作品一覧

  • 「頭がいい」とは何か
    4.2
    「頭がいい」とは、いったい何を指す言葉なのか。 成績がいいこと? 仕事ができること? 地頭がいいこと? 空気が読めること? 主体性があること? 私たちは学校から職場、さらには私生活に至るまで、無意識のうちに「頭がいい/悪い」という尺度で人を測り、また自分自身も測られてきました。 いまや、書店には「頭がいい人の○○術」のように、「頭がいい」をタイトルに冠する本が氾濫しています。 この曖昧で便利な言葉が広く使われるようになった背景には、〈能力主義〉の存在があります。 能力主義とは、「能力」を個人の資質や努力の結果とみなし、優れた者が多くを得ることを正当化する考え方です。しかし現実には、運や環境、偶然といった要素までもが「能力」に回収され、「評価に晒され続けること」が当たり前になった社会は、多くの人に生きづらさをもたらしています。 外資系コンサルティングファーム勤務を経て独立した著者は、「頭がいい」という言葉の曖昧さを手がかりに、能力主義が生む生きづらさの構造を解きほぐしていきます。 ■「頭がいい」子に育てたい、という親の願いは正義なのか。 ■「私、頭が悪いので」という前置きに込められた意味とは。 ■「頭がいい」は、本当に〈良い〉ことなのか。 評価に振り回されずに生きるための、ポスト能力主義の思考を提示します。
  • 組織の違和感 結局、リーダーは何を変えればいいのか?
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    わかりやすいものしか問題として認定しないなんて、わかりやすくなるまで悪化を待つこと他ならない。 組織の違和感に押しつぶされそうになって疲れ切っているあなたに、 「好き嫌い」や「やる気」、「あうんの呼吸」に頼らず、 組織を機能させるための「具体的な方策」を伝えます。 「あれ、なんかいま変だったな」という違和感を、 組織を前に進める鍵にするという新鮮なアプローチの一冊! 自分と相手のタイプを知り、組み合わせる。 その上でのコミュニケーションの打ち手を、 気鋭の著者が初公開します!
  • 人生の「成功」について誰も語ってこなかったこと 仕事にすべてを奪われないために知っておきたい能力主義という社会の仕組み
    4.0
    1巻1,705円 (税込)
    小川公代氏推薦 「すごいね」ではなく「おもしろいね」。 成功なんかしなくても、この世に受けた生は唯一無二! ************************* 「成功者」って増えるの? 「公平な競争」は存在する? 「誰にでもできる仕事」なんてある? 「自分の人生は合っているのか?」――答えも納得も成長も、実はあなたが定義しなければならない。 能力主義をときほぐす今もっとも支持される組織開発専門家、最新刊 「本当にひとりひとりの生を大切にするのなら、「成功」が必要なのではなく、 成功や失敗なんて安直な二項対立ではなく、どんな人であれ、生存権が保障されていることではないだろうか。」(本文より)
  • 「働く」を問い直す 誰も取り残さない組織開発
    3.0
    1巻1,870円 (税込)
    人の働きは能力よりも周囲との関係次第。 当たり前だけど見落としがちなことを教えてくれる一冊だ。 ――篠田真貴子さん推薦!! ・理解されない若手 ・ヘロヘロになる管理職 ・板挟みの人事担当者 ・孤独すぎる経営者 みんな頑張っているのに、 みんな大変。なぜ? 「なんで自分ばっかり……」 「どいつもこいつも使えない」 こんな声が蔓延り、ギスギスする。 常に追われているように慌ただしい。 大量のタスクが積み重なり、 窒息しそうな重い雰囲気が漂う――。 やってもやっても報われず、 募るのは徒労感と疲労感ばかり。 なぜこうなってしまったのか? どうすれば職場を良くできるのか? 「働く」という大問題に切り込む!
  • 学歴社会は誰のため
    3.8
    1巻999円 (税込)
    ■長年の学歴論争に一石を投じる! 学歴不要論など侃侃諤諤の議論がなされるのに、なぜ学歴社会はなくならないのか。誰のために存在するのか。背景にあるのは、「頑張れる人」を求める企業と、その要望に応えようとする学校の“共犯関係”だった!? 人の「能力」を測ることに悩む人事担当者、学歴がすべてではないとわかっていてもつい学歴を気にしてしまうあなたへ。教育社会学を修め、企業の論理も熟知する組織開発の専門家が、学歴社会の謎に迫る。 ■本書の要点 ●学歴は努力の度合いを測るものとして機能してきた ●ひろゆき氏の学歴論は本質を捉えている!? ●日本の学歴主義の背景にあるメンバーシップ型雇用 ●仕事は個人の「能力」ではなくチームで回っている ●「シン・学歴社会」への第一歩は職務要件の明確化 ■目次 ●第1章:何のための学歴か? ●第2章:「学歴あるある」の現在地 ●第3章:学歴論争の暗黙の前提 ●第4章:学歴論争の突破口 ●第5章:これからの「学歴論」――競争から共創へ
  • 格差の〝格〟ってなんですか? 無自覚な能力主義と特権性
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    「自己肯定感」育て、「成長」の希求、「ウェルビーイング」や自発的「リスキリング」の勧め、「自立」の推進、「自分の機嫌」のとり方、「つぶしが利く」能力……。社会でもてはやされる「よりよい生き方」を疑い、軽やかに解きほぐす。
  • 職場で傷つく~リーダーのための「傷つき」から始める組織開発
    値引きあり
    4.2
    1巻1,122円 (税込)
    『他者と働く』『企業変革のジレンマ』 宇田川元一氏 推薦 「職場で傷ついた人は、企業変革の入り口に立っている。」 『「能力」の生きづらさをほぐす』で鮮烈なインパクトを残した気鋭のコンサルタントが、なきものとされてきた「職場の傷つき」に着目し、これからの組織開発のあるべき道筋を探る意欲作。 1ON1、対話、パーパス、人的資本経営、ウェルビーイングなど、目新しい言葉に飛びつく前に、まずその「傷つき」に「気づく」ことから、始まる。 「能力主義」の限界に気づき始めたすべての人へ。 【もくじ】 第1章 「職場で傷つく」とはどういうことか? 第2章 「職場で傷つく」と言えない・言わせないメカニズム 第3章 「能力主義」の壁を越える 第4章 いざ実践ーー「ことばじり」から社会の変革に挑む ■あの社員は、なぜ辞めたのか? ■ハラスメント未満の「傷つき」をなかったことにされる職場とは。 ■仕事で傷ついたなんて言ったら負け? ■うまくいっている人の行動分析をしてマネして、本当に「できる人材」になれるのか ■かけ声ばかりで、実は排他的な職場とは。 ■出世した、でもいつまでこのぎりぎりのラインで働き続ける必要があるのか ■優秀な人がいれば、組織の問題は解決するのか ■評価はどこまで「正しい」のか ■「自分で考えろ」の意味 ■真面目な社員の「闇落ち」ーービックモーター社の事例から ■「天才職人」の降格 ■形だけの「ストレスチェック」 ■「通過儀礼」としての就活 ■個人的なこと=気の毒だけど自分で何とかすべきこと ■「主体性」のある人材、欲しい? いらない? ■「人的資本経営」への違和感 ■お調子者の静かな「傷つき」 ■優秀ならば、傷つかない? 「職場で傷つく」を諦めない、当たり前にしないために、個人ができること・会社が具体的にできることとは何か。具体例を示しながら解くきほぐす。
  • 働くということ 「能力主義」を超えて
    3.8
    1巻1,078円 (税込)
    他者と働くということは、一体どういうことか? なぜわたしたちは「能力」が足りないのではと煽られ、自己責任感を抱かされるのか? 著者は大学院で教育社会学を専攻し、「敵情視察」のため外資系コンサルティングファーム勤務を経て、現在は独立し、企業などの「組織開発」を支援中。本書は教育社会学の知見をもとに、著者が経験した現場でのエピソードをちりばめながら、わたしたちに生きづらさをもたらす、人を「選び」「選ばれる」能力主義に疑問を呈す。そこから人と人との関係を捉え直す新たな組織論の地平が見えてくる一冊。 「著者は企業コンサルタントでありながら(!)能力と選抜を否定する。本書は働く人の不安につけこんで個人のスキルアップを謳う凡百のビジネス本とは一線を画する」――村上靖彦氏(大阪大学大学院教授、『ケアとは何か』『客観性の落とし穴』著者)推薦! ◆目次◆ 序章 「選ばれたい」の興りと違和感 第一章 「選ぶ」「選ばれる」の実相――「能力」の急所 第二章 「関係性」の勘所――働くとはどういうことか 第三章 実践のモメント 終章 「選ばれし者」の幕切れへ――労働、教育、社会
  • 「能力」の生きづらさをほぐす
    -
    1巻2,200円 (税込)
    生きる力、コミュ力…◯◯力が、私たちを苦しめる。組織の専門家が命をかけて探究した、他者と生きる知恵 現職では「優秀」、前職では「使えないやつ」現象はなぜ生まれるの? 移ろいがちな他人の評価が、生きづらさを生み出す能力社会。その実態を教育社会学と組織開発の視点でときほぐし、他者とより良く生きる方法を模索する。 「行きすぎた能力社会じゃ、幼い子どもを残して死にきれない!」 ガン闘病中の著者が贈る、まさかのストーリー。 ――ときは、2037年。急降下した上司の評価で病める息子を救うため、死んだはずの母さんがやってきた!? 執筆に伴走した、磯野真穂さん(人類学者)も言葉を寄せる。 【目次】 はじめに プロローグ 母さん、僕は仕事のできない、能力のないやつですか? 第1話 能力の乱高下 第2話 能力の化けの皮剝がし―教育社会学ことはじめ 第3話 不穏な「求める能力」―尖るのを止めた大学 第4話 能力の泥沼―誰も知らない本当の私 第5話 求ム、能力屋さん―人材開発業界の価値 第6話 爆売れ・リーダーシップ―「能力」が売れるカラクリ① 第7話 止まらぬ進化と深化―「能力」が売れるカラクリ② 第8話 問題はあなたのメンタル―能力開発の行き着く先 第9話 葛藤をなくさない―母から子へ エピローグ 母さん、ふつうでない私は幸せになれますか? 伴走者からの言葉 磯野真穂 おわりに 【著者】 勅使川原真衣 1982年横浜生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。BCG、ヘイ グループなど外資コンサルティングファーム勤務を経て独立。2017年に組織開発を専門とする、おのみず株式会社を設立し、企業はもちろん、病院、学校などの組織開発を支援する。二児の母。2020年から乳ガン闘病中。

ユーザーレビュー

  • 働くということ 「能力主義」を超えて

    Posted by ブクログ

    二度関感心。
    一つ目、、著者が誰かを確認せず読み進め、
    癌と戦いながら子供を育てかつこうして仕事をしているんだ、、
    と思いつつ、
    著者がインタビューしている場面で、自分のことを「テシ」
    と書いている。
    ん?勅使川原真衣さん。
    文化放送の「武田砂鉄ラジオマガジン」のpodcastで
    ついさっき聴いたばかりのひと!
    鋭く柔らかく世相を切っている人という印象だったが、
    え、あの人癌なんだ!と驚く。
    まあ、癌は今は治らぬ病気ではないが、
    それでも注射したり大変だろう、、
    頑張ってほしい。

    そして何より内容。
    働く、能力主義、選ばれしもの。

    能力を一直線上に考え、
    自分より上下で物事を考える風潮。

    0
    2026年03月12日
  • 「頭がいい」とは何か

    Posted by ブクログ

    うまく生きられないのは自分の頭が悪いから・・・と、自分責めをしてしまう人におすすめです。

    私自身、頭が良くないことにコンプレックスを抱えていましたが、そもそも「頭がいい」とは一体なんなのかが分析されています。

    この本のおかげで、頭がいいことが礼賛される社会の構造が分かりました。

    書店には、『頭がいい人がしている〇〇』のような本がたくさん並んでいます。
    興味をそそられることもありましたが、これからはそのような本は鼻で笑えそうです(笑)

    0
    2026年03月12日
  • 組織の違和感 結局、リーダーは何を変えればいいのか?

    Posted by ブクログ

    20260311

    自律分散型組織を作る過程で出会った本。推しの坂井風太が推していたので読みましたが、わかりやすく、解釈のクセと、起きている現象の捉え方がとても組織において役に立つ学びとなりました。これをみんなに読んでもらって共通認識にしたいなと思いました。

    決めつけないこと。

    仕事に本音はいらない
    本音が必要なのではなく、環境調整のためにお互いが事実を出し合って、解釈をまとめていくことこそが必要

    会議にて
    「ちょっと今、反応がなかったから不安になったんだけど」
    「今こういうふうに思ったんですけど、どうですかね」
    「なんか今ドキッとしね、言葉が浮かばないです」
    と違和感の状態をうまく言葉

    0
    2026年03月11日
  • 「頭がいい」とは何か

    Posted by ブクログ

    勅使川原真衣『「頭がいい」とは何か』を読み、資本主義社会の中で当然のように受け入れてきた能力主義を改めて問い直さないといけない。能力や成果によって人を評価する考え方は、現代社会では当たり前の価値観のように見える。しかし著者は、その前提そのものを疑い、本質的な問いを投げかけている。

    自分たちは資本主義社会の中で育ってきたため、知らず知らずのうちに能力主義的な価値観を身につけている。福祉の現場においても例外ではないと思う。ケアを目的とした仕事でありながら、そこで働く職員は資本主義社会で形成された価値観を持っているため、組織の中では能力主義に近い構造や評価が生まれやすいのではないか。

    しかし福祉

    0
    2026年03月10日
  • 「頭がいい」とは何か

    Posted by ブクログ

    日頃から「賢くなりたい」と思っていたためタイトルに引かれて手に取った……のだが、本書は「頭のいい人になるため」の本ではなく、序盤で「人々は『頭の良さ』という曖昧な基準に踊らされている、自分の頭が悪くないこと(または良いこと)を確認したくてその類の本を手に取る」と看破されており、顔から火の出る思いであった。
    しかしながら何故人は「頭の良さ」をこれほどまでに気にするようになったのか、分析を重ね、その本質を見抜いた上で脱「能力主義」を掲げている。
    作者プロフィール、また序盤でも「教育社会学」というワードが飛び出し、軽度ながら自らも教育社会学を学んだことがあるので「『頭がいい』を分析するのは本当に教育

    0
    2026年03月03日

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