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「名訳」を超えた完全現代語訳。林望源氏物語・全54帖――その第6帖。源氏18歳から19歳の正月まで。乳母の娘から故常陸の宮の姫君(末摘花)の話を聞き興味を持った源氏は、宮の邸にやって来る。荒れ果てた庭から琴の音を聞いていると、後をつけて来たのは頭中将であった。そして二人は競うように姫君に文を送るが……。
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Posted by ブクログ
末摘花から花散里まで。 桐壺帝や葵の上がいなくなり下降気味な源氏。 、な中でも色心は旺盛なのがさすが。 やっぱり紫の上との一連の関わりはちょっと引く。
源氏のチャラさばかりが目立つ第1巻と大きくことなり、波乱に満ちた第2巻。 父桐壺帝の死、正室葵上の死、右大臣の隆盛など、読み応えあり。 源氏が、少しだけ大人になってきたかな?
源氏物語2、この巻は末摘花から花散里までです。 リンボウ源氏は、「正確な古典解釈」が一番のウリで、根拠のない恣意的な解釈や省略は一切ありません、と言い切っています。 だから、原文を読めない私は、これが原作にいちばん近いんだ、というイメージの元読み進めているので、いろいろ細かい驚きが多いです☆ ...続きを読む 細かいけど例えば、王命婦に対してこんなに冷たい藤壷ははじめて。でもよく考えたら当たり前かも。この人さえしっかりしてくれてたらーー!って普通思うよね(笑) あと、賢木の巻で、斎宮からの返歌が実は女官が代作代筆したものなのに、そうとは知らず批評するさまがあわれ・・・源氏さん、ビミョーにバカにされてるの?と面白かった。 それとこれはインパクトの違いだけど、紅葉賀の行幸は今まで本番より試楽の方が素晴らしかったと解釈していたので、本番の描写の丁寧さは新鮮でした。 その分試楽の青海波の描写がさらりと物足りないくらいだった。けど、これが原作なのかな、とか考えました。 さすがだな!いろいろ楽しめる♪
藤壺が・・・! 源氏が・・・! とどきどきドラマチックでした。 特に藤壺が出家する場面。 源氏のように落胆している自分。 千年前の舞台に自分も立っていました。
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