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Posted by ブクログ
犬をはじめ、動物には不思議な力があると思う。
我が家にはもうすぐ10歳になる柴犬がいる。家の中に彼女がいるだけで部屋の空気が明るくなり、撫でるだけで心が落ち着く。
そんな犬たちが訓練を受けDI犬として病院内にいるだけで、患者の心の不安や寂しさを取り除いてくれると思う。
現役看護師の前川さんが描く院内の様子がリアルすぎる。
そこの患者さんたちだけでなく、看護師として働く遥と詩織も厳しく辛い人生を歩んでおり、話の全体が淋しく鈍色がかっている。唯一の救いがDI犬のスピカ。その真っ白な毛並みがその場を明るくしてくれる。
ファシリティドッグのインスタをフォローしているので、院内で活躍している犬たちのことは知っていたが、海外と異なり、あまり浸透していないことを残念に思う。
Posted by ブクログ
前川ほまれさんは現役の看護師さんなんだそうで、こちらは動物介在療法のお話です。
動物介在療法と聞くと、真っ先に「アニマルセラピー」が思い浮かびますよね。アニマルセラピーは日本語の造語で、老人ホームや病院などへ訪問し、動物との触れ合いを通して癒しを提供したり、生活の質の向上を目的とする『動物介在活動』(AAA/Animal Assisted Activity)と、医療従事者の主導により、患者の治療計画の中に動物を介在させ、治療目標達成のための補助療法である『動物介在療法』(AAT/Animal Assisted Therapy)の2種類に分類されるそうです。
この動物介在療法に従事する犬のことをDI犬(Dog Intervention)といい、犬の責任者のことをハンドラー(臨床経験を積んだ医療従事者が多い)と呼ぶそうです。
こちらのお話は、DI犬であるゴールデン・レトリバーのスピカとハンドラーである凪川遙によって動物介在療法を受ける側の、患者やその家族視点からのお話と、遙が看護師となりやがてハンドラーとなるまでの10年間のお話が並行しつつ、どちらのお話もエピローグへ向かって描かれていきます。
患者視点のお話は連作短編集のようで、また遙視点のお話は成長譚としても読むことができ、読み応えがありました。時代や視点が飛ぶのでちょっと混乱もしますが、両視点からのお話が読めておもしろいし、伏線もきっちり回収され、このお話の構成はとても好きです。
描かれる病は、小児がんだったり強迫性障害だったり産後鬱や若年性パーキンソン病などなど多岐にわたりますが、さすが現役の看護師さんなだけあって、医療の現状だったり主人公の心情だったりがとてもリアルでした。
すごく良かったので、ぜひ前川さんの他の作品も読んでみたいです。
Posted by ブクログ
動物介在療法に携わるDI犬のスピカと、そのハンドラーの凪川遥が、横紋筋肉腫を患った5歳児、強迫性障害を抱える中学生、産後うつの患者や家族たちと向き合う。 それは、凪川自身の内面にも変化を起こし、やがて大きな決断をすることに。 動物介在療法を知るきっかけとなった同期との出会いとその後、育児放棄をした母とのこれから。
毎日ワンコに癒されているわたし
犬や猫、動物達に癒やしを求めている人は多いと思います。
作品に登場する患者さんの多くは精神的に病んだ人で治療への意欲がない状態です。
目を見て撫でて抱きしめて…
次に会う日(治療日)を楽しみにする。
病院のスタッフとなって働く犬がいるなんて知らない事ばかりで勉強になりました:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.
患者さん達の病気や家庭環境は辛い内容が多くて暗くなりがちな作品だけど、スピカの可愛さ、賢さ、前川さんの優しい文章で暖かくて素晴らしい作品になってます♪
ワンコ好きな方はぜひ\(//∇//)\
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小説・文芸
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