谷川浩司のレビュー一覧

  • 還暦から始まる

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    ネタバレ

    良い。
    尊敬しているお二人の対談。同年代で参考になる、元気づけられる。
    多大な功績があるのに、非常に謙虚なのに好感が持てる。
    若い人に能力は劣る、AIの時代では特に。若い人の邪魔をしない。健康に留意して年相応の活動を続ける。

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    2024年10月05日
  • 藤井聡太論 将棋の未来

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    十七世名人 谷川浩司氏が、藤井聡太棋士の活躍など最近の将棋について語った本。プロ棋士は対局中、どんなことを考えているとか、普段どのようなことをしているのかなど、知らなかったことが多く、またデータもたくさん示されており、参考となった。将棋の奥深さを知った。

    「藤井さんと私には、いくつかの共通点がある。まず中学生でプロ棋士になった。(中学生棋士は史上5人)。ともに詰将棋を愛好し、創作もする。鉄道好きということも付け加えておこう」p6
    「(藤井棋士の高い完成度)私はこれまで多くのトップ棋士の四段時代に対局してきたが、いくら強い棋士でも、17歳、18歳のころまでの棋力は「突出して強いところもあるが、

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    2022年08月07日
  • 藤井聡太論 将棋の未来

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    驚異的な頭の体力、時間配分のコントロール、局面の急所をとらえる、平均8割、負け数の少なさ、連勝ストップの反動がない、谷川・羽生の両面を持つ、読み切ったときに動きが止まる、負けん気と平常心の両立、初タイトルにも動じない、研究者の側面、記録ではなく強くなること、AIとの共存。

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    2022年04月14日
  • 藤井聡太論 将棋の未来

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    題名のなっている「藤井聡太論」の、藤井聡太は2016年14歳の時にプロ棋士となり、いきなり29連勝をし大きな話題となった。その後も活躍は続き、現在は将棋界の8つのタイトルのうち、4つを保有し、トッププロと言っても良い活躍を続けている。2002年7月の生まれなので、まだ19歳。
    これまでの将棋の歴史の中で、中学生の間にプロ棋士となったのは、藤井を含めて5人だけである。そのうちの1人が、本書の筆者である谷川浩司である。谷川は1962年4月生まれなので、現在59歳であるが、現役のプロ棋士。十七世名人(名人位を5期保有した者に与えられる永世名人という称号の獲得者)であり、タイトル獲得は27期を数える、

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    2021年11月18日
  • 藤井聡太論 将棋の未来

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    本書を読んでいる最中の9月13日に藤井聡太さん3冠となりました。
    デビューから今日まで8割5分近い勝率(5勝1敗ペース)を維持しているので、8冠となるのも必然の強さです。

    野球で言えば、野村克也さんや落合博満さんの解説で、素人にはわかり得ないプロの世界を感じることができますが、
    将棋では谷川浩司さん程の実績を持っている現役棋士が解説してくれることで、藤井聡太さんと将棋棋士の凄さがビンビンと伝わってきます。

    谷川さんは自身の「月下推敲」という詰将棋の本をプロになった藤井さんにサイン付きでプレゼントしたことがあるそうです。
    藤井さんはもちろん大喜びでしたが、小学校4年の時に買って全部解いていた

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    2021年09月19日
  • 光速の終盤術

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    とてもていねいな、解説。繰り返し、にたような道をいったり来たりしながら答えを求めているようにみえた。詰めろのがれの詰めろという特急券をえるためにすさまじい精神を集中しなければないかいのかと感じた。

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    2021年03月27日
  • 集中力

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    21才で将棋の名人に上り詰めた著者が、40才を迎える前に記した、それまでの回顧と将棋観・人生観。
    21歳という若さで頂点に到達し、20代、30代を歳を重ねていく中で、羽生善治という超人的な若手が台頭してくる焦り、スランプ、復調といった浮き沈みを通じた人生観が語られている。まさしく人生に喩えて語られることが多い将棋であるが、彼の語る言葉は同じ世代を生きる私のような人間にとって金言に満ち溢れている。決して、目から鱗のような目新しい言葉ではないが、将棋という厳しい勝負の世界で、浮き沈みを経験し、その酸いも甘いも知り尽くしている著者だからこその重みがある。われわれが生きる現実社会が、資本主義という競争

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    2018年10月08日
  • 中学生棋士

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    2017年、三浦事案で谷川会長から佐藤康光会長への移行や佐藤天彦名人のポナンザ2連敗があったものの、全体としては藤井聡太四段の大活躍と羽生善治永世七冠の誕生で明け暮れた感があります。谷川浩司 著「中学生棋士」、2017.9発行です。加藤一二三、谷川浩司、羽生善治、渡辺明、藤井聡太の5人の中学生プロの生い立ちと道筋を描きながら、将棋の才能と何かを探らんとした書です。著者は、将棋であれ何であれ、才能開花の鍵は、本人がいかに一つのことに情熱を傾け続けることができたかではないかと。この本の主役は藤井四段です!

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    2018年01月12日
  • 中学生棋士

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    藤井四段憧れの谷川九段が藤井四段を中心とした中学生棋士たちを書いた。自らも中学生棋士だった谷川九段が才能や進学などについてふれ、子育て世代にも向けた内容となっている。ライバルの羽生二冠への思いなども書かれており、ファンやこれから将棋を知ろうとする人にとってはてんこ盛りの一冊。しかも読みやすい。谷川九段の謙虚な姿勢も感じられて好感。

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    2017年09月12日
  • 構想力

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    棋士の谷川先生が書いた構想力についての本。
    なるほど、まさに先を見通し詰みまでの場面をデザインするという将棋のスタイルということで非常に参考になった。

    どんな世界でも知識や経験だけでなく、常識に捕らわれない柔軟な考えが必要なのだなと実感。
    羽生名人の大局観や決断力などもう一度読み直したくなった。
    これからも初心を忘れずに、自分としっかり向き合って自分らしさを築いていきたい。

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    2012年10月19日
  • 光速の終盤術

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    これは・・・ すごい。

    はっきり言って私には難しすぎて、盤駒なしではもちろん、しっかり並べながらでも、中々理解に苦しみます。

    難易度は高いのですが、ただそれでも逃げずにしっかり取り組むことで何かしら”感覚”が変わること請け合いです。

    プロの将棋は我々アマチュアにとっては理解できるような代物ではないのかもしれませんが、それでもどういったことを念頭に置いて読みをすすめているのか、そういったところに触れることが出来る貴重な本です。

     素晴らしい!!

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    2012年06月04日
  • 光速の寄せ 振り飛車編

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    今丁度読んでいる棋書です。
    終盤はかなり苦手だったのですが、この本に取り掛かる前に数冊終盤の本を仕上げていたせいか初見ですが、意外と正着をだしていけてます。

    少しは実力がついたせいなのか、それとも本書の問題が易しいのか(笑)

    各問題の後に掲載されている解説が理路整然としていつつ、確実なものなのが一番のウリだと思います。

    谷川九段の終盤の本は他にも読んだことがあるのですが、解説の部分がとても丁寧でわかりやすく素晴らしいと思います。

    それと谷川九段の終盤本では結構各囲いについての説明が載っていることが多いのですが、これもそれぞれの囲いの特徴をしっかりと説明されていてとても参考になります。

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    2012年01月21日
  • 集中力

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    21才で将棋の名人に上り詰めた著者が、40才を迎える前に記した、それまでの回顧と将棋観・人生観。21歳という若さで頂点に到達し、20代、30代を歳を重ねていく中で、羽生善治という超人的な若手が台頭してくる焦り、スランプ、復調といった浮き沈みを通じた人生観が語られている。まさしく人生に喩えて語られることが多い将棋であるが、彼の語る言葉は同じ世代を生きる私のような人間にとって金言に満ち溢れている。決して、目から鱗のような目新しい言葉ではないが、将棋という厳しい勝負の世界で、浮き沈みを経験し、その酸いも甘いも知り尽くしている著者だからこその重みがある。われわれが生きる現実社会が、資本主義という競争を

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    2011年03月16日
  • 集中力

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    谷川浩司の大切にしているひとつの「集中力」。
    本当にオーソドックスな捉え方であり、これをキチンと実行するから結果が生まれると感じる。

    羽生善治の自在さも面白いが、谷川の人間味のある地道な勝負哲学が面白い!

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    2009年10月04日
  • 集中力

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    【スランプとの付き合い方】

    苦しい時こそ諦めない。

    ■スランプ時の状況打破に大変役立つ。
    ■一つ一つをやり遂げたという自信が、次の段階の集中力の下地になって積み重なっているからである。

    羽生さん(の本)との共通点、相違点、対比して読むと面白い。

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    2009年10月04日
  • 還暦から始まる

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    同じ1962年生まれの山中教授と谷川名人が、還暦を過ぎての人生を語り合った1冊。おふたりともまだまだ現役で社会に貢献し続けていらっしゃる。特に山中さんは、先日のマラソン大会で62歳で自己ベストを更新された。同じくランニングを趣味とする身からすると、目標にしたいレジェンドです。還暦を過ぎても社会と関わり続け、できるチャレンジをしつつ、次の世代に伝えるべきことは伝える努力をすること。何よりも大切なのは、なるべく長く健康でいること。そういう還暦以降を過ごせるように、今から精進しなければならないと感じました。

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    2025年02月10日
  • 還暦から始まる

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    好きな2人の対談。
    老いについて、老後について、死に方について。

    今が全ての最高地点。過去の積み重ねによって今がある。
    って言うのがあたり前なんだけど、凄く良かった。

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    2024年06月26日
  • 藤井聡太論 将棋の未来

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    藤井聡太強いよねー。
    まだ2冠の時の、谷川浩司先生の著。
    決してAIだけで強くなったんでは無いんだよね。
    圧倒的な終盤力。詰将棋の作成で磨かれたんかなあ。
    谷川浩司、羽生善治、藤井聡太が同世代だったらどうなっていたんかなあ。
    早いこと今の小中学生くらいのとんでもない棋士が出ることを期待しています。
    続編の「藤井聡太はどこまで強くなるのか」も読んでみます。

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    2023年06月11日
  • 藤井聡太はどこまで強くなるのか 名人への道

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    ネタバレ

    谷川浩司十七世名人による2冊目の藤井聡太論。現在行われている名人戦を制すれば、7冠と史上最年少名人になるというベストなタイミングでの刊行となった。執筆当初はまだ、名人戦の挑戦者になる可能性は高かったかもしれないが、まだはっきりしていない状況だったことを思えば、出版社の戦略眼だろう。藤井聡太を攻略するには、という論考が興味深く、過去と現在の将棋の違いに触れているところも面白かった。

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    2023年05月04日
  • 藤井聡太はどこまで強くなるのか 名人への道

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    谷川浩司による藤井聡太論の2冊目。

    中学生棋士で一世を風靡した天才棋士による分析は、藤井評以外も含め面白かった。

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    2023年03月06日