前川ほまれの作品一覧
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
一般には知られない刑務所の精神医療の必要な罪人が描かれる
人の命を奪った犯罪者が医療を受ける必要があるのか… 主人公も好きで配属された訳ではなく 上からの指示で期間限定で配属されただけだ、という思いで最初はスタッフにも接する
相手は「患者」なのか、「罪人」なのか
工藤守も過去の囚われもあり 酒も飲まず心を開かない
子供は親を選べない 滝沢にしても犯罪を犯した要因の一部は親からのお金のたかりだったりして なんともやるせない
それにしても刑務官は大変な仕事だ
「被害者の苦しみを考える機会が病で塗り潰されないようにするためなんだよ、
…受刑者は健康でなければいけない。傷つけた被害者のために、そして長い時間をかけてでも自分自身の人権を回復するために
Posted by ブクログ
☆4.5
久しぶりに小説で泣いたな。死が纏う孤独というか、寂しさを感じた。いつか訪れるそれを想像して悲しくなった。交通事故で亡くなった同級生を思い出して、胸が窄んだ。私はどんな風に死ぬのか。とにかく色々な思いがあって泣いてしまった。もしかしたらそこには、死に対する本能的な恐怖もあったかもしれない。
そんな思いを抱けるほどのリアリティのある描写だった。
主人公の浅井はなんというか、かたはらいたしなキャラクターだけれども。「オイオイそれはねーだろ!」という行動をわざと取らせているようにも思える。最終的にはそこが良いなあ、となるのであった。
追記
「寿司を食いたい。でも我慢。」ってとこでなんか泣いちゃって、そこから涙腺がユルユルだったせいでもある。切なさと、自分の未来であるような気がして。