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Posted by ブクログ
十二国記のエピソード2。
今作は、戴国麒麟の泰麒のお話し。泰麒は天地を揺るがす蝕で蓬莱(日本)に流され、人の子として育ちますが、10年の時を経て故国に戻ります。
日本では向けられなかった愛情をたくさん受け取る泰麒。麒麟として期待に応えたいのに、どうすれば役割を果たせるのか苦悩する姿に胸が痛みます。
泰麒が素直で愛らしいため余計に傷ましいですが、「王」を選ぶ過程はより切なさを感じました。
今作はとにかく登場人物が魅力的。驍宗と李斎、泰麒をお世話する女仙たち。そして、今作では前作で登場した景麒が登場しますが、景麒の不器用さがよくわかる内容でした。次はエピソード0に進みます!
Posted by ブクログ
前回までは、日本で生まれ育った女子高生が王になるまでの話。
今回は、日本で生まれ育った少年が麒麟として成長していく話。
どちらの主人公も、慣れない世界での暮らしに戸惑いながらも運命に導かれて進んでいく。
泰麒が大きな罪を犯したまま、今後の話が続いていくのだろうか、とすごく心配になった。
偽りの王によって、国がさらに荒れていくのでは、と。
それと同時に、そこまで必死に驍宗を追いかけていったのだから、それが天啓なのではないか、とも思った。
そんな中での最後。
延王たちのちょっとしたいたずら。
麒麟は、自国の王にしか額ずくことができない。
偽りの王を立てることはできない。
それを身をもって理解した泰麒。
泰麒と一緒に、私も安堵した。
間違っていなかった。
良かった。
泰麒の話は、陽子が王になるより前の話なんだと、最後の最後で知った。
Posted by ブクログ
1作目とは異なり、十二国の桃源郷である蓬山が舞台の中心。よりファンタジー色を強める世界観と、王と麒麟の関係性にさらに引き込まれる。
主人公の泰麒は物語の中でほぼ成長しない。
折伏と転変の場面を除きずっと自分に自信がなく、あるべき自分に悩み、誰かに甘え、最後までほぼそれは変わらない。スタート地点は同じでも物語の中で覚悟を決めていった前作の主人公・陽子とは異なる。
ただ、こちらの泰麒の方がより現実的で共感できる主人公なはず。周りと馴染めない、自分の存在に悩む、そんな不甲斐なさを日常生活で感じることもある。彼の姿に自分を重ね、子供の設定も相まって、頑張れと応援したくなる。
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