黄金の少年、エメラルドの少女

黄金の少年、エメラルドの少女

968円 (税込)

4pt

4.0

現代中国を舞台に、代理母問題を扱った衝撃の話題作「獄」、心を閉ざした四〇代の独身女性の追憶「優しさ」、愛と孤独を深く静かに描く表題作など、珠玉の九篇。O・ヘンリー賞受賞作二篇収録。

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黄金の少年、エメラルドの少女 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年02月11日

    自らの少女時代、自らを育てた国を「想っている」物語たち。
    リーの声には何も求めない静かな寂しさの弦が鳴っていて、ふとよぎる、全てを受け容れる優しさ、一瞬一瞬のその視線。物語たちはリーの声に語られるのを静かに待っている。彼女の声が聞こえるまで、静かに。
    表題作と「獄」が好き。どの作品にも中国に深く根付...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年04月08日

    「やさしさ」は、しんしんと降り積もった雪のように私の心に残り、単純作業の時などに、ふと思い出す。不幸な生い立ち、切な過ぎる思い出を、主人公は記憶に留め、生きている…。確かにそれらは愛「やさしさ」だから、主人公の心で生きている。

    人間として生まれたからに、感じる孤独をとても上手く描ききった珠玉の作品...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月04日

    テーマもいいし文章も素敵だ〜。訳者もいいんだろな。
    タイトルから連想されるようなリリカルな話ではなかった。

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    Posted by ブクログ 2022年12月30日

    イーユン・リーさんの本は2冊目。

    1冊目に読んださすらう者たちの登場人物たちと同様に、この短編集の主人公たちもみな、強い信念を持ちながら孤独な生活を送っている。

    みな孤独なのに、物語のテーマは全て異なり、今度はこんな話か!と飽きなかった。

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    Posted by ブクログ 2018年04月13日

    中編くらいのものも含め、全9編が収められた短編集。Yリー作品は初めてだけど、概ね淡々とした語り口で綴られていく。不貞を中心とした家庭内の不協和音が、別段恨みがましくもない調子で語られていて、同判断するかは基本的に読者に委ねられている。どの物語も真相らしい真相は明かされないし、そのあたりも淡々とした印...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月04日

    寂しい雰囲気が全体に漂う短編集。必要に駆られて誰かと会話はするけれども、結局は一人なんだと悟っているような、孤独な人達が出てくる。
    代理母の話は中年夫婦が必死すぎて読んでて辛くなる。

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    Posted by ブクログ 2018年11月21日

    『ティエンイの物語』にもあった、共産主義社会下での諦めの境地。
    ティエンイは男性目線、本作はたいへん女性目線。
    愛とか夢とか語ってられる幸せを実感する。

    優しさ (Kindness 2010)
    彼みたいな男 (A Man Like Him 2008)
    獄 (Prison 2006)
    女店主 (Th...続きを読む

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