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作品一覧

  • 口語訳 即興詩人(上下合本)

    口語訳 即興詩人(上下合本)

    小説・文芸

    -
    1巻2,640円 (税込)
    君も即興の詩を作れ、君はもともと詩人なんだ――。 事故で母親を失い孤児となるも、才能を見込まれ名家の後ろ盾を得たアントニオ。 学校生活では親友ベルナルドと出会うが、やがて一人の女性をめぐり、人生は思わぬ方向へ動き始める……。 鴎外の名訳で知られる古典を、長年愛読してきた安野光雅が口語訳で甦らせる。 〈巻末対談〉室井光広/〈解説〉森まゆみ
  • 赤毛のアン

    赤毛のアン

    小説・文芸

    4.5
    1巻2,420円 (税込)
    詩人の渾身の訳と画家の叙情豊かな絵で贈る世界名作文学。 全世界で5,000万部突破の感動の名作文学から、詩人であり童話作家であった岸田衿子氏の訳と 安野光雅氏の絵による、新しい翻訳絵本が誕生しました。 ◎颯爽と明るく、ちゃめっけたっぷりのアンが、風光明媚な島の自然から、多くのものを受け取り、心優しい人びとと の魂の触れ合いを通し、目覚め、成長していく、こころ温まるお話がいっぱい詰まっています。 ◎想像することの素晴しさを忘れないためにも必読の書です! ◎総ルビになっていますので、小学1年生から読むことができます 著者について 作:ルーシイ=モード=モンゴメリ (Lucy Maud Montgomery) 1874年、カナダ、プリンス・エドワード島に生まれる。幼い時に母と死別、祖父母に育てられ教師になる。『赤毛のアン』シリーズのほか、小説、短篇集を残し、世界中で多くの読者の心を捉えた。 訳:岸田衿子(きしだ えりこ) 1929年、東京に生まれる。詩人・童話作家。岸田國士を父に持ち、妹は女優の岸田今日子。東京芸術大学油絵科を卒業。詩集に『忘れた秋』『あかるい日の歌』『いそがなくてもいいんだよ』。絵本、童話に『かばくん』『帰ってきたきつね』『プッポコとペッポコ』シリーズ。童詩集に『木いちごつみ』『かぞえうたの本』『へんなかくれんぼ』『森のはるなつあきふゆ』。エッセイ集に『風にいろつけたひとだれ』『草色の切符を買って』。翻訳にアーノルド・ローベル『どろんここぶた』などがある。 絵:安野光雅 (あんの みつまさ) 1926年、島根県津和野町に生まれる。BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。1988年紫綬褒章、2008年菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。 主な著作に『ふしぎなえ』「『旅の絵本』シリーズ(全8巻)」(福音館書店)、『本を読む』(山川出版社)、『小さな家のローラ』(小社刊)などがある。 2001年、津和野町に「安野光雅美術館」、2017年、京丹後市の和久傳の森に「森の中の家 安野光雅館」が開館。
  • 銀の匙

    銀の匙

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 安野光雅が描く、自らの幼少期の思い出と、少年の目でとらえた美しい世界。 漱石が絶賛した日本文学の不朽の名作が、心に残る情景とともによみがえる。 「本だけは子どものころの続きだった。はるかむかしのことになった今でも、 おもいだすのはきのうのことではなく、少年時代のことである。」――安野光雅 古い茶箪笥の抽匣から銀の匙を見つけたことから始まる、伯母の愛情に包まれて過ごした 幼少期の日々を綴った自伝的作品。 安野光雅によって情感豊かに描きだされた子どもの内面世界は、誰しもの心にある郷愁、 幼き日のさまざまな感情を思い起こさせる。 作:中 勘助 1885年、東京に生まれる。小説家、詩人。東京大学国文学科卒業。夏目漱石に師事。 漱石の推薦で『銀の匙』を『東京朝日新聞』に連載。主な著作に小説『提婆達多』『犬』、詩集に『琅玕』『飛鳥』などがある。 絵:安野光雅 1926年、島根県津和野町に生まれる。BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。 1988年紫綬褒章、2008年菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。 主な著作に「『旅の絵本』シリーズ(全9巻)」(福音館書店)、『本を読む』(山川出版社)、 『小さな家のローラ』(小社刊)などがある。 2001年、津和野町に「安野光雅美術館」、2017年、京丹後市の和久傳ノ森に「森の中の家 安野光雅館」が開館。
  • メアリ・ポピンズ

    メアリ・ポピンズ

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    空から風にのってやってきた、メアリ・ポピンズと不思議な世界へ。 安野光雅が描く、美しい絵の中へ遊びにゆきます。 ある日、ロンドンの美しい桜通りに住むバンクス家に、こうもり傘を差した乳母、メアリ・ポピンズが東風にのって現れます。彼女がやってきてから、子どもたちは大喜び。指をぱちんと鳴らすと、魔法がかかったように散らかった部屋が片づき、不思議な鞄からは何で<bも出てきます。大道芸人の描く絵の中に入って遊んだり、空中に浮いたままお茶会を楽しんだり……。 日常の風景から、いつの間にか不思議な世界に入り、ひとしきり楽しむと、また当たり前の世界に戻る、空想物語の名作。 詩人・岸田衿子による軽やかな日本語訳と純粋な語感は、時を経ても色褪せず、安野光雅のあたたかく、ユーモアに彩られる空想あふれる絵は、心躍る世界を、そっと閉じ込めて思い出させてくれます。 著者について 作:トラバース(P.L. Travers) イギリスの児童文学作家。本名はヘレン・リンドン・ゴフ(Helen Lyndon Goff)。1899年、オーストラリアに生まれる。1924年、25歳の時にイギリスへ移住し詩人としてデビュー。その後、児童向けの小説や詩を多数発表。1977年、大英帝国勲章受勲。 訳:岸田衿子(きしだ えりこ) 1929年、東京に生まれる。詩人・童話作家。岸田國士を父に持ち、妹は女優の岸田今日子。東京芸術大学油絵科を卒業。詩集に『忘れた秋』『あかるい日の歌』『いそがなくてもいいんだよ』。絵本、童話に『かばくん』『帰ってきたきつね』『プッポコとペッポコ』シリーズ。童詩集に『木いちごつみ』『かぞえうたの本』『へんなかくれんぼ』『森のはるなつあきふゆ』。エッセイ集に『風にいろつけたひとだれ』『草色の切符を買って』。翻訳にアーノルド・ローベル『どろんここぶた』などがある。 絵:安野光雅(あんの みつまさ) 1926年、島根県津和野町に生まれる。BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。1988年紫綬褒章、2008年菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。主な著作に『ふしぎなえ』「『旅の絵本』シリーズ(全9巻)」(福音館書店)、『本を読む』(山川出版社)、『小さな家のローラ』『赤毛のアン』『あしながおじさん』(小社刊)などがある。2001年、津和野町に「安野光雅美術館」、 2017年、京丹後市の和久傳の森に「森の中の家 安野光雅館」が開館。
  • あしながおじさん

    あしながおじさん

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,980円 (税込)
    「すてきなことがおこりました。あててみる?でもあたりっこない!」 100年以上にわたって世界中で読みつがれてきた名作が、詩人・谷川俊太郎氏の訳と 安野光雅氏の絵によって新たな感動とともに誕生しました。 孤児院でけなげに暮らすジュディは、ある日顔の知らない裕福な紳士の目に止まり、奨学金をもらって大学進学を果たします。 ジュディに課された条件は、かならず毎月おじさまへの手紙を書くこと――。 孤独だった少女が持ち前の明るさと想像力をもって、たくましく才能を開花させていく様子は、 時代をとわず読む人のこころを掴んで離しません。 読んだことのある方も、読んだ気になっていた!という方も。 ふてくされたり、調子に乗ったり、落ち込んだり、大喜びしたりと表情豊かなジュディの手紙を、 ぜひ受け取ってみてください。 ◎総ルビになっていますので、小学1年生から読むことができます。 ◎本シリーズの見どころであるカラーイラストを多数収録。 著者について 作:ジーン・ウェブスター (Jane Webster) 1876年、ニューヨーク州フリードニア生まれ。大学では英文学と経済学を学ぶ。在学中に社会事業に関心を持ち、孤児院などを訪問、文筆活動に入る。 父は出版社経営。母はマーク・トウェインの姪。 結婚して、翌年に女児を出産するがその直後、産褥熱により39歳の若さで他界する。 代表作は、『あしながおじさん』『続あしながおじさん』。 訳:谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう) 1931年東京生まれ。詩人。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。 1962年「月火水木金土日の歌」で第4回日本レコード大賞作詞賞、1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞、 2010年『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、受賞・著書多数。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、 作詞など幅広く作品を発表、世界各国で翻訳されている。 最新刊は、ディック・ブルーナ装画による詩集『バウムクーヘン』。 絵:安野光雅(あんの みつまさ) 1926年、島根県津和野町に生まれる。BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。 1988年紫綬褒章、2008年菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。 主な著作に『ふしぎなえ』「『旅の絵本』シリーズ(全8巻)」(福音館書店)、『本を読む』(山川出版社)、『小さな家のローラ』(小社刊)などがある。 2001年、津和野町に「安野光雅美術館」、2017年、京丹後市の和久傳の森に「森の中の家 安野光雅館」が開館。
  • 会いたかった画家

    会いたかった画家

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻1,980円 (税込)
    絵を見ることが好きな人へ。絵を描くことが好きな人へ。そしてすべてのひとへ。この本では、画家の心に焼き付いた22人の画家についての思いを語りました。それは、みんな自分の考えで絵を描いた人です。職業として画家を名乗る人ばかりではありません。この本からは、自分の目で見て、自分の頭で考えた画家たちの姿が見えてきます。初めて外国に行った日のこと、この絵を見るまでは死ねないと思った絵のこと、人類最初の絵を洞窟の中に見に行ったときのことなど、画家たちを尋ねる旅の中で垣間見せる、普段着の著者の絵に向き合う姿勢も見所の一つです。
  • 職人たちの春

    職人たちの春

    小説・文芸

    -
    1巻1,760円 (税込)
    津和野に集まった職人たちの技と心。受け継がれてゆく伝統の美しさ。2001年春、津和野の町に和風建築の美術館が完成するまでを、職人たちの言葉を通して描く、書き下ろし長篇エッセイ。 ◎「サクラが咲いていた。あの日は卒業式のようなもの……職人たちの春であった。」 ◎「この本は、美術館の中身とは別に、和風建築のことや、ここに関わった職人たちとわたしの「生活と意見」を書き残しておきたいと考えて書いた。この建築物のあちこちに残っているところの「職人の仕事」の跡を見ていただきたいと思う。」<本文より>
  • 私捨悟入

    私捨悟入

    小説・文芸

    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    画家・絵本作家にして名エッセイストの著者が30年以上書き継いできたユニークな見聞エッセイ。そのシリーズ最新刊。旅の体験、絵本制作上の出来事、交遊記、子ども時代の思い出などなど、著者独自の視点でとらえた森羅万象をつづる。
  • 『史記』と日本人

    『史記』と日本人

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『史記』に魅せられた3人が、司馬遷、項羽と劉邦、李陵と蘇武、屈原などをめぐって各専門を駆使し、体験を絡めて語り尽くす。究極の史書が浮彫りにする、歴史と人間の普遍とは?
  • 小さな家のローラ

    小さな家のローラ

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界 40カ国以上で翻訳、全米4100万部超のベストセラー 不朽の名作ドラマ『大草原の小さな家』の原作を、安野光雅が絵本に描きおろし。 日本でも大ヒットしたアメリカのテレビドラマ・シリーズ『大草原の小さな家』の原作「大きな森の小さな家」を、 安野光雅の絵と訳で描きおろし。緻密な描写と遊び心あふれる美しい絵と、わかりやすく親しみやすい日本語訳で、 アメリカの西部開拓時代を生きた家族の、温かく力強い暮らしを忠実に描く。 「文化が違っても、暮らしの本質は変わらない。いろんな場所で、いろんな人が生活している。 そこには人間のドラマがある。そういう人の暮らしを描き、絵からなにかを感じ、考えてほしい。(安野光雅)」 ──愛と思いやりと道徳心、不屈の開拓者精神が満ちあふれ、自然との共存、理想的な家族像は、 世界のどの地域の、どの時代にも通ずる普遍的なものであることを優しく物語る。 著者について ローラ・インガルス・ワイルダー (Laura Ingalls Wilder) 1867年、アメリカ北部のウィスコンシン州に生まれる。 1932年、西部開拓時代の体験をもとにした自伝的小説、『大きな森の小さな家』を発表。 『大草原の小さな家』『プラム・クリークの土手で』などとあわせ、 「小さな家シリーズ」として世界中で読まれてきた。 テレビドラマの「大草原の小さな家」は、このシリーズをもとにしている。 1957年、90歳で亡くなる。 【絵・監訳】 安野光雅 1926年、島根県津和野町に生まれる。 BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。 1988年、紫綬褒章、2008年、菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。 主な著作に『ふしぎなえ』「『旅の絵本』シリーズ(全8巻)」(福音館書店)、 『故郷へ帰る道』(岩波書店)、『絵の教室』(中央公論新社)、 『絵のある自伝』(文藝春秋)、『本を読む』(山川出版社)などがある。 2001年、津和野町に「安野光雅美術館」が開館。 2017年、京丹後市の和久傳の森に「森の中の家 安野光雅館」が開館。
  • 三国志談義

    三国志談義

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 十代の頃に吉川英治で親しんで六十余年、「三国志」には一家言ある二人が、名場面の舞台、登場人物、名句・名言などについて徹底的に語り合う。人生に役立つヒント満載。人物採点表付き。
  • ユリイカ 2015年4月号 特集=高峰秀子

    高峰秀子

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,430円 (税込)
    いまなお輝きを増す「女優/エッセイスト」としての高峰秀子を照射する特集。 木下惠介、成瀬巳喜男、夫の松山善三監督作品で、 戦前・戦後を通じて日本映画界で活躍した大女優・高峰秀子。 1979年に女優を引退した後にはエッセイストなどとしても活動した。 大女優にして名エッセイスト、その魅力に迫る。
  • 自分の眼で見て、考える

    自分の眼で見て、考える

    小説・文芸

    -
    1巻1,386円 (税込)
    世界的に高い評価を博した絵本作家が語る、「出生の秘密」や戦争体験など92年の来し方、絵画論、死について想うこと、心境の変化。
  • 口語訳 即興詩人(上)

    口語訳 即興詩人

    小説・文芸

    -
    1~2巻1,320円 (税込)
    君も即興の詩を作れ、君はもともと詩人なんだ――。 事故で母親を失い孤児となるも、才能を見込まれ名家の後ろ盾を得たアントニオ。 学校生活では親友ベルナルドと出会うが、やがて一人の女性をめぐり、人生は思わぬ方向へ動き始める……。 鴎外の名訳で知られる古典を、長年愛読してきた安野光雅が口語訳で甦らせる。 〈巻末対談〉室井光広
  • かんがえる子ども

    かんがえる子ども

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,320円 (税込)
    子どもと向き合う大人たちに大切にしてほしいこととは? 「子どもは大人をよく見ている」「子どもにとっては今が大事」「自然から学ぶこと」「図画工作で伝えたかったこと」など、小さなノーベル賞といわれる、国際アンデルセン賞受賞の世界的画家・安野光雅が、ユーモアたっぷりに語ります。あふれる情報や人の意見に惑わされずに生きるにはどうすればよいかを自由な発想で綴る、「考えるヒント」がつまった痛快なエッセイです。

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  • 会えてよかった

    会えてよかった

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,210円 (税込)
    このような会い難き人に会えたのは、なんという光栄だったろう。みんな肩書きにこだわる人ではなかったからでしょう――。谷川俊太郎と堀内誠一との旅、「街道をゆく」挿画取材で聞いた司馬遼太郎の「千夜一夜」……。画業から著述業まで多分野で活動し、幅広い交友関係を持つ著者が、「会えてよかった」五〇の人や出来事とのエピソードを味わい深くつづる。〈解説〉阿川佐和子 【目次】 高峰秀子/森ミドリ/岸田衿子・今日子/松岡和子/井上ひさし/井上麻矢/テレビ草創期/佐藤忠良/半藤一利/澤地久枝/黒柳徹子/平野レミ/竹田津実/大岡信/奥本大三郎/池内紀/鶴見俊輔/谷川俊太郎/千住真理子/藤原正彦/村松武司/俵万智/大野篤美/杉本秀太郎/「日曜喫茶室」/末盛千枝子/司馬遼太郎/岸惠子/河合隼雄/野田弘志/森まゆみ/小沢昭一/板倉聖宣/有元利夫/檀ふみ/阿川佐和子/猿谷要/日高敏隆/森毅・野崎昭弘/「風景画を描く」/アントニ・タピエス/中易一郎/江國滋/堀内誠一/遠山啓・清水達雄/吉田直哉/「少年倶楽部」/串田孫一/関容子/絵本の世界
  • シンデレラ

    シンデレラ

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,188円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1974年に発行された、当社の人気童謡絵本シリーズ「ドレミファランド」の中からミュージカルお話を抜粋。あの幻の名作がついに単行本となって、新しくよみがえりました!安野光雅の魅力が凝縮された、絵本の原点ともいえる傑作です。安野ファンはもとより、名作絵本を愛するすべての人におくる最高の贈り物です。
  • カラー版 絵の教室

    カラー版 絵の教室

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,078円 (税込)
    たとえば、天使がラッパを吹きながら空を舞う名画は、技術の蓄積だけでは描けなかった。目には見えないその姿を描く画家は、人体のデッサンに習熟し、想像力に助けられて、絵画という世界を構築していったのだろう。この本ではクールベやゴッホなどのたくらみや情熱の跡を辿り、美の宇宙の源泉へ旅してみたい。描く技術、鑑賞する感性を会得するには、近道も終着点もないが、創造の歴史には「絵の真実」が現われてくる。
  • 空想犯

    空想犯

    小説・文芸

    3.0
    1巻968円 (税込)
    空想犯アンノに手引きされ、嘘力、着眼力、発想力が急増! 人生が愉快になる刺激本! 1938年10月30日午後8時すぎ、アメリカで緊急ニュースが流れた。「火星人が着陸した」というのである。目撃者へのインタビュー、大統領の声音によるメッセージなどをまじえたニュースだった。かのオーソン・ウェルズの演出による、H・G・ウェルズの『宇宙戦争』のラジオドラマだったが、アメリカ中がパニックに陥った……CBSは75万ドルの請求を受けたが、それは却下された――これはアメリカの空想犯の話。空想犯アンノが極上の空想法を伝授。
  • 「即興詩人」の旅

    「即興詩人」の旅

    小説・文芸

    4.0
    1巻921円 (税込)
    画家・安野光雅が「無人島に持っていく一冊」と公言してはばからない、森鴎外訳の『即興詩人』。童話作家アンデルセンの自伝的名作を、100年前に日本に紹介した鴎外の雅文体の美しさに魅せられ、波乱万丈のラブストーリーに胸躍らせて、物語の舞台のイタリア各地を巡った紀行画文集。「声に出して読みたい」原文をたっぷりと引用しながら、ローマから始まる『即興詩人』のストーリーと、画家の紀行文と美しいスケッチと。1冊で3回楽しめる、安野光雅イタリア紀行画文集。 ◎「カプリ島を去るとき、もうこの島に来ることもないだろうな、と思ったものですが、わたしは、また同じ道を行くかもしれません。何年か先、すっかり年をとって、杖でもついて、おろおろとあのあたりを歩いているのじゃないか、という予感がします」(あとがきより)
  • 空想亭の苦労咄 ――「自伝」のようなもの

    空想亭の苦労咄 ――「自伝」のようなもの

    小説・文芸

    5.0
    1巻902円 (税込)
    『安野光雅氏(あんの・みつまさ、画家)○日○時○分、老衰による心不全のため××クリニックで死去、八十+X歳。葬儀・告別式は○日正午より、三ヶ月間、インターネット・ホームページ○○○上において施行、したがって供花、弔慰等、金品はすべて辞退。』(本文「私の死亡記事」より)。大好きな落語の語り口を借り、得意の空想癖とユーモアを駆使して自由奔放につづった、幼少期、戦争、焼け跡、芸術、闘病、死生観……鮮やかに浮かび上がる人生の苦味と甘味。
  • 悪人礼賛 ――中野好夫エッセイ集

    悪人礼賛 ――中野好夫エッセイ集

    小説・文芸

    4.0
    1巻825円 (税込)
    「およそ世の中に、善意の善人ほど始末に困るものはないのである。」こちらは迷惑をこうむっているのに、それに気づかないばかりか、一切の責任から逃れていると錯覚してる善人。むしろ悪人のほうが付き合いやすい。このパラドクスを語る文章の小気味よさ。数々の名訳で知られ、社会に警鐘を鳴らす評論家として信頼された自由主義者のエッセイ集。半世紀を経てなお瑞々しさを失わない人生論と日本の国際社会復帰期の社会批評の数々。自在闊達な思考の気持ちよさを満喫できる一冊。
  • 三国志談義

    三国志談義

    小説・文芸

    3.0
    1巻815円 (税込)
    曹操69点、劉備57点、孔明は……? 桃園の誓いから諸葛孔明の死まで――「三国志」を愛する薀蓄過剰な二人が名場面の舞台、登場人物、名句・名言を語り尽くした放談録!
  • 人が、つい とらわれる心の錯覚

    人が、つい とらわれる心の錯覚

    小説・文芸

    4.0
    1巻814円 (税込)
    「家族の断絶」は当たり前……ポジティブだけ求めなくてもよい……逃げ道を用意するのが大人……いいことずくめのはずがない……。家族の問題、心の問題、生き方の問題などなど、身のまわりのちょっと気がかりなことを、画家・安野光雅と臨床心理学者・河合隼雄が大胆に掘りさげる。目からウロコの連続で、頭のコリ、心のサビがとれていく! 自由にものごとを見ると、生きることにやさしくなる! 『生きることはすごいこと』を改題、文庫化。
  • 世にも美しい日本語入門

    世にも美しい日本語入門

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻814円 (税込)
    日本語・日本文学に造詣の深い画家と数学者による対談集。古典や唱歌・童謡から日本語のもつ美しさ、奥深さを語り合い、すべての思考・学問・教養の基地となる日本語を学ぶことの意味を、存分に伝えていく。森鴎外『即興詩人』からは文語の素晴らしさを、落語からは高度なユーモア、唱歌・童謡からは文化の継承、と様々な角度から日本語をみていく新しいタイプの入門書。
  • 絵のある自伝

    絵のある自伝

    小説・文芸

    4.1
    1巻800円 (税込)
    『旅の絵本』『ふしぎなえ』『ABCの本』などが世界中で愛されている画家の、初の自伝。 「自伝のようなものは書くまい」と思っていたが、日本経済新聞の「私の履歴書」欄に原稿を寄せるうちに「記憶のトビラがつぎつぎに開いた」、と大改稿大幅加筆。人情味のある豪傑な義兄、小学校で隣の席だった女の子、朝鮮人の友人、両親、弟……昭和を生きた著者が出会い、別れていった有名無名の人々との思い出をユーモア溢れる文章と柔らかな水彩画で綴る。 「わたしも、冗談が多すぎた。でもまだ空想癖はやまない。しかしこの本に書いたことはみな本当のことで、さしさわりのあることは書かなかっただけである」とは著者の弁だが、炭鉱務め、兵役、教員時代など知られざる一面も。 50点以上描き下ろした絵が、心温まる追憶は時代の空気を浮かび上がらせ、読む者の胸に迫る。楽しく懐かしい、御伽話のような本当のお話。 ※この電子書籍は2014年5月刊行の文春文庫を底本としています。
  • 安野光雅の異端審問

    安野光雅の異端審問

    ビジネス・実用

    -
    1巻770円 (税込)
    下剤と下痢止めを同時に飲むとどうなる? クジラは一年間にどのくらいの量の魚を食べるか?  画家・安野光雅が作りに作った珍問奇問110。答える「異端審問110番」の森啓次郎。審問を手に取材に街へとび出し走りに走る。ナンセンス・なぜなぜ審問と巧妙な解答が笑いを誘う奇想天外問答集。文庫版未収録のイラストを大量追加して電子書籍で復刊! ・腎臓結石の石は、鉱物学的に見て何なのか。 ・刑務所の塀の高さと棒高跳びの世界記録ではどちらが高いか。 ・藪井、藪田、藪川などの姓を持つ医者はいないか。 ・日本歯科医師会の会長には虫歯があるか。 ・タヌキのきんたまは何畳敷か。 ・雀の涙は何グラムか。 ・フグを食ったサメは死ぬか。 ・自分の家の前に、さい銭箱をおいてお金を集めてよいか。 ・公衆電話では最高何時間話しつづけることができるか。 ・ロープウエイのロープは、どうやって山から山へと渡したのか。 ・「カイワレ大根」は大きくなると、本当に大根になるのか。 ほか ●安野光雅(あんの・みつまさ) 画家、絵本作家、エッセイスト。1926年、島根県津和野町生まれ。教師を務めながらデザインや装丁の仕事を手掛け、1968年に『ふしぎなえ』で絵本界にデビュー。国際アンデルセン賞、紫綬褒章ほか国内外の数々の賞を受賞。2012年、文化功労者。『旅の絵本』『算私語録』『御所の花』ほか著書多数。 ●森啓次郎(もり・けいじろう) 1948年、東京都生まれ。朝日新聞社に入社。『科学朝日』『週刊朝日』『フットワーク』編集部を経て、『アサヒパソコン』『ぱそ』『週刊朝日』編集長を歴任。CS放送のニュース報道番組キャスターも務める。文化学園大学、青山学院大学、東京藝術大学非常勤講師。
  • 読書画録

    読書画録

    小説・文芸

    -
    1巻762円 (税込)
    エッセイとスケッチで綴る36の小説の娯しみ。樋口一葉『たけくらべ』から幸田文『おとうと』まで、なつかしい日本の心の情景。読んで歩いて描く大好きな小説36景――檸檬を一顆、美術書を積みあげた上にそっと置いてきた梶井基次郎のあとをたどって描く、京都河原町・丸善の面影。樋口一葉「たけくらべ」の吉原大門あたりから、幸田文「おとうと」の向島まで、こよなく読書を愛しむ画家が描く小説の舞台。懐かしい日本の36の風景を、スケッチとエッセイで織りなす珠玉の画文集。
  • 黄金街道

    黄金街道

    小説・文芸

    -
    1巻683円 (税込)
    画帖片手の楽しい東京スケッチ散歩。上野から麻布までの珍道中。不思議な道順の種明かしは読んでからのお楽しみ――喧噪の上野駅から銀座を抜けて麻布まで……。今はない街並をなつかしみながら、路地に秘められた人々の歴史をひもときながら画帖を片手に歩くたのしみを、スケッチとエスプリに富んだエッセイで構成する、安野光雅の東京画36景。ただごとではないルートの謎ときは、さいごのページを読むまでのおたのしみ!

ユーザーレビュー

  • カラー版 絵の教室

    Posted by ブクログ

    1056円

    安野光雅『カラー版 絵の教室』(中公新書1827)の目次です。全7章、224ページ。

    1. 空想の宿題
    2. 絵と真実
    3. 遠近法の実験
    4. よく見て描く
    5. 自画像の実験
    6. ゴッホの存在
    7. イマジネーションと子どもの時代

    安野 光雅
    (あんの みつまさ、1926年3月20日 - 2020年12月24日[1])は、日本の画家・装幀家・絵本作家。元美術教員。島根県鹿足郡津和野町出身。東京都小金井市在住。文化功労者。40年以上にわたって描かれた代表作の1つ『旅の絵本』シリーズ全10冊のうち9冊までの累計発行部数は、152万部を記録している(2022年1月末時点[2][3])。子供の頃より画家になる夢を抱いていた。美術のみならず、科学・数学・文学などにも造詣が深く、豊かな知識と想像力を駆使して独創性あふれる作品を発表した。原色や派手な色をほとんど使わない淡い色調の水彩画で、細部まで書き込まれながらも落ち着いた雰囲気の絵を描く[要出典]。主な著書に、『ふしぎなえ』、『繪本平家物語』、『天動説の絵本』、『空想の絵本』、『ABCの本』、『旅の絵本』、『算私語録』、『空想工房』、『空想書房』、『わが友 石頭計算機』(『石頭コンピュータ』としてリメイクされている)など。アンデルセンの原作を森鷗外が翻訳した『即興詩人』の熱心なファンで、舞台となったイタリアの紀行文『繪本即興詩人』を発表している。

    「ギュスターヴ・クールベ(一八一九─七七)は、フランスとスイスとの国境に近いオルナンという村の裕福な家に生まれ、画塾に学びましたが、ほとんど独学と言ってもよいくらいで、パリに出て行ったのは二一歳のときでした。現実にありえないものは描かないという信念を貫き、写実主義のさきがけとして知られる画家で、「天使は見たことがないから描かない」というのは彼の有名な言葉です。それまでの宗教画や歴史画に対して、新しい写実主義を象徴するような言葉になりました。写実といっても、写真のように描く、というのではなく、画面を構成しながら、そこに寓意をこめたり、時間的経過を劇的に織り込むといった、それまでの絵画のあり方を踏襲したものではありました。つまり、描かれたものはそれぞれ写実的だけれど、それらが画面でなくては同居することはなかったという意味で、それまでの絵画の思想を満足させるものでした。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「ひろしま美術館には、『雪の中の鹿の戦い』(一八六八頃)というクールベの作品が収蔵されています。これはメス鹿の見ている前で、二匹のオスの鹿が、雪を蹴散らし戦っています。  さきに「写真のように」ということを書きました。これは別に写生したわけではないのですが、事実として見ようと思えば見ることのできる光景です。説明するまでもないことですが、一匹のメス鹿を二匹のオス鹿が争っていることの、一つの暗喩をこの絵から読み取ることができる絵です。  もっとも、これはほんの序の口で、クールベはもっと時代を画するほどの仕事をした人です。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「 クールベは部屋の中で外の風景を描いています。風景を描くなら外へ描きに行けばいいじゃないかということになりそうです。それは、外光派、つまり外の光の下で直接描くという、今ではいかにも当たり前の流派(ゴッホなど、 6章からを参照してください)がのちに現われたことを知っているわたしたちが考えることかもしれません。  また、外光派の一時期が過ぎた今となっては、「部屋の中で外の風景を描いてもいいのではないか」と思わせられる点でも、これは一つのおもしろい示唆をはらんでいると思います。  この作品は今でこそ評価の高いものですが、一八五五年の万国博覧会に出品され、審査員の眼鏡にかなわず落選したのだといいますから絵描きも楽ではありません(クールベの他の作品は入選しました)。これを怒ったクールベは自分だけの作品を並べた「リアリズム館」という名の会場を設営したということです。そんなことがあって、クールベの写実主義は時代を画すことになります。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「生粋のパリ育ちであったマネは、市民の日常生活をテーマに多くの絵を描いています。マネは、当時クールベと並んで最先端にあった人ですが、マネのほうはすでにサロンに入選していましたし、声望も高く、将来を嘱望されていた人の一人です。トーマ・クーチュールという肖像画や歴史画で知られた画家に学び、二九歳のとき『ギター弾き』(『スペインの歌手』ともある)という作品で好評を受けます。だから彼もサロンの中にいて、おとなしく絵を描いていれば出世は間違いないのですが、いわゆる画壇の伝統的な評価にこだわらず、自己主張を持った作品でなければ飽き足りなくて、もっと過激な実験的な作品を世に問いたいというファイトがあったと見えます。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「マネはこの落選に怒り、若い画家たちもこぞって審査の不当に抗議をはじめたため、時の皇帝ナポレオン三世の提案で「産業博覧会の会場とは別に会場をもうけて展示し、大方の批評にまかせてはどうか」ということになり、世に言う「落選展」が開かれました。  そのときの世間の評判もやはり、「ああいう内容の絵は感心しない」ということだったらしいのです。それから約六〇年の後、パリではおしり丸出しのフレンチカンカンが一世を風靡するようになることを誰が予見したでしょう。  マネは亡くなる前の年にレジオン・ドヌール勲章を受けたのでしたが、今から思えば遅すぎた受章ではありました。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「わたしたちは、ものごとを、写真のように見ているのではなく、絵のように(主観的に、かなり自分の都合のいいように)見ているのだった。そして絵はそれでもよかった。むしろ、そのほうがよかった。  ということになりますが、いかにも悟ったようなこの考えかたは、実は写真がわたしたちに教えてくれた、あるいは、気づかせてくれた考えかただったのです。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「おもしろいことに写真を発明したダゲールは、はじめ絵のように、静物画を撮っていたのです。証拠写真とか、写真測量とか報道写真といった考え方は急には生まれませんでした。写真的な技術を待望していたのは画家だったのに、いざできてみると、これは強敵でした。写真は神を冒すものだという話になったりしました。写実の権威だったアングルもその反対者だったといいますが、彼の『泉』は写真を参考にしたものだそうです。  写真の出現に一時は大あわてだった画家たちでしたが、セザンヌ、ルソー、ピカソ、ドガ、ロートレックなどは写真を利用したことがあると言われています。とくにユトリロなどは公然と写真を参考にして描いています。「なーんだそうだったのか、それなら簡単だ」とは思いませんか?  ところが、そうではありません。写真を使ってもそう簡単には描けないのです。写真のようにはなっても、絵にはならないのです。最近ではアメリカのノーマン・ロックウェルの仕事があります。これはありあわせの写真を使うのではなくて、まるで映画を撮るように写真を準備してとりかかっているのですから、かえって大変です。「スーパーリアリズム」という用語を聞いた方もあると思います。これは写真で撮るほかはない決定的瞬間を、写真よりも迫力のある絵として試みた仕事でした。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「ちょっとラブレターの話をします。ラブレターには間違い字があったほうがむしろいいと言う人がいます。ものすごく上手な字で水茎麗しく、間違い字も何もない、一分の隙もないお手本のような字で書かれるよりは、むしろ間違い字があったほうがその人らしい─そういう余裕があったほうがいいということをよく言います。  ワープロで書いたラブレターというのは考えられないのですが、この頃はどうなのでしょう。以前はワープロで書いたよりも手で書いた手紙のほうが、その人の気持ちが直接伝わってきたような気がします。  絵もやはりそれに似ています。写真のように描いたり、あるいは写真を見て描いたりするとダメだと思うのです。その人の個性がどこかへ行ってしまって、写真のように描かされてしまい、上手だけども何も伝わってこない、ということになりがちです。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「そうは言っても、わたしは長いあいだ写実的な絵を描いて、悩んだ経験もあります。ようやく、好きなように描けばいいんだと悟り、外国の町や、人の見ているところでは「僕はもともと下手なんだ、頭も足りないんだ、絵が好きなだけなんだ」と、自分に言い聞かせます。そうして、世間の目の中で、まったく自由な世界を創って、その中で描くのです。その頃から描くことがより楽しくなりました。これは、いわば悟りでした。これは絵を描く方法論の中では最高に難しく、また実に楽なことでもあるのですが、わかってもらえるでしょうか。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「そのようにして見た結果を、画用紙の上に描きます。植物学の牧野富太郎は、細い筆で、和紙の上に驚くべき精密さで描きました(優れた画家の助手もいたそうです)。描かれたものは、絵というより、正確で説明的な意味を持っているので図と言ったほうがいいかもしれません。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「野の花  以前、『日本の椿』という書名の豪華本を作ることに関わったことがあります。紅白が斑入りに乱れた花を咲かせる、京都の法然院の椿なども見たことがありますが、銘木中の銘木で、それは実に豪華な花です。それにくらべて、椿の原種と言ってもいい大島椿は、鑑賞用というより油を採るためですし、山野の藪椿などはほとんど自生しているわけですが、豪華な改良種にくらべ、花は小さいし、葉は虫が食っているし、一見して野性的です。  一般に改良種の花と、野生の花をくらべると、野の花のほうが貧相な感じがしますが、絵に描いているうちに、断然野の花のほうが美しいと思うようになります。  これはなぜなのか、改良種と言っても自然の恵みによるもので、造花とは大きくちがいます。それでも野の花のほうが美しいと思えます。これがなぜなのか、いろいろなことが言えそうですが、言葉で説得されるより、自分で花を見て感じることのほうがいいと思います。  このたび、いろいろ描いてみた中で、花屋さんで買ったものはアネモネで栽培種です。木イチゴも買ったものですが、これは山道に自生しているものと同じです。木蓮もそうです。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「 そうは言っても、ここではできるだけ食い下がって写実的にいっぺん描いてみよう、そういう絵描きは現在もいますし、わたしもたとえば椿を描いたときなどはできるだけ丁寧に詳しく描いてみようと考えました。  さきに、生物学者のように食い入るように見て描くことについて書きました。そうすることで、何か新しいものが見えてくるはずです。  そうして描いた絵は、写真のような絵には必ずしもならない。リアリズムというのはそういうことだったわけです。アントニオ・ロペスの絵が「マドリード・リアリズム」といって評価されるのも、結局それはよーく見て描いたということだけで、写真のようなできあがりが問題ではないのです。出来不出来はいろいろとあるでしょうが、「よく見た」というその経験がきっと何かの形で残るだろうと思います。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「機関車はそれがどうして動くのか、あの黒い鉄のかたまりの中に一つとして無駄なものはなく、外観からも、その仕組みが見て取れる箇所もいろいろあります。その仕組みを考えながら描くとおもしろいと思います。大きい車輪に弾み車の機能があることは知っていましたが、それぞれに弾みの部分の大きさがちがうのです。また、坂を登るときのエネルギーは大変で、うまくいかないときは後退し、また挑戦すると聞きます。坂に敷かれた鉄道は、どうしても線路そのものを下に引く力が働くので、保線が大変だということは聞いてみなければわからないことでした。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「余談になりますが、『赤い風車』というロートレックの生涯をモデルにした映画を見てとてもおもしろかったことを思い出します。この映画にはロートレックが描いた人物が生きて動いています。人間を絵にしたのではなく、絵から人間が出てきた感じです。これはどの絵から出てきた人物かということがわかるくらいによくできていました。わたしは動く名画を見たようにさえ錯覚しました。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「また当時の、「自然界のものは、すべて円柱と球と円錐でできている」というセザンヌの言葉は、現在やや一人歩きしている感じがあります。セザンヌが言うと箴言的な響きを持ちはじめますが、格別深い詮索はしないほうがいいと思います。機能を考える上で形を科学的に詮索するのは、たとえば風洞実験などはいいとして、機能を持たない絵にあてはめて考えるのは無理だと思います。  ターナーの『戦艦テメレール』(一八三九)は帆船が蒸気機関車に曳航されている絵ですが、これはいかにも時代の変わり目を象徴しています。またモネの『サン・ラザール駅』(一八七七)という作品はパリにできた最初の乗客用の駅です。これも蒸気機関車という新しい時代を象徴する絵になっています。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「 たとえば、浮世絵には線がある。縁取りなどの線がある。でも、自分たちの(フランスの)絵には線がなかった。これは、彼らの目から見るととても新鮮だったようです。  そして、「やはり日本がいい」と思うらしいのです。わたしたちが聞くと、ちょっと気恥ずかしくなるほどなのですが、ゴッホは、「日本へ行きたい。できることなら日本へ行って、あの人たちが描くような絵を描きたい。彼らの描く絵は、われわれとは何か基本的にちがうところがあるんだ」と思い、太陽の明るいアルルまで出かけていくのです。  ゴッホの手紙の五四二信の中に次のような言葉があります。(前略)日本の芸術を研究してみると、あきらかに賢者であり哲学者であり知者である人物に出合う。彼は歳月をどう過しているのだろう。地球と月との距離を研究しているのか、いやそうではない。ビスマルクの政策を研究しているのか、いやそうでもない。彼はただ一茎の草の芽を研究しているのだ。(中略)  日本の芸術を研究すれば、誰でももっと陽気にもっと幸福にならずにはいられないはずだ。われわれは因襲的な世界で教育を受け仕事をしているけれども、もっと自然に帰らなければいけないのだ。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「ゴッホたちがせっかく浮世絵がすばらしいと言ってくれるのに、反対に、たとえばレンブラントだとかブリューゲルなどに傾倒してしまうわたしたちからすれば、彼らの考え方を「美しい誤解だ」と思う必要はないかもしれませんが、「そうだとも日本の浮世絵はすばらしい」と胸をはる気にはなれません。それは彼らの創造性が認識したのであり、わたしは彼らの目によって再認識したからです。また、わたしは日本の浮世絵に反応するより前に、印象派の仕事に反応していたことを、ややうしろめたく思うのです。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「 絵描きを職業として考えるとき、お金の問題を口にしないことが一種の紳士協定のようになっています(武士は食わねど高楊枝です)。しかし事実は経済的な問題を考えずにはどんな職業もなりたちません。ゴッホは絵が売れないことを、いつも気に病んでいました。「同時に将来は必ず売れるようになって、今つぎ込んでいる経費は必ず取り戻せる」という意味のことを、何度も手紙に書いています。その時点では誰にもわからなかったことが、現在は事実になっているではありませんか。彼の描いた、ただ一枚の絵だけをもって、彼のすべての経費をペイしてなお余ることは、奇跡というほかありません。  ゴッホの手紙の五二四信の中に次のような箇所があります。絵描きは、狂人かさもなければ金持のように見られる。一杯の牛乳が一フランしたりパン一片が二フランにもなる。それでいて絵は売れない。だからこそ、あのオランダの荒野で共同生活をしている修道僧のように、われわれも団結しなければいけないのだ。  これは、ゴーガンとの共同生活を期待している気持ちです。  ゴッホの手紙の五五二信の中には次のような箇所があります。画家はみんな労働者のような生活をしなければいけないのは、ほんとのことじゃないかね。大工だって鍛冶屋だって、いつも画家よりはずっと多くの生産をしている。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「『昆虫記』で有名なフンコロガシはアルルを流れるローヌ川の河口にあたる、サント・マリー・ド・ラ・メールで観察できました。サント・マリー・ド・ラ・メールにはゴッホも出かけていって絵を描いています。また近くのフォンヴィエイユという町にはドーデーがそこにこもって『風車小屋便り』を書いたという、その風車が今もありますが、これは観光的伝説です。でも、『最後の授業』(右寄りで美談すぎるという説があります)で有名な彼の故郷はやはり近くのタラスコンです。ゴッホは彼の本を読んだことを手紙に書いています。また手紙には、トルストイとかモーパッサンとかバルザック、シェイクスピア、ストウ夫人などのことが出てきます。ゴッホは大した読書人です。『アルルの女』という短編もドーデーの作品で、ビゼーの組曲になっています。同じ題名の絵がゴッホにもあります。この絵を描いたときのことが手紙の五五九信にでています。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「技術を磨くことが芸術表現の手段として大切であることは今も変わりませんが、技術に習熟することの一方で創造性を置き忘れてはいないだろうかということをおそれます。稚拙な絵が創造的だとは限りませんが、たとえば無心な子どもの絵にハッとさせられ、写実的な表現に腐心しているうちに、自分が現代の美術のあり方から取り残されているのではないかといったような心配をすることは、誰にもあるものです。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

    「 写実主義が完成に近づく前の絵は(実は写実主義でさえも)想像を抜きにしては考えられませんでした。  見たことのないものを描くには、想像力、創造力が必要です。それほど大げさに考えなくてもいいのですが、絵の世界に限らず、芸術科学一般にとって、それはなにより大切です。  数学者の野崎昭弘は、「もしも、こうだったら」と考えてみることは非常に大切だと言います。科学者の板倉聖宣は「仮説実験」を主張しています。言わないほうがいいかもしれませんが、犯罪者や捜査員にも大切なことです。ただし、想像や仮説はあくまで想像で、事実ではありません。想像の上に断定を重ねて、人の心の中を推し量って事実にしてしまうこと、つまり勝手に断定することとはちがうことをはっきりさせておきたいと思います。  卑近な例では、小説の挿絵や、漫画は、まさしく想像の世界を描いているわけです。仕事の評価は、その作品の持っている創造性を問題にすべきだという話になります。」

    —『カラー版 絵の教室 (中公新書)』安野光雅著

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    2026年08月31日
  • 小さな家のローラ

    Posted by ブクログ

    挿絵と共に大きな森での豊かな生活が描かれています
    キャンディ1つが大きな贈り物である心の豊かさが、とても羨ましいと思うのです

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    2026年08月02日
  • かんがえる子ども

    Posted by ブクログ

    子育て中、また歳をとっても、何度も読み返したいです。
    意味至上主義な現代社会において、視聴者が何も考えなくて観られるよう、丁重に説明し尽くす番組やコンテンツが相当多いように感じますが、「天気予報で着る服のアドバイスを伝えるなんて余計なお世話。自分で考えてみればいいじゃない」と一刀両断。
    確かに、そうだよなー、と考えさせられました。そして検索魔になりがちな自分を省みました。
    自分の人生は自分で考えて歩む、ということが豊かなことなのだ、というシンプルだけど忘れがちなことを気づかせてもらいました。
    また、親の気持ちを子に押し付けていないか、ほんとうに子を尊重するとはどんなことか、ハッとすることがたくさん書かれています。
    自分自身は考えることを諦めないでいたいし、子にも自分で考えること、自分で見つけていくことを伝えていきたい。

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    2026年07月28日
  • 会えてよかった

    Posted by ブクログ

    2012年に1年間「週刊朝日」に連載されたという著名な画家の交遊録。筆者も含め登場する人物の多くは故人。
    さりげない描写の中に筆者の芸術論であったり人生に対する深い洞察がある。

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    2026年03月03日
  • 空想亭の苦労咄 ――「自伝」のようなもの

    Posted by ブクログ

    もとは2006年刊。
    見事というしかない。「定吉」という弟子を相手に、落語風に自らを、そして世間を語る。しゃべくりも会話も絶妙。凝りに凝っているのに、ゆとりがあって、自然体、すなわち安野風。でも、絵を用いないで、これだけのことができるとは。
    カバーを最初に見た時には「?」 どうやら判じ物らしい。本文は落語の「湯屋番」の話から始まる。妄想する湯屋番=空想亭=著者という図式が見えてくる。登場する落語はほかに、「二階ぞめき」「長屋の花見」「火焔太鼓」「黄金餅」「寝床」「首提灯」「猫の皿」「酢豆腐」「高田馬場」「笠碁」。
    安野光雅作品のなかでは異色中の異色。しかも80歳でこの作品!
    (p.s. 人名はどこまでが本当か、見極めが必要。たとえば、二等兵時代の「石原という元ラッパ卒の友人」とか、N響アワーに出演しているきれいな娘さん「阿川ふみ」とか。)

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    2025年11月18日

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