードの連続は、まさにフランス革命の裏面史といえる。【目次】序章 呪われた一族/第一章 国王陛下ルイ十六世に拝謁/第二章 ギロチン誕生の物語/第三章 神々は渇く/第四章 前国王ルイ・カペーの処刑/終章 その日は来たらず/あとがき

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死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     マンガ化されるのもうなずける。映画化されなかったのが不思議だ。日本女性は『ベルサイユのばら』でフランス革命に詳しくなっているから、少女マンガ化もありだろう。
     立ったまま固定されていない受刑者の首を一刀で斬ったサンソンの腕前は、わが国の首斬り朝右衛門に比肩する。
     わずかな心の動揺で斬首に失敗する

    1
    2020年09月03日

    Posted by ブクログ

    フランス革命期に死刑執行人としての仕事を全うし、ルイ16世の首を刎ねた男の物語。

    フランスを支配するブルボン王家に忠誠を誓いながらも、その職務を全うすべく自らの手で国王の首を刎ねる心の葛藤・何の罪もない民間人を虐殺して英雄扱いされる軍人に対して、常に罪悪感に苛まれながらも職務を忠実に遂行するだけな

    1
    2019年01月16日

    Posted by ブクログ

    ジョジョ7部のジャイロが好きなので手に取った
    この時代の死刑執行ってこんなに繊細だったんだなとびっくり

    0
    2025年08月23日

    Posted by ブクログ

    過去に読んだ本
    フランス革命時、処刑役を代々行ってきたサンソン家のシャルル・サンソン。
    首切りの役目を誇りと使命感を持って執行してきたシャルルだが、革命が勃発すると連日多くの人々を処刑しなければならなくなる。その中には無実だと思われる人、知り合い、若い女性も大勢いた。そしてついに敬愛する国王まで自ら

    0
    2024年12月27日

    Posted by ブクログ

    ギロチンの効率的で人を苦しませない仕組みが、それまでの処刑方法よりも多く容易に人を殺したこと、国王を葬った決断が革命のタガを外してしまったこと、非常に興味深かった。フランス革命は血生臭くて混乱していたようなイメージを持っていて、初期はもっと希望に溢れた旧弊打破の光であったこと、うまく続けば理想だけど

    0
    2024年12月23日

    Posted by ブクログ

    この作品は処刑人一族という運命を背負ったサンソン家の人間ドラマが描かれています。

    処刑人というと、冷酷で血も涙もない野蛮なイメージを持ってしまうかもしれませんが、この本を読めばそのイメージはがらっと変わることになります。

    当時、差別され周囲の人々から蔑みの目で見られるこの職業において、それでもな

    0
    2024年08月21日

    匿名

    購入済み

    面白い

    読みやすくてあっという間に読んでしまった。
    死刑執行人でありながら……まるでドラマのような人がいたんだな、というのが興味を持った切欠です。
    彼の言動から、正しく優しい心を持った人というのがすごく伝わってきました。

    #泣ける #ドキドキハラハラ #カッコいい

    0
    2023年01月21日

    Posted by ブクログ

    とても面白かったです。
    処刑人サンソンの話は、以前テレビでフランス革命が取り上げられたときに知って、敬虔なクリスチャンが処刑人をしているのはなぜだろう?と思い、本書を手に取りました。

    当時の処刑人の地位の低さ、にもかかわらず初代サンソンはなぜ処刑人になったのか?
    サンソンにとってルイ16世はどんな

    0
    2022年02月05日

    Posted by ブクログ

    6代にわたり国王のもとで死刑執行人を勤めたサンソン家。その4代目シャルル・アンリ・サンソンがこの本の主人公。国王ルイ16世を崇拝していたにも関わらず、その首を断頭台の上で切り落とす役目を果たさなくてはいけなかった男。

     フランスの歴史をよく知らないので、びっくりする話が多かった。
     
     ルイ16世

    0
    2021年10月26日

    Posted by ブクログ

    処刑人だって血が通っている人間だ。フランス革命に翻弄される処刑人4代目サンソンの数奇なる物語。その時代を生きた人々の日記などに基づいており、史実に忠実だが、小説のようにとても読みやすい。フランス革命の概論も学べた。

    0
    2021年10月04日

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