安達正勝のレビュー一覧

  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    ジョジョ7部のジャイロが好きなので手に取った
    この時代の死刑執行ってこんなに繊細だったんだなとびっくり

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    2025年08月23日
  • 物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで

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    フランス革命について人物を中心に、題名通り「物語」のように書かれており、あまりヨーロッパの歴史に詳しくない自分にも非常に分かりやすく面白く読むことができた。
    フランス革命期の対応のまずさから無能なイメージが付き纏うルイ16世。実際には革命まで優れた治世を行い、優れた啓蒙君主であったからこそ革命が成立した。寧ろ「国王の革命」が端緒であった。三部会も第三身分である民衆の声が無視できなくなって招集されたのではなくルイ16世の発案であったり、革命も当初は王政を否定するものではなかった。革命の象徴のイメージがある三色旗の「白」はブルボン家の色でありパリと王家の和解の象徴であるなど、今まで自分が捉えていた

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    2025年03月17日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    過去に読んだ本
    フランス革命時、処刑役を代々行ってきたサンソン家のシャルル・サンソン。
    首切りの役目を誇りと使命感を持って執行してきたシャルルだが、革命が勃発すると連日多くの人々を処刑しなければならなくなる。その中には無実だと思われる人、知り合い、若い女性も大勢いた。そしてついに敬愛する国王まで自らの手で処刑しなければならない日がやってくる。
    シャルルの心の葛藤は今の私たちには想像も出来ない。
    フランス革命の影にサンソンのような人物もいたことはとても興味深く、マリー・アントワネットの物語とともに歴史に刻むべき事実だと思った。

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    2024年12月27日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    ギロチンの効率的で人を苦しませない仕組みが、それまでの処刑方法よりも多く容易に人を殺したこと、国王を葬った決断が革命のタガを外してしまったこと、非常に興味深かった。フランス革命は血生臭くて混乱していたようなイメージを持っていて、初期はもっと希望に溢れた旧弊打破の光であったこと、うまく続けば理想だけど、そうはいかないのが現実なのかな。これからの世の中でもその危惧は持っていかなきゃいけないと思いました。

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    2024年12月23日
  • 物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで

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    ベルばらでフランス革命に興味を持ち、より詳しくフランス革命について知りたいと思って読んでみたが、わかりやすくかつテンポが良く、同時にワクワクさせるような文章であっという間に読んでしまった。
    特に印象に残ったのは、革命時に活躍した女性のについての話。フランス革命では明治維新と違い、沢山の女性が公の場で活躍する。男社会で活躍する女性の存在は、男性社会で働く200年後の私にも勇気をくれた。是非、この後ロラン夫人の回顧録も読みたい。
    ルイ16世もベルばらでの印象を覆えされた。優柔不断で内向的であまり印象よく描かれてなかったが、思慮深く聡明で教養があり、技術者としてのセンスも優れる。さらには革命派の一面

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    2024年10月24日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    この作品は処刑人一族という運命を背負ったサンソン家の人間ドラマが描かれています。

    処刑人というと、冷酷で血も涙もない野蛮なイメージを持ってしまうかもしれませんが、この本を読めばそのイメージはがらっと変わることになります。

    当時、差別され周囲の人々から蔑みの目で見られるこの職業において、それでもなお一人の人間としていかに高潔に生きていくのかを問い続けたサンソン。

    フランス革命の激流に巻き込まれながらも懸命に生き、究極の問題を問い続けたこの人物には驚くしかありません。

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    2024年08月21日
  • 物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで

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    フランス革命をはじめた人たちは、フランスだけでなくて地球全体、極東の日本などにまで「自由・平等・友愛」の精神を広めたかったということです。
    また、女性も革命に大きな役割を担っていたということも印象的でした。

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    2024年07月01日
  • 物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで

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    フランス革命は小学校や中学校で歴史で習ったり、ベルばらの記憶。
    改めて、フランス革命ってなんだったんだろう?を知りたかった私にはこれ以上ない一冊だった。ルイ16世やマリーアントワネットの人柄についてであったり、著者の見方が随所に出てくるのも興味深かった。

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    2024年03月01日
  • 物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで

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    高校の世界史の先生がフランス革命を抒情的に語った神授業を今でも覚えているが、まさにこの本のように人間ドラマとして歴史を追う魅力はどの世代にも共感してもらえるだろう。本書によりルイ16世の人物像がパラダイムシフトした。国民思いで暴力や弾圧を避けたかった人格者で革命に肯定的な優れた王様だった。民衆を武力で鎮めていればまた歴史は違っていたかもしれない。フランス留学の経験もある鄧小平はフランス革命の事例をよく知っていたこともあって、天安門での決断を下したのではないかと思ってしまった。バスティーユは襲撃時に7人しか収監されておらず、しかも政治犯がいなかったとは…象徴が人に及ぼす力はすごい。ルイ16世の7

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    2024年01月26日
  • 物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで

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    我々の社会の根本原則である「国民主権」や「法の前の平等」はフランス革命によって確立された。
    生まれや身分による差別が当然のものとされた歴史はフランス革命により否定され、決定的になったが、今からたかだか200年前のこと。

    バスチーユ要塞がパリの民衆によって攻め落とされ、フランス革命の火蓋が切られたのは1789年。ナポレオンが政権を掌握した1799年のブリュメールのクーデターで終わったとするのが、一般的。フランス革命には世界主義の思想があった。フランス革命の際、人口構成は40歳以上24%、若さが社会的活力を産んだ。

    そこから世界が変わった。

    フランス革命、世界史に詳しくない人でも楽しめるし、

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    2023年11月22日
  • 物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで

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    本当に物語を読むように、フランス革命の流れや、当時の人々が何を望み夢見て、どのような事情や制約の中でどう行動したのかが理解できる。

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    2023年04月25日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

    匿名

    購入済み

    面白い

    読みやすくてあっという間に読んでしまった。
    死刑執行人でありながら……まるでドラマのような人がいたんだな、というのが興味を持った切欠です。
    彼の言動から、正しく優しい心を持った人というのがすごく伝わってきました。

    #泣ける #カッコいい #ドキドキハラハラ

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    2023年01月21日
  • 物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで

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    世界史に詳しくない人でもどっぷりとフランス革命の世界観につかれます。元々のきっかけは、トルストイの戦争と平和を読み始めて、時代背景が全く分からなかったので、フランス革命から手をつけてみたって感じ。「ローマ人の物語」もそうなんだけど、物語風に歴史上の人物の動きが分かるのは読みやすい。ルイ16世は名君にもなれたであろうほど、実直で有能な国王だったらしい。時代が悪かったですね。。あと、女性の活躍がものすごい。それでも革命から100年以上たたないと女性の参政権が認められないってのは、社会に影響を及ぼす難しさが見て取れる。

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    2023年01月14日
  • 物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで

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    流れがすごくわかりやすい。
    フランス革命の大きな歴史の流れの中で魅力のある数人の人々の紹介が載っており、各人にも興味がそそられました。

    たしかに具体的な人物を通すと歴史は覚えやすいものですね。

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    2022年11月03日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    とても面白かったです。
    処刑人サンソンの話は、以前テレビでフランス革命が取り上げられたときに知って、敬虔なクリスチャンが処刑人をしているのはなぜだろう?と思い、本書を手に取りました。

    当時の処刑人の地位の低さ、にもかかわらず初代サンソンはなぜ処刑人になったのか?
    サンソンにとってルイ16世はどんな人物だったのか?などが詳細に描かれていて、当時の空気感やサンソンの考えを知ることができてとても面白かったです。

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    2022年02月05日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    6代にわたり国王のもとで死刑執行人を勤めたサンソン家。その4代目シャルル・アンリ・サンソンがこの本の主人公。国王ルイ16世を崇拝していたにも関わらず、その首を断頭台の上で切り落とす役目を果たさなくてはいけなかった男。

     フランスの歴史をよく知らないので、びっくりする話が多かった。
     
     ルイ16世は拷問や残酷な死刑(八つ裂きとか)に反対しており、死刑そのものも極力なくしたい考えをもっていたこと。
     死刑執行人の腕や、罪人が暴れたりすることによって打ち首が一刀のもとにできなかった場合、罪人はのたうちまわる。(斬首は基本的に上流階級、下層階級は吊し首) そんな惨状をなくしたいとの人道的な理由から

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    2021年10月26日
  • 物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで

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    フランス革命について殆ど知識が無い状態で読み始めたが、とても分かりやすく面白く読めた。
    当時の王、貴族、ブルジョア、市民の価値観や刻一刻と変化する状況。時代の流れに逆らう者、流されたはいいが滝つぼから落っこちる者、そういった大河ドラマ的な面白さがあってすごく良い。妊娠していたおかげで首を落とされずに済んだ一市民など、一般的には取り上げられない人達にも目を向けていて、できる限り公平に革命の様子を描こうとしているので好感が持てた。

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    2021年10月13日
  • 物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで

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    フランス革命の終始を、読みやすく分かりやすく解説してくれる本、事実を追うだけでなく、意義や流れが、自然に盛り込まれていて、小説を読むような感覚で読むことができた。

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    2021年10月10日
  • 死刑執行人サンソン――国王ルイ十六世の首を刎ねた男

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    処刑人だって血が通っている人間だ。フランス革命に翻弄される処刑人4代目サンソンの数奇なる物語。その時代を生きた人々の日記などに基づいており、史実に忠実だが、小説のようにとても読みやすい。フランス革命の概論も学べた。

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    2021年10月04日
  • 物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで

    Posted by ブクログ

    これは名著ですね。私のようにフランス革命についてあまりよく知らない者にとって、最高の「入門書」でした。読み物として面白いし、分かりやすい。たまに日本との比較や著者の主観コメントが入るが、入り過ぎもしないのが良い。

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    2021年08月24日