配信予定・最新刊

作品一覧

  • 自然のものはただ育つ
    NEW
    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    長男を16歳で、次男を19歳で相次ぎ自死により失った作家が、息子たちについて語る思索に富むエッセイ。「この本は悲しみや哀悼の本ではない。私の悲しみに終わりはない」
  • レシタティフ
    4.3
    1巻2,090円 (税込)
    彼女が「レシタティフ」を「実験」だと言うなら、本気でそれを意図しているのだ。その実験の被験者は読者である―― 施設で同室になったトワイラとロバータは、白人と黒人の二人組で「塩と胡椒」と呼ばれていた。 月日が経ち、二人はダイナー、スーパー、デモ集会、レストランで四度再会する。 二人が共有する記憶と彼女たちについて、何が正しいのだろうか? ノーベル文学賞作家、トニ・モリスンが唯一書き残した実験小説。 大好評「I am I am I am」シリーズ第五弾。解説:ゼイディー・スミス 二人の少女はこの世の誰も知らないことを知ってた――質問をしないこと。信じなきゃいけないことは信じること。 ずけずけと訊かずに広い心で接するのは、気遣いでもあった。 あなたのお母さんも病気? ううん、一晩中踊ってるの。 ふうん――そして、わかった、といううなずき。(本文より)
  • 水曜生まれの子
    3.8
    1巻2,695円 (税込)
    表題作ほか11の短編を収録。喪失、孤独、秘密、愛情……深みのあるテーマを扱っている小説だが、率直ゆえの辛辣さのなかにユーモアを感じる。唯一無二の作家による待望の一冊。
  • ガチョウの本
    4.1
    1巻2,970円 (税込)
    13歳のアニエスは作家として華々しくデビュー。本当の作者は親友のファビエンヌ。2人の小説を書くという「遊び」は周囲を巻き込み思わぬ方向に。2023年度ペン/フォークナー賞受賞。
  • 理由のない場所
    3.9
    1巻1,100円 (税込)
    母親の「私」と自殺してまもない16歳の息子との会話で進められる物語。著者の実体験をもとに書かれた本書からは、母親の深い悲しみが伝わり、強く心を打つ。他に類をみない秀逸な一冊。
  • もう行かなくては
    5.0
    1巻3,740円 (税込)
    リリアは3人の夫に先立たれ、5人の子を育て17人の孫を持つ。昔の恋人の日記を手に入れ、それに自分の解釈を書き込んでいく過程で驚くべき秘密が明らかになっていく。喪失と再生の物語。
  • 黄金の少年、エメラルドの少女
    4.2
    1巻1,210円 (税込)
    現代中国を舞台に、代理母問題を扱った衝撃の話題作「獄」、心を閉ざした四〇代の独身女性の追憶「優しさ」、愛と孤独を深く静かに描く表題作など、珠玉の九篇。O・ヘンリー賞受賞作二篇収録。
  • 独りでいるより優しくて
    4.0
    1巻2,860円 (税込)
    ある女子大生が被害者となった毒物混入事件を核に、事件に関係した当時高校生の3人の若者が抱えつづけた深い孤独を描く。中国の歴史の闇を背景に、犯罪ミステリーの要素も交えた傑作。
  • ハウスキーピング
    3.7
    1巻2,420円 (税込)
    両親のいない姉妹と、放浪生活を営んできた奔放な叔母との奇妙な三人暮らし。拠り所となる家(ハウス)の喪失の悲しみを詩情豊かにつづる、ピュリツァー賞・全米批評家賞作家のデビュー作。
  • さすらう者たち
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    文化大革命後の中国。一人の若い女性が政治犯として処刑された。物語はこの事件に否応なく巻き込まれた市井の人々の迷いや苦しみを丹念に紡ぎ、庶民の心を歪めてしまった中国の歴史の闇を描き出す。

ユーザーレビュー

  • レシタティフ

    Posted by ブクログ

    黒人と白人の女の子が主人公。まるで塩と黒胡椒といわれる同室の2人だが、どちらが塩でどちらが黒胡椒かが最後までわからない。人種を特定できる要素が巧妙に消し去られていて、それでも物語が成立するところにトニ・モリスンの真骨頂を感じる。

    0
    2026年03月07日
  • 水曜生まれの子

    Posted by ブクログ

    『何年も前、友達になった年上の作家が執筆中の本のことを手紙で尋ねてきた。「小説はいかがでしょうか。人は病人のことを訊くようにそう訊きますが、まだ書き終えていない小説とはそんなものです。終わったら、それは死んでいるか、ずっと具合がよくなっているかのどちらか。死者をわずらわせてはいけません」』―『水曜生まれの子』

    久しぶりに読む、イーユン・リー。もう、この作家を「千年の祈り」を読んだ時のようには読めないことを改めて意識してしまう。其処彼処に散らばる孤独、そして他者の死によってもたらされる喪失感。そこに作家の私生活における影を見ずにはいられない。

    「理由のない場所」を読んだ時に、そこに長男の自死

    0
    2026年02月21日
  • 自然のものはただ育つ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2人の息子を自死により亡くした女性のエッセイ。著者自身も自殺未遂をしたことがあるようだ。「私たち(著者とその夫)はジェームズ(著者の息子)が何を考えていたかよくわかっていないけれど、このことだけは確信が持てる。彼は命を絶つ決断を私たちが尊重するのを知っていたこと。」(p.41)という一節が非常に苦しく、けれども親と子供の間にある信頼関係は美しいと思った。子供が自殺する決断を尊重する親だと子供が理解している…究極の信頼関係…。

    0
    2026年02月01日
  • レシタティフ

    Posted by ブクログ

    読みながら不安定な気持ちになる。
    トワイラとロバータ、どっちが白人? 黒人?
    それは最後まで明かされない。
    もちろんそれが著者の狙い。偏見を招く構造への疑問。
    そして施設での彼女らより「下」の位置にいる、施設で働くマギーはたぶん障がい者。これもまた二項対立。
    全編示唆的なストーリーで、メタファーかなと思わせる会話や表現が山盛りもり。

    作品自体は短く、大きめの字で56ページ。
    それとほぼ同量(以上?)のゼイディー・スミスによる序文「実はあの中にちゃんとした人間がいた」があって、内容的にネタバレになるので、作品の後に移されている。
    これがまた深い考察で素晴らしい。

    0
    2026年01月15日
  • 理由のない場所

    Posted by ブクログ

    小説家にならずにはいられなかった著者ではないか?
    一文を書くのにどれだけの苦悩や思考があったのだろう?

    0
    2025年08月08日

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