理由のない場所

理由のない場所

1,100円 (税込)

5pt

3.8

母親の「私」と自殺してまもない16歳の息子との会話で進められる物語。著者の実体験をもとに書かれた本書からは、母親の深い悲しみが伝わり、強く心を打つ。他に類をみない秀逸な一冊。

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理由のない場所 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    小説家にならずにはいられなかった著者ではないか?
    一文を書くのにどれだけの苦悩や思考があったのだろう?

    0
    2025年08月08日

    Posted by ブクログ

    言葉で紡ぐことが難しい心の領域を、小説という形で見せてもらった気持ちになった。主観的でうつろいやすい気持ちを、著者の知性的な言葉でコーティングし外に出したような印象。この小説を、分かりやすさや客観性などの指標で評価することはナンセンスなのだろうと思う。

    0
    2025年09月27日

    Posted by ブクログ

     限りなくノンフィクションに近いフィクション。訳が素晴らしい。ただ、訳者あとがきに「胸をえぐるような小説」「読む者の涙をさそう」とあるが、そんな陳腐な表現はふさわしくないと思う。
     相手が目の前にいないからこそ交わせる言葉、あちこちに引用されている詩の手触り、対話を通じて明らかになる自分の心の輪郭。

    0
    2024年06月30日

    Posted by ブクログ

    母と亡くしてしまった息子の著者の実体験に基づいたかのような私小説。明示的なセリフがなく、内的な心の世界と外的な現実世界の淡いをゆくような不思議な読み心地だった。

    0
    2025年01月30日

    Posted by ブクログ

    自殺した息子とその母親が言葉だけで繋がろうとする話。二人の会話を中心に進むけれど、結局は母親の頭の中で繰り広げられているので、「」はなくて、母が思っていることは筒抜けで、過去と現在がシームレスに移り変わっていく。

    初イーユン・リー。
    登場する親子は揃って言葉の正確さやそれらが孕む意味に鋭敏で、繊細

    0
    2024年11月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    16歳で自殺した息子と、母親との対話。つまり母親の心の声。
    母親と対等、或いは負かしてしまう程の息子の言葉。完璧を求めて生きづらくなってしまったのか。丁寧に言葉を紡ぎ、せめて心の中では息子を繋ぎ止めようとしているかのよう。
    本書を読むと、安易に完璧と言う言葉は使えなくなる。

    0
    2025年03月13日

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