前川ほまれの作品一覧
「前川ほまれ」の「藍色時刻の君たちは」「明日町こんぺいとう商店街」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
タイトルの『在る。』
しっかりと句点で区切られたこの言葉に、著者の思いがこもっているように感じました。
前川ほまれさんの小説は3冊目です。
看護師としての視点から書かれた内容に、いつも自分の知らないことへの気づきをもらっています。
SOGIとは、すべての人の性のあり方を表す包括的概念だそうです。SOGI支援外来は、セクシャルマイノリティのからだとこころの健康をサポートしている場です。読者の私は、この言葉を初めて知りました。
この本では、自分の性を自覚したときにマイノリティな立場で、どれほど悩み、周りに苦しめられるのかが書かれていました。連作短編集のなかの登場人物達を、SOGI支援医の海野
Posted by ブクログ
2023年度山田風太郎賞受賞作品です。
宮城県出身で看護師でもある著者の強い思いが感じられた作品でした。ヤングケアラーの高校生達のことが書かれた二段組の小説に、ぐいぐい引き込まれました。
精神を病んだ家族がどういう感じなのか、世話をすることがどれほど大変なのか。同情や憐れみ、褒めることはして欲しくないという気持ち。当事者にならないとわからないことを小説で知ることができました。
読み進めると、3人の高校生達の忙しい日々を東北大震災が襲いました。震災のときの記述はとてもリアルで、当事者以外が簡単にわかるとか、忘れないとか言ってはいけないと思いました。
その後、再会したあとの3人が揃って故郷を
Posted by ブクログ
精神科の専門病院である富士見ウエスト病院には、性の在り方に関する不調をケアする「SOGI支援外来」がある。そこの担当医・海野彩乃先生をメインに第七病棟での出来事を綴った連作短編集。
SOGIとは、性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の頭文字を取った略称。この言葉を初めて知った。
見た目を全く気にせず、ほんわかした雰囲気で、常に患者の心に寄り添う海野先生。性的指向を指摘され、心に傷を負った人たちには、海野先生の何気ない一言が心に響くんだろうな。
前川さんが現役看護師だけあって、富士見ウエスト病院で働く看護師さん、精神保健福祉士さん、院内