熊野純彦の作品一覧
「熊野純彦」の「カント 美と倫理とのはざまで」「極限の思想 サルトル 全世界を獲得するために」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「熊野純彦」の「カント 美と倫理とのはざまで」「極限の思想 サルトル 全世界を獲得するために」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
第一部の近代日本哲学史の通史パートと第二部の個別著作の解説パートの二部構成。第一部は類書が少なく、編者の言を信じるなら新書では恐らく初の試みと言われておりとても有益。第二部はある程度既に知ってる人向けだがそれぞれの専門分野で活躍する人たちの分担執筆であり内容の確度は高いだろう。
第一部の近代日本哲学史は京都学派を中心に展開されており、それぞれの人間関係にも及んだゴシップ的な面白さも強く読みやすい。一方思想的な読み解きは二部に譲り師弟関係をはじめとした人間同士の繋がりに力点を置きすぎているところは気になるものの、確かに流れを通しで読める新書は少なくとても面白かった。
Posted by ブクログ
本書はハイデガーの『存在と時間』への入門書である。多くの書は『存在と時間』「について」の入門書である中、その読み解きの具体性において群を抜いているがゆえに『存在と時間』「への」入門書であるとあえて書きたい。『存在と時間』という著作の成立とその思想的背景に関しては轟孝夫氏の『ハイデガー「存在と時間」入門』が本書でも決定版と言われているように現在手にし得る最も詳しい本であると思われるが、本書はハイデガーに初めて触れる読者もそれなりに読んできた読者をも、ハイデガーが『存在と時間』において取り組んだ問いへとダイレクトに招く本である。
ハイデガーに関する本を幾つか読んでいくと時折指摘されるように「ハ
Posted by ブクログ
本書は印象的な引用についての言及から始まる。引用のない哲学史は「まるで、詩そのものを一行も引用していない、詩の歴史のようなものではないでしょうか」、と。本書はまさしく、手に取ってパラパラとめくるだけでも、全体の五分の一ほどが引用に充てられていることがわかる。それでも本書は、本文250ページに対して各章17ページほどの15章で構成されており、紀元前6世紀から西暦1500年という2000年にわたる期間の思想史をその根本的な特徴を捉えながらも全く窮屈さを感じさせることなく、核となる哲学的思考を生き生きと再現する哲学史である。
思考の原初に立ち返るかのように引用された文章を読み解く著者の筆致は、地
Posted by ブクログ
本著は、倫理学者であり哲学者の熊野純彦氏が編者となり、近代西洋哲学の主要著書について、日本の若手研究者の論文を集めたものである。
作品は、計25冊。
著者、計19名 (カントは4回、デカルト2回、ヘーゲル2回、ライプニッツ2回)。
論文執筆者。計22名。
これらが5つのテーマに沿って編集され、各論文は10ページ前後の読み切りというスタイルだ。
恐らくすべてが、一般向けというよりは学術的な目的で書かれた論文と思われ、一つ一つが難しい。
大変読みごたえがあり、哲学の入門書では物足りないという人には大いに楽しめる内容であると思う。
自分はとてもそんなレベルではないが、やわらかいものばかり食べてい