死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

【荒木飛呂彦帯カラーイラスト付】敬虔なカトリック教徒であり、国王を崇敬し、王妃を敬愛していたシャルル-アンリ・サンソン。彼は、代々にわたってパリの死刑執行人を務めたサンソン家四代目の当主であった。そして、サンソンが歴史に名を残すことになったのは、他ならぬその国王と王妃を処刑したことによってだった。本書は、差別と闘いながらも、処刑において人道的配慮を心がけ、死刑の是非を自問しつつ、フランス革命という世界史的激動の時代を生きた男の数奇な生涯を描くものであり、当時の処刑の実際からギロチンの発明まで、驚くべきエピソードの連続は、まさにフランス革命の裏面史といえる。【目次】序章 呪われた一族/第一章 国王陛下ルイ十六世に拝謁/第二章 ギロチン誕生の物語/第三章 神々は渇く/第四章 前国王ルイ・カペーの処刑/終章 その日は来たらず/あとがき

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    ノンフィクション / 人物評伝
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社新書
  • タイトル
    :
    死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男
  • タイトルID
    :
    335101
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年09月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     マンガ化されるのもうなずける。映画化されなかったのが不思議だ。日本女性は『ベルサイユのばら』でフランス革命に詳しくなっているから、少女マンガ化もありだろう。
     立ったまま固定されていない受刑者の首を一刀で斬ったサンソンの腕前は、わが国の首斬り朝右衛門に比肩する。
     わずかな心の動揺で斬首に失敗するというのは、不謹慎だがゴルフのパターを連想してしまう。
     ギロチンの刃を斜めにしたのはルイ16世のアイデア、というのはこれまで散々聞かされていた。その発案の時期は1792年3月というから驚いた。てっきり革命の前だろう、と思い込んでいたもので……。
     サンソン家に生まれた美少女が活躍する山田風太郎『明治断頭台』を再読したくなった。

    1
    2020年09月03日

    Posted by ブクログ

    フランス革命の前に、国家による死刑という殺人に最も近い人物によって、これほど明確かつ論理的でその近しい視点だからこその身動ぎできないほどの切迫した思いによる「死刑廃止論」があったこと、そしてそこにある「無辜の民」による差別と偏見を描いた本作品と出会えたことは僥倖です。本当に久しぶりに一冊の本に心打たれました。

    0
    2025年12月26日

    Posted by ブクログ

    ジョジョ7部のジャイロが好きなので手に取った
    この時代の死刑執行ってこんなに繊細だったんだなとびっくり

    0
    2025年08月23日

    Posted by ブクログ

    過去に読んだ本
    フランス革命時、処刑役を代々行ってきたサンソン家のシャルル・サンソン。
    首切りの役目を誇りと使命感を持って執行してきたシャルルだが、革命が勃発すると連日多くの人々を処刑しなければならなくなる。その中には無実だと思われる人、知り合い、若い女性も大勢いた。そしてついに敬愛する国王まで自らの手で処刑しなければならない日がやってくる。
    シャルルの心の葛藤は今の私たちには想像も出来ない。
    フランス革命の影にサンソンのような人物もいたことはとても興味深く、マリー・アントワネットの物語とともに歴史に刻むべき事実だと思った。

    0
    2024年12月27日

    Posted by ブクログ

    ギロチンの効率的で人を苦しませない仕組みが、それまでの処刑方法よりも多く容易に人を殺したこと、国王を葬った決断が革命のタガを外してしまったこと、非常に興味深かった。フランス革命は血生臭くて混乱していたようなイメージを持っていて、初期はもっと希望に溢れた旧弊打破の光であったこと、うまく続けば理想だけど、そうはいかないのが現実なのかな。これからの世の中でもその危惧は持っていかなきゃいけないと思いました。

    0
    2024年12月23日

    Posted by ブクログ

    この作品は処刑人一族という運命を背負ったサンソン家の人間ドラマが描かれています。

    処刑人というと、冷酷で血も涙もない野蛮なイメージを持ってしまうかもしれませんが、この本を読めばそのイメージはがらっと変わることになります。

    当時、差別され周囲の人々から蔑みの目で見られるこの職業において、それでもなお一人の人間としていかに高潔に生きていくのかを問い続けたサンソン。

    フランス革命の激流に巻き込まれながらも懸命に生き、究極の問題を問い続けたこの人物には驚くしかありません。

    0
    2024年08月21日

    匿名

    購入済み

    面白い

    読みやすくてあっという間に読んでしまった。
    死刑執行人でありながら……まるでドラマのような人がいたんだな、というのが興味を持った切欠です。
    彼の言動から、正しく優しい心を持った人というのがすごく伝わってきました。

    #泣ける #ドキドキハラハラ #カッコいい

    0
    2023年01月21日

    Posted by ブクログ

    とても面白かったです。
    処刑人サンソンの話は、以前テレビでフランス革命が取り上げられたときに知って、敬虔なクリスチャンが処刑人をしているのはなぜだろう?と思い、本書を手に取りました。

    当時の処刑人の地位の低さ、にもかかわらず初代サンソンはなぜ処刑人になったのか?
    サンソンにとってルイ16世はどんな人物だったのか?などが詳細に描かれていて、当時の空気感やサンソンの考えを知ることができてとても面白かったです。

    0
    2022年02月05日

    Posted by ブクログ

    6代にわたり国王のもとで死刑執行人を勤めたサンソン家。その4代目シャルル・アンリ・サンソンがこの本の主人公。国王ルイ16世を崇拝していたにも関わらず、その首を断頭台の上で切り落とす役目を果たさなくてはいけなかった男。

     フランスの歴史をよく知らないので、びっくりする話が多かった。
     
     ルイ16世は拷問や残酷な死刑(八つ裂きとか)に反対しており、死刑そのものも極力なくしたい考えをもっていたこと。
     死刑執行人の腕や、罪人が暴れたりすることによって打ち首が一刀のもとにできなかった場合、罪人はのたうちまわる。(斬首は基本的に上流階級、下層階級は吊し首) そんな惨状をなくしたいとの人道的な理由からギロチンが発明されるわけだが、試作品では半月形の形だった刃の角度を、数学的な観点から、それではうまく切り落とせないから斜めにするように、と改良を指示したのはルイ16世だったらしい。

     ルイ16世は最初は革命に賛成で、民衆の多くは国王中心とした自由平等を実現する体制を考えていたが、国王が国外に逃亡しようとしたために王家に対する国民感情が一気に悪化した。(国王の感覚としては国外の親戚の王族に保護を求めるのは当たり前という感じだが、民衆からしたら国を外国に売り渡す行為に映った)

     死刑執行人の家系は、その職業がバレると忌み嫌われるため、家長はなすすべもないが、家族に関してはなるべく身分を隠そうとしていたらしい。子どもも地元の学校には入れないので、遠く離れた学校に身分を偽って通わせた。一応、国王の任命なので給料はだいぶ良かった。だから普段は貴族のような身だしなみで過ごし、サンソン自身はとてもイケメンで頭が良かったのでモテた。

     ある夜に食事をともにした貴族の女性から、身分を隠して同席したことを「穢らわしい!」と訴えられたのだが、執行人という身分のため弁護を引き受けてくれる弁護士を見つけられなかった。仕方なく自分で自分を弁護するのだが、その論旨のまあ見事なこと!

     国王の権威のもとに、あなたがた判事が下した判決によって、私が刑を執行しているだけ。私は国の秩序を守っているだけだ。それを穢らわしいと訴えるとは、法というものをご存知なのか!?
     という感じ(本文はもちろんもっと長い)で訴えを棄却させた。

     このくだり、う~ん、と唸るくらい、面白い。

     サンソン、教養も、信仰心も、人格も申し分ないくらいできた人なんだけど、それ故に、執行人という仕事に苦悩する。

     それでも革命前は、死刑執行自体がそんなに多くなく、多いときでも日に数人、何かしらの犯罪を犯したものを手にかけただけなので、精神的な均衡は保てていたが、革命後の恐怖政治で、明らかに無実の人が処刑台に送られてきた。皮肉にも人道的見地から発明されたギロチンが、一日で4,50人もの死刑執行を可能にしてしまった。
     
     サンソンは英邁な国王ルイ16世を慕っていた。ギロチン台まで送る際、なんとか国王を救い出す手だてがないかと苦悩する姿は痛ましい。(実際に救出しようとする勢力が一部にあったらしい)
     
     ルイ16世は、贅沢三昧で国民の苦痛には目も向けない専制君主というイメージが強いため、サンソンの心情が理解しにくいかもしれないが、実際は下々の者のことも気にかけていて、改革をしようとはしていたようだ。

    なんか、フランス革命の見方が変わった。

    0
    2021年10月26日

    Posted by ブクログ

    処刑人だって血が通っている人間だ。フランス革命に翻弄される処刑人4代目サンソンの数奇なる物語。その時代を生きた人々の日記などに基づいており、史実に忠実だが、小説のようにとても読みやすい。フランス革命の概論も学べた。

    0
    2021年10月04日

死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    ノンフィクション / 人物評伝
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社新書
  • タイトル
    :
    死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男
  • タイトルID
    :
    335101
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年09月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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