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身の丈ほどもある大きなトランクを持った少年・才賀勝に「サーカスに連れて行ってくれませんか」と頼まれた、拳法家の青年・加藤鳴海。そこに人間と見紛う奇妙な人形が現れ、勝を連れ去ろうとします。拳法が通じない人形相手にピンチを迎えた2人の前に現れたのは、謎の銀髪の美女・しろがね。さあ、ここに世紀の機巧活劇が開幕する――。
不死の体を持つ人間「しろがね」と自動人形(オートマータ)との闘いを、国境そして時空を超えて壮大なスケールで描いた藤田和日郎先生の代表作。
これほどまでに人間の持つ感情、喜怒哀楽全てがビビットに描かれた作品を私は他に知りません。ストーリーは闘いを中心に進んでいくのですが、その闘いに身を投じた「しろがね」達の生き様、闘いに巻き込まれた人間の悲劇、そして「しろがね」ではないものの大きな鍵を握る存在である勝の成長――その全てがクソデカ感情でもって読者の胸に迫りくるのです。
登場人物たちは火傷しそうなほどの熱さを持った愛すべき奴らなのですが、物語は彼らをあざ笑うかのように残酷な展開を見せます。なので、後半は傍らにティッシュのご用意を。
「面白い」「ドキドキする」「泣ける」「感動する」「怒りを覚える」「声を上げて応援したくなる」。こうした漫画体験の全てが詰まったこの作品、陳腐ですが、読まないと人生の半分損してると言わざるを得ません……!
Posted by ブクログ 2016年02月01日
疲れて、足を止めたくなったとき背を押してくれるのは、逆境に負けずに進む人物の姿。「ではどうすれば進めるのか」という疑問に、「からくりサーカス」は才賀勝ら登場人物の生き様を通じて「他人の視線を受け止める」というひとつの答えを提示してくれます。
キャラクターの一人がシェイクスピアの言葉を引用して曰く「こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月21日
時間が無かったので、主にからくり編を中心に一気読みしました。本誌で一度読んでるので。
初回ぱっとしないなと思っても、からくり編が始まるまでは読んでみた方が良いと思います。(7…巻…?)
「うしとら」より「からくり」の方が「心」を描いているなぁという気がします。恋愛色が強めです。
うしとらの時からもそ...続きを読む
絵が苦手で、読むのを避けていた方!いると思います。それはもったいないです。
これは本当に名作です。最初、勝は、弱い部分がたくさんあり、共感するポイントも少なめですが、どんどん魅力的なキャラへと成長していきます。
読むのが止まりません。
全巻読破した。かなり複雑なところもあるものの、しっかり構成が作り込まれていて、今どきのチートは存在しない。マサルの成長と鳴海、シロガネの人間模様とオートマータ達との対比が際立っている。
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