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作品一覧
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4.01巻1,210円 (税込)【呪師、またの名を呪禁師とは、常人にはない異能で、古来、魔と戦ってきた者らである】 平安中期の常陸の国。凶悪な大豪族・源護に虐げられていた十一歳の下女あらごとに、物を動かし浮かす不思議な力が目覚めた。あらごとは悪夢の館からついに脱走、平将門に庇護される。一方、都では、あらごとと瓜二つの娘わごとが女流歌人に仕えていたが、やはり、先を見通せるという謎の力に目覚めた。後の高僧・良源により、それを呪師の力と知った直後から、わごとは闇の組織に狙われるようになる。 難を逃れるため、呪師の地・紀州に向かわんとするわごと。大内海を渡って大呪師の姥にまみえんとするあらごと。だが、それらは共に地獄への旅路であった。 魔の手により東西に引き裂かれた双子少女に、魔王が迫りくる! 時代小説ファンも怪奇小説ファンも唸らす、平安ダーク・ファンタジー。 ●呪師vs.魔軍 浄蔵 四十代。最強の法力で知られた比叡山延暦寺の美僧。 良源 わごとを助け、行動を共にする若き僧。後年、天台座主に上り詰める。 乱菊 物体を瞬間移動させる物寄せと幻術、二つの力を持つ。あらごとの呪師修行の師。 飯母呂石念 群盗の首領から平将門配下となる。風を操る呪師。 藤原千方 十五の力を持つ魔人。天下大乱の謀略をめぐらす。さる予言により、「宿命の子」を探し続けてきた。 火鬼 藤原千方の配下にして愛人。火を操る。 水鬼 火鬼の双子の妹。水を自在に操る。 風鬼 突風を起こし、瞬時に移動する“縮地”なる力を持つ千方配下の老妖術師。 金鬼 千方の手下の大男。身体を鋼鉄化して敵の武器をはねかえす。 隠形鬼 千方の手下で、姿を透明化できる少年。 伊佐々王 異名を土鬼。千方の一味。背にびっしりと笹を生やした小山のような大怪物。 ――など、続々登場。
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3.9蛭が島:若き源頼朝が流された伊豆の地。当時の支配者は北条氏。 真珠院:頼朝との悲恋の末に八重が命を落とした地。 伊豆山神社:頼朝と北条政子が結ばれた地。 石橋山:頼朝が源氏復興ののろしを上げるも、大庭景親、伊東祐親らの平家軍に大敗した地。 黄瀬川:奥州から駆けつけた義経が頼朝と再会した地。 願成就院:北条時政が頼朝の奥州平泉討伐戦勝祈願のため建立した。 銭洗弁財天:頼朝への宇賀福神の夢のお告げを元に、宇賀福神を祀り神仏の供養を行なったのが創建の由来。 三島大社:頼朝が源氏復興を祈願して旗揚げをした神社。 梶原山公園:頼朝の信任厚かったが、その死後に滅ぼされた梶原景時終焉の地。 鶴岡八幡宮:鎌倉幕府とともにあった彼の地のランドマーク。 伊豆修善寺:頼朝の嫡男・頼家が暗殺された地。 など、鎌倉殿(鎌倉幕府)をめぐる13の地を舞台に、歴史時代小説の手練れ13人が切れ味鋭い筆をふるう。 13の掌編を自宅でじっくり味わうも良し、地図と写真を手がかりに今に残る歴史の現場を訪ねるも良し。
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3.01巻1,298円 (税込)【呪師とは呪禁師とも呼ばれ、常人にはない異能を持って、古来、人ならざる魔と戦ってきた者たちである――。】 今宵も館の奥から大犬の遠吠えが聞こえる。平安中期の常陸国。凶悪な大豪族・源護邸では犬が吠えると下人下女が消えると噂され、不安に堪えかねた彼らはついに騒動を起こす。そのとき、下女の少女あらごとに物を動かし浮かす謎の力が目覚めた! 脱走した彼らを保護したのは、近国の豪族・平将門であった。 同じころ、都では、あらごとと瓜二つの娘わごとが女流歌人・右近に仕えていた。ある夜、右近邸に呪われし怪異が発生。退魔のため呼ばれたのが、後に天台座主にまで上り詰める僧・良源であった。彼から、わごとは己が不思議な力を持つ呪師だと知らされる――。 恐怖の魔犬の驚愕の正体、わごとを狙う魔軍、天下激震へと向かう巨篇、開幕!
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3.01巻1,870円 (税込)唐の時代、大陸にはすべての妖怪を支配する最強の妖怪・蚩尤(しゅう)が封印されていた。その力を完全に葬るため、封印されている蚩尤の眼を富士山に捨てに行く壮大な旅が始まる。その運命は一人の少女に託された!
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-【新連載】 坂井希久子 「娘心中」 できることなら平穏無事に女髪結いを続けたい。そう思った矢先―― 矢月秀作 「警視庁特務部逮捕特科アレストマン2」 見当たり捜査中、不測の事態が。大男の拳が璃乃の顎を打ち抜く 【大好評連載】 花村萬月 「探偵ノヴァリス・夜の華」 泉を利用するしかない。しかし、きっと裏切られる… 【連載小説 風味絶佳】 小路幸也 「A DAY IN YOUR LIFE」 谷瑞恵 「こだま標本箱」 吉田篤弘 「月とコーヒー」 村山早紀 「風の港2」 【連載小説 ミステリー】 真梨幸子 「フジコの十ヶ条」 赤川次郎 「盗まれた時を求めて」 【連載小説 歴史&時代】 門田泰明 「汝 戟とせば 拵屋銀次郎半畳記」 【マンガ】 サメマチオ 「追読人間臨終図巻」
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-魂を揺さぶる不屈の戦い! 圧巻の源平合戦小説!! 抗うために逃げるのだ― 慟哭の源平合戦絵巻!! 源頼朝が初の武家政権を開く前夜、平家との激戦のなかで繰り広げられた感涙の人間ドラマ。 父殺しの汚名を着せられながら再起を図る源義朝、その妻・常盤御前と幼子の雪中の逃 避行、木曾義仲と女戦士・巴の激闘、そして、源頼朝に見捨てられた義経と静御前の矜持……。 〈敗者〉としての源氏の戦いを情感豊かに描く傑作! 目次 奔る義朝――源義朝 雪の坂――常盤御前 歌う老将――源頼政 落日の木曾殿――源義仲 しずのおだまき――静御前 解説 末國善己 敗者の戦いが新たな歴史を拓いた―― 「本書の主人公たちは、どれほど窮地に陥っても絶望せずあがき続ければ活路が開けること、 敗れても終わりではなく、敗北の経験を活かして自分で再起をはかることも、次世代に夢を託すこともできると教えてくれる」 末國善己氏(文芸評論家)、激賞!
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ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
三条河原異聞というタイトル。であるならば、駒姫とおこちゃの運命が変わるのであろう、と思い読み進めていきました。
豊臣秀次に連座して刑死した39人。その悲劇から、少しでも悲しみを救おうという物語であるはずと思っていました。
救いはなかった。
歴史上の事実を知っている自分と、それを覆してくれるであろうという希望を持ってしまった自分。悲劇を知っているからこその覚悟と、それゆえに希望の先にあるであろう歓喜を待ち望んでしまう。この二つの感情に振り回され、最終盤まで悲劇も奇跡も、どちらかが待ち構えているという見通せない展開にページをめくる手が止まらない。
異聞とつけたのであれば、悲劇から解放してあげ