作品一覧

  • むらさきのスカートの女

    小説・文芸

    4.0
    1巻682円 (税込)
    「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導し……。ベストセラーとなった芥川賞受賞作。文庫化にあたって各紙誌に執筆した芥川賞受賞記念エッセイを全て収録。
  • 星の子

    小説・文芸

    3.8
    1巻682円 (税込)
    林ちひろは中学3年生。病弱だった娘を救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込み、その信仰が家族の形をゆがめていく。野間文芸新人賞を受賞し本屋大賞にもノミネートされた、芥川賞作家のもうひとつの代表作。《巻末対談・小川洋子》
  • こちらあみ子

    小説・文芸

    4.1
    1巻715円 (税込)
    あみ子は、少し風変わりな女の子。優しい父、一緒に登下校をしてくれる兄、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母、憧れの同級生のり君。純粋なあみ子の行動が、周囲の人々を否応なしに変えていく過程を少女の無垢な視線で鮮やかに描き、独自の世界を示した、第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞受賞の異才のデビュー作。書き下ろし短編「チズさん」を収録。
  • とんこつQ&A

    小説・文芸

    4.0
    1巻726円 (税込)
    中華店とんこつの一員でいるため奇怪な努力を続けるわたし。 ナゾの読後感に唖然・鳥肌ッ!! へんてこ小説の金字塔! ***** 常識ってなんやったっけ?と、おかしな展開になっていく。面白不気味。 ――3時のヒロイン・福田麻貴 1/11放送「王様のブランチ」(TBS系毎週土曜日 あさ9時30分より生放送) 根拠の薄い不安定な強さが周囲を引きずりこみ、世界を歪ませる―― そんな危うい実体を「ほらほら」と容赦なく描きだす今村夏子、無敵。 ――平松洋子(解説より) ***** 大将とぼっちゃんが営む町中華とんこつ。「いらっしゃいませ」もろくに言えない従業員のわたしは、接客対応マニュアル「とんこつQ&A」を自作し居場所を見つけたはずだった。あの女が新たに雇われるまでは――。表題作をはじめ、予想しえない展開に鳥肌が止まらない、ほのぼのと不穏が奇妙に交わる全4編! 「とんこつQ&A」 大将とぼっちゃんが切り盛りする中華料理店とんこつで働き始めた「わたし」。「いらっしゃいませ」を言えるようになり、居場所を見つけたはずだった。あの女が新たに雇われるまでは―― 「嘘の道」 姉の同級生には、とんでもない嘘つき少年がいた。父いわく、そういう奴はそのうち消えていなくなってしまうらしいが…… 「良夫婦」 いつもお腹を空かせている近所の少年・タム。彼の心を開くため、友加里は物で釣ることを考える。 「冷たい大根の煮物」 お金を借りて返さないことで有名な芝山さん。ずるずる仲良くなってしまった「わたし」は……
  • 父と私の桜尾通り商店街

    小説・文芸

    3.5
    1巻704円 (税込)
    店を畳む決意をしたパン屋の父と私。引退後の計画も立てていたのに、最後の営業が予想外の評判を呼んでしまい――。日常から外れていく不穏とユーモア。今村ワールド全開の作品集!
  • 木になった亜沙

    小説・文芸

    3.8
    1巻680円 (税込)
    奇妙で、不穏で、とびきり純粋な愛の物語 無垢で切実な願いが日常をいびつに変容させる。今村夏子の世界が炸裂する3篇に、単行本未収録エッセイと村田沙耶香による解説を付す。 ※この電子書籍は2020年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • あひる

    小説・文芸

    4.0
    1巻572円 (税込)
    我が家にあひるがやってきた。知人から頼まれて飼うことになったあひるの名前は「のりたま」。娘のわたしは、2階の部屋にこもって資格試験の勉強をしている。あひるが来てから、近所の子どもたちが頻繁に遊びにくるようになった。喜んだ両親は子どもたちをのりたまと遊ばせるだけでなく、客間で宿題をさせたり、お菓子をふるまったりするようになる。しかし、のりたまが体調を崩し、動物病院へ運ばれていくと子どもたちはぱったりとこなくなってしまった。2週間後、帰ってきたのりたまは、なぜか以前よりも小さくなっていて……。なにげない日常に潜む違和感と不安をユーモラスに切り取った、著者の第二作品集。

ユーザーレビュー

  • とんこつQ&A

    Posted by ブクログ

    町中華「とんこつ」でアルバイトする「いらっしゃいませ」すら言えない女。でも優しい大将と坊ちゃん。それから仕事ができるようになると大将達は素っ気ない。
    そしてアルバイトを募集…何求めてるの!?

    別で収録されてる「良夫婦」も歪んでるのに2人の世界だけ成り立つ「良い人」が怖い…

    すっごい呑気なのになぜか気持ち悪い小説。

    0
    2026年08月27日
  • あひる

    Posted by ブクログ

    紛れもなく誰かの日常を書いているのに異様な不思議な世界を垣間見てるような気持ちになれるのは本当に不思議。見えない部分でその人の生活があることや出会ったからといって必ずしも影響しないことなど不思議な心地がたまらなく好きだ

    0
    2026年08月26日
  • むらさきのスカートの女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白い!
    淡々とじわじわと狂気が伝わってくる。
    一人称視点でありながら、その視点の人物そのものに一番狂気を感じるところがたまらない。
    最後、むらさきのスカートの女の始めと同じ状況になるというのも面白い。

    0
    2026年08月22日
  • 父と私の桜尾通り商店街

    Posted by ブクログ

    どの短編も今村夏子さんワールド全開でとても良かったです。
    読み終えて、あぁ、読み終わってしまったな、、と、寂しさもあります。
    主人公たちの不器用なりに考えや思いがあるんだなと感じるけど、説明をし過ぎない淡々としているところが好きです。
    そんな中で、ん?この違和感なんやろ?が混ざって、とても不思議な気持ちになります。

    今村夏子さんのインタビュー記事で、毎回ハッピーエンドにしたいと思い書き進めるが悲しい終わり方になるというのが印象的でした。

    0
    2026年08月20日
  • こちらあみ子

    Posted by ブクログ

    世界観が独特な稀有な書き手。
    少しのズレみたいなものが、ちゃんと書かれていて読者を小説世界に引きずり込んでいく。
    読み終わって、ぼかーんっとしてしまった。

    0
    2026年08月19日

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