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-会社帰り、OLの小鈴(こすず)は、暗がりで知らない男たちに襲われる。「ヤラれちゃう! 助けて!」 と思ったそのとき、颯爽とあらわれたイケメンが! でも、そのあと超豪華なマンションに連れて来られしばらく軟禁状態にされてしまう。「気に入ったぞ、小鈴。この硬くしこっているところをいじめられるのが好きか?」「あっ、やあっんっ! 奥まできてるのっ」しかも、ベッドで彼からの寵愛(ちょうあい)を施されながら、聞いた寝物語は夢のよう。なんと彼は、あの天下人(てんかびと)・家康(いえやす)だというのだけれど!?
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-理論攻め理系眼鏡男子 × 無自覚小悪魔。 同棲するなら、裸エプロンは標準装備です!? 一途に想って大暴走する敬一と、理系男子の取り扱いにだいぶ慣れてきた(ような気がする)真帆。温泉旅行で絆を深めたふたり。ラブ甘蜜度は増しているものの、仕事が忙しい敬一とふたりきりの時間を作るのはけっこうたいへんで……。そこで結婚を前提にした“同棲”をはじめてみることに! “愛の巣”探しを始めたとたんに敬一の理系スイッチオン! 家賃、駅までの距離などなど徹底分析。なにもかもが『真帆のため』。敬一は不動産屋相手に一歩も譲らず大暴走。新居探しはいったん保留。とりあえず敬一の部屋で、お試し同棲生活をスタートしてみることにしたのだが……。簡単にラブ甘生活とはいかないようで?
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-桂木杏は霊が見え、しかも超好かれてしまう体質を持った女子高生。一方、ここ数日、原因不明の体調不良に苦しんでいた学園イチの女たらし・桜田圭は、杏に近づいた時だけ杏に憑いている霊が見えちゃうように!? ついでに体調不良も杏に近づいた時だけ治るので、どうやら原因は《恨みの霊障》のようだ。ただ杏の見た限り、いつもの霊の感じとは何かが違う……なぜ!? 片山こずえ先生がお贈りする、霊界のアイドル・杏と学園イチの女たらし・圭の凸凹コンビが解決する、ちょっと不思議で悲しい事件簿の数々。また表題作の他、突然死んだはずの兄《イツキ》が見えるようになったまりもの苦悩をやさしく描いた「沈黙の声」も収録。
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-「まさかこれで終わりだと思ってる?」ガテン系絶倫男のリョウは私を押し倒し、全身を弄られグチュグチュにされた敏感なところに突き入れ、厭らしい腰づかいで何度もイカし続けた…。T大卒エリートの私は部長の一夜のお誘いを断ったら、現場監督に左遷されちゃった。周りは私の苦手なガテン系の男ばかり。誰も私のいうことを聞いてくれない。そんな私を助けてくれたのはリョウだった…。執拗に私の奥を指でこね回され、それだけで何度もイッちゃった。でも、絶倫のリョウは許してくれなくて、イッたばかりの私のヌルヌルになったさらに奥に入ってきた。私はもっとエリートでスマートな人が好きなのに、この快感に抗えない…。
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-▼第1話/哀しい瞳の上級生▼第2話/勝てば彼女…▼第3話/そんなの絶対だめです。▼第4話/おもしれえ!▼第5話/神主打法▼第6話/なめんな!▼第7話/笑ってください。▼第8話/気になるアイツ▼第9話/敵情視察●主な登場人物/如月茂一(高校入学早々、上級生の秋葉にひとめぼれ。1年。大汗かき)、鈴森秋葉(男子バド部のマネージャー。元・全日本チャンプ)●あらすじ/湘代高校に入学したばかりの茂一は、毎日電車で見かける“哀しい瞳をした上級生”の秋葉に恋をした。校庭で彼女を見かけた茂一は、何の工夫もなく「好きです。付き合ってください」と告白。意外にも「いいわよ」と答えた秋葉は、なぜか茂一を体育館に連れて行き、バドミントンの試合をするよう迫る(第1話)。●本巻の特徴/「勝てば彼女、負ければバドミントン部入部」で始まった茂一vs秋葉の試合。廃部の危機に立つ男子バド部のため、必死に部員を勧誘するマネージャー・秋葉は、実は中学時代全日本チャンプだった!? ワケありな彼女を前に、茂一もコート上で熱く舞う!!●その他の登場人物/芦刈悟郎(茂一の親友。1年。運動神経バツグン)、岡本透・磯島耕平(男子バド部員。2年。秋葉の熱狂的ファン)、砂川亮(元・バド部。以前、秋葉にふられて失恋太りした)、花村冬樹(正体不明のヤクザ風男。男子バド部コーチに)、草村一子(茂一のクラスメート。自称・茂一の応援団長)
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-昼はアダルトな魅力で生徒を惑わす保健医。夜は本性を曝け出し、3Pも楽しむド淫乱、鷹丘綺夏(たかおかあやか)。 ある夜、いつものように性欲を満たすため、通いのバーを訪れると、なんとそこに可愛い生徒が迷い込んできた――!? 生徒に手を出す気なんて毛頭なかったはずなのに、酔いつぶれた綺夏は、気づいたらホテルへ… そして、本能の赴くまま童貞ボーイの雄馬(ゆうま)をリードしてしまう。 最低だけど最高のセックスをした二人は――! ピュアな仔犬系男子高生×男を誘惑する淫乱ネコな保健医の、エロティックラブストーリー。
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-大ヒット作「ふれなばおちん」のスピンオフ、遂に登場! 僕の母親は、僕を捨てて、男と出て行った。家庭を持った人が、恋なんかしちゃいけない。ありえないと思う。優美香の母ちゃん、夏さんにも好きな人がいるみたいだ。許せない。優美香に俺みたいな思いはしてほしくない。でも、なんだか違うんだ。うまくいえないけど、大人の恋なんだ――。 小牧 良の目に、二人の恋はどう映っていたのだろうか――。
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-あいみみ(TM)とは、一つのイヤフォンで一緒に音楽を聴くシチュエーションのこと。 TOKYOFMのラジオ『アポロン★あいみみ』から生まれたこのシチュエーション。 ラジオでは、男性俳優やアイドルが登場し、あいみみシチュエーションを演じ、話題沸騰中です。 そんなあいみみが漫画で登場! 豪華作家陣(京町妃紗、小泉蓮、後藤みさき、桃井すみれ)がそれぞれの憧れイケメンをモデルに、ドキドキのあいみみから始まる恋物語を描きます。 あいみみを演じ、漫画に登場してくださったのは、 2.5次元ミュージカル等で活躍中のトップ俳優陣4名! (廣瀬智紀さん、太田基裕さん、鳥越裕貴さん、松下優也(X4 YUYA)さん) 単行本かきおろしのまんがも掲載! 俳優陣のカラー口絵つきの豪華コミックス! 雑誌掲載時未収録のグラビアも特別掲載。 実際に演じてもらったラジオの音源も聞けちゃいます! まんがとラジオ、人気俳優の特写の3つでときめく、胸きゅんいっぱいなゴーカコミックス!!
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-あの国民的バラエティ番組が、ついにコミック化!! これまで番組に出演した多くのカップルの中から、とくにユニークな10組を、10人の作家でコミカライズ! 結婚相手は、まさかの7股男!? 義理の兄妹で結婚!? お寺に嫁ぎたいお坊さん大好き女子の奮闘や、甲子園で決めた約束のホームラン――。 実在する夫婦の、なれそめから新婚生活まで、セキララにつづった新感覚コミック!【この漫画は、朝日放送の「新婚さんいらっしゃい!」で放送されたエピソードをもとに、脚色を加えて作成されたものです。登場人物名はすべて架空であり、番組に出演された方のお名前ではありません。】
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-登山部唯一の部員、干潟十海(ひがたとうみ)はまさに今廃部の危機に立たされていた…。 そんな十海に救いの手を差し伸べたのは、東京に引っ越したきり音信不通になっていた幼馴染み黒木正晴(くろきまさはる)だった。 正晴はいかにもモテそうな精悍な大学生に変貌していたが、十海との約束を果たすため地元に戻ってきたという。 身に覚えのない十海に、正晴は入部届けと引き換えに俺に愛されろと迫り…! 山登りの相棒は、恋の相棒になれるのか?山×恋の部活動バディラブ!堂々スタート!!
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-自家発電しながらでないと執筆できない官能小説家の散里は妻に先立たれて義理の息子・結生也と二人暮し。何かと世話を焼いてくれる息子に欲情してしまう散里は、自己嫌悪の日々。ある時義母が孫(結生也)をひきとると言いだし?
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-俺は夢の中の少年にどうやら…恋をしてしまった――。ひと月前、俺が働いている食堂に、とある成金風の男が訪ねてきて…。いきなり札束を出し、毎日3食分子供が好みそうな物の出前を頼まれ!? その男が落とした黒猫のピンバッチを拾ってからある夢を見るようになり――地下室の座敷牢に、猫のような黒い大きな耳と長い尻尾のある少年がひとり囚われ…。毎晩、すがるような瞳で俺をずっと見つめている――。太い鎖に繋がれ……出前を頼みに来た男に、犯されまくって、泣いてもわめいても屋敷の者は見てみぬふりで!? ――そんな中、出前先から戻ってきた皿に『たすけて』という爪で引掻いた様な文字を発見してしまい!?
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-脅迫・強要・強制! 無理目な行為に何故か興奮…な5連発!!名目古グリズリー『僕たちがなくしたもの Act.1』 幼い頃から互いの身体をオモチャにしてきた光斗と俊哉。高校生になってもその関係は続いていた…。そんな中、俊哉は光斗に彼女がいる事を知り激昂。自分も女を作る…と宣言するが!!?金子アコ『侠Junky 第1話』 某地方都市に拠点を置く芹沢組。その若き幹部・大雅は組長も手を焼く超武闘派。血を見ると興奮する性癖の大雅は喧嘩の後に女を連れこむが、その刺激に飽き足らず…!!?藤山ぐう『出会い厨だって真面目に恋がしてみたい。第4話』 出会い系サイトで超好みな美青年・巨と知り合った会社員の潔。しかし、ひょんな事から巨の双子の兄・雄とも関係を持ってしまう…。2人の間で揺れ動く潔は、ある決断をする――。紗なみか『鈍感エクスプロージョン』 大学生の真斗は親友の超イケメン・柊吾に恋の悩みを打ち明ける。相手のボディタッチにドキドキしっぱなしという真斗の悩みに、柊吾は『チャンスありだよ』と励ましてくれるのだが…。恋煩シビト『隣のアイドル』 タレント活動をしている高校生の隣に、『本格的な俳優活動するチャンスがある…』と事務所の社長が枕営業の打診。隣は同級生の接にその悩みを打ち明ける。思い詰めた隣は接にとんでもないお願いをする!強引エッチな表紙イラストは宝井さき!!
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-【竜騎士07×DMMが贈るホラーゲームをコミカライズ! 】 煤払(すすはら)流神前武術の道場を営む家に生まれた煤払涼(すずむ)は“一定の歳を迎えると、親元を離れて独り立ちする”という家のしきたりに倣い、一人暮らしを始めた。須々田の町にある須々田高校へと転入した涼は、いつも日本人形を抱えている不思議な少女・黒神十重(くろかみとえ)と出会い、“悪夢”に飲まれながら己の宿命に立ち向かう事になる…。町に伝わる“鹿神比古命(ロクガミヒコノミコト)の伝承”の真実とは!? 人形供養を行う“祝元神社”の秘密とは!? 千年に及ぶ呪いの物語が幕を開ける――。 (C)DMM GAMES (C)2016 Tomo Tanaka
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-彼の体から森と同じ甘苦い香り。魔法で作ったような美しいツリーハウスの中で、森の神様のような男にすべて捧げる…!! 森の中で見つけたツリーハウスに魅せられた陽菜。持ち主はイケメンで無愛想な木こり。でも無愛想な中に感じる優しさに触れるたびに目が離せなくなってゆく。そんなある日、彼から誘われた夜空が格別な夜のツリーハウス。それってデートのお誘い? 早く会いたい。抱かれたい。森の神様のような妖しく美しい彼に抱かれながら、どこからか動物たちの泣き声が聞こえる。「お前のなき声も聞かせてやれよ」 ※この作品は雑誌「恋愛LoveMAX」「恋愛チェリーピンク」に掲載されたものを再編集したものです。デジタル配信版の雑誌「恋愛 LoveMAX」「恋愛チェリーピンク」をお求めになった方は、コンテンツ内容が重複する場合がございますので、ご注意ください。
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-「やば…お前の中、気持ちよすぎ…」―密室で社長と2人きり…敏感なところを何度も何度も突かれて―――。秘書の奈々美は密かに社長に想いを寄せている。ある日、いつものように社長とエレベーターに乗ると…止まった場所は見たこともないアヤシイ部屋!?なんだかラブホみたい…。すると社長が「せっかくだからHしちゃう?」なーんていつもの冗談かと思っていたら、突然ケダモノの顔して押し倒してきて!?熱い舌でアソコを丁寧に舐めあげられ、ダメ…どんどん溢れてきちゃう…!私、このまま社長に弄ばれちゃうの―!?逃げ場の無い密室…このエレベーター、イクまで絶対止まりません!
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-「こんなに濡れて…カワイイね、先輩」耳元でイヤラしい言葉を囁かれ、指でナカをかきまわされて…こんなの嫌なのに、どうして拒めないの…!? ―真面目なOL人生を送っている私には秘密がある。それは夜にキャバ嬢をしていること。だけどある日、会社の後輩・宇佐見くんが店に来て、あっさりバレちゃった―!? 彼は仕事もできるし女の子にもモテるけど、私にはなんだかいつもイジワルで…。ナイショにしてってお願いしても「見逃すハズないでしょ」って、夜のオフィスで迫ってきて…!? 強引な顔でイジワルなこというくせに、時々やさしい顔をみせて…そんな顔でご指名されたら、私もう逃げられないよ!
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-「とろけた顔して…そんなに気持ちイイ?」そう言って先生は身体中のビンカンなところを舐めてきて――。小さな頃から大好きな、幼なじみの恭介。そんな彼がなんと担任の先生になっちゃって!?でも、今までと何も変わらないよね、と思っていたのに「おまえ、こんなに可愛かったっけ」と空き教室で押し倒されて…。そのまま指と舌で優しく体中をイジられて、体はどんどん熱く…ダメ、ガマンできなくなっちゃうよ…!優しい恭介が、こんなに野獣だったなんて…これからの学園生活、一体どうなっちゃうの!?
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-~この春、一生モノの恋をします~ 後藤みさきをはじめ、Sho-Comi大人気作家陣によるテーマ別読み切り集。 本作のテーマは、「はつ恋」。 描き下ろし2作品を含む計8作品のピュアラブを収録! ■収録作 後藤みさき/「花とスコール」 真村ミオ/「今夜、先生の腕の中~番外編~」 蜜樹みこ/「かわいいキミと甘い恋」 柚木そよな/「一瞬で、初恋」 左右田もも/「ネガ×ポジの法則」 紅葉あき/「可愛くなるのはキミのため」 仰木さえ/「目隠しはキミの耳元で」 とりの綾華/「初恋回路混線中」
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-月夜の見せた幻か――。榊が園芸の仕事でやってきたのは結界の張られた古いお屋敷だった。招き入れられた屋敷にいたのは人間ではなく美しい化け狐。ある夜、榊は化け狐である狐月の涙を見て心が揺れ始めて……。「オレは……あなたのものに……」切なくも美しい植木屋×狐のラブストーリー
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-「五日前まで処女だったなんて嘘みたいだな。元々いやらしい躯してるんだろ、智」言葉で、指で、そしてお前の凶器で、苦痛なくらいにイカされまくる。でもそれは、鬼畜な高成に恋してしまった、智が渇望した事だった! 躯から始まる過激な純愛・決定版!!
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-おもしろいゲームを作るため、ゲームクリエイトクラブをアケミと立ち上げたアキラ。はたして、みんなが楽しんでくれるゲームはできるのか…!? 『SUN×GIRL』の30M先先生が描く、ゲーム制作青春ストーリー第1巻。
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-フィオーレ王国一の魔導士ギルドを決める"大魔闘演武"。見事、この祭典で優勝した妖精の尻尾のメンバーたちに束の間の休息が訪れた。打ち上げパーティを抜け出して、首都・クロッカスの観光へと繰り出したルーシィ、エルザ、ウェンディ、ジュビアの4人!! しかし、そこはやっぱり(!?)妖精の尻尾…とある騒動に巻き込まれ……。そして、それは王国の命運を左右する一大事へと発展!?
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-われわれが「現実」と呼んでいる何がしかの出来事を言葉で作り上げる。 言うまでもなく、小説は言葉でできている。 恋愛小説だって、小説である以上、やっぱり言葉でできているはずだ。 そしてこの短編小説は、まだ起きていない情事を 男女2人の会話によって言葉で構築する。 そもそも言葉で出来上がっている小説の中で 未遂の行為、あるいはやらないかもしれない行為を言葉で造型する、 という二重の構造をこの小説は持っている。そして読者はこう思うかもしれない。 いや、ここにある会話の言葉たちは現実の前哨戦ではなく、 すでにそれ自体がじゅうぶんな現実である、と。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-秋時雨の中を走って、4人の男女の組み合わせが順番にめぐってくる 吹き付けるような秋時雨の中を 2台のクルマが走っていく。夜もかなり深い時間だ。 2台には男女が2組ずつ。合計4人。 互いに恋人同士と呼んで差し支えない関係で それは女と女においても変わりはない。 やがてホテルにチェックイン。部屋は2つ。今度はクルマでなく部屋だ。 さて、組み合わせはどうなる? 4人いれば組み合わせの数は自ずと決まっている。 が、しかし。実は実現していない組み合わせもあるのだが・・・ 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-短い時間だから、ぼんやりした全体ではなく、肩を記憶しよう 見ることができ、触ることのできるもの、 そのような「できる」関係にある男女を描くには、 短編小説という器がまことに好ましい。 努力の成果、としてではなく、生まれつき恵まれた恩恵としての「肩」を 男は愛し、女は愛されることを大切にする。 鎖骨と、そこからつながっている精妙な肩甲骨の動き。 そのうつくしさ、生きていることそのものがもたらす何かを 写真に撮って残しておくことはしない。 失われるまで愛し、あとは記憶と想像が幸福を形成する。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-彼女を泣かせるために彼がしたこと 片岡義男の小説には美人しか登場しない、といっても過言ではないが この小説の竹田恵理子もむろん、相当な美人だ。 頭と顔の造作、そのバランスはあまりに完璧で 完璧すぎて平凡さに近づく、という矛盾ギリギリの領域にある。 そしてある時、その完璧さが一気に崩れる瞬間が訪れる。 その不意打ちは周到に計算されたものであったが、 ごく短い時間の中で起こる激しいアップダウンは読者を動揺させるだろう。 それが小説の力、である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-彼女がコレクションを並べ換える時 われわれは小説を読む時、なにかしらネガティブな出来事が起こり、葛藤や事件、人間関係の変化などを経たのち、事態が収拾したり、あるいは登場人物の心持ちが別の局面に入る、というような一通りの起伏に慣れている。しかし多くの片岡義男作品はそのような構造を一切取らない。 この短編のように、しばしば一糸乱れぬ完璧さのまま推移し、起きるとしても好ましい変化しか起きず、一編の小説が成立してしまう。完璧な彼女のコレクションは、そこに新たな1個が加わることによって新たな楽しみを見い出す。破綻はない。その影すらない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-ストーリーを書き始めるまでのストーリー 片岡義男の小説にはストーリーを書くという行為そのものを考察し、主人公が登場人物たちと会話し、その成り行きが小説として提示されている作品がいくつもある。この小説もまさにその1つであり、本格的な長篇だ。2つの島というヴィジョン、双子というヴィジョンはストーリーと、ストーリーを書くという2つのレベルに呼応し、やがてそれらは溶け合って1つの小説になる。この小説で重要なのは、プラス島の歴史=人々の時間、という大切な要素がそこに呼び出されていることである。 ※作家の敬愛する写真家・佐藤秀明氏撮影の写真を収録 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-灰皿から始まり、やや遠くまで歩く 劇作家であり、小説家でもあったチェホフは、かつて 「ぼくは何でも書く。目の前に灰皿があれば灰皿の短編を躊躇無く書く」と言い、これはチェホフの創作に対する考え方を端的に表現したエピソードとして知られている。この片岡義男の短編は、まさにそのようにしてできた作品ではないか。 目の前に灰皿があれば、あとはそこに人物を配し、場所を設定し、どんな季節か、どんな身分か、といった要素が加味され人物の過去なども語られると、なおも作品はおもしろくなる。灰皿から始まって、読者はなかなかに遠くまで行くことができるのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-かつて優しかった女性と、今、目の前で優しい女性のあいだで、彼は泣く もう4年前に終了したラジオ番組を、一晩だけ復活させる。 それも、たった1人の女性を喜ばせるために。 そんな荒唐無稽なことが起こりうるだろうか? と思うが 小説であればそれはもちろん起こるし、テレビではなく ラジオという小さな、親密なメディアであれば、可能性は高くなる。 チームはかつてと同じようにすばらしく機能し、 無事に番組の収録は終わる。だが・・・ この試みの陰には、一つの悲しみが、悲しみのための涙があったのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-自分と、自分に良く似たもう一人の女性。小説による定点観測の試み。 相当に実験的な作品、と言っていいだろうか。 彼女は終始、1人であり、この小説に会話は一切無い。 しかし彼女は会話の代わりに想像する、もう1人の自分を。 あるいは自分によく似た女性を。あるいは自分のかつての思い出を。 それら、現在の彼女にとっての「周辺」とともに彼女は生きている。 場所はホテルの一室、という極めて匿名性の高い空間であり、 鏡がそこでは大きな役割を果たす。 小説による定点観測の試みであり、 片岡義男による徹底したミニマリズムの試みである。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-さまざまな別れのあとには、さまざまな再会があればいい この短編の、再会のシーンのあざやかさはどうだろう。 もしも映画なら、男性視点、女性視点、ロングショット、寄りのショット、 そしてすれ違う瞬間のことや交わす目線、かける言葉のタイミングなど 制作者には相当な力量が問われるだろう。 人は大人になり、結婚をし、時間が経過すれば離婚、というようなこともあり そしてまた・・・ どこかで生きている限り、さまざまな可能性がある。 再会とは、失われたものを取り戻すことではない、と誰もが知っている。 それはまた新しい生を生きるために必要なアクションなのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-第1章と最終章、あとは会話で小説 作家と編集者が会う。原稿の受け渡しのためだ。 これまで共に仕事をしてきた時間も含め、深い信頼で結ばれた2人は 今、書かれつつある小説の今後の成り行きについて検討を重ねる。 そのあいだに、くだんの小説の第1章が挿入される。 そのあと、再び、検討の会話。そしてラストは・・・ 会話と書かれた小説の両方が合わさって、この1つの小説ができあがる、 という入れ子状の仕組みを持ちつつ、最後はまた一つ、 意外性のあるひねりを加えてあるところを堪能したい。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-再会という偶然に恵まれたら、そのあとは躊躇してはいけない オートバイ小説であり、出会いの小説である。 冒頭のシーンは、オートバイ・ファンを満足させるに十分な魅力を放っている。 そして片岡作品にしばしば登場する「再会」という幸福が この小説にも与えられている。 再会のあとに躊躇は禁物。持っていない免許は取得すればよく、 行きたければ行けばよく、誘いたければ誘えばいい。 それらを阻むものは、この世の中に何も無い。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-真っ赤な、までは行かない嘘とは、どのようなものか? この小説のタイトルを確認してから読み始めれば、 その「嘘」というのはおそらくこのことだろう、 という察しは、たいていの読者にはつくのではないか。 だからその「嘘」はそれほど巧妙に仕組まれたものではない。 そのことよりも、男が2人、女が1人というその力関係と 女性が持つ魅力のための軽い装置として「嘘」はあると考えていい。 3人がライダーであるならば、いささか大掛かりな「嘘」の仕掛けも 「真っ赤な嘘」までは行かない、ほんのりと赤く染まる程度なのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-立ち止まる時間がほとんどないような彼女が、ふと立ち止まるその時に 作家がそのような語彙を用いているわけではまったくないが、 これは近年の言葉で言えば「シングルマザー」の物語だ。 彼女には4歳になる息子がいて、翻訳の仕事をしている。 幼稚園に連れて行くこと、料理を作ること、絵本を読み聞かせること、 それら子供のために割く時間のほかにも 姉や姉の子、姉の夫、仕事相手との関係があり、 用事があったりなかったり、誘惑の電話も頻繁にかかってくる。 それらの細かい時間がいくつもいくつもミルフィーユのように重なって この魅力的な女性のポルトレは描かれる。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-嘘偽りなく、いつでも自分自身であることを生きる 小説を書こうとしている男がいてその男も含んだストーリーと、彼が書いた小説の両方を合わせて1つの長篇小説に仕立ててある作品である。 登場人物は多いが、それぞれ、その人ひとりの輪郭をハッキリと持ち、例えば自分が日々生き生きとしているために仲が悪くないのに離婚もするし、夫婦であろうが個別に旅もするし、誰が誰と会い、どのように誘おうと自由だ。この長篇に説得力を与えている要素に「部屋」と「時間」がある。かつて暮した部屋、今は痕跡の部屋、そしてふと思い出す過去の時間が人物の生きてきた姿を鮮明に照らし出す。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-三角形であること、三辺あることによって彼女は新しい自分を知る。 2人の女性と1人の男性がいる。 女性同士は友人であり、男性はうち1人の夫だ。 ある時、1人の女性がもう1人の女性に夫を紹介する機会がやってくる。 妻と夫、という関係でないほうの男女は ラジオ番組のホストとゲストになる。 そこから三人の三角関係が形成されるが、それは通常の意味での 「はじまり」と言えるものなのかどうか。そこに嫉妬はなく 性的興奮があり、そして実はその向こうに、 女と女、という関係も見え隠れしているのだ・・・ 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-同じ過去を歩んだ2人は、実はもう同じ現在にはいない 互いに好きで、結婚したい意志もありながら、それが実現しない。 そういうことは、人の一生においてはありうるだろう。 しかしそれが過去の痛恨事であったばかりでなく 現在にまで影響を及ぼしていること、そして いっぽうは過去を洗い流し、もういっぽうが今も過去の輝きを生きているとしたら これは紛れもない現在の悲劇になる。 性を飛び越えるようなことがあれば、なおさらだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-理想と現実が交錯する現場は、果たして過去から開放される日だろうか。 倒錯、と呼べないこともないし、あるいはおかしな性癖として 片付けられてしまう可能性もあるだろう。 しかし、幼い頃に強く願った思いが、嘘というより もはや創作として機能し、創作は年を追うごとに洗練を極め、 そして結婚式という特別のタイミングで そこまでしなければならないのか、というような もはや誰にとっても悲劇でしかないのかもしれない仕方で 関係者一同が対面する。 地に足を着けた生き方、などという言い方が陳腐に聞こえるほど 人は自分の心の影を引きずって生きているのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-「私のほかに女性がいるでしょう」と彼女は何度も言う 「私のほかに女性がいるでしょう」と、 女性が男性に向けて問いかけたとしたら、詰問と考えるのが通例だろう。 しかし片岡義男の小説にあっては、通例に従うようなことはまずない。 この言葉は彼女が持ちたがっているイメージであり、願望であり、 嫉妬であり、そしてなにより、男に対する投げ出すような愛情である。 それを受け止めながら男は嘘をつく。ひどい男? そうだろうか。 男の気持ちはなにげないようで実に不思議な ラストシーンに鮮明に現れている。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com
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-ステーション・ワゴンではダメなのだ、やはりオートバイでなければ まるで別々の2つの作品を接合したかのように およそ途中までの展開からは想像もできないようなラストがやってくる。 女と男と女。3人のあいだには親密な関係がありつつ 微妙な温度差があり、従来のような関係を維持しにくくなっている。 3人の中の1人の女性は、借り物のステーション・ワゴンに乗っている時と 自ら乗ることに決めたオートバイと共にある時とではなにかが違う。 その「なにか」に向けて物語は過去へと遡行してゆき、 そして、まさか、とあっけにとられるラストシーンへと至る。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-2人と2人で4人。男と女で性別が2つ。17歳の夏は今この時だけ 本作の最後に付いている「著者との会話」では 「オートバイは十七歳にもっとも似合うと、ぼくは思っているからです」 という言葉がある。その言葉通り、男2人は17歳で 女性の1人も17歳、もう1人の女性は留学期間があるため18歳だ。 人をくったようなタイトルに関連するシーンはラストに現れ、 同じく「著者との会話」で「ストーリーの中心」とされているが 読者にはこの言葉を真に受けない自由がある。 4人とはいったい何か。それが真の主題だといったらおそらく野暮になるが間違いではないはずだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-この世界が見える場所で、しかし少し隔離されながら、2人がしたこと 男女がいる。ホテルの中だったり、 セダンやクーペに乗っていたり、そうして この世界が見えながら、囲みの中に区切られた空間で 彼女たち、彼らは会話を交し、服を脱ぎ、 いま自分たちが行なっていることの意味を反芻したり あらぬ想像をめぐらしたりする。そんな情景が30。 せわしない世の流れからやや隔たって、いくらかスローな 静かな日々の断片がここにある。 小説による季節のアルバムを聞こう。 ※作家の敬愛する写真家・佐藤秀明氏撮影の写真を収録 【目次】 ベッドが三つある部屋 これはメロドラマ ブルーの選びかた 理想的な窓 窓にカーテン 昼寝 思い出の夏 彼女と彼1 彼女と彼2 電話をかけるだけ コパトーン 彼と別れた彼女 ケチャップはあまりかけない セーターを脱ぐ 飽きたら言って 海の香りと電話ブース ふたりでいても淋しい 切り花 いつも小道具 交差点の横断歩道 桜前線 雪が降る 小さな花 林檎が燃える、あるいは飛ぶ 来てくれた彼女 日曜日の白い月 縛られてみないか ベッドに戻れ 微笑の研究 雨の夜 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-現実と現実ならざるもの この本の仕組みは「あとがき」に作家自身が書いている内容につきる。 フィクションとしての小説に1人の女性の主人公がいてその女性はフリーランスのエディターであり、彼女が作ろうとしている、受け取ろうとしている新たなフィクションこそ現実のこの『タイプライターの追憶』という小説である、というような構造だ。 現実とは何か。小説とは何か。その関係は? エディターの彼女が経験する激しい感情の波とその後の凪の中に その秘密を解く鍵が隠されているのかもしれない。 ※作家の敬愛する写真家・佐藤秀明氏撮影の写真を収録 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-父を「あなた」と呼ぶ娘が差し出す、スプーン一杯の光 不思議な短編である。不安定の中に 一時的にできたエアポケット、あるいは台風の眼、のようにも見えるし、 案外、これはこれでゆるぎない安定のようにも見える。 高原のコテージに複数の夫婦が集まり、その中で最も落ち着いているのは 14歳の少女であるように見える。彼女が「あなた」と呼ぶ男との関係は このあと果たしてどうなるのか、それはわからない。 お気に入りの紅茶を淹れ、スプーンに「ほら」とばかり 月を映してみせる14歳の心の中は誰にも予測できない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-聡明な彼女たちは明言してから静かに去っていく。 なんと挑発的な。あるいは、なんと不愉快な。 おそらく、そのように読むことは十分に自然なことだろう。 身勝手な、イヤな、おまけに嘘つきの、男である。 おまけに反省もしない。同じことを何度も繰り返している。 ただこの男には、嘘をつかないものが1つだけあって、 それは自分の気持ちに対して、である。気持ちを偽ったまま関係を続ける、 ということが彼にはできない。そこが素直と言えば素直だが 別れ方は最悪である。やはり彼女たちは 去り際に頭からコーヒーをぶっかけて行くべきなのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-スポーツと気晴らしのほかに、何も必要ではない 君を喩えるならスポーツだ。君はほんの気晴らしだ。 もしそんなふうに男から面と向かって言われたら 実際にはほとんどの女性は腹を立てるかもしれない。 しかしそのスポーツも気晴らしも 人生においてそれ以上価値のあるものがない至高の存在だとしたら? いや、スポーツにも気晴らしにも「至高」は似合わない。 聡明な2人の女性と、たぶん女性たちほど聡明ではないが その女性たちから愛されている2人の男たち、その4人の物語。 歳月はあっという間に10年経過し、しかしこのベスト・ユニットは崩れない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-昔話、作り話、嘘の話。しかしそこにも真実があるらしい 長く語ることのできる人、というのがいる。 この小説には2人、そういう人物が出てくる。 しかもその2人の2つの話はとてもよく似ている。 なぜなら、それはカウンターという、不特定多数が共有する匿名空間で ふと耳にした会話を反芻し、変奏したものだからだ。 読者は微妙にズレたその反復を楽しむ。 ひどいじゃないか、嘘じゃないかと思ってもかまわないのだが、 聞いている人物に感銘を与えるほどの「真実」もまた、 そこには宿っているらしい。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-昭和20年、戦争が終わり新しい時代に歩みはじめた日本。突きぬける青空と光る海に囲まれた淡路島の子どもたちが出会ったものは、野球!! 野球を通じた、個性豊かな子どもたちと女性教師との強い絆を描く珠玉の物語。
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