戸田山和久の作品一覧
「戸田山和久」の「最新版 論文の教室 レポートから卒論まで」「恐怖の哲学 ホラーで人間を読む」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
思考の教室
じょうずに考えるレッスン
著:戸田山 和久
出版社:NHK出版
本書は、「考える」ということについての本です。
そういわれれば、じょうずに考える、うんうん考える、そういったことはやったことがないので、考えるってなんだろうと振り返ってしまう。
もともと、こんな頭なのだから、じょうずもなにも、ないだろうが第一感でした。
やっぱり読み進めていっても、ある程度のもやもや感はぬぐい切れなかった
これって、哲学に感じるうさんくささに通じているのではないでしょうか
でも、文をならべていくと、雰囲気というか、何となく、分かったような気になるのである
考えるの3つの特徴
①思考と行動の間にタ
Posted by ブクログ
教養とは何であるか、どのように身につけるか、が書かれた本。
教養を渇望してきた私自身にとっての名著。
第一章、さまざまな教養ある例示を経ながら、示される最終的な教養の定義は下記。
「社会の担い手であることを自覚し、公共圏における議論を通じて、未来へ向けて社会を改善し存続させようとする存在」であるために必要な素養・能力(市民的器量)であり、また、己に「規矩」を課すことによってそうした素養・能力を持つ人格へと自己形成するための過程も意味する。
ここでの素養・能力には、以下のものが含まれる。①大きな座標系に位置付けられ、互いに関連づけられた豊かな知識。さりとて既存の知識を絶対視はしない健全な懐
Posted by ブクログ
神経科学の研究をしていて、自由意志の存在の有無の問題が哲学ではどのように捉えられているかを知りたくてこの本を読みました。
序盤の「意味」・「機能」・「目的」などの章は、自由意志と関連が薄く退屈かと予想していましたが、読み進めるにつれてこれらの言葉の定義についてきちんと考えたことがなかったことに気付き、学びになりました。また、これらの用語を哲学ではどのように定義しているのかを知れたのも面白かったです。
また、章立ての順番もきちんと意味があり、序盤の章で触れた内容を踏まえて後半の章が理解できるという構造になっていて、よく考えられているなと思いました。
自由や道徳、結びのメッセージも、決定論の世界の