作品一覧

  • とんこつQ&A
    値引きあり

    とんこつQ&A

    小説・文芸

    4.1
    1巻580円 (税込)
    中華店とんこつの一員でいるため奇怪な努力を続けるわたし。 ナゾの読後感に唖然・鳥肌ッ!! へんてこ小説の金字塔! ***** 常識ってなんやったっけ?と、おかしな展開になっていく。面白不気味。 ――3時のヒロイン・福田麻貴 1/11放送「王様のブランチ」(TBS系毎週土曜日 あさ9時30分より生放送) 根拠の薄い不安定な強さが周囲を引きずりこみ、世界を歪ませる―― そんな危うい実体を「ほらほら」と容赦なく描きだす今村夏子、無敵。 ――平松洋子(解説より) ***** 大将とぼっちゃんが営む町中華とんこつ。「いらっしゃいませ」もろくに言えない従業員のわたしは、接客対応マニュアル「とんこつQ&A」を自作し居場所を見つけたはずだった。あの女が新たに雇われるまでは――。表題作をはじめ、予想しえない展開に鳥肌が止まらない、ほのぼのと不穏が奇妙に交わる全4編! 「とんこつQ&A」 大将とぼっちゃんが切り盛りする中華料理店とんこつで働き始めた「わたし」。「いらっしゃいませ」を言えるようになり、居場所を見つけたはずだった。あの女が新たに雇われるまでは―― 「嘘の道」 姉の同級生には、とんでもない嘘つき少年がいた。父いわく、そういう奴はそのうち消えていなくなってしまうらしいが…… 「良夫婦」 いつもお腹を空かせている近所の少年・タム。彼の心を開くため、友加里は物で釣ることを考える。 「冷たい大根の煮物」 お金を借りて返さないことで有名な芝山さん。ずるずる仲良くなってしまった「わたし」は……
  • あひる

    あひる

    小説・文芸

    4.1
    1巻572円 (税込)
    我が家にあひるがやってきた。知人から頼まれて飼うことになったあひるの名前は「のりたま」。娘のわたしは、2階の部屋にこもって資格試験の勉強をしている。あひるが来てから、近所の子どもたちが頻繁に遊びにくるようになった。喜んだ両親は子どもたちをのりたまと遊ばせるだけでなく、客間で宿題をさせたり、お菓子をふるまったりするようになる。しかし、のりたまが体調を崩し、動物病院へ運ばれていくと子どもたちはぱったりとこなくなってしまった。2週間後、帰ってきたのりたまは、なぜか以前よりも小さくなっていて……。なにげない日常に潜む違和感と不安をユーモラスに切り取った、著者の第二作品集。
  • こちらあみ子

    こちらあみ子

    小説・文芸

    4.1
    1巻715円 (税込)
    あみ子は、少し風変わりな女の子。優しい父、一緒に登下校をしてくれる兄、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母、憧れの同級生のり君。純粋なあみ子の行動が、周囲の人々を否応なしに変えていく過程を少女の無垢な視線で鮮やかに描き、独自の世界を示した、第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞受賞の異才のデビュー作。書き下ろし短編「チズさん」を収録。
  • 木になった亜沙

    木になった亜沙

    小説・文芸

    3.9
    1巻680円 (税込)
    奇妙で、不穏で、とびきり純粋な愛の物語 無垢で切実な願いが日常をいびつに変容させる。今村夏子の世界が炸裂する3篇に、単行本未収録エッセイと村田沙耶香による解説を付す。 ※この電子書籍は2020年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 星の子

    星の子

    小説・文芸

    3.8
    1巻682円 (税込)
    林ちひろは中学3年生。病弱だった娘を救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込み、その信仰が家族の形をゆがめていく。野間文芸新人賞を受賞し本屋大賞にもノミネートされた、芥川賞作家のもうひとつの代表作。《巻末対談・小川洋子》
  • むらさきのスカートの女

    むらさきのスカートの女

    小説・文芸

    3.7
    1巻682円 (税込)
    「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導し……。ベストセラーとなった芥川賞受賞作。文庫化にあたって各紙誌に執筆した芥川賞受賞記念エッセイを全て収録。
  • 父と私の桜尾通り商店街

    父と私の桜尾通り商店街

    小説・文芸

    3.5
    1巻704円 (税込)
    店を畳む決意をしたパン屋の父と私。引退後の計画も立てていたのに、最後の営業が予想外の評判を呼んでしまい――。日常から外れていく不穏とユーモア。今村ワールド全開の作品集!

ユーザーレビュー

  • とんこつQ&A

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どの作品も一癖も二癖もあって読み応えがあるが、表題作の「とんこつQ&A」がとにかく最高!
    メモを見ないと話せないとか、店主と坊っちゃんの主人公ほかに対する対応や行動とか、現実では全くありそうでないことばかりなのに、先が気になってどんどん読み進めてしまう。
    そして、訪れるメモを見て喋るというのを軸とした、店主・坊っちゃんと主人公の役割と立場の逆転には、どうやったらこんなのを考えつくのだろう?という感心と共に、よいものを読ませてくれてありがとうの感謝しかない。

    0
    2026年10月06日
  • こちらあみ子

    Posted by ブクログ

    読んでてしんどかった。周りと違うあみ子。「のり君好きじゃ」というあみ子の言葉、のり君にとっては破壊力の持つ暴力。あみ子は真っ直ぐで優しい女の子なんだけど、周りの人たちには絶望感をもたらす。ピクニックは違う角度でまた怖かった。虚言を話す七瀬。それを応援するルミたち。七瀬の虚構を暴くのではなく、その虚構を完成させる方向に加担するルミたちの応援は本当に残酷だった。ルミたちの心情はわからないが、後戻りできないところまで七瀬を追い込んだ。結局、街を出たといった七瀬のアパートにルミ達は行き、玄関の外から聞き耳を立てている。七瀬のことを心配していないし、嘘を確認しに行っている。

    0
    2026年10月04日
  • 星の子

    Posted by ブクログ

    宗教2世の幼少期を描いた作品。世の中の常識とか、社会でうまく立ち回るためのノウハウなどの大部分は親から学ぶものだけど、両親が宗教にどっぷり浸かってしまってると、子どもは世の中と自分とのズレに気付けずそのまま成長してしまう。

    みたいなことを表現した小説なんだろなと最初は思っていたが、どうやら主人公は自身の境遇をそこまで不幸だと思っていないっぽい。親は歪んではいるものの、娘に与える愛は本物で、文章全体にうっすら不気味さが漂っている中でも微笑ましいシーンがいくつかあった。

    唯一心残りなのは、姉のまーちゃん。まーちゃんは、家族と世間とのズレに気づいてしまって、それに耐えきれなくなったんだろうなぁ。クセのある両親を「そういうもの」として受け入れた主人公と、「こんなの普通じゃない」と拒絶した姉。幸せになるのはどっちだ。

    0
    2026年09月19日
  • 木になった亜沙

    Posted by ブクログ

    再読。
    この不思議な読み心地がとてもすき。
    自分のことだけを考えて他者に受け入れてもらうことの難解さ、どうにも不器用な主人公たちの在り方。自分は自分にしかなれないという圧倒的な絶望と強さ。

    0
    2026年09月13日
  • 木になった亜沙

    Posted by ブクログ

    この本の無い孤独な世界よりこの本のある孤独な世界に幸せを感じる 解説が村田沙耶香である 久しぶりにすごい作品圧倒的に

    0
    2026年09月06日

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