作品一覧

  • 井手教授と考える新しい社会

    井手教授と考える新しい社会

    ビジネス・実用

    -
    1巻305円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 気鋭の財政社会学者・井手英策教授が、注目を集める政治家、弁護士、福祉施設代表者と、新しい社会のあり方を考える。 今、どのような政治システム、地方行政、社会保障が必要とされているのか? 誰もが安心して暮らせる日本を目指して、侃諤の議論がここに始まる!
  • いまこそ税と社会保障の話をしよう!

    いまこそ税と社会保障の話をしよう!

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    消費増税は悪ではない! 「貯蓄ゼロでも不安ゼロの社会」は実現できる 慶大人気教授による白熱討論を書籍化!    【主な内容】 ・「勤労国家」日本 ~行き過ぎた「自己責任社会」の形成 ・「働かざる者食うべからず」の本当の意味 ・90年代に大転換した日本社会 ~家族、会社、地域という共同体の喪失 ・「成長」から「分配」に方向転換した安倍政権 ・国民が優先すべきは「経済成長」よりも「将来不安の解消」 ・2040年の社会保障給付は190兆円 ~ビビり過ぎのメディアと国民 ・「頼りあえる社会」を実現するために、いくら必要なのか ・増税を「悪」と捉える左派・リベラルの限界 ・なぜ消費増税が正しいのか ~所得税、法人税、相続税を上げても数千億円
  • 円安インフレが来る

    円安インフレが来る

    ビジネス・実用

    -
    1巻220円 (税込)
    黒田異次元緩和が目指す2%のインフレ目標。国民経済を明るくするはずの政策だったが、円安による輸入物価の上昇、人手不足に消費増税が加わり、消費も実質賃金も一向に上昇しない。日本人の知らない人工インフレは本当に日本を再生させるのか――。本書は、週刊エコノミスト9月16日号の特集「円安インフレが来る」をまとめたものです。 主な内容は以下のとおり 第1部 不都合な現実 ・円安、増税、減収 三重苦インフレの始まり ・円安「負の効果」・輸出が増えにくく国民の負担が増えやすい ・プロが見通すドル・円相場予想 ・中低所得層に大打撃! 本当は怖い「2%インフレ」の正体 ・インタビュー 浜田宏一 内閣官房参与(米エール大学名誉教授) ・原油高ショック 秘策はガソリン課税の停止 ・実質賃金はマイナス 家計の「体感インフレ率」は4%超の現実 ・金融緩和も財政政策も弊害に 「アベノミクス」の四つの誤算 第2部 歴史に学ぶインフレ ・Q&Aで分かる!インフレの歴史と正体 ・インフレで債務を圧縮した英国の歴史から学ぶもの ・昭和恐慌の歴史 高橋財政の失敗に学べ ・賃上げの歴史 インフレが作った賃金体系とベア
  • 大人のための社会科--未来を語るために

    大人のための社会科--未来を語るために

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻1,650円 (税込)
    気鋭の社会科学者が、日本社会を12のキーワードから解きほぐし、未来への方向性を示す。「反知性主義」が幅をきかせる時代において、私たちがきちんと考え、将来を語り合うための共通の理解、土台となりうる「大人のための教科書」の誕生! 《目次》 序 社会をほどき、結びなおすために――反知性主義へのささやかな抵抗  第1部 歴史のなかの「いま」 第1章 GDP――「社会のよさ」とは何だろうか(坂井) 第2章 勤労――生きづらさを加速させる自己責任の社会(井手) 第3章 時代――時代を分けることと捉えること(松沢)  第2部 〈私たち〉のゆらぎ 第4章 多数決――私たちのことを私たちで決める(坂井) 第5章 運動――異議申し立てと正統性(松沢) 第6章 私――自分の声が社会に届かない(宇野)  第3部 社会を支えるもの 第7章 公正――等しく扱われること(坂井) 第8章 信頼――社会を支えるベースライン(宇野) 第9章 ニーズ――税を「取られるもの」から「みんなのたくわえ」に変える(井手)  第4部 未来を語るために 第10章 歴史認識――過去をひらき未来につなぐ(松沢) 第11章 公――「生活の場」「生産の場」「保障の場」を作りかえる(井手) 第12章 希望――「まだ―ない」ものの力(宇野)
  • 経済の時代の終焉

    経済の時代の終焉

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,970円 (税込)
    なぜかくも多くの人びとが新自由主義を受け入れ,経済の暴走に身を任せているのか.アメリカへの従属,中間層の剥落,福祉国家の動揺,地方財政の破綻など,グローバリズムの潮流が日本社会を飲み込んでいく様相を,国際比較をまじえて立体的に描き出す.私たちは経済を再び飼いならせるのか.新しい社会を築くための基本的な理念を打ち出す批判的考察の書.

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  • 幸福の増税論 財政はだれのために

    幸福の増税論

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻924円 (税込)
    なぜ日本では、「連帯の仕組み」であるはずの税がこれほどまでに嫌われるのか。すべての人たちの命とくらしが保障される温もりある社会を取り戻すために、あえて「増税」の必要性に切り込み、財政改革、社会改革の構想を大胆に提言する、著者渾身の一冊。税や財政のしくみを変えれば、これからの日本、社会は大きく変わる!
  • コロナ、戦争、危機管理 指導者たちの「失敗の本質」

    コロナ、戦争、危機管理 指導者たちの「失敗の本質」

    ビジネス・実用

    -
    1巻330円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦後75年、日米安保改定60年に当たる2020年は新型コロナウイルスの感染拡大に始まり、アメリカ大統領選挙に向けて激動を続けている。この特集では、ロングセラー『失敗の本質――日本軍の組織論的研究』にならい、歴史と現代を往還しながらコロナ第1波などから教訓を導き出し、新しい時代のリーダー像を探る。 ※『中央公論』2020年9月号特集の電子化です。 ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがございます。 (電子版通巻103号) 【目次】 ⚫内向きの対立を超えて 地方のトップに委ねるべき 小池百合子 ⚫国民を巻き込めなかった憲法論議 九条改正は急ぐ必要はない 石破茂 ⚫合流への挑戦に後悔はなし そして臨む野党再編 前原誠司×〔聞き手〕井手英策 ⚫なぜ安倍政権は支持率が低下したのか データから分析するコロナ禍の各国首脳支持 加藤創太 ⚫【対談】米国は? 日本は? コロナで見えた新たなリーダー像 世界を席巻 リバタリアン的若者と 指導者はどう向き合うか 宇野重規×渡辺靖 ⚫《隣国リーダー解剖学》 ①習近平 土着共産主義者の皇帝化 益尾知佐子 ②文在寅 フォロワーの支持は続くか 浅羽祐樹 ⚫【対談】『沖縄決戦』八原博通と瀬島龍三の発掘資料から読み解く 誰も責任をとらない 日本軍 組織の病 戸部良一×武田知己 ⚫「昭和史の天皇」を次世代に引き継げ 伊藤隆 ⚫「昭和の戦争・軍事史」必読10冊 筒井清忠
  • 財政から読みとく日本社会 君たちの未来のために

    財政から読みとく日本社会

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻968円 (税込)
    なぜ社会保障は高齢者向けの支出が中心なのか、なぜ公共投資が多いのか、教育費の私的負担がなぜ多いのか、税の負担をなぜ重く感じるのか…、財政の七つの特徴をわかりやすく説明しながらこれからの日本社会のありかたを考えます。弱者を生み出さず、誰もが安心して生きられる社会への道筋を提案します。
  • 18歳からの格差論―日本に本当に必要なもの

    18歳からの格差論―日本に本当に必要なもの

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本の格差の有り様と原因に独自の角度から光を当て、「必要原理」にもとづく大胆な財政戦略を提唱する井手英策教授が、若い人たちのためにデータを駆使して訴えるまったく新しい啓蒙書。 【主な内容】 1 「格差是正」に心が動かない僕たち ■格差を是正したいですか? ■税への抵抗が強い社会は、誰かのための負担をきらう「つめたい社会」 ■貧困にあえぐ人びとを「見て見ぬふりする社会」を僕たちは生きている 2 日本人の不安の根っこにせまる 「3つの罠」、そして「分断社会」 ■社会全体を覆っている「弱者へのつめたいまなざし」 ■中間層が貧しくなり、弱者へのやさしさが失われた ■「自己責任社会」では、「成長の行きづまり」が「生活の行きづまり」になる 3 分断社会・日本 「失われた20年」、何がいけなかったのか? ■分断社会・日本 ■池田勇人首相の思想――自分で働き、自分の足で立つことこそが重要 ■小さな政府、貧弱な社会サービスこそ、高い貯蓄率を生んだ大きな原因 4 中高所得層も納得して格差是正ができる「必要の政治」とは? ■「救いの手」は救済であると同時に、確実に、そして深く、人間を傷つける ■人間を信じられず、成長できない社会を望みますか? ■発想の大転換、思い切って中高所得層も受益者にする 5 人間の違いではなく、人間の共通性に想いをはせてみませんか? ■「必要の政治」は「お金なんかで人間を評価しない」という哲学 ■「必要の政治」とは、受益感を高めながら租税抵抗を緩和するという戦略 ■「バラマキだ!」と批判し思考を停止させる、そんな政治を終わらせる
  • ソーシャルワーカー ──「身近」を革命する人たち

    ソーシャルワーカー ──「身近」を革命する人たち

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻946円 (税込)
    多くの人が将来不安におびえ、貧しさすらも努力不足と切り捨てられる現代日本。人を雑に扱うことに慣れきったこの社会を、身近なところから少しずつ変革していくのがソーシャルワーカーだ。暮らしの「困りごと」と向き合い、人びとの権利を守る上で、何が問題となっているのか。そもそもソーシャルワークとは何か。未来へ向けてどうすればいいのか。ソーシャルワークの第一人者たちと研究者が結集し、「不安解消への処方箋」を提示した入魂の書!
  • 富山は日本のスウェーデン 変革する保守王国の謎を解く

    富山は日本のスウェーデン 変革する保守王国の謎を解く

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻814円 (税込)
    待機児童ゼロ、結婚した女性の離職率の低さ、 貧困の少なさ、公教育の水準の高さ……日本型「北欧社会」が保守王国で生まれていた! 富山県は県民総生産が全国31位の小さな自治体だが、一人当たりの所得では6位、勤労者世帯の実収入では4位に浮上する。背景にあるのは、ワークシェアリング的な雇用環境と女性が働きやすい仕組みだ。さらに、公教育への高い信頼、独居老人の少なさなど、まるでリベラルの理想が実現しているかのようだ。しかし、北陸は個人よりも共同体の秩序を重視する保守的な土地柄とされる。富山も例外ではない。つまり、保守王国の中から「日本的な北欧型社会」に向けた大きなうねりが起きているのだ。10年間にわたって富山でのフィールドワークを続けてきた財政学者が問う、左右の思想を架橋する一冊。 【目次】はじめに/序章 保守と革新、右と左を超えていくために/第一章 富山の「ゆたかさ」はどこから来るのか/第二章 どのように富山県の「ゆたかさ」は形づくられたのか?/第三章 家族のように支え合い、地域で学び、生きていく/第四章 危機を乗り越えるために「富山らしさ」を考える/終章 富山から透視する「歴史を動かす地域の力」/おわりに/参考文献
  • 日本財政 転換の指針

    日本財政 転換の指針

    ビジネス・実用

    4.4
    1巻902円 (税込)
    「破綻」や「国債暴落」という警告の言葉に脅え、財政を「再建」することが、本当に社会に共通の善なのか。尊厳と信頼の社会を構築するための財政の条件とは何か。赤字の原因を日本社会の構造から解き明かし、「ユニバーサリズム」の視点から、受益と負担の望ましいあり方、そして新しい財政のグランドデザインを提言する。
  • ふつうに生きるって何? 小学生の僕が考えたみんなの幸せ

    ふつうに生きるって何? 小学生の僕が考えたみんなの幸せ

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,540円 (税込)
    進路、競争、同調圧力、貧困・格差……。 気鋭の財政社会学者が贈る 未来をつくる君たちへの物語。 障害がある、ないにかかわらず、女の人も男の人も、 お年寄りも若い人も、すべての人が お互いの人権や尊厳を大切にし、支え合い、 誰もが生き生きとした人生を送ることができる社会、 これを「共生社会」といいます。 本書では、小学5年生の主人公・愉太郎が、 日々の暮らしの中でさまざまな疑問と出合い、悩みます。 そして、生きづらい社会の中で、お互いに支え合うことの 大切さに気づいていく過程が描かれています。 母子家庭で育った著者の実体験に基づいた物語で、 社会のあり方を読者に主体的に考えてもらいたい という願いが込められています。 自己責任社会から、頼りあえる社会へ。 誰もが安心して暮らせる社会を実現するために、 私たちにできることとは何か? 財政社会学者ならではのアプローチを大切にしながら、 子どもたちに生き方を問いかけ、 また親世代の大人たちにも気づきをもたらす内容です。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 分断社会ニッポン

    分断社会ニッポン

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻836円 (税込)
    低成長の今、6人に1人の子供が貧困状態にある。生活不安に怯える中間層は、より貧しい人の利益を切り詰め、自らへの再配分を訴える。殺伐とした社会を変えるにはどうしたらいいのか。気鋭の財政学者、政治家、情報のプロの解決策を提唱。
  • 分断社会を終わらせる ──「だれもが受益者」という財政戦略

    分断社会を終わらせる ──「だれもが受益者」という財政戦略

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻1,716円 (税込)
    他人に対して冷淡で不機嫌な社会──。それが今の日本だ。世代間、地域間、性別間、所得階層間それぞれの対立が激化し、私たちは、バラバラな存在へと追いやられている。永続的な経済成長をあてにする勤労国家レジームが、こうした状況を生み出した。本書は分断社会を終わらせるべく、すべての人の基礎的ニーズを満たすという「必要原理」に基づく財政戦略を提唱。暮らしの安心の実現が、格差是正と経済成長を実現させることを説く。来るべき未来を構想する、希望の書である。
  • 平成史【完全版】

    平成史【完全版】

    ビジネス・実用

    4.7
    1巻3,300円 (税込)
    私たちはどんな時代を生きているのか。天皇退位・改元を機に、さらなる増補改訂をほどこした決定版。執筆:小熊英二、井手英策、貴戸理恵、菅原琢、中澤秀雄、仁平典宏、濱野智史、ハン・トンヒョン。
  • ベーシックサービス ~「貯蓄ゼロでも不安ゼロ」の社会~(小学館新書)

    ベーシックサービス ~「貯蓄ゼロでも不安ゼロ」の社会~(小学館新書)

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,056円 (税込)
    カネと運しだいの自己責任社会を変える本。 教育費・医療費・介護費・障がい者福祉がタダになり、 将来の不安におびえて今の望みをあきらめなくてもいい、衝撃の方法があった!  本書では、そんな社会を実現する方法「ベーシックサービス」について、 財源、ベーシックインカムとの違い、しくみ、実現への道筋をひもといていきます。 日本では、将来の「必要」に「貯蓄」でそなえなければなりません。 私たちは生活を守るために、子どもを減らし、欲しいものをあきらめ、人並みの暮らしをなんとか維持しようと必死になって生きています。 運がよければいいんです。でも、運が悪ければ、どんなにキャリアを積んでも、ちょっとしたきっかけで奈落の底に突き落とされます。貧しい人に無関心で冷淡な社会は、いつ、自分や子どもたちに牙をむくかわからないのです。 あなたは、そんな社会を子どもたちに残したいですか? 「運が悪く」極貧の母子家庭で育った財政学者が、壮絶な自身の過去とともに、社会を変えるシステムを解き明かします。 *2021年刊行の『どうせ社会は変えられないなんてだれが言った?』に最新状況を加筆、再編集して新書化したものです。 (底本 2024年4月発売作品)
  • 未来の再建 ──暮らし・仕事・社会保障のグランドデザイン

    未来の再建 ──暮らし・仕事・社会保障のグランドデザイン

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻880円 (税込)
    頑張っても報われず、誰もが弱者になりうる社会。それが今の日本だ。生活不安が私たちを直撃し、弱者がさらに弱い者を叩く。そんな状況にあって、突破口は一体どこにあるのか? 「くらしの場」、「はたらく場」、「保障の場」それぞれを再建し、自己責任社会から脱却すること。子育て、教育、医療、介護など、私たちが生きる上で必要不可欠な「ベーシック・サービス」を、すべての人に保障すること。来るべき時代への道筋を示す、希望の書である!
  • 民進党蘇生計画

    民進党蘇生計画

    ビジネス・実用

    -
    1巻305円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ジャーナリストの田原総一朗氏が、民進党の玄葉光一郎氏、福山哲郎氏、玉木雄一郎氏、山尾志桜里氏に迫る緊急討論「なぜ私たちは支持を得られないのか」。野田佳彦民進党幹事長(当時)インタビュー、井手英策慶應義塾大学教授と熊谷晋一郎東京大学准教授の対談「『頼り合える』社会の構築と財政について話そう」も収録。
  • 欲望の経済を終わらせる(インターナショナル新書)

    欲望の経済を終わらせる(インターナショナル新書)

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻869円 (税込)
    気鋭の財政社会学者・井手英策が、新自由主義がなぜ先進国で必要とされ、広がり、影響力を持つことができたのか、歴史をつぶさに振り返り、スリリングに解き明かしていく。そして経済と財政の本来の意味を確認し、経済成長がなくても、何か起きても安心して暮らせる財政改革を提言。閉塞感を打破し、人間らしい自由な生き方ができる未来にするための必読の書! 市場原理を絶対視し、政府の介入を少なくすれば、富と複利が増大する、という新自由主義の考えは、80年代にレーガンとサッチャーによって実行され、米・英は好景気を迎える。日本では、外圧や、政財界の思惑と駆け引き、都市と地方の分断などの要因から新自由主義が浸透。経済のグローバル化も起こり、格差が広がる。勤労が美徳とされる「勤労国家」で、教育も医療も老後も、個人の貯金でまかなう「自己責任国家」、日本。財政が保障することは限られ、不安がつきまとう。本来お金儲けではなく、共同体の「秩序」と深く結びついていた経済。共通利益をみんなで満たしあう財政への具体策を示し、基本的サービスを税で担う「頼り合える社会」を提言。貯金ゼロでも不安ゼロ、老後におびえなくてすむ社会に!
  • リベラルは死なない 将来不安を解決する設計図

    リベラルは死なない 将来不安を解決する設計図

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻891円 (税込)
    「貯蓄による自己責任」か「税による痛みの分かち合い」か。選挙のたびにリベラルは劣勢を余儀なくされる。社会的弱者への配慮や人権の重要性を訴えれば訴えるほどそっぽを向かれる。けれども、新自由主義が吹き荒れたこの国は今、利己的で孤立した「人間の群れ」に変わりつつある。しかもみんなが将来不安におびえている。だからこそ「誰も切り捨てない」「弱者をつくらない」、そんな社会保障を実現する仕組みが必要だ。超党派による本気の提言。
  • 令和ファシズム論 ――極端へと逃走するこの国で

    令和ファシズム論 ――極端へと逃走するこの国で

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻2,134円 (税込)
    令和の日本社会をおおう〈ぼんやりとした不安〉。その輪郭を描き出すべく、「ファシズム前夜」を経験した、かつての日本とドイツに光を当て、両国がファシズムに屈した背景を、財政史という観点から分析。そこで得た基準をもちいて、現代日本の危機的状況を浮かび上がらせていく。多くの人が生活不安をかかえるなか、「人気取り」の政策案が打ち出され、「極端」な議論を展開する〈小さな権威主義〉が力を得ていく──。居場所を追われる「自由と民主主義」をまもるための立脚点を探求し、肯定的未来への道を切りひらく渾身の書!

ユーザーレビュー

  • 令和ファシズム論 ――極端へと逃走するこの国で

    Posted by ブクログ

     今、日本ファーストという言葉が、横行している。本書は、今の時代を切り取ってみせる。
     自民党と公明党の連立が解消され日本維新の会が連立し、保守の左派と言われる高市早苗が首相になった。こういう時代にこそ、民主主義と自由を破壊するファシズムについて考えることは重要だ。本書を読みながら、ファシズムと全体主義は違い、日本の戦前の天皇制ファシズムについても、正確につかむ必要がある。なぜ、日本は戦争に向かい、なぜヒトラーはユダヤ人を600万人も虐殺したのか?歴史はそのような残酷な道を歩んできた。
     
     本書は、「令和期の日本社会に立ちこめる不安の輪郭をうかびあがらせようとするこころみ」を目的としている。それも財政史の視点からである。著者の学術的な定義の構築と時代背景のつかみ方は、真面目であり、誠実だ。右と左の対抗の中で、「エクストリーミズム」への指導者の意図的な逃走、国民の無意識の逃走という問題があるとしている。「エクストリーミズム」とは、ここでは単に「過激主義」という意味を超え、道徳や秩序、既存のルールを顧みず、人々が短期的な快楽や発散、あるいは現実逃避へと走る極端な社会状況を指している。

     保守がLBGT法案を通したり、高校授業料無償化をいう。右なのに、左の主張をする。左なのに、護憲を訴える。そして、いつのまにか、社会全体が右になっている中で、エクストリーミズムが、未来への展望がなく、またたくまに社会を覆うことを著者は警告する。題名の『令和ファシズム論』の過激さが、うまいのだ。

     日本の現状認識として、「経済は勢いをなくし、街は外国人であふれ、発展途上国のようになりはじめた日本経済。思慮を欠き、暴言や不道徳が幅をきかせる政治。財政規律のゆるみと横行するバラマキ。世代内、世代間で共有されない価値観。多くの人がふつうにくらしている。鋭い痛みがあるわけではない。でも、まるで少しずつやせおとろえ、衰弱死をむかえるような、そんな言いしれぬ不安が、私にまとわりついてはなれない」と著者はいう。

     大谷翔平が、3ホームラン10三振という快挙をなし、延長18回という2試合分のゲームをして、大谷翔平は9出塁をした翌日に、先発投手をした。4失点をして、大谷翔平は人間だったという熱狂のゲームをしている時に、トランプはアメリカ兵を集めて、空母で演説し、トランプの横で日本の高市早苗首相は、イエーイととびっきりの笑顔で飛び上がっている。首相は軍事費の前倒しと増額を約束し、天皇は、トランプに「He is great」と言われている。実は、俺は世界で一番グレートだといいたいのだろう。まさに、熱狂と茶番が静かに進行している。

     著者は本書で今が、「ファシズム前夜」かもしれないというのだ。
    ヨーゼフ・シュンペーターは、こう断言している。「財政史の告げるところを聞くことのできるものは、他のどこでよりもはっきりと、世界史の轟を聞くのだ。」

     著者は、財政を単なる経済の道具としてではなく、「税を集め、経済的な資源を配りなおし、社会に秩序をもたらす」という、経済的、社会的、政治的な側面を持つ、つまり人々の連帯と共助の仕組みであるととらえている。

     著者は「自由民主党の政治家を左派や革新主義者とはみなさないだろう。だが、彼らがこぞって連呼するのは、「改革」のフレーズである。日本共産党や社会民主党の政治家を右派、保守主義者とはよばない。だが、彼らは、かたくなに「護憲」をうったえ、日本国憲法を前提とした社会秩序を保守しようとする。れいわ新選組と参政党は、左右の極点にある政党だ。だが、いずれもが、国債の増発と大胆な財政出動をうったえ、新自由主義やグローバリズムを否定する。」という。

     だからこそ、政治的に居場所を見つけられない人たちにねらいをさだめ、具体的な理念や意味内容をもたないにもかかわらず、最大公約数的にだれもが同意できそうな、所得を増やす、国をまもる、ムダをなくすといった言葉が政治の世界をとびかうようになる。

     本書は、1930年代の高橋是清の財政政策について詳しく分析している。高橋是清の財政政策は経済危機を乗り切った成功例として評価される一方、財政の民主的基盤を蝕む問題も指摘される。特に、「量」に偏った資金運用と財源論無視の結果、財政が「連帯と共助」の根幹を揺るがし、軍部への屈服や財政民主主義の破壊を招いた。景気回復を優先するあまり、民主的コントロールを失い、ファシズム台頭の土壌を作ったことが最大の批判点とされる。著者は、高橋財政が一時的救済にとどまる一方で、社会の連帯意識の喪失と、それに伴う極端な指導者支持の容認という歴史的条件をもたらしたと結論付ける。やはり、財源が大きな課題であり、財政の巨大化も大きな問題となる。

     著者は、ファシズムに至る兆候は、財政民主主義の衰退と、それに伴う「連帯と共助」の崩壊に集約される。 この兆候は、特にファシズムが台頭した1950年代の日本と、1930年代のドイツ(ワイマール共和国)の財政史に共通して見られ、現代の日本社会にも類似点が指摘されている。
     ファシズムに至る財政的な兆候は、財政が本来持つべき「社会に秩序をもたらす連帯の仕組み」としての機能が失われ、「極端への逃走」が始まる過程として理解される。
     財政の「質の低下」と民主的コントロールの喪失。財政は、誰がどう負担するかという「財源論」を民主的に議論することなく、支出(給付)や減税のみが焦点となることで、財政民主主義が機能不全に陥る。
     財政は「連帯と共助」の仕組みから離れ、景気変動を安定させたり経済成長を促進したりする「量的な道具」へと変質する。財政の使途や公平な負担の議論は消失し、「金額の大小」だけで語られるようになる。
    「お金を配る」政策の台頭である。財源の裏付けや将来への責任を伴わない給付金や減税などの「人気取り」政策が横行する。これらは「お金を与えるから、あとは自己責任で生きてください」というメッセージとして受け取られ、社会的な連帯の視点が失われることを意味する。

     著者は、財政の本来の姿は、多様な人々の利害やニーズを調整し、公正な負担を分かち合う「中庸」にあると主張している。 財政史から見たファシズムの兆候とは、この「中庸」が失われ、国民の不安が民主的な連帯によるものではなく、極端な主張と無責任な財政拡張(人気取りのばらまき)へと逃避する状況、すなわち財政による分断の深化が生じていることである。

     なんか、おもしろい時代だ。時代の空気を掬いとって、自分の土俵に持ち込んで、財政史でねじ伏せる。日本はGDP2%目標を2025年度中に実現する。さらに、GDP5%の頂に。年間30兆円の財源は、どこから出すのか?積極財政は、どこへいく。

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    2025年10月31日
  • 幸福の増税論 財政はだれのために

    Posted by ブクログ

    正に、目うろこ本。
    減税だけが正義ではない。

    日頃僕が感じている、今の日本の状況や未来の日本に対する漠然とした不安を的確に分析して、将来の日本を明るいものにする為の財政政策(税のあり方)を提言している。

    個人的には著者が言う「ベーシックサービス」の概念は素晴らしいものだと思うし、財政再建のために増税するのではないと言う著者の説明には衝撃すら受けた。
    ただし日本人に植え付けられている勤労に対する感覚や租税抵抗感はそう簡単に変えられるとは思わないが。でも変えていかないとますます日本社会はギスギスした居心地の悪い社会になってしまう。

    昨今の政治状況も大変心配だが、おそらく著者の考えていることは政治家任せにしていたら絶対実現できない。著者は一時民進党のブレーンの時期があったようなので、再びどこかの政党のブレーンに復帰する事はできないのだろうか。今現在政治活動をしているかは知らないが。

    まずは多くの人にこの本か、著者の書いた他の本を読んでもらいたい。僕的にはイデオロギーを超えた次元で納得できる所がたくさんあった。自分は保守系だと言う方にもぜひ読んでもらいたいと感じた。

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    2025年10月13日
  • ふつうに生きるって何? 小学生の僕が考えたみんなの幸せ

    Posted by ブクログ

    ベーシックサービスを考える。学校の道徳のテキストより、この本一冊読みとおしたほうがいいじゃないかい。

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    2025年03月09日
  • ふつうに生きるって何? 小学生の僕が考えたみんなの幸せ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    かなり刺さった。
    小学生でも読める本だが、大人が読んだ方が考えさせられる部分は多いと思う。
    自分が子どもだったときに「ふつう」だったことが、今や「ふつう」ではない。何が「ふつう」なのか、その「ふつう」を自分や他者に押し付けてないか。そういうことを一度立ち止まって考える時間が必要だと感じた。大人になるにつれて、そういうことにずいぶん鈍くなってしまったな、と……
    そして筆者の後書き、「小学生の主人公は自分がなりたかった姿だ」というのは、何ともえぐられるものがあった。


    ・たとえ、大切な人がすっかり別人のようになっても、愛するその人の幸せを願う気持ちは、心の同じ場所にずっとあり続けます。それなのに、あわただしい毎日、生きること、暮らすことに必死な毎日の中で、私たちは、その場所をうっかり見失ってしまいます。ぼんやりしている間に、愛する人は消えてしまうかもしれないというのに……。どうすれば”ふつう"の日々の中で、この「大切な人の幸せを願う気持ち」の居場所を見つけられるのでしょう。
    ・気づかなかったことに気づく、この変化を私たちは「心の成長」と呼びます。「同じ風景」がある日まったく「ちがう風景」に変わる。それは心が成長したからこそ起きる変化です。
    ・同じような毎日がくり返される”ふつう"の日々は、勝利への道でもなければ、敗北への道でもない、と。なぜなら、「ゴールに着くこと」ではなく、「ゴールに向かって歩くこと」そのものが「生きること」だと思うから。ゴールだけを追いもとめる生き方は、「死んだように生きている」だけだと思うから。
    ・長い人生の中で、”ふつう"の日々の"ふつう"のできごとに「意味」を見つける愉太郎の生き方を、僕は、「ふつうに生きる」と名づけたいと思います。
    ・”ふつう”に生きるということーそれは過去をふり返り、いまをだきしめ、そのときどきの痛みや悲しみの中に「意味」を見つけながら、未来へと歩んでいく、そんな終わりなき旅なのです。

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    2025年02月18日
  • ソーシャルワーカー ──「身近」を革命する人たち

    Posted by ブクログ

    いままで存在を漠然とは知りながらもそのままにしていたソーシャルワーカーというものに最近になって興味・関心をもつようになり、知るための最初の一冊として読んでみた。読後感として、本書がソーシャルワーカーあるいはソーシャルワークを知る1冊目になったのはとてもよかったと思う。
    そもそものところでは、ソーシャルワーカーの仕事の具体が事例などと一緒に紹介されることで仕事のイメージがつけば御の字くらいの期待だったんだけど、資格上の「社会福祉士」や「精神保健福祉士」と本来のソーシャルワーカーは違い、そもそもソーシャルワーカーとは社会に働きかける人たちであり、社会を変革させていくことに骨頂があるのだと知った。そしてそれは、自分が好きな世界と文脈を一にするものだと思う。
    これまでやはり恵まれない人に集中投下的に援助するのがいいと思っていたけど、それでは「救済」になってしまう。「権利」とするためにもライフ・セキュリティとして広くあまねく対象にしたほうがいいという論には目からうろこ的にうなずけるところもあり、自分に発想の転換が必要性を感じたり。
    ことほどさように、本書では広く大きくソーシャルワーカーをとらえ、そのあるべき像を語っている。さらに、ソーシャルワーカーのことにとどまらず、社会全体の大きな未来像まで述べられている。荒唐無稽な理想論でなく、地に足の着いたかたちで。井手さん、加藤さん、中島さんの文章が熱い 鼓舞される感じがする。
    よって、書題が内容負けしているような感じも。かろうじて副題が本書に込められた精神を担保しているか。とはいえ、副題が主題になっては何を指すかわからんだろうし、この書題ということになったのかな。

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    2025年02月17日

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