空想亭の苦労咄 ――「自伝」のようなもの

空想亭の苦労咄 ――「自伝」のようなもの

880円 (税込)

4pt

5.0

『安野光雅氏(あんの・みつまさ、画家)○日○時○分、老衰による心不全のため××クリニックで死去、八十+X歳。葬儀・告別式は○日正午より、三ヶ月間、インターネット・ホームページ○○○上において施行、したがって供花、弔慰等、金品はすべて辞退。』(本文「私の死亡記事」より)。大好きな落語の語り口を借り、得意の空想癖とユーモアを駆使して自由奔放につづった、幼少期、戦争、焼け跡、芸術、闘病、死生観……鮮やかに浮かび上がる人生の苦味と甘味。

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空想亭の苦労咄 ――「自伝」のようなもの のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    もとは2006年刊。
    見事というしかない。「定吉」という弟子を相手に、落語風に自らを、そして世間を語る。しゃべくりも会話も絶妙。凝りに凝っているのに、ゆとりがあって、自然体、すなわち安野風。でも、絵を用いないで、これだけのことができるとは。
    カバーを最初に見た時には「?」 どうやら判じ物らしい。本文

    0
    2025年11月13日

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