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Posted by ブクログ
自らの少女時代、自らを育てた国を「想っている」物語たち。
リーの声には何も求めない静かな寂しさの弦が鳴っていて、ふとよぎる、全てを受け容れる優しさ、一瞬一瞬のその視線。物語たちはリーの声に語られるのを静かに待っている。彼女の声が聞こえるまで、静かに。
表題作と「獄」が好き。どの作品にも中国に深く根付いた家父長制や女性の結婚に対する伝統的な考えや、それから国外へ移住していく多くの中国人の思いがある。代理出産をテーマにした「獄」は、その重い選択ゆえに払う代償をそれでも淡々と描いている。リーがそっと包んだ悲しみから、誰も出られない。
リーの小説は比喩と、中国の古い言葉をリーの感覚で英語に訳し、そして日本語に変わってくる過程が本当に美しい。表題作も中国語で「金童・玉女」(理想的なカップル)というそうだけど、それが『黄金の少年、エメラルドの少女』に変わってここにやってくるその美しさに、ため息をついてしまうのだった。
Posted by ブクログ
『ティエンイの物語』にもあった、共産主義社会下での諦めの境地。
ティエンイは男性目線、本作はたいへん女性目線。
愛とか夢とか語ってられる幸せを実感する。
優しさ (Kindness 2010)
彼みたいな男 (A Man Like Him 2008)
獄 (Prison 2006)
女店主 (The Proprietress 2005)
火宅 (House Fire 2007)
花園路三号 (Number Three,Garden Road 2009)
流れゆく時 (Sweeping Past 2007)
記念 (Souvenir 2006)
黄金の少年、エメラルドの少女 (Golden boy,Emerald Girl 2008)
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