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写真展のテーマです
ごく内輪だけの写真展 一人の女性と一人の男性が会うのはいつもホテルの部屋だ。 そして男は「見てほしいものがある」と言いつつ 躊躇もあり、もったいぶって、しかしとうとう「それ」、つまり 写真を見てもらうことになる。 被写体はすべて同じ。明瞭で、かなりの枚数がある。 すべて自分で自分を撮ったものだ。 だが果たして「それ」は自分か? 嫌悪よりも笑いを表す女性だからこそ、こうして見せることもできる。 とても公共の場に晒すことはできないが やがてホテルの部屋が、ごく内輪だけの展覧会場と化すかもしれない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
いつもの彼女、別な彼
動いていた1週間、動かない1週間 一緒に住んでいて、恋人と呼べなくはないが 家庭を営むには至らない男女がいる。 男は不意に会社を辞めるが、理由は明らかではない。 そして彼は1週間、実家に帰省する。 その際、女は、自分の親友で、彼の帰省先の近くに住んでいる もう一人の女に会うことをしきりにすすめる。 まるでその女と結婚させたがっているかのように。 しかもその女は離婚を経験し、娘を一人で育てている境遇だ。 ここで起こっていることは何か。 その1週間で男の何かが確実に変わってしまい、 しかし女は以前のように部屋から動かなかった。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
ついていけなかった
ついていかなくてもよくなった二人 スーパーマーケットの中で、バッタリ友人に会う。 ごく日常的な出来事だが、ここでは同じ35歳の男が二人で、しかも偶然の一致があった。 妻から追い出され、今はひとり暮らし、という共通点だ。 二人はスーパーを出て、コーヒーを飲みながら語り合う。 それぞれの別れの原因になったのは 時間と色彩。その決定的な不一致である。 抽象的なようでどこまでも具体的な不一致は、 歩み寄る努力の余地のないものだった。 ごく近い過去として語る男二人の会話には 哀感と解放感が、ほぼ同量で漂っている。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
夢の終わるべきかたち
自分を中心にして組み換える エッチ、という言葉がこの短篇では使われる。 エッチな投稿写真を中心に構成されるエッチな雑誌があり、 一人で編集をこなしている女性が主人公だ。 彼女を雇う社主もまた女性。 社主が相当数の「エッチ」雑誌を発行しているのは利益が上がるためであり 編集者の彼女がこのような仕事をするのは 「ちょっと人には言えないような仕事」をしてみたかったからだ。 そして女性編集者の書くエッセイこそ その「思想」を体現するものであり、すなわち 男のすべての夢が終わったあとに その空虚を引き受けるのが若い女性の肉体なのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
たしかに一度だけ咲いた
物語を生きること、現実を死ぬこと 衝撃の小説、と言っていいと思う。 ここには14歳の少女4人が登場するが、 彼女たちの固い結束は、ズバリ、自殺願望によって形成されている。 陳腐な、つまらない死ではなく、 いかに美しく、そして早死にすることができるか、 そのことが彼女たちの最大の関心事だ。 世間は、大人たちは、そしてもしかすると読者も どこか無邪気ですらあるそうした願望が 現実によって裏切られることを想像するのではないだろうか。 それに対し、この小説が与えた結末は? さわやか、ですらあるその涼しい恐ろしさを見よ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
自分のことが気になって
私ともう一人の私とは、けっして会うことがない 少女小説にして哲学小説。それも高純度の。 少女が「死」に魅入られる物語は世の中にいくつかあるだろう。 しかしここまで理論的に、少女同士の会話を通して 「私」とは何か、「私」が「私」であるとはどういう事態か、 そしてそのことと「死」の関係を考察した小説はそうはないだろう。 大人になり、次第に曇ってゆく眼では見えないものを 彼女たちは見ている。 怖ろしい小説である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
どこにもいない私
時間というものはない。私はどこにもいない 14歳から15歳へ。 この小説は、移り行く季節の中での、二人の少女による 切実な時間論だ。 過去から現在へ伸びてくる時間に対し、 彼女たちは時間が逆行すること、つまり どんどん過去へ遡り、若くなり、幼くなり、 ついには「私」が消滅することを夢想する。 そしてそこに、かつての旧友の、その悲しい母親の 「死」をめぐる奇妙で美しい行為が関わってくる。 時間を、死を考えることは、この不条理な生について考えることと同義である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
十六個の角砂糖
雨のバルコニーで紅茶 ふとした瞬間に誰かを思い出し、お茶に誘い出す。 誰にも経験のあることだろう。 電車を降りた男は思い立って女に電話をし、 そして女は自分が出向くのではなく、この家に来いと言う。 そこでふるまわれるのは紅茶だ。しかも、雨が降っているのに わざわざテーブルに和傘を差し、バルコニーでそれを飲む。 そこには偶然の、ささやかな、しかし確かな時間の輝きがある。 二人はそれを楽しむ。親や家や恋の話をしながら。 さて、この二人の関係は? それを推測するのが、読書の愉しみというものだろう。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
歩いていく彼のヴァリエーション
「彼」は放り出され、一人で歩いていく 6つのエピソードからなる短篇だが、一筋縄ではいかない。 なにしろ、6つがバラバラなのだ。 最初の章に男が6人(6人、とわざわざ書いてある)出てくるから、 その6人の、それぞれのエピソードを書いたもの、 という解釈も成立するだろうが、まったく違うかもしれない。 6人の男は女を見て、会話をして、電話で話し、結婚もせず、 別れ話を受け入れ、その後の自分の人生を歩いていく。 この短篇のテーマは、あるいは「孤独」かもしれない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
青い空、甘い風
きれいに晴れ上がった空のあった時代を、カラダの中に住まわせること 18歳で高校を卒業し、そこからまた18年。 結婚して、離婚して、ヨリを戻す、というようなこともチラホラ。 紆余曲折もありつつ、未来もまだまだ大いにある年齢だ。 東京を離れた場所でのクラス会、という機会が訪れる。 それは不思議とくすぐったい再会の時間だ。 その中に、今、歌謡曲、それも古い歌謡曲の歌手をしている女性がいる。 彼女が魅せられている古い歌の中にあるのは 今の時代が失った空であり、希望だ。 この小説のタイトルはもちろん、 岡晴夫の「あこがれのハワイ航路」のあの歌詞から取られているはずだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
雨のなかの日時計
父親であることを知らなくても、父親は父親 再会がある。二つの再会だ。 最初に男同士の再会があり、そこである疑問が浮かび そのことの確認も含め、2度目は男と女の再会がある。 そこで明らかになったこと。 それは子供の存在であり、そのことを自分が知らせてもらえなかったことであり、 さらにジェンダーもからみ、ニューヨークと日本の差もあり、 そして何より、彼女の生き方のことがある。 ケンカや怒号や訴訟があってもおかしくない場面だろう。 しかし片岡義男の小説でそれはありえない。 代わりにそこにあるのは…… そう。雨のなかの日時計だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
本当の自分を見たくて
「自分自身が、自分自身を見ている」 カメラというものは、機械だから、 何の感情も偏見もなく、目の前の対象をありのままに映し出す。 そうした性能に対する信頼から、男と女は 自分たちの性の時間を、3台のヴィデオ・カメラに収めていく。 自分はあんなことをしているのか、あれが本当の自分なのかと 録画されたものを見ているのもまた同じ自分なのだ。 本当の自分とは何か? 「本当」なんて本当にあるのだろうか。 それは、わからない。 しかし、カメラが確かに捉えた事実は、まぎれもなく、そこにある。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
yours
「ここにあるこの詩集のようなもの」 詩集、と呼んで差し支えないだろう。 タイトルがあり、ページの一番下まではいかないセンテンスが 行分けにして何行か続いていく。 そういうカタマリが、60個ある。 そこにあるのは風、雪、海、月、雨、プール、稲妻、落葉、小鳥……、 季節の移ろいを感じさせる言葉の中に 何度も「香り」が出てくる。そして「別れ」も。 興味深いのは、「あとがき」で、 作家が「詩」というもの、そして「言葉」というものを どのように考えているか、その片鱗に触れることができることだ。 そしてこの本のタイトル「yours」の由来も。 【目次】 MISTY ベイ・ブリッジと夜想曲 あの影を愛した 未来の果てまで 4ビートの微笑 桟橋で深呼吸 ありもしない幸福 明日は今日よりもっと 人生はこうでなければ 私を甘やかす空間 すべてはあなたから 歩いてゆく途中 がんばってください 彼女の香りを返してくれ 私のこんな朝 雨の日の紅茶 秋のキチンで僕は 私と指輪とあなた 僕のジャケットと彼女 秋が深まるね ほか 計60作の詩、あとがきを含む 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
記念写真
同意なき記念写真 偶然地下鉄に乗り合わせた男女が 久しぶりだからちょっと飲もう、ということになる。 よくある場面だ。そして6軒もハシゴして 女のほうが酔いつぶれそうになっている。 男は女を支えながら部屋まで送っていく。女は寝てしまう。 そこで男はその日、景品で当たったインスタント・カメラを たまたま今、自分が持っていることに思い至る。 酔いつぶれた女が目の前に横たわり、 そこにカメラがある時、男はどうするのか。 片岡義男はそれをどう書いているのか。 さあ、今からそれを読んでみよう。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
ボーイフレンド・ジャケット
小説はどこにある? 人生の中に? 小説の中に? 片岡義男の小説には、しばしば作家を職業とする人物が登場する。 そして小説の中で、その作家が書いた小説が披露される、ということがしばしば起こる。いわば小説内小説だが、これはそれを徹底した作品である。 なにしろ地のストーリーよりも、小説内小説のスペースのほうが多いくらいだから。 「まるで小説だ」と口にされる時、それは人生のことをそう呼んでいるわけだが、 しかしそれを読んでいる読者が今まさに読んでいるものは人生ではなく小説である。と、いうような混乱を、この小説は爽快に駆け抜けてみせる。 【目次】 一章 見合いを半分だけする 二章 姉と夕食。そして朝食も 三章 私たち四人 四章 短編を書いた四日間 五章 編集者に会う予定 六章 真珠の雨 七章 水平線を見に来た 八章 短編になるかしら 九章 温泉へいく途中で 十章 ボーイフレンド・ジャケット 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
完璧な恋人の作りかた
現実とは別次元の「完璧」を手にすること 非常に雑な感想めいた言葉でまとめてしまうなら 例えば「ストーカー」といった言葉で この短篇の何がしかを言い表すこともできるかもしれない。 しかし、恋人、と呼んで差し支えない女性の姿を 自分が不在で、彼女が完璧に一人でいる時の美しさとして 本人に気付かれることなく写真で見たい、という男の欲望は ここでは良し悪しとは別の次元で純度を上げていく。 そう、事は現実とは別次元の「完璧」をめざしたものなのだ。 そしてご安心。ラストには女性側からのささやかな復讐も待っている。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
which以下のすべて
Tシャツのその下には…… 受験を控えた高校生男子。 魅力的な女性教師が、自分の姉と友人であるという状況は ちょっと誇らしいものであり、同時にドギマギするものであり いずれにせよ、彼にはその女性教師が気になって仕方がない。 姉の友人であるがゆえに接近するチャンスにも恵まれた彼は ある時、Tシャツをプレゼントすることを思い立つ。 夏休み明けの授業でそのTシャツを教師が着てきたことにも興奮をおぼえる。 しかし感情の高まりはそれでは終わらない。 渡してしまった後で彼は初めて気付く。 それが、地肌に直接触れる衣類であることに。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
離婚して最初の日曜日
彼女は不在よりも「がらん」を選ぶ 縁あって結婚した二人が離婚する。 仕方のないことではあるが、愉快な経験とは言い難い。 しかし、争いや消耗が長引くことなく、スパッと切れるだけ良いのだ。 問題は、これからの暮らしのこと。 男はしばらく仕事で海外に出てしまうという。 まだ時間の猶予はあるが、夫の不在のあの部屋で 離婚して最初の日曜日を迎えるのは御免だ。 そう考えた彼女が思い立ってすぐに行動に移したことは……。 淋しくも凛とした、桜の季節にふさわしい短篇である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
静かな冷たい花
結婚は死のはじまり? 奇妙な短篇である。 一組の夫婦の会話を通じて、妻のほうの友人が 結婚についてどう考えているか、そして彼女が 食事というものをどう考えているか (それは常人にはなかなか理解しがたいものである)が描かれる。 世の中には常識では考えられない苦しみがあり、 端から見れば観念をこねくりまわした頭でっかちに見えるようなことでも 当人にとっては身体性をしっかり伴うダメージだったりする。 多くの人にとって、平凡だが幸福に近いような物事の中にも 「死」を見てしまう人はいるのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
愛の基礎としての会話
「私は」と「私も」 片岡義男の小説にはしばしば作家が登場し、 今まさに思いついたストーリーを 目の前の相手(作家はたいてい男で相手は女だ)に向かって 語ることで成立している作品群がある。 ここでの女性は金髪で青い瞳のアメリカ人女性だ。 彼女は、日本語が日本人に無意識のうちにもたらしているものを 分析した本を書こうとしている。 日本語と英語をめぐる二人の批評的な会話の中で 彼は彼女が放った「私は」を「私も」に変更することを要求する。 それは信頼関係にある、そして異文化に属する 二人のあいだにかけられた美しい橋である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
愛をこめてはいけない
昼は娘と、夜は妻と これは片岡義男の小説では、珍しい部類に属するのではないだろうか。 なにしろ、3歳の女の子が全編にわたって活動しているのだ。 作家としての夫、有能なビジネスマンとして毎日出かける妻、 そして昼間はパパとすごす幼い娘。登場人物はこの3人だけだ。 妻が外出したあと、男は思い立って、娘と外出する。 予定外の行動であり、遠くもなく近くもなく、微妙な距離まで。 妻のいない、娘とパパの二人の時間。 しかしそれが秘密になるかというと……そうでもないらしい。 楽しい信頼と少しのユーモアが溶け合った1篇である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
膝までブルースにつかって
歩き方がきれいな女性の、すぐ膝の下にはブルースがある 二人の女性がレストランで落ち合い、 そこで交わされる会話を中心に進んでいく短篇。 季節は梅雨。二人とも離婚経験者であり、 思い出話の中には甘い話や奇妙な話、人の死もまた現れる。 その中には思いがけず、鋭くジェンダーの話も混じったりしている。 人は様々な過去を経験して大人に、そして中年になっていく。 それらの過去が人間を作るとしても 少なくとも彼女たちのうちの一人は、 昔と変わらない大股でのきれいな歩き方をしっかり維持している。 昔と違って、実は膝下までブルースにつかっているとしても、だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
どこからでも手紙は届く
2台のあいだを行き来しながら、彼女は脱出について語る 後ろには、母親と離婚した父親と、その新しい結婚相手。 前には、母親と、その年老いた父親。 2台並んで走るクルマのあいだを行き来するのは、 日本の大学に愛想を尽かし、外国に行こうとしている娘だ。 最初に後ろのクルマ、途中で止まって前のクルマ、そしてまた後ろのクルマ。 2台でまったく違う空気を感じながら、彼女が考えているのは「脱出」のことだ。 自分が今の世界から脱出するためには、愛する母親よりも、 まるでなじめないが、海外在住の父とそのパートナーの助けこそが必要なことを 彼女は冷静にかみしめている。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
あの影を愛した
「今日の私は聞き役です」 長篇小説の中心にいるのは美佐子という女性。 中心、というのは登場の頻度が最も高く、 彼女の視点が基本のトーンになっている、ということで 実は美佐子がこの小説の中では最も静かな存在である。 彼女は多くの人と会い、ほとんどの場合、聞き手に回る。 彼女ほど話しやすく、聡明で、気持ちの良い相手はいない。 そうして人の話をすべて親身になって聞きながら 彼女は時折、プールに入って泳ぎ、コーヒーを飲み、手紙を書く。 光のあたったプールにできるのは自分の影。 影はいつだって冷静で、その影を彼女は愛している。 【目次】 一章 プールに降る雨 二章 素足で小川をわたる 三章 一杯のコーヒーから 四章 花嫁が語る、花嫁の父も語る 五章 私は潮騒からはじまった 六章 自分の花をみつけた 七章 神の子はすべてリズム 八章 あの影を愛した 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
戦う写真家との友情
共感から共闘へ、彼女たちは閾を越える 多くの部分が女性二人の会話で成立した短篇。 ストーリーを主に引っぱっていくのは写真家の女性で 彼女は自身を被写体として、写真を撮り続けている。 撮る人であり、同時に撮られる人でもある彼女の装いは 水着とハイヒール。 日常や海岸、プールなどではなく ホテルの部屋のような抽象空間であえてその格好で写すところに 彼女の野心と、視姦されたい願望がある。 ある時、彼女の前に、ある企みを打ち明けた男性が現れた。 その男性に驚かされたこと、彼の志向をへし折るために、女性二人は共感からさらに共闘体制に入る。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
勇気は下着から
勇気を出して、いつものように ある時は、彼の部屋で。 またある時は、台風が来襲しているまさにその時、 駐車場に停めたステーション・ワゴンの中で。 そしてまたまたある時には、満月の下の草地で。 女と男は愛の行為に及ぶ。 恥ずかしい気持ちもあり、えっ? 今ここで? という気持ちも当然ある。 勢いに任せて奔放なままに、なんて所作は描かれない。 二人が行為の前に目にするのは他でもない、 裸体よりも先にまず下着だ。それをどうするかだ。 下着を脱ぐことさえできれば、そう、あとはいつもの二人の作業だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
敍情組曲
あの過去は現在のために 男と女の、極めて印象的な再会のシーンから始まる長篇小説。 二人は高校の同級生であり、17歳だったあの頃から 15年の時を経て今は32歳だ。 偶然の再会は、今まで意識していなかった、あるいは無意識下に押し込んでいた 気持ちを浮上させる。そのあり方は男と女で違うが、 見ている未来の方向は違っていないようだ。 そしてここには二人だけでなく、他の同級生、故郷の町、 男が離婚したかつての妻までが動員され、過去が検証されながら、 そのことが二人にとってどのように「現在」であるかが描かれる。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
あの雲を追跡する
「入ってきて」と彼女は言った 『夏と少年の短篇』(ハヤカワ文庫)所収の1篇。 18歳の少年にとっての、もっとも鮮やかな瞬間を切り取っている。 最初は、バッタリと道で遭い、そのままプールへ。 2度目は、ちゃんと約束をして海岸へ。 少年と少女の輝かしい季節のエピソード。 プールでは、まるでそれが自分のものであるかのように 少女は少年に向かって何度も(プールへ)「ねえ、入ってきて」と言う。 そして海岸では、少女が一度やってみたかったという夢を、あっさり実現させる。 完璧な夏は、この小説の中にある。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
女の犯罪履歴書Vol.5 女の友情殺人
女の友情なんてしょせん嘘!? 仲のいい女友達に恋の妬みから殺意が生まれるもろい友情、高校卒業後しばらくして再会した友人から受けた裏切り、親しくなったばかりの同僚が次第に見せてくる異常なほどの執着と束縛…。犯罪の裏にある人間ドラマや犯行の動機を描く読み切り作品を集めたシリーズ『女の犯罪履歴書』。第5弾は女同士の友情と犯罪にまつわる5つの物語を収録。 -
女の犯罪履歴書Vol.4 家族に殺される
犯罪の背景にある人間ドラマを描いた作品を集めたシリーズ『女の犯罪履歴書』第4弾。実の親から虐待を受けた記憶に苦しむ男(山内規子『冷たい指』)、異常なほど息子に執着し束縛する母(大橋 卓『守護聖母』)、同居する義母からの嫌がらせに耐える嫁(湶乃あやめ『忌しき記憶の残滓』)など、家庭内で起きた犯罪をさまざまな視点から描いた読み切り5作品を収録。 -
女の犯罪履歴書Vol.3 子どもを亡くした女
息子が死んだ時、その場にいた妹を疑わずにいられない母(函岬誉『絡まった背信』)、死んだ我が子の面影を追って子育てブログめぐりにのめり込むうちに、連続殺人に巻き込まれていく母(川崎ひろこ『あの子はだあれ』)など、消せない後悔と疑念にさいなまれ、もがき苦しむ5人の母親たちのヒューマンミステリー。犯罪の背景にある人間ドラマをしっかり描き、「人」をテーマにした作品を集めたシリーズ『女の犯罪履歴書』の第3弾。 -
奇妙な同居人シリーズ
狼男のスタンレイは、ドジな性格が仇となり大学寮を追われてしまった。今はわけあって、モデルでイケイケのグリフィスに囲われる生活を送っている。ある夜……うっかり自室で月を直視し、変身してしまったスタンレイは、その姿をカメラに撮られてしまい――。 -
女の犯罪履歴書Vol.2 母が犯した殺人
犯罪の背景にある人間ドラマ、犯人の動機をしっかり描いた作品を集めたシリーズ『女の犯罪履歴書』第2弾「母が犯した殺人」。兄の家庭内暴力に怯え、家族は崩壊。追いつめられていく母を見守る娘は…?(大橋卓『冷たい柩』)夫に捨てられ、彼の連れ子が疎ましくなった女が、最終的にとった行動とは…?(東樹れい子『骨の記憶』)母親はなぜ罪を犯したのか、人間の深層心理を巧みに描いた短編5作品を収録。 -
女たちの事件簿Vol.5 犯罪被害者
人間の業と悲しさを描く社会派ミステリーを集めた、ヒューマンドラマコミック誌『女たちの事件簿』第5弾「犯罪被害者」。たまたま町でケンカになり殺された恋人の復讐を計画する女性の心情を描いた、おおにし真『残酷な日曜日』。幼い娘を殺された母の怒りと悲しみを綴った尾方琳『琥珀の瞳』など、被害者家族のつらさと復讐心を描いた読み切り5作品を収録。 -
女の犯罪履歴書Vol.1 夫を殺す女たち
夫に裏切られ、突然離婚を迫られた妻の復讐、権力をふりかざし自分からすべてを奪った夫への憎しみ、DV夫を殺した過去を持つ母と娘の人生…。犯罪の背景にある人間ドラマ、犯人の動機をしっかり描き、「人」をテーマにした作品を集めたシリーズ『女の犯罪履歴書』。第1弾は夫を殺す5人の女たちの読切りヒューマンミステリー。 -
女たちの事件簿Vol.4 復讐殺人
人間の業と悲しさを描く社会派ミステリーを集めた、ヒューマンドラマコミック誌『女たちの事件簿』第4弾「復讐殺人」。両親を殺された男の復讐劇を描いた函岬誉の『沈んだ約束』。突然亡くなった夫の死の真相を突き止める妻を描いた立木美和の『誰も知らない殺人』など、読み切り5作品を収録。 -
女たちの事件簿Vol.3 DV
人間の業と悲しさを描く社会派ミステリーを集めた、ヒューマンドラマコミック誌『女たちの事件簿』第3弾「DV」。複雑な家庭で育つが幸せを求めて結婚した男女。だが、子供ができたとたん破綻していく夫婦の姿を描いた、岡村えり子『茨の檻』。独善的な男と結婚したばかりにすべての自由を奪われた女性の行く末を描いた、中沢ネオ『黒い瞳』など、読み応えたっぷりのヒューマンミステリー4作品を収録。 -
エルブラントの青い瞳
栄えあるエルブラントに宝たる王子と王女あり。金の髪に青い瞳……人々はふたりをエルブラントの青い瞳と呼ぶ。ある夜、闇の王が来たりて王子の瞳と髪の色を奪い去った。王女は悲しみに暮れ、闇に堕ちた瞳に復讐を誓った王子エドワードは賢人ムーアの伝承を携えひとり旅立つ――。剣と呪文の世界で描かれる、ファンタジーロマン短編集! -
女たちの事件簿Vol.1 虐待
人間の業と悲しさを描く社会派ミステリーを集めた、ヒューマンドラマコミック誌、『女たちの事件簿』第1弾「虐待」。虐待される隣りの子どもの境遇を知りながら身勝手な親を止められない女性を描いた、岡村えり子『断罪』。子どもを虐待していた母親が殺された事件をきっかけに、子どもの頃の被虐待体験が激しくフラッシュバックする男性を描いた、大政喜美子『すべては森の中』など、すべて読切りの5作品を収録。 -
アラフォー検事の明日はどっちだ!
独身アラフォーの熱血女検事VSバツ2チャラ男のイケメン弁護士!柔道有段者ながら、中身はオクテな夢見るアラフォー女子・国東千春は、地方検察に勤める女検事。そこへ、研修時代ちょっといい雰囲気だったイケメン弁護士がやってきて、同じ事件を担当することになり…? 痴情のもつれが原因の単純な殺人だと思われた事件に千春は隠された真犯人の影を感じ取り、検事と弁護士のそれぞれが真相に迫っていく。正義と真実を追求する女検事の活躍を描く、ヒューマンミステリー。 -
山本よしこショート恋愛集
二十歳の女子大生・冬野桜は、電車で見かけるハンサムなサラリーマンの藤倉浩樹のことを、ややストーカー気味に熱烈片思い中!歳の差なんて何のその、勤め先まで調べ上げ、大人っぽくめかしこみ、素敵な出会いを綿密に計画していたのだが、実はとんだプレイボーイで……!?(シンデレラのため息より)センシンティブロマンスの旗手・山本よしこが描く、笑いあり涙ありの恋愛オムニバス集。 -
ハイスクールウォーズ
中学時代関東ベスト4の実力を持つ高田美奈子。選ばれた者だけ加入が許される学園を取り仕切るメンバーズの一員に選ばれるも断ってしまった。しかしその事がきっかけで様々な圧力と戦う事になるのだが… -
集まれ!ゴキブリたち
下宿屋”幸来荘”の華、元子ちゃんの前に、不思議な青年三木さんがあらわれた。その時から元子ちゃんの奇妙な恋が始まる…!!中森先生が描く傑作人情コメディー!! -
ダメ姉って呼ばないで!
いつも家でゴロゴロして普段着はパジャマというほどパジャマ大好きニートの姉、麻子としっかり者でニートの姉の面倒を見ながらデザイン会社に勤めている妹、絹子。この安藤姉妹の赤裸々に暴いていっちゃいます!ダメな姉と出来る妹のおかしな日常マンガ!! -
DO!<青春たいむ>
別れた男からの手紙。日曜日に暇をしていた魔乃亜は久しぶりにお父さんと自転車で出かける事に。途中、どこかで見た事のある男に自転車をぶつけられ2人はケガをするが男は何も言わずに立ち去ってしまう。翌日、学校でその男を見付けた魔乃亜は詰め寄るが、その男から出た言葉は…? 魔乃亜と元カレの直彦、いとこの雄大、お父さんとお母さんと…。様々な恋愛模様を描く作品。 -
アクア・ブルーの島から
学生の麻子は家庭教師先の家に向かう途中、金髪碧眼の美青年・ルイスと出会う。彼は麻子のアパートのすぐ前にあるマンションに居候しているらしく、何かと訪ねてくるようになる。そんな彼に徐々に惹かれ始める麻子だったが、彼が日本にやって来たのはとある目的のためだった…。 -
今夜もねむれない!!
ウブな高校生の野ノ宮 陸は、毎晩眠れぬ夜を過ごしていた。隣の同棲カップルが毎晩毎晩…ゴニョゴニョ…なのだ。そんなある日、電車の中で歌を歌うおかしな少女に出くわした。彼女は部屋までついて来て、強引に一晩泊まって帰って行った。大好きな天使・小森里美の事を思い浮かべ、どうにか手を出さずに済んだ陸だったが…翌日陸は肝を冷やす。なんと彼女、沢山花子は同じ学校の素行不良の要注意人物だったのだ。そんな彼女に気に入られてしまって…? -
MEW-舗道に降りた夏-
夏休み、再婚した両親の旅行中、一週間だけ義父の家の留守を頼まれた。するとそこへ、「笠木美羽」と名乗る、同い年の16歳の女の子が家政婦としてやって来た。親からは何も聞いてない。親が戻ってから来てくれと伝えたが、彼女は行く当てがないので置いてくれと言う。正直ドキドキしたけれど、見知らぬ女の子と家で二人きりってのも気まずくて、適当な理由つけて友人の家に3日も逃げ込んだ。だけども家に帰ると、二人分の食事が用意してあって…。 -
ハロー婚約者くん!!
男子生徒ばかりの名門校に通う大門寺健は、アメリカから女の子の転校生がやってくると聞いて期待に胸を膨らませる。だがやって来たのは冴えない眼鏡の女の子・山田ミキだった。彼女は健の名前を聞いて驚いた様子を見せて…?健とミキ、2人の関係は…!? -
恥ずかしくって言えない!
「憧れの漫画家は白鳥エリカ先生!すさんだ少女の心に夢を与える少女漫画があたしは大好き!」…だけども現実は血と金にまみれた夢も希望もない世界だった?!超古典的ド少女漫画に憧れる北条亜子は、ひょんなことから学園の裏に君臨し「関東平野の虎」の異名を取る恐怖の生徒会長・松平俊樹の”恐るべき秘密”を知ってしまい、生徒会の面々に狙われるハメに…!ラストまで読んでその秘密のあまりの恐ろしさに、夜中に一人でトイレに行けなくなりました(笑)。 -
フラッパー☆アーミー
なつめは進路も決めずに学校をサボっては有名ブランドのバーゲンセール巡りばかりしている高校三年生。ひょんな事から憧れの人気ブランド「マコト・タチバナ」の販売員として働く事になるなつめだったが、「マコト・タチバナ」に強い対抗心を燃やす新鋭デザイナー・諸住は、なつめのぶっ飛んだ感性に強い関心を抱き、彼女を販売員ではなくデザイナーとしてスタッフに招き入れようと考える。しかし二人の最初の出会いは最悪で、なつめは諸住に嫌悪感を抱いていた。 -
キャラメル・オーガスト
玻瑠子は幼なじみの高哉と同じ高校に進学するため、猛勉強して難関高校に合格する。二人は同じクラスになり、やがてクラス公認のような関係になって行く。しかし、二人は正式に付き合っているわけではなかった。玻瑠子がぼんやりしている間に事態は急変する。クラスにやって来た転校生と高哉が急接近しだしたのだ。彼女はベネズエラからの帰国子女の秋庭杏子。気が強くて、綺麗で、スタイルが良くて、ちょっとオリエンタルで、辛い過去を背負った少女…。 -
モホロビチッチ愚連隊
章博のパソコンに助けを求める通信が入った。モホロビチッチ愚連隊は、さっそく発信者を探しはじめたが…。岬の上の中学校の物置と化した旧校舎の地下に、我らがモホロビチッチ愚連隊の秘密のアジトがある。美魚海ら4人の中学生が、ミステリアスな噂や事件に挑戦!! -
絶対合格アカモンくん
バカでどうしようもない、だけど一生懸命な少年・アカモン。彼はある日突然将来の事を考えて勉強すると言い出した!誰もが無駄な努力だと思っていたけど…!? -
ライルと槍
【槍になった王子と剣になった傭兵――。二人の出逢いが織りなすバトルファンタジー譚、始動!!】 ある王都に突如起こった怪異…。それは飛空する槍が城下の民を次々と襲うという前代未聞の事態だった。そこにやって来たライルと名乗る傭兵が、槍との壮絶な戦いを始める。やがて決着ののちに槍が変化を解くと、現れたのはその国を治める王の子息、ルイ王子の姿だった――。やがて二人は運命を共にした未曾有の戦いに引き込まれてゆく。 ■GFC「グランネリエ」の著者:宝井理人氏、推薦!! 「メガネでインテリの王宮騎士団団長が嫌いな人なんて居ません」 (C)2016 Nana Natsunishi -
それはやわらかい
ぼくたちの恋は可愛くて、えっちで、ちょっとヘン。―クズを絵に描いたような兄と我慢を重ねながら暮す直。それは全て、大好きなナリタさんにとって”お隣さん”でいたいから。/SNSで知り合った昴に情欲を抱く修二。目の前で昴にバニーガールのコスプレをさせて、それを見ながらオ○ホで抜く。/他、覆面男子、売○男子、拾われ男子など、6つの恋の短編集。ひとくち食べると癖になる、よのだレク、デビューコミックス。 -
重量級 キャバ嬢の品格
夫に出ていかれたシングルマザーがキャバ嬢に!? ぽっちゃりパブで働くこととなった太田成美、改め源氏名を「まるみ」。しかし先輩キャバ嬢からのイジメが始まり…!? LLサイズの女の子が輝けるはずの職場で女同士のバトル勃発!! 表題作「重量級 キャバ嬢の品格」のほか、ある日突然夫が失踪して!? 一男四女を抱える主婦のパート奮闘記「子だくさんで悪い!?」、息子が連れてきた嫁はブサイクでドケチ!? もっと可愛い嫁が欲しかったのに…女っぷりの温度差が、平和な家庭に亀裂をもたらす「ダサ嫁がやってきた!」、編集長は自信過剰で口だけのワガママ女! 地元タウン誌の職場トラブルを描いた「悪魔な上司」、ドケチで他人に遠慮がないママ友伝説「空気を読まない女」の、読みごたえたっぷり5本立て!
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