Posted by ブクログ
2019年05月10日
思ったほど端的ではないが、怒るとどれだけ害があるか、損なのかを繰り返し説いて、怒る事をやめようと訴えかける内容。その中でなるほどと思った所をピックアップ。
★妥協できない人は怒りっぽく、妥協できる人は穏やかに生きる。上手に妥協ができる人は、他人と衝突してしまうことが少ない。
フランスの思想家ラ・フ...続きを読むォンテーヌは「妥協できるのが1番の利口者である」と述べた。上手に妥協する事は自分を大切にすることでもある。周りの人と衝突して怒ってばかりいる人は「利口者」ではないと言うことです。
★腹が立った時は10秒だけ「ストップシンキング」をして無心になってみる。つまり「思考停止」「何も考えない」こと。気持ちが落ち着き冷静になれる。
★徳富蘆花が「怒りは言葉とともに触れ、動きとともに加わるものだ」と述べた。「乱暴な言葉」や「乱暴な行動」をとるとその怒りの感情はいっそう激しいものになっていく。たとえ怒りの感情に囚われたとしてもその怒りを言葉や行動によって表に出さない。怒りの感情口にしないのが「禅」の生き方。
★人間のメタ認知能力は大体5、6歳の頃から発達してくると言われている。自意識を持つ段階と重なる。自分の言動が相手をどういう気持ちにさせるのかを想像することがメタ認知能力を高める上で非常に大切な要素になってくる。
★老子曰く「優れた最高の生き方とは、水の様に生きること〜上善水の如し〜」水にはあらゆる物に順応性があり、様々なものに恩恵を与えている。
私が中学の卒アルに書いた言葉はオリジナルなんだが、老子と同じ事考えてたのねと、感慨深かった。