作品一覧 1~13件目 / 13件<<<1・・・・・・・・・>>> 新着順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 月を見に行こうよ 3.0 小説 / 国内小説 1巻2,200円 (税込) 世界各国から詩人や小説家などの文筆家が招かれ、およそ二か月半にわたって滞在・交流する、アイオワ大学の国際創作プログラムIWP(International Writing Program)。 このプログラムに招かれた経験をもとに、背景の異なる個性的な創作者たちとの交流、各々の作品に対する姿勢や創作への覚悟を描いた、書く者たちの物語。 【著者略歴】 李琴峰(り・ことみ) 1989年、台湾生まれ。作家・翻訳家。2013年来日。早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程修了。2017年、『独り舞』で第60回群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー。2021年、『ポラリスが降り注ぐ夜』で第71回芸術選奨文部科学大臣新人賞、『彼岸花が咲く島』で第165回芥川龍之介賞を受賞。著書に『星月夜』『生を祝う』『シドニーの虹に誘われて』『日本語からの祝福、日本語への祝福』他。 試し読み フォロー 日本語からの祝福、日本語への祝福 4.4 エッセイ・紀行 / エッセイ 1巻1,899円 (税込) 台湾で生まれ、15歳までは「あいうえお」も知らなかった著者は、日本語の何に魅了されたのか。第二言語として日本語を学ぶことの面白さと困難さ──。日本語への新たな知見があふれる、芥川賞作家による珠玉のエッセイ集。 試し読み フォロー シドニーの虹に誘われて 3.3 エッセイ・紀行 / エッセイ 1巻1,980円 (税込) 2023年、世界最大規模のプライド・パレード「マルディ・グラ」に参加するため、7年ぶりに渡豪した著者。いたるところで11色のプログレス・プライド・フラッグがはためくシドニーの地で、何を見、何を思ったのか。一人の性的少数者として向き合ったこの国のLGBTの歴史とバックラッシュ、そして国会で成立・施行された「LGBT理解増進法」を巡る日本の状況を観照し、丹念に綴った長編紀行。 著者撮影による口絵写真2頁付き。 眠らない街を探訪したエッセイ「歌舞伎町の夜に抱かれて」も併録。 試し読み フォロー 彼岸花が咲く島 3.7 小説 / 国内小説 1巻790円 (税込) 【第165回 芥川賞受賞作!】 彼岸花を採りに砂浜にやってきた島の少女・游娜(ヨナ)は、 白いワンピース姿で倒れていた少女を見つける。 記憶を失っていた少女は、海の向こうから来たので「宇実(ウミ)」と名付けられた。 この島では、〈ニホン語〉と〈女語(じょご)〉、二つの言語が話され、 白い服装のノロたちが指導者、歴史の担い手、司祭だった。 宇実は游娜 、その幼馴染の拓慈(タツ)という少年に〈ひのもとことば〉を教え、 〈女語〉を教わって仲良くなるが、やがて進路を選ぶ時期がくる。 「成人の儀」にのぞむ3人それぞれの決意とは――。 国籍・言葉・性別などの既存の境界線を問い直す世界を描いた問題作。 解説=倉本さおり ※この電子書籍は2021年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 試し読み フォロー 私の身体を生きる 3.7 エッセイ・紀行 / エッセイ 1巻1,599円 (税込) 17人の書き手が自らの「身体」と向き合って記す、生きるためのリレーエッセイ 私の身体はほんとうに私のもの? 私の身体はどんな視線にさらされ、どのように規定され、内面化されているのか。17人の人気小説家・美術作家・コラムニスト・漫画家・発明家が自らの「身体」と向き合い、ときにユーモラスに、ときに激しく、そしてかつてない真摯さで文章をつむぐ。「文學界」人気連載がついに単行本化。 著者は島本理生、村田沙耶香、藤野可織、西加奈子、鈴木涼美、金原ひとみ、千早茜、朝吹真理子、エリイ、能町みね子、李琴峰、山下紘加、鳥飼茜、柴崎友香、宇佐見りん、藤原麻里菜、児玉雨子の17人。 自分と自分の身体の関係を見つめる言葉が、これまで読んだことのない衝撃と共感をもたらす。 【目次】 島本理生「Better late than never」 村田沙耶香「肉体が観た奇跡」 藤野可織「「妊娠」と過ごしてきた」 西加奈子「身体に関する宣言」 鈴木涼美「汚してみたくて仕方なかった」 金原ひとみ「胸を突き刺すピンクのクローン」 千早茜「私は小さくない」 朝吹真理子「てんでばらばら」 エリイ「両乳房を露出したまま過ごす」 能町みね子「敵としての身体」 李琴峰「愛おしき痛み」 山下紘加「肉体の尊厳」 鳥飼茜「ゲームプレーヤー、かく語りき」 柴崎友香「私と私の身体のだいたい五十年」 宇佐見りん「トイレとハムレット」 藤原麻里菜「捨てる部分がない」 児玉雨子「私の三分の一なる軛(くびき)」 試し読み フォロー 肉を脱ぐ 4.2 小説 / 国内小説 1巻1,760円 (税込) 売れない新人作家・柳佳夜は自作の感想を求めてエゴサに明け暮れるうち、同姓同名のVTuberを発見する。魔界への帰還を目指す吸血鬼という設定のVTuberはまたたく間に人気配信者となり、むしろ自分になりすまし疑惑がかけられ、柳はVTuberの正体を突き止めようと奔走するが――。 試し読み フォロー 星月夜 4.5 小説 / 国内小説 1巻506円 (税込) 日本語教師として東京の大学で働く台湾人の柳凝月(りゅうぎょうげつ)と、新疆ウイグル自治区出身の留学生・玉麗吐孜(ユルトゥズ)。恋人同士の彼女たちだが、柳がともに日本で暮らす未来を思い描く一方で、玉麗吐孜の心は揺れ動いていた。家族、政治、セクシュアリティー。共通の言語を持ち、幾夜も語り合ったはずなのに、柳は彼女が背負うものの重さを知らずにいたことに気がつき……。「ここでなら、自由になれると思った」――新日本語文学の旗手が描く、異国の地で出会った二人の女性の静かな祈りの物語。 試し読み フォロー 透明な膜を隔てながら 4.2 エッセイ・紀行 / エッセイ 1巻2,420円 (税込) 台湾出身で17年に作家デビューを果たし、21年に芥川賞受賞。第2言語である日本語で作品を発表する李琴峰は、何を思いながら小説を書き続けているのか。創作の源泉にあるものとは。言語、出生観、性、日本と台湾の歴史、読むことと書くこと。繊細な筆致で綴る 試し読み フォロー 向日性植物 4.9 小説 / 海外小説 1巻1,980円 (税込) 台北の女子高に入学した「私」は、先輩の小游と惹かれ合い付き合うが、小游には元恋人・小莫がいた。台湾大学に合格した小游と小莫はアパートで同居を始め、一年後、「私」も台湾大学に合格するが、二人とは距離を取る。卒業後、小游と小莫は渡米し大学院へ。数年後、小莫から「心臓の手術をするため帰国する」と台北で働く「私」に連絡が……今を生きる少女たちの揺れ動く青春の日々を、繊細かつ誠実に描き出した傑作。 試し読み フォロー 独り舞 4.2 小説 / 国内小説 1巻660円 (税込) 小学生の頃、想いを寄せていた同級生が亡くなった。迎梅(インメー)は死への思いに囚われながら、レズビアンである疎外感に苛まれて生きていた。高校時代の淡い恋、そして癒えない傷。日本に渡り、名を変え、異なる言語を使う彼女を苦しめ続けるものとは何なのか――。第60回群像新人文学賞優秀作にして、芥川龍之介賞受賞作家・李琴峰のデビュー作。 試し読み フォロー 生を祝う 3.8 小説 / 国内小説 1巻1,699円 (税込) 「あなたは、この世界に生まれてきたいですか? この世界に生まれてきてくれますか?」子どもを産むためには、その子からの同意が必要となる世界を舞台にした衝撃作。『彼岸花が咲く島』で芥川賞を受賞した著者による、芥川賞受賞第1作。 試し読み フォロー ポラリスが降り注ぐ夜 4.0 小説 / 国内小説 1巻1,760円 (税込) 多様な性的アイデンティティを持つ女たちが集う二丁目のバー「ポラリス」。気鋭の台湾人作家が送る、国も歴史も超えて思い合う気持ちが繋がる7つの恋の物語。 試し読み フォロー 五つ数えれば三日月が 3.3 小説 / 国内小説 1巻1,223円 (税込) 日本で働く台湾人の私。 台湾人と結婚し、台湾に移り住んだ友人の実桜。 平成最後の夏、二人は5年ぶりに東京で再会する。 話す言葉、住む国――選び取ってきたその先に、 今だから伝えたい思いがある。 第161回芥川賞候補作。 試し読み フォロー 1~13件目 / 13件<<<1・・・・・・・・・>>> 李琴峰の詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> 透明な膜を隔てながら エッセイ・紀行 / エッセイ 4.2 (10) カート 試し読み Posted by ブクログ 何も気にせずに使っている日本語が実は奥深いなと改めて思う。 著者の本を読むとネイティブの私よりずっと日本語について詳しく感じるので興味深かった。 0 2025年09月24日 私の身体を生きる エッセイ・紀行 / エッセイ 3.7 (31) カート 試し読み Posted by ブクログ 様々な『自分の』性との向き合い方について書かれている。メタ的な性との向き合い方でないのは、女性の作家たちだからだと思う。 女性も誰かの性を搾取することもあるだろうが、しかし圧倒的に搾取される側であり、自分の生命と性とが紙一重に近い存在だと思い知る。 アンソロジーの最初の島本理生さんの作品が個人的ににとても響いた。 なぜ自分の性と向き合うだけで傷ついてしまうのか。男性も同じなのだろうか。傷ついたことを思い出さないで自分の性について語れる人間がいるならば、どんな人生なのか知りたいと思う。 0 2025年09月20日 肉を脱ぐ 小説 / 国内小説 4.2 (20) カート 試し読み Posted by ブクログ 著者がエゴサなさっているのでは?と感じて何だか感想が書きにくい……こんな感想を持った本は初めて。 シュール過ぎるユーモアに笑ってしまうが、最後は神妙な気分になった。想像の斜め上に向かっていく。 0 2025年09月09日 生を祝う 小説 / 国内小説 3.8 (32) カート 試し読み Posted by ブクログ 慣れない造語が多く数ページは読みにくく感じたが、直ぐに把握して引き込まれた。 話は逸れるがロボットや無人運転のタクシーが往来する近未来に新宿アルタが登場していて、それが何だか物悲しい。 解体前に読んでいたら現在とのリンクを素直に楽しめた気がする。 0 2025年08月24日 日本語からの祝福、日本語への祝福 エッセイ・紀行 / エッセイ 4.4 (5) カート 試し読み Posted by ブクログ 元々は中国語(台湾華語)話者である著者が、日本語に興味を持ったことをきっかけに、作家として知られるようになるまでの時期をつづった自伝的エッセイ集。 文章は明晰で、とても読みやすかった。著者の考え方や指向性がしばしば顔をのぞかせる点も魅力的だ。 なかでも、日本語を言語学的な視点から見つめ、分析する部分が特に興味深かった。 0 2025年08月14日