谷川浩司のレビュー一覧

  • 藤井聡太論 将棋の未来
    谷川浩司棋士が藤井聡太棋士を論じた本。お二人は面識があったとのこと。

    藤井棋士に関してはやはりAIを駆使して強くなっている印象が強いですね。あとは詰将棋を幼い時から得意にしていて、それが今に活きているとのことでした。
  • 藤井聡太論 将棋の未来
    谷川浩司が藤井聡太を語った一冊。

    「天才は天才を知る」というが、まさに自分との比較で中学生棋士しかわかりえぬ世界について書いている。
    また、他の棋士の分析も秀逸で、非常に面白かった。
  • 怒濤の関西将棋
    現役棋士の谷川浩司が、関西将棋界の歴史について書いた一冊。

    坂田三吉から増田・大山から自身の時代の谷川・福崎・南から最近の豊島まで、いわゆる藤井以前について網羅している。
    現在も活躍してる当事者から語られる歴史は貴重だった。
  • 藤井聡太論 将棋の未来
    「藤井聡太論」というほどには藤井聡太のことは書かれていないが、過去の天才棋士の系統、戦術の変遷、AI活用など、GENDAIの将棋界を取り巻く状況が著者である谷川九段の経験を踏まえて語られ、常人では理解の及ばない世界の一端に触れることができる(気になる)。
  • 藤井聡太論 将棋の未来
     藤井聡太の存在を抜きにして、現在の将棋を語ることはできない。谷川浩司九段が藤井聡太四冠の魅力について語った書です。「藤井聡太論 将棋の未来」、2021.5発行。1935年の実力名人戦開始以来、80数年間にタイトルを獲得した棋士は50人に満たない。タイトル獲得は棋士の夢。平成の羽生、令和の藤井。羽生...続きを読む
  • 藤井聡太論 将棋の未来
    現在の将棋界ついて、藤井聡太の強さと絡めて論じる。
    現役棋士であり、数々のタイトルを獲得した谷川先生ならではの鋭い指摘、具体的なデータをもとにした考え、また有名エピソードからこぼれ話まで、とてもわかりやすく読みやすい。
    観る将の自分だが、詰め将棋関係の話が興味深かった。

    将棋をよく知らないが興味が...続きを読む
  • 藤井聡太論 将棋の未来
    天才による天才の解説。面白くないはずがない。何より天才は素人に分かり易く説明してくれます。
    負け局も面白いという指摘、そういう見方するんですなぁと感心しきり。
    でも何でも勝たんといかんですよ、一番になることが前提で皆楽しむんですよ。考え方の相違と言われればそれまででござりますが、only oneとか...続きを読む
  • 藤井聡太論 将棋の未来
    同じ棋士同士でこのように一冊の本をまとめるのは、様々な意見を惹起しそうですが、冷静、客観的な記載の中に思いが込められていて、嫌味なく読めました。
  • 藤井聡太論 将棋の未来
    タイトル戦が行われている絶好のタイミングでの刊行。AIが取りざたされるが、もともと強い藤井二冠の強さとは関係ないのだと。藤井二冠の強さのうち、「考えることが好き」というこの部分は自分も日々心掛けたいところ。
  • 藤井聡太論 将棋の未来
     藤井聡太さんが強いとか、勝率が高いとか、詰将棋が得意とかそういう話はもう周知の事実ですが、その中で谷川九段がどんな内容の本を書かれるのか興味がありました。
     一部の内容はWebで先に読んでいたものもありましたが文章がわかりやすく読みやすかったです。

     将棋の世界にはAIが早くから導入されプロ棋士...続きを読む
  • 藤井聡太論 将棋の未来
    昨年の藤井聡太さんのタイトル戦登場以来将棋観戦にはまり大ファンになり、関連書籍をかなり読み漁っている。これは既に知っている藤井聡太さんのエピソードが谷川浩司さんのフィルターを通して書かれていて、棋士ならではの考えや苦悩を改めて知ることができた。かなり最近のエピソードにも触れていて入念に準備したんだと...続きを読む
  • 中学生棋士
     中学生でプロ棋士となった、加藤一二三、自身、羽生善治、渡辺明、藤井聡太、5人を取り上げている。ただし全217ページの内、129ページを藤井聡太7段(当時、4段)に費やしている。
     谷川浩司は藤井聡太が初め目指した名人であり、人柄も真面目らしく、語り口は爽やかである。
     藤井聡太の史上最年少デビュー...続きを読む
  • 中学生棋士
    藤井聡太君フィーバー(この言い方って古い?)の後、関連本がどっと出たが、考察の深さという点ではこれがピカイチではなかろうか。自らも中学生でプロ棋士になった谷川九段が、才能というものについて考えを述べているのだが、これが非常に説得力がある。藤井君みたいな「天才」って生まれつきなのかと思いがちだけど、著...続きを読む
  • 怒濤の関西将棋
    書かれたのは4年前だが、このころより現在はさらに関西の棋士が活躍している。棋風などに関東と関西の違いはないものの、少数で関東の棋士とわたりあっているのはなかなか。関東には佐藤名人など関西から移籍した人も多く、関西の底力がわかる。
  • 復活
    ぼくと同世代(ひとつ上)の棋士の本。
    渡辺明の本を読んだときも思ったけど、どちらも文章が読みやすい。渡辺明はブロガーやけど、谷川浩司はどうなんやろ?
    今度は羽生善治の本も読んでみたい。
  • 中学生棋士
    中学生出身の棋士、藤井聡太、羽生善治、渡辺明、加藤一二三、そして自身について分析した一冊。

    最初、藤井聡太の家にまで行って調査しているところに、彼自身の本気度を感じた。
    そして、他の中学生棋士に対する分析も、当事者だけあり、的確に思えた。
  • 中学生棋士
    藤井四段フィーバーが落ち着いたこの頃。将棋界のレジェンドたちはどのようにみていたのか気になっていた。
    天才とは熱中し続けられる人というのには納得。そしてまわりの環境も大事。
    子育て論としても必読。
    中学生棋士は5人とはいえ、時代背景が様々だし、環境もハイテクになった現代、好きで熱中できればどんな分野...続きを読む
  • 常識外の一手
    谷川九段による自伝。

    日本将棋連盟前会長だけあって(米長九段の死去で会長就任→三浦九段の件で心身病んで辞職)、自身のこともさることながら、将棋連盟の話、コンピュータ将棋の話など色々面白かった。

    面白かったのは、棋士には勝負師、研究家、芸術家と3種類あり、それをバランスよく極めたいととか。
    ちなみ...続きを読む
  • 常識外の一手
    日本将棋連盟会長となった55歳で現役棋士でもある著者が将棋と年齢について語る。最初は勝負師、次に研究家、芸術家の顔を持ってバランスよく将棋には当たると良い。基本を抑えていなければ想定外のことをコントロールできなく、勝負の世界で勝ち続けることは難しい。
    とはいえ50位になると経験を上回る衰えがきつつあ...続きを読む
  • 怒濤の関西将棋
    勝負強い人が必ずしも素晴らしい執筆家であるとは限らないと思いますが、羽生善治さん、谷川浩司さんは間違いなく両刀使いであり、かつ大変な人格者だと思います。谷川浩司さんの「怒涛の関西将棋」、2014.3発行です。とても読みやすく、ワクワクする本です。「銀が泣いている」というセリフ、村田英雄の「王将」のモ...続きを読む