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「負ければニュースになる」ほど強い藤井聡太五冠。果たして史上最年少名人記録は更新されるのか? 現記録保持者にして第十七代永世名人となった著者が、さらなる進化を続ける藤井将棋と過酷さを増す将棋界のいまに迫るとともに、棋士・将棋界にとっての「名人」とはなにかを自らの経験も含め明かす。
構成
第一章 最高峰を極める
既成概念を覆す強さ、偉大な記録が才能を育てる、名古屋将棋対局場という追い風 etc.
第二章 王道の将棋
番勝負での圧倒的強さ、読みの速さと深さで「二度負ける」、棋士のピークは二十五歳か etc.
第三章 過酷な戦い
長く活躍できるのが名人の条件、ネット中継が将棋を変える、クラスによって変わる戦い方 etc.
第四章 「打倒藤井」戦略
王道に勝つための戦い方、藤井さんが強いから勝てた、若手ホープの追い上げ etc.
第五章 史上最年少名人への道
弱かったら負けたらいいんや、中原先生との挑戦者決定戦、弱い名人から並の名人に etc.
第六章 巨星の軌跡
木村義雄名人宅への訪問、大山康晴という巨大山脈、羽生世代という大きな塊 etc.
第七章 最前線の攻防
将棋が面白くなっている、すべての駒が守り駒と攻め駒になる、終わりのないAI研究合戦 etc.
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Posted by ブクログ
藤井聡太七冠(2025/3現在)の話だけでなく、というよりもそれは一部で、多くは将棋界全体のこと、歴史、名人戦の重みや騎士の取り組みについて書かれていた。それはそれで大変に興味深い内容だった。
谷川浩司・永世名人も超一流であるのだけれど、それは控えめな筆致である。しかし、ときおり抑えきれずに見せる自負も面白い。
藤井七冠の異星人のような棋力を改めて感じられた。
また、本人の努力と才能の大きさはもちろんであるが、周りのサポートも助けとなっている。とくにトヨタのそれは、体力面だけでなく気力・棋力向上の麺でも大きい。移動はとかく時間が取られ、将棋の勉強の効率にも影響するだろう。
現在の将棋がトータル・フットボールのような趣になってきている話も面白かった。ずっと昔から研究されている将棋といえども、進化し続けるのだなあ。
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