丕緒の鳥 十二国記(新潮文庫)

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丕緒の鳥 十二国記(新潮文庫)

小説・文芸
825円 (税込)

4pt

「希望」を信じて、男は覚悟する。慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「大射(たいしゃ)」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒(ひしょ)は、国の理想を表す任の重さに苦慮していた。希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうか――表題作「丕緒の鳥」ほか、己の役割を全うすべく煩悶し、一途に走る名も無き男たちの清廉なる生き様を描く全4編収録。(解説・辻真先)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    十二国記
  • タイトルID
    :
    2394244
  • 電子版発売日
    :
    2026年10月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

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十二国記 の一覧

1~11巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~11件目 / 11件
  • 魔性の子 十二国記(新潮文庫)
    990円 (税込)
    どこにも、僕のいる場所はない――教育実習のため母校に戻った広瀬は、高里という生徒が気に掛かる。周囲に馴染まぬ姿が過ぎし日の自分に重なった。彼を虐めた者が不慮の事故に遭うため、「高里は祟る」と恐れられていたが、彼を取り巻く謎は、“神隠し”を体験したことに関わっているのか。広瀬が庇おうとするなか、更なる惨劇が……。心に潜む暗部が繙かれる、「十二国記」戦慄の序章。(解説・菊池秀行)
  • 月の影 影の海(上) 十二国記(新潮文庫)
    737円 (税込)
    「お捜し申し上げました」――女子高生の陽子の許に、ケイキと名乗る男が現れ、跪く。そして海を潜り抜け、地図にない異界へと連れ去った。男とはぐれ一人彷徨う陽子は、出会う者に裏切られ、異形の獣には襲われる。なぜ異邦へ来たのか、戦わねばならないのか。怒濤のごとく押し寄せる苦難を前に、故国へ帰還を誓う少女の「生」への執着が迸る。シリーズ本編となる衝撃の第一作。
  • 月の影 影の海(下) 十二国記(新潮文庫)
    693円 (税込)
    「わたしは、必ず、生きて帰る」――流れ着いた巧国(こうこく)で、容赦なく襲い来る妖魔を相手に、戦い続ける陽子。度重なる裏切りで傷ついた心を救ったのは、〈半獣〉楽俊(らくしゅん)との出会いだった。陽子が故国へ戻る手掛かりを求めて、雁国(えんこく)の王を訪ねた二人に、過酷な運命を担う真相が明かされる。全ては、途轍もない「決断」への幕開けに過ぎなかった!(解説・北上次郎)
  • 風の海 迷宮の岸 十二国記(新潮文庫)
    880円 (税込)
    幼き麒麟に迫り来る決断の時――神獣である麒麟が王を選び玉座に据える十二国。その一つ戴国(たいこく)麒麟の泰麒(たいき)は、天地を揺るがす〈蝕(しょく)〉で蓬莱(ほうらい)に流され、人の子として育った。十年の時を経て故国へと戻されるも、役割を理解できぬ麒麟の葛藤が始まる。我こそはと名乗りを挙げる者たちを前に、この国の命運を担うべき「王」を選ぶことはできるのだろうか。(解説・井辻朱美)
  • 東の海神 西の滄海 十二国記(新潮文庫)
    781円 (税込)
    国が欲しいか。ならば一国をやる。延王(えんおう)尚隆(しょうりゅう)と延麒(えんき)六太(ろくた)が誓約を交わし、雁国に新王が即位して二十年。先王の圧政で荒廃した国は平穏を取り戻しつつある。そんな折、尚隆の政策に異を唱える者が、六太を拉致し謀反を起こす。望みは国家の平和か玉座の簒奪か――二人の男の理想は、はたしてどちらが民を安寧に導くのか。そして、血の穢れを忌み嫌う麒麟を巻き込んだ争乱の行方は。(解説・養老孟司)
  • 風の万里 黎明の空(上) 十二国記(新潮文庫)
    825円 (税込)
    人は、自分の悲しみのために涙する。陽子は、慶国の玉座に就きながらも役割を果たせず、女王ゆえ信頼を得られぬ己に苦悩していた。祥瓊(しょうけい)は、芳国(ほうこく)国王である父が簒奪者に殺され、平穏な暮らしを失くし哭いていた。そして鈴は、蓬莱(ほうらい)から辿り着いた才国(さいこく)で、苦行を強いられ泣いていた。それぞれの苦難を負う少女たちは、葛藤と嫉妬と羨望を抱きながらも幸福を信じて歩き出すのだが――。
  • 風の万里 黎明の空(下) 十二国記(新潮文庫)
    880円 (税込)
    王は人々の希望。だから会いに行く。景王陽子は街に下り、重税や苦役に喘ぐ民の暮らしを目の当たりにして、不甲斐なさに苦悶する。祥瓊は弑逆された父の非道を知って恥じ、自分と同じ年頃で王となった少女に会いに行く。鈴もまた、轢き殺された友の仇討ちを誓う――王が苦難から救ってくれると信じ、慶を目指すのだが、邂逅を果たす少女たちに安寧は訪れるのか。運命は如何に!(解説・金原瑞人)
  • 丕緒の鳥 十二国記(新潮文庫)
    続巻入荷
    825円 (税込)
    「希望」を信じて、男は覚悟する。慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「大射(たいしゃ)」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒(ひしょ)は、国の理想を表す任の重さに苦慮していた。希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうか――表題作「丕緒の鳥」ほか、己の役割を全うすべく煩悶し、一途に走る名も無き男たちの清廉なる生き様を描く全4編収録。(解説・辻真先)
  • 図南の翼 十二国記(新潮文庫)
    続巻入荷
    880円 (税込)
    国を統べるのは、あたししかいない! 恭国(きょうこく)は先王が斃れて27年、王不在のまま治安は乱れ、妖魔まで徘徊していた。首都連檣(れんしょう)に住む少女珠晶(しゅしょう)は豪商の父のもと、なに不自由ない暮らしを与えられ、闊達な娘に育つ。だが、混迷深まる国を憂える珠晶はついに決断する。「大人が行かないのなら、あたしが蓬山(ほうざん)を目指す」と――12歳の少女は、神獣麒麟により王として選ばれるのか。(解説・北上次郎)
  • 華胥の幽夢 十二国記(新潮文庫)
    続巻入荷
    781円 (税込)
    王は夢を叶えてくれるはず。だが。才国(さいこく)の宝重である華胥華朶(かしょかだ)を枕辺に眠れば、理想の国を夢に見せてくれるという。しかし采麟(さいりん)は病に伏した。麒麟が斃れることは国の終焉を意味するが、才国の命運は――「華胥」。雪深い戴国(たいこく)の王・驍宗(ぎょうそう)が、泰麒(たいき)を旅立たせ、見せた世界は――「冬栄」。そして、景王(けいおう)陽子が楽俊(らくしゅん)への手紙に認めた希いとは――「書簡」ほか、王の理想を描く全5編。(解説・會川昇)
  • 黄昏の岸 暁の天 十二国記(新潮文庫)
    続巻入荷
    935円 (税込)
    王と麒麟が還らぬ国。その命運は!? 驍宗(ぎょうそう)が玉座に就いて半年、戴国(たいこく)は疾風の勢いで再興に向かう。しかし反乱鎮圧に赴いた王は戻らず、届いた凶報に衝撃を受けた泰麒(たいき)も忽然と姿を消した。王と麒麟を失い、荒廃へと向かう国を案じる将軍は、命を賭して慶国(けいこく)を訪れ、援助を求める。戴国を救いたい――景王陽子の願いに諸国の麒麟たちが集う。はたして泰麒の行方は。(解説・細谷正充)

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丕緒の鳥 十二国記(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今までは王やその周りの人達がメインだったけれど、今回は官吏や民達の短編集。官吏は官吏としての葛藤が描かれ、民達は苦難に立ち向かう姿が描かれてより十二国記を深く楽しめるようになる。

    0
    2026年09月09日

    Posted by ブクログ

    発売日に買って読んだ初読時はまだ大学生だったし、(シリーズの流れ的に)ヒロイックな感触のストーリーが欲しいっちゃ欲しかったから、今ひとつハマれない感がなきにしも…という感じだったが、再読するたびに忘れられない作品に成長していっている。
    現実への訴求がシリーズ中最も強いように思う。自分が働き始めたからか。
    とにかく、自身の生業に向かうことがこのファンタジー世界でも最も尊くしかし苦しいというのは、王を主人公にし政争を描いたシリーズの他作品と何ら変わらないわけである。
    「刑」に関する意識や、専門知や学問知への敬意がどんどん欠けてきている2026年の日本で。

    0
    2026年08月07日

    Posted by ブクログ

    王や麒麟が出てこない、民が主役の言わばスピンオフ。
    シリーズの途中でちょっと休憩、くらいのつもりで読んでみたら、予想以上に面白くて。
    主要人物不在でここまで読ませる小野さんの文章力に脱帽です。

    「落照の獄」の死刑の是非については、私たちが生きている現実世界にも通ずる問題。
    ニュースで惨い事件を起こした犯人が死刑ではなく無期懲役になったりしたときに、どう考えても死刑が妥当なのにって思ってしまいがちなのですが、それがいかに素人の感情任せの発想なのかということを痛感しました。

    「青条の蘭」では国を守るために奔走する国管である標仲の報われなさ、民衆に理解してもらえないもどかしさで苦しくなり、そんな標仲の思いを受け継いでくれる人たちが現れたことで胸が熱くなり、終盤になってどこの国の話か判明するわけですが、国がわかった途端、あーもう絶対大丈夫だ!王にちゃんと伝わるからね!という安堵感で涙がこみ上げてきました。
    それと同時にやっぱり王は王というだけで期待されて、背負うものが多いんだなーとも。

    引き続き十二国記を読むにあたって、より深く各国を知ることができたので、読んでよかった。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    シリーズ再読中(30年ぶりに)
    おもしろかったけど、このタイトルだけ印象がほぼなかった…のは、市井の話やからかな?

    読み込み不足のわたしにはどの王の話かはわからんけど(陽子なのか、その前なのか…)どちらにしろ

    現実!!!!

    て、感じが、ややお疲れの今はしんどい。笑

    特に裁判(平たく言い過ぎか)の話がしんどかったな
    このしんどさは30年前にはわからんかったかもしれへんし、そもそもこの話をホワイトハートで…?

    (禁句)

    しかも後半の二つは新潮版書き下ろしなの?
    まじすか!!

    書き下ろしのひとつ、山の話が一番おもしろかった
    こうして読むと先の二章より読みやすい気がしたのは気のせいか。笑

    筺がどうなったのか、最後まで書ききってないところがまたたまらん…

    関弓って楽俊がいるところやっけ?
    あれ?違う?
    もしかするとこの先の話に今回のエピソードも関係してくるかもしれない

    引き続き再読していこう
    新作(いうて何年前よ)はまだ未読

    0
    2026年04月18日

    Posted by ブクログ

    今回は市井に視点が当てられた短編集
    王宮も大変だけど、民もとても苦しい生活を強いられてて生きることの大変さがひしひしと伝わってきた
    今でさえも異常気象や地球温暖化で農業が苦しいけれど当時は人の命が関わるくらいに農業の生活における重要性の比重が大きかったんだなと感じた。
    だけど、長い目で見たら今の地球も将来自分たちの生活を賄っていけるくらいの農作物が取れるかは怪しくて、これからどうなっていくんだろうと不安感を覚えた。
    どれも面白かったけど、青条の蘭が好きだった

    0
    2026年10月25日

    Posted by ブクログ

    全部面白かった。
    今回の舞台は、王視点ではなく、民視点。

    特に、青条の欄の終わり方が好き。
    主人公が役立たずではないことが証明されて本当に良かった。

    また、改めて、細部まで作り込まれたファンタジー作品であることに感動した。
    作者はもしかして12国記の世界に住んでいるんじゃないのか?と勘違いする笑

    0
    2026年10月07日

    Posted by ブクログ

    十二国記のエピソード5。
    今作は名もなき男たちの生き様を描く短編集となっています。どの作品も考えさせられる内容でした。
    特に『落照の獄』は、死刑の是非を問うもので、司法官たちの問答が描かれています。憎しみや悲しみという感情を優先して死刑にできるものではないし、かと言って拘禁や戒心に意味があるのかという葛藤が繰り返されます。そして、死刑判決を下す司法官や刑を執行する役人の責任の重み。私情を切り離して考えることの難しさが読んでいてとても苦しかったです。
    現代の死刑について、重罪を犯した犯罪者は早く裁かれるべきだと思っていましたが、そんな単純な感情が恥ずかしくなりました。
    違った視点で十二国記の物語が読めて、更に深みが増しました。

    0
    2026年10月07日

    Posted by ブクログ

    この短編集に描かれているような人々の切実な想いをみると、十二国記の世界において王が玉座にいることの大切さ、新王が立つことの希望が感じられる。『青条の蘭』に特に心を打たれた。

    0
    2026年09月29日

    Posted by ブクログ

    十二国記シリーズep5の位置付けですが、
    表題作に景王が少し登場するだけで
    あくまでも本編に描かれない「民」が主役の短編集。

    十二国記の繊細で計り知れない程作り込まれた世界観と、その世界に振り回されながら凛と生きていこうとする民の生き様が美しく紡がれていました。

    十二国記は読み進める毎に、既読の物語の深みが増していく本当に稀有な物語だなと感慨深い気持ちにさせられます。

    0
    2026年08月24日

    Posted by ブクログ

    重い。しんどい。読後感は混沌。でも良かった。
    王や麒麟だけでなく、国内の人々の営みや葛藤が描かれる短編集。
    綺麗事だけでは救われない現実、悪役のいない大きな理不尽。
    働き、生き続ける人々の物語。
    十二国記の世界の厚みを改めて感じた一冊。

    0
    2026年06月03日

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    十二国記
  • タイトルID
    :
    2394244
  • 電子版発売日
    :
    2026年10月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

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