熊野純彦の作品一覧
「熊野純彦」の「廣松渉哲学論集」「カント 美と倫理とのはざまで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「熊野純彦」の「廣松渉哲学論集」「カント 美と倫理とのはざまで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書は印象的な引用についての言及から始まる。引用のない哲学史は「まるで、詩そのものを一行も引用していない、詩の歴史のようなものではないでしょうか」、と。本書はまさしく、手に取ってパラパラとめくるだけでも、全体の五分の一ほどが引用に充てられていることがわかる。それでも本書は、本文250ページに対して各章17ページほどの15章で構成されており、紀元前6世紀から西暦1500年という2000年にわたる期間の思想史をその根本的な特徴を捉えながらも全く窮屈さを感じさせることなく、核となる哲学的思考を生き生きと再現する哲学史である。
思考の原初に立ち返るかのように引用された文章を読み解く著者の筆致は、地
Posted by ブクログ
ニーチェの『道徳の系譜』を読み解く上で非常に参考になった。『道徳の系譜』初読の時点では全く見えなかった景色が、この本を足がかりに見えた。ニーチェ初心者は、できれば『道徳の系譜』とこの本を交互に理解しながら読み進めるのがいいのではないと思う。
しかしこの本で解説される部分は、『道徳の系譜』の特に大事なところ、要点に絞られるので、ところどころは自分自身で、あるいは他の解説書を参考にして読まなければいけないところもある。
また、『道徳の系譜』では触れられていないニーチェの思想も四章で触れられるが、『道徳の系譜』のみの解説で良い人には二章と三章で十分だろう。
それと、著者はニーチェが専門ではなく、
Posted by ブクログ
本著は、倫理学者であり哲学者の熊野純彦氏が編者となり、近代西洋哲学の主要著書について、日本の若手研究者の論文を集めたものである。
作品は、計25冊。
著者、計19名 (カントは4回、デカルト2回、ヘーゲル2回、ライプニッツ2回)。
論文執筆者。計22名。
これらが5つのテーマに沿って編集され、各論文は10ページ前後の読み切りというスタイルだ。
恐らくすべてが、一般向けというよりは学術的な目的で書かれた論文と思われ、一つ一つが難しい。
大変読みごたえがあり、哲学の入門書では物足りないという人には大いに楽しめる内容であると思う。
自分はとてもそんなレベルではないが、やわらかいものばかり食べてい