幻冬舎メディアコンサルティング作品一覧
-
-
-
-
-
-それは、使命を果たすための運命の出会い。 次元上昇を迎える時代に贈る、未来への物語。 「宇宙に愛と真実の種をまく」使命を託された龍の国の王女・アミと、「【星の宝】を探し出す」使命を授かった星の国の王子・アライ。 敵対する2つの国に住む2人の出会いが、銀河の歴史を変えてゆく。 彼らを待ち受ける波乱に満ちた運命とは――。 宇宙に広がる国々を舞台に、愛と希望を紡ぐSF冒険ファンタジー。
-
4.3「う・ら・み・は・は・ら・し・た・よ」 ベテラン刑事が難事件に挑む本格ミステリー! 東京の高級マンションで起こった凄惨な殺人事件。 粘り強い捜査の結果、捜査本部は意外な人物が犯人であると突き止める。 しかし、事件の背後には、影法師のように見え隠れする“もうひとつの真実”があった―― 都内のマンションの一室で有名デザイナーの国枝和子が無残な姿で発見された。 防犯カメラの映像から浮かび上がった容疑者は3人。 それぞれの身辺をくまなく調べ、捜査チームはついに犯人を特定するが、その人物の精神鑑定をめぐり、事件は思わぬ展開を見せる。 定年間近のベテラン刑事・田所は、被害者の過去の人間関係から徐々に事件の核心に近づいていくが……。
-
4.0二転三転する展開にゆさぶられる! 驚愕必至のタイムトリップ医療ミステリー 2023 WBC侍ジャパン ヘッドコーチ 白井一幸氏 推薦 圧倒的な存在感。チーム葛岡は世界一(ワールドチャンピオン)だ! 株式会社ゆめかな 代表取締役 石川尚子氏 推薦 仲間と対話し歩む主人公。泣かされました! プロジェクトリーダーとして新薬開発を率いていた葛岡哲也は、開発最終段階で浮上した副作用の懸念から、左遷を言い渡される。 その夜自暴自棄になり泥酔した哲也が目を覚ますと、そこは自分が生まれる前の故郷・高知の沈下橋だった。 そこで出産後まもなく命を落としたはずの母と再会し、彼女を救うため現代医療で病を治そうと奔走する。 一方、現代では、競合チームが開発した新薬が、不正を隠して強引に上市されようとしていることを疑い、仲間とともに悪事を暴こうとするが――。 過去と現在、二つの時を駆け抜ける男の選択とは。
-
-
-
-
-
-小林多喜二の血縁である著者が、貴重な書類や写真、手紙を緻密に読み解き多喜二の実像に迫った一冊。 小林家という大きな流れの中から 今、ふたたび鮮やかに立ち上がる小林多喜二の姿―― これは単なる研究の書ではありません。 多喜二自身も気づかなかった多喜二の深層を解き明かすエキサイティングな謎解きの書です。 ――市立小樽文学館長 亀井志乃 ・多喜二の誕生日は定説と異なっていた ・過去の研究書には書かれていない「弟」の存在 ・多喜二の香典控に帝国陸軍軍人の名前が! ・400年前のあの武将と深い関係があった? ほか
-
-税務によるスタートアップ支援で新たなキャリアの扉を開く! 単調な税務から脱却し、創造的な仕事で社会貢献と自己成長を実現する! 急速なデジタル化により、会計・税務の世界も大きな変革期を迎えています。監査業務や税務申告といった定型業務はAI技術の進化によって自動化が進み、公認会計士や税理士が従来型の業務だけに依存していては、将来的な活躍の場が限られる可能性があります。また、「監査業務は単純作業の連続でやりがいが感じられない」「節税の相談ばかりで世の中の役に立っている実感がない」といった悩みを抱え、将来のキャリアに不安を感じている会計士や税理士も少なくありません。こうした状況の中、会計専門家の新たなキャリアとして注目されているのが「スタートアップ支援税務」です。これは従来の会計・税務サービスの枠を超え、ベンチャー企業の成長を総合的にサポートする専門分野です。 この税務が注目を集めているのは、政府の「スタートアップ育成5か年計画」の推進により、2023年には全国で過去最多となる15万2860社の新設企業が誕生し、大学発ベンチャーも3782社と増加の一途をたどっていることが背景にあります。この成長市場における会計・財務の専門家へのニーズは拡大しており、会社設立時の最適な資本構成の助言、投資ラウンドごとの税務戦略の立案、上場に向けた内部統制の整備、グローバル展開時の税務リスク管理など、企業の発展段階に応じた高度な支援が求められています。これらの業務は経営判断と密接に関わるため、会計人の専門知識が直接企業価値の向上につながる領域といえます。 著者は公認会計士として大手監査法人勤務後、税理士法人での国際税務、スタートアップ企業CFO、ベンチャーキャピタルでの投資業務を経験し、スタートアップ支援税務に特化した事業へと転身しました。2016年以降、「HEROZ」「AVILEN」「Creema」など30社超のIPOに関与した実績を持ち、スタートアップのライフサイクル全体を通じた税務支援のエキスパートとして活躍しています。 本書では、著者の豊富な経験をもとに、スタートアップが直面する財務・税務の課題に対する支援業務を具体的事例とともに紹介しています。変化の激しい時代において、会計専門家が自身の知識を戦略的に活かし、社会的意義とやりがいを両立させながら新たなキャリアを築くための実践的なロードマップが詰まった一冊です。
-
-赤字、零細企業でも後継者は必ず見つかる! 経営権を譲渡し、財産権を残す“新しい事業承継の形" 後継者候補探しから承継のスキームまでを徹底解説 後継者不在で、廃業してしまう会社が日本にはたくさんあります。 引退を考える際、廃業は最後の選択肢としておいておき、 まずは承継の道を探ってみてください。 会社を継ぎたいと思っている後継者候補はきっといます。 赤字でも零細でも、その事業に魅力を感じる人はいるのです。 日本政策金融公庫総合研究所が2020年に実施した調査によると、 廃業を予定している60歳以上の中小企業経営者(1万3,193件)のうち、 およそ7割もの企業が「業績不振が理由ではない」と答えています。 引き継がれるべき中小企業も廃業に追い込まれてしまう背景には、 後継者不足が関係しています。 事業承継は「親族内承継」「社内承継」「M&A」が主流です。 しかし、少子化の影響で会社を引き継ぐ子や孫がいない、 社内承継をしたいが承継者が多額の株式を買い取ることが難しい、 など一筋縄ではいきません。結果、廃業を選択する中小企業が少なくありません。 そこで著者が提案するのは、 株式をほとんど買わずに経営権だけを継承する新しい事業承継です。 本書では、一介の保険営業マンであった著者が、 営業先の企業を継いでほしいと頼まれたことから生み出した 新しい事業承継の形について自身の経験を交えて解説します。
-
-
-
-社員のエンゲージメントを高め、定着率アップ! 悩める中小企業を救う、実践的な人事制度の構築法とは? 少子高齢化が進むわが国では、生産年齢人口(15~64歳)の減少とコロナ禍からの経済回復に伴う需要増加により、多くの企業が深刻な人材不足に直面しています。特に中小企業では大企業に比べて従業員一人ひとりが占める役割が大きいため、質の高い人材の確保と定着はより重要な経営課題となっています。しかし経済回復の一方で最低賃金の引き上げや原材料価格の高騰、社会保険料負担の増加といった経営コストも上昇しており、採用活動や人材育成に十分なリソースを割くことが難しい中小企業も少なくありません。さらに、転職を促す情報の増加や、リモートワークによる職場での人間関係の希薄化、多様な働き方の浸透により、企業への帰属意識の低下が進み、人材の定着がますます困難になっています。 約20年間にわたり経営・人事コンサルタントとして中小企業の人事課題の解決に携わってきた著者は、人材定着には「エンゲージメントの向上」が不可欠だと述べています。エンゲージメントとは、会社と社員が相互の成長に貢献し合う関係性を指しており、著者は多くの企業支援を通じてこの重要性を実感してきました。 本書では、著者が現場で培ってきた知見をもとに、組織のコンパクトさという中小企業の強みを活かした人事制度の構築法を解説しています。制度設計の基本から社内への説明方法、導入時の注意点、運用段階で生じやすい課題とその対応策まで、各ステップを具体的に紹介するとともに、制度を導入した企業の成功事例を通じて、運用時のポイントや陥りやすい落とし穴についても詳しく取り上げています。 社員のエンゲージメントを高め、定着率を向上させることで、組織全体の生産性を引き上げたいと考える中小企業経営者・人事担当者に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
-
-IoT時代に求められるハードウエアセキュリティの新常識 ソフト対策だけでは守れない。 IoT時代に必須のハードウエアセキュリティを徹底解説! 近年、企業を狙ったサイバー攻撃が急増しており、不正アクセスやマルウエア感染による情報漏洩、システム停止といった被害が後を絶ちません。こうした攻撃に対し、多くの企業はファイアウォールの設置や侵入検知システムの導入など、ソフトウエアを中心としたセキュリティ対策を講じてきました。 しかし著者は、IoTの進展によりネットワーク機器やセンサーデバイス、工場の制御装置など企業活動を支えるあらゆるモノがインターネットとつながっている現代では、ソフトウエアだけではなくハードウエアの脆弱性を突いたサイバー攻撃のリスクも高まっていると指摘しています。 高機能暗号技術の開発などを通じて、長年にわたりハードウエアセキュリティの向上に取り組んできた著者は、企業の情報セキュリティに携わる中で、多くの企業がハードウエアの脆弱性リスクを十分に把握できておらず、対策が後手に回っていることに危機感を感じてきたといいます。そして、こうした状況を改善するためには、ハードウエアの設計段階からセキュリティを考慮し、リスクを未然に防ぐための仕組みや、攻撃を受けた際にも被害を最小限に抑えられる体制を整えるといった対策が不可欠であると訴えています。 本書では著者の知見をもとに、暗号技術を活用したデータ改竄防止、認証強化による不正アクセス対策、設計段階でのセキュリティ確保といった具体的なハードウエアセキュリティ対策に加え、ハードウエアを狙ったサイバー攻撃の実態についても豊富な事例を交えながら解説しています。 情報セキュリティ責任者や経営者をはじめ、IoTを活用した事業展開を考えている企業の担当者にとって実践的な指針となる一冊です。
-
-人間の形をした我々は、ゾンビだ! 「クズ化宿命説」を提唱する著者の持論は、今の地球上の人類が2種類しかいないこと。自らを「人間の屑」と自覚した人か、していない人か。 そういえば、ワタクシが尊敬する方々は、その大半が自らを「人間の屑」と自覚しているような気がします。人間が世の中で生きる意味を知るには、きっと自らを「人間の屑」と認識することにあるのかもしれません。(本文より)
-
-
-
-喫茶店とハワイを舞台に、人生の喜びを描き出したエッセイ 〈としゑさんの喫茶店と私〉 家から10分ほど車を走らせた先に見つけた、山小屋のような喫茶店「トマト」。 ランチはどれを食べても絶品で、家庭菜園でとれた野菜はどれも美味しい。 手術と放射線治療と抗がん剤の後遺症で味があまりわからなかった「私」に、細やかな気配りで味の記憶をよみがえらせてくれたお店だ。 オーナーのとしゑさんの料理と人柄に心温まる物語 〈フラとハワイ旅行記〉 フラの先生のツアーで、本場のフラを楽しみながらオアフ島やハワイ島の名所を巡る。ハワイの自然や文化の豊かさと、人生の幸福な時間の大切さを感じられる物語
-
-
-
-交わったり離れたり、時に絡まったり、交差していく人の心。 はっきりとした線引きはないけれど確かに訪れる季節から季節への移ろい。 乱れることなく一定のリズムで刻まれていく、どんなときも平等で静かな時間の流れ。 確実にそこにあるけれど、手で触れることのできない形のないものたち――。 どことなく切なさを纏わせながら心に響く繊細な短編詩集。 <収録作品抜粋> 「Prelude プレリュード」 雨の匂い 庭先の金魚草たちが踊る 微かに響き合い 静寂の波の中で 音を織りなす それは 自然の前奏曲のようで 美しくその場を漂いながら消えてゆく ひとつ残らず 「ライラック」 紅茶を片手に 喋り込む私とあなた 時々 肩と肩とが触れる 私は唇を噛む 心が揺らぐ このまま二人で 紫の海の中へ 落ちてしまいたい 永遠に
-
-
-
-
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ガチャガチャのように選べない現実の中でも、前を向いて生きる。 人生に寄り添う、大人に向けた絵本。 家族、仕事、地域の人々との繋がり――パン屋を営む主人公が体験する、日常に潜むドラマ。転校した娘が見つけた小さな勇気、新しい土地での挑戦、隣人との摩擦や助け合い。環境に適応しながら奮闘する姿は、「選べない現実」との向き合い方をそっと教えてくれる。変わりゆく時代の中で「良くしよう」と努力する日々を、温かなイラストとともに描いたヒューマンストーリー。
-
-「評議会議長として命じる。地球の育成に貢献してくれ」 銀河系宇宙連合から派遣された文明育成指導者、サザンドス。 新天地を目指し旅する人々の苦難を描く、惑星創生ファンタジー。
-
-
-
-
-
-この世界は、不思議に満ち溢れている 神秘的な御社の主の声、亡くなった犬たちとの会話、憑依した死者からの訴え――。 目に見えない超自然現象や人ならざるものとの交流を描いた五つの短編小説集。 内と外が繋がる「ゾーン」に入ると、時間の感覚が消え、不思議なことがよく起こる。 ある日、愛犬を亡くした女性のために犬の肖像を描いていた時、何かが「ボク」に語りかけてきて……。――『不思議と出逢うところ ―ゾーン―』 薄暗く、鬱蒼と生い茂る木々の中にたたずむ、伊豆の御社。 荘厳な境内に一歩足を踏み入れた瞬間、霊的エネルギーを非現実的と考えていた「ボク」の世界は一変した。――『伊豆の御社』 『不思議と出逢うところ ―ゾーン―』『伊豆の御社』他、三作品を収録。
-
-
-
-
-
4.0金融界のリアルは、小説より奇なり バブル経済と金融危機に揺れた時代。 行員、その後プライベート・エクイティ・ファンドの投資家として、国内外の金融界に身を置いた著者。 そこで目にしたのは、“限界的”状況下でも信念を持ち仕事に取り組む同僚の姿だった。 次世代の金融界を担う人々に向け熱いエールを込めて綴った、20 年間の活動の実録。
-
-
-
-古地図を片手に歴史を歩く。 かつて舞鶴は「海軍の街」だった。明治、大正、昭和の敗戦までの日本の近代史を概観し、この国の壮大な可能性を照射した“時”の旅路。 〈目次〉 東舞鶴 八月十二日 海軍の都/かぐわしき舞鶴の 中舞鶴 八月十三日 鉄道幻影/雄々しき情景/遺された古樹/祝賀大行進/名状できない想い/何ゆえの軍神か/近代という激浪/日本人として生きていく/明治の気概と限界/戦うしかなかった/辛苦の凱歌/ほんとうの受難/帝国雄飛/海軍という感情のふるさと/郷愁喫茶/港、謐として 西舞鶴 八月十四日 城下町めぐり/コの字形の町守/そぼふる雨と/大陸動乱/極北への独走/国づくりに馳せる/狷介孤高/放熱者たち/胸臆の憲法/愛すべき古地図の描かれた昭和八年/分裂を束ねて/至上の倫理/西舞鶴散歩最終譚 東舞鶴ふたたび 八月十五日 めぐれなくとも/すて身の望郷/十二月八日を想う/帝の祈り/神々の希い/肇国の精神が討つもの/近代の肖像/さらなるふたつの愛/かけがえのないうちなるもの/舞鶴のかわいい人
-
-
-
-「誰一人として孤立させない」地域社会の実現に向けて 高齢者も子どもも障がい者も、 福祉施設を拠点に広がる共生のかたちとは。 少子高齢化が進む日本では、老老介護や孤独死が大きな社会問題になっています。また、地域コミュニティが衰退し、かつては当たり前だった「向こう三軒両隣」の関係性が薄れた結果、貧困や子どもへの虐待など、深刻な問題を抱える人たちの存在に気づきにくく、当事者も周囲に助けを求めづらい状況が生まれています。 そんな中、医療・介護などさまざまなサービスを提供する社会福祉法人の理事長である著者は、福祉施設が地域社会の中で人と人とのつながりを再生させる役割を担うことができると考えています。「福祉施設は単なる支援の場にとどまらず、人々が世代や立場を超えて交流し、互いに支え合う拠点であるべきだ」という信念のもと、著者の施設では子ども食堂や多世代コミュニティカフェの設置、老人ホームでの大学生と入居者の同居プロジェクトなどのユニークな活動を通じて、地域の中で取り残された人々をつなぎ直す取り組みを行ってきました。その取り組みは国内外のメディアでも注目を集め、福祉施設を拠点とした地域共生社会の新しいモデルケースとして高く評価されています。 本書では、著者の福祉施設を起点とした地域共生社会の実現に向けた取り組みを詳しく紹介しています。これからの地域福祉のあり方を考える福祉事業者はもちろん、地方自治体の職員、まちづくりに関心のある人にもぜひお勧めしたい一冊です。
-
4.0社員のパフォーマンスを最大化する科学的戦略とは? データに基づいた最適な人材配置で、 企業の生産性を飛躍的に向上させる! 労働安全衛生法の改正により、2015年12月から常時50人以上の従業員が働く事業所では、年1回以上のストレスチェックが義務化されています。厚生労働省の令和4年「労働安全衛生調査」によると、ストレスチェックの実施率は従業員1,000人以上の企業では91.8%、100~299人規模の企業では78.0%と、広く浸透していることが見て取れます。しかし著者は、多くの企業ではストレスチェックを社員の健康管理のために実施するにとどまっており、その結果を組織運営や生産性向上に活かしきれていないと指摘しています。 20年以上にわたりストレスチェックの開発と運用に携わってきた著者は、筑波大学と共同開発したツールを使って約260社の従業員にストレスチェックを実施し、ストレスによって個人のパフォーマンスが大きく変化することを発見しました。また、この調査によって、ストレスがかかると著しくパフォーマンスが低下する人もいれば、逆にストレスがかかってもパフォーマンスが落ちない人(ストレス対処能力が高い「ハイパフォーマー」)も一定数いることが明らかになっています。 著者はこのデータに基づき、ストレスへの対処能力が高い人は重要なプロジェクトメンバーや管理職などの意思決定を伴う業務に配置することで、その能力を最大限活かすことができるといいます。一方で、ストレス対処能力が低い人は精神的な負担が少ない業務を任せて力を発揮できるようにするなど、個々の特性に応じた適切な人材マネジメントを行うことで、組織全体の生産性を向上させることができると述べています。 2021年に刊行した前著『サイエンスドリブン 生産性向上につながる科学的人事』から4年、コロナ禍を経て私たちの働き方や仕事への価値観は大きく変化しました。本書ではこの変化を踏まえ、生産性に関する最新のデータを基に若手社員の離職防止策やモチベーション維持の方法、うつ病リスクのある社員への対処法など、すぐに実践できる具体的なマネジメント手法を豊富に収録しています。 自社の生産性向上に課題を感じている経営層や人事担当者にぜひおすすめしたい一冊です。 ※本書は2021年に発刊した『サイエンスドリブン 生産性向上につながる科学的人事』を、生産性に関する最新の研究結果を踏まえて加筆・修正した改訂版です。
-
-人生における失敗や挫折を「笑い」に転換するための思考法とは―― 乗り越えたい壁がある人、将来に不安がある人、必読の一冊。 日本人の4人に1人は何かしらの不満を抱えています。 老後の未来には年金不安と健康不安が待ち受けており、 それに加えて、昨今ではコロナ禍での鬱々とした状況も……。 私たちは今、「笑っている場合ではない」世の中を生きているのです。 しかし、このような世の中だからこそ、笑いが必要です。(はじめにより抜粋) 笑いが健康やコミュニケーションなどの面でさまざまな効果を生むことは よく知られています。 例えば、がん細胞などに抗う細胞が活性化されたり、 筋肉と心理的な緊張がほぐれてリラックス効果が高まったり……。 不満や不安が生み出すストレスなどを解消できる数少ない方法の一つが、「笑い」なのです。 著者は、大阪で歯科医を開業しています。 「歯医者」と聞くと、「どうせ裕福な家に生まれて、順風満帆に生きてきたのだろう」 と思う人がいるかもしれませんが、実は正反対です。 大阪の下町、風呂なし団地で生まれ、貧乏生活が当たり前でしたが、 小学1年生のときの「運命の瞬間」を機に、歯医者になることを心に決めるのです。 しかし、貧しい家庭から歯医者になるという夢への道のりはとても遠く、 さまざまな困難が待ち受けていました。 よく「山あり、谷ありの人生」と言いますが、「谷あり、谷あり」の人生だったのです。 そんななか、「現実を恨んだり、他人を羨ましく思ったところで何も変わらない」 と著者は気づき、笑っている場合ではない状況こそ、無理矢理にでも『笑い』に転換しました。 この「笑いのチカラ」によって、その後の人生がどんどん好転していくのです……。 本書は、著者の「谷あり、谷あり」の人生を笑っていただきつつ、 その過程で実感した「笑いのチカラ」についてまとめています。 この力を習得して、ハッピーな人生を勝ち取ることができますように。
-
-水鏡の前に立つ人型の影。その存在は何を視、何を識るのか。 そして、揺らがぬ宿命など存在し得るのか── 闇に咲く黒百合、暁に輝く紅薔薇、風に舞う桜―― 時代と世界を超えた哀しみや希望を、幻想的な花々が紡ぎ出す。 さまざまな人の思いや運命を描き出した、妖しくも美しい短編集。 深い森に囲まれた由緒ある別邸。そこには、生まれつき特異な性質を持つ双子が、世間から切り離された静寂の中で育てられていた。 幼少期から心を通わせ、特別な絆で結ばれていた二人だが、成長とともに訪れる変化や、新たに配属された警護役の登場により、その関係は揺らぎはじめる。 十九歳の春、双子は美しい桜が咲き誇る中、運命的な事件に直面する。 閉ざされた空間で繰り広げられる愛憎と葛藤、そして避けられぬ悲劇の末に、二人の絆はどのような形で結実するのか──。(「満月桜舞」より)
-
-中小企業経営の鍵は「人」にあり! 経営者必読! 「人」を活かし、企業を成長へ導く方法とは? 日本政策金融公庫総合研究所が実施している全国中小企業動向調査(2024年)によると、当面の経営問題として「売上・受注の停滞、減少」を挙げる企業が29.4%、「求人難」が26.3%、「原材料高」が21.8%と続いており、中小企業が抱える経営課題は多岐にわたることがうかがえます。こうした課題解決に向けて、DXによる業務の効率化・省人化やコスト削減など様々な対策が考えられますが、著者は小手先の改善策だけでは企業を成長へ導くための根本的な対策にはならないと述べています。 長年にわたり多くの中小企業に向けて人材育成事業を続けてきた著者は、練り込まれた経営戦略やAIなどの最新技術も、それらを理解し実行に移せる「人」の存在があってこそ、経営課題を解決する道が拓けると訴えています。そのうえで、企業が発展していくためには経営者、管理職、現場の従業員、それぞれの「人」が互いの役割を理解したうえで、三位一体となって成長していくことが必要不可欠であると説いてきました。こうした考え方は多くの中小企業経営者の共感を呼び、それぞれの企業に合わせた実践的なセミナーや研修は高い評価を得ています。 本書では、著者の知見を交えながら経営者、管理職、現場の従業員、それぞれの役割や求められる能力とその育て方について詳しく解説しています。また、教育プログラムを実施した企業の成功事例などを通じて、組織全体が成長するための具体的な手法も盛り込んでいます。 多くの課題を抱える中小企業経営者にとって、組織全体の成長を通じた課題解決と新たな発展への道筋を示す一冊です。
-
-昔のように聴こえる! 人との会話や映画・音楽鑑賞…… 集音器で、諦めていた聴こえを取り戻す! 難聴のサポートには補聴器というイメージが強く、 補聴器で聴こえるようにならなければ諦めるという難聴者も多くいます。 ですが、実は補聴器には、高価で使いづらい、 不具合が起こりやすいといったデメリットがあります。 補聴器で満足な聴力を得られていない人に、知ってもらいたいのが集音器という選択肢。 本書では、独自の技術により、あらゆる難聴に対応可能な集音器を開発した著者が、 補聴器と集音器の違いや聴覚補助器選びのポイントなどを紹介。 難聴の悩みを解消し、豊かな人生を手に入れるヒントを伝えます。
-
-土俵の上で輝けるのは、強い心を持つ者だけ。 戦後、占領軍により男相撲が禁止され、代わりに女相撲が盛り上がるように。 長年人気を支え続けてきた桜田部屋だったが、厳しい稽古のせいで入門者が激減し、廃業の危機に直面していた。 そんな中、女将の養女・咲がとんでもない怪力の持ち主だと発覚! マネージャーの道長や妹弟子の雷子と力を合わせ、宿敵・柊部屋の小式部内侍らを倒し、たちまち最強力士「二代目右近」として成長する。 しかし、そこに至るまでには、初代右近として桜田部屋を率いた女将や、女相撲界を支えた後援者・望月の尽力があった――。 2人の右近を中心に、力士たち、後援者、マスコミが織りなす人間模様と、女相撲界の興隆と衰退を描く物語。
-
-
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 切り絵で読む、みんなが知っている有名なおはなしの、もうひとつのおはなし いててっ! 深い眠りから覚めると、誰かが「わたし」の髪の毛を強く引っ張ります。 聞こえるのは、大きな声やリズミカルな足音……? さて、「わたし」いったい誰なのでしょうか。 一緒に考えてみましょう。 ★巻末付録「つくってみよう うずうずネコさん」 親子で楽しめる切り絵の作り方。 かわいいネコさんの切り絵に挑戦してみましょう!
-
4.0
-
-
-
-
-
-
-
-「命」のあり方を問い直す洞察の書 大変な精神的・肉体的苦悩に苛まれている末期の患者さんたちは、理屈抜きで死にたいと思うことがあるに違いない。 ドイツでは自死幇助について激しい議論が続けられており、著者のミハエル・デ・リダー医師は、この課題と積極的に取り組んでいる自死幇助賛成論者である。 彼は、包括的かつ個人的な内容が記されている本書のなかで、その理由を述べている。 そして「死にゆく人に寄り添う者」としての様々な自験例を駆使して、自死幇助の法的、医療倫理的、そして政治的立ち位置についての考察を加えている。 結果として本書は、重要な啓蒙書であり、自己決定による生と死への感動的な訴えとなっている。 ドイツでメディア出演多数の医師による書籍を邦訳
-
-「患者」ではなく「お客様」として対応せよ! 「治療」ではなく「サービス」だからこそ求められる「接遇力」とは? 近年、医療の世界は「かかってから治す」という従来の考え方から「疾患の予防・早期発見・早期治療」が重視されるようになってきました。人生100年時代を迎え、人々の健康意識が高まりを見せる中、多くの医療機関が予防医療としての「健診・検診」業務に力を入れ始めており、国内の健診・検診・保健指導を行う登録施設数も増加の一途をたどっています。 茨城県つくば市で消化器専門病院の理事長を務めている著者は、傷病の治療を目的とした医療では患者が医師や看護師の指示のもと治療を進めていくのに対し、予防医療は「健康な人」が自ら医療サービスを希望して訪れるという点で、性質の大きく異なるものであると述べています。特に人間ドックなどでは自分で費用を負担してまで健康管理を行おうとする意識の高い層が対象となるため、医療者には一般の医療行為とは異なる、より細やかで丁寧な〝接遇力〟が求められるといいます。 著者は自身の医院で健診・検診業務を始めた際に、この考え方を大切にし、医療機関としての専門性を保ちながらもサービス業のような丁寧な対応を目指しました。「接遇」を意識したその姿勢は地域の人たちからも好評を得ており、健診・検診者数は開設から増え続け、現在は年間1万人を超えるまでになっています。 本書では、利用者に選ばれ続ける健診・検診施設であるために必要な「接遇力」について、業務の基本からトラブル対応、スタッフ教育など、著者の取り組みを基に詳しく解説しています。また定期的なアンケートを通じた受診者ニーズの把握や、待ち時間の短縮、分かりやすい説明の仕方などの、具体的な手法についても紹介しています。 医療機関の経営者はもとより、現場で予防医療に携わっているスタッフにもぜひお勧めしたい一冊です。
-
-改修か? 建て替えか? 構造物の寿命を工学的に評価し、最適な対策を導き出す! 高度経済成長期に建設された多くの構造物が築50~70年を迎え、耐用年数の限界に直面するなか、その対策は喫緊の課題となっています。特に橋梁やトンネル、官公庁施設などの社会インフラの老朽化は、我々の生活にも直結することから早急な対応が求められています。 これまでは老朽化した構造物は取り壊して建て替えるのが主流でしたが、近年は資源保護や環境問題への配慮から、既存の構造物を修繕し長く使用することが選択肢の一つとして取られることも多くなっています。 しかし、改修するか建て替えるかはコストの面で大きな差があるだけでなく、万一対応を誤った場合には重大な事故につながる可能性もあります。既存構造物の安全性を確保するためにはどのような対策をとるのがベストなのか――。著者は、その判断を下すための科学的根拠として構造物の耐久性調査が不可欠であると言います。 著者は、構造物の検査・調査・診断で50年近くの実績を持ち、新築構造物の品質確保に必要な超音波調査では業界トップシェアを誇る会社の経営者です。近年では超音波に加え、X線、ドローン、3Dレーザースキャナなどを用いた非破壊調査で、既存構造物の耐久性調査にも力を入れています。実際に、100億円以上かかると思われていた市庁舎の建て替えが調査の結果25億円の免震化で済んだり、見た目には問題のなかった水力発電施設の寿命が想定以上に短かったことが判明したりするなど、科学的な分析結果をもとに建造物の耐久性を公正に評価し、社会資源である構造物の安全かつ有効な活用に寄与しています。 本書では、著者の会社での豊富な事例を基に、構造物耐久性調査の基礎知識と具体的な検査方法を分かりやすく解説しています。 また、高所作業や狭小空間での点検を効率化するロボット調査や、従来の方法では検出が難しかった劣化や損傷を詳細に調べることが可能となる中性子を利用した新たな非破壊調査技術など、これからの実用化が期待されている調査技術についても詳しく紹介します。 建設会社や設計事務所、不動産開発業者など、構造物に携わるすべての人にとって、構造物耐久性調査への理解を深め、その重要性を改めて考えるきっかけとなる一冊です。
-
3.0社長は“経営”に集中せよ ぶれない理念と行動指針の策定で「自走型組織」は実現できる! 歴史的な円安やそれに伴う物価高、人口減少による市場の縮小など日本企業にとっては先の見通せない厳しい経営環境が続いています。そのような中にあっても経営者は時代の先を読み、会社を成長へと導いていかなければなりませんが、現実には社長がプレイヤーとして日々実務に追われ、中長期的な経営戦略に集中できていないことも少なくありません。特に「現場主義」が根強い製造業などでは、社長自らが現場で判断を下すことが当たり前とされることが多く、その習慣を簡単に変えられないのが実情です。 しかし、機械装置やプラント設備の開発設計を手掛ける会社を経営している著者は、経営者と従業員の間で会社が進むべき方向の共有さえできていれば、社長が現場に足を運ばなくても経営の安定と成長は可能だと述べています。 もともと大手IT企業のプログラマーとして働いていた著者は、製造業の現場経験が全くない状態で父の会社を引き継ぎました。当時の会社は常に指示待ち状態の社員が大半で、製造業に関しては素人である著者に逐一判断を仰いでくるような状況だったといいます。 「この状況を改めなければ会社も社員も成長できない。しかも製造業の素人である自分が現場に出ても仕方がない――。」そう考えた著者は、社員が自主的に判断するための基準として経営理念を刷新します。また、現場での具体的な行動指針をつくることで、社員一人ひとりが会社の方向性を理解し自ら考え行動できる体制を整えました。さらに、社員の「指示待ち体質」を改めるため、社長と社員の距離を物理的に置く「社長のフルリモート」という思い切った策に打って出ます。当初は社員から戸惑いの声も上がりましたが、数年にわたる地道な取り組みの結果、現場主義が当たり前の製造業であるにもかかわらず社長が現場に全く足を運ばない自走型組織を作り上げました。 本書では、「社長のフルリモート」による組織の自走化について、経営理念の作り方や社員への浸透方法、現場での具体的な判断基準の設け方まで、著者の手法を交えながら詳しく解説しています。さらに、社長がフルリモートで働くことによって得られた効果や、直面した課題とその解決策についても包括的に解説しています。 社員一人ひとりが自ら考え、判断し行動できる組織づくりを目指す経営者にとって、具体的なヒントが詰まった一冊です。
-
-社員が動けば会社が変わる! 「損益計算書」は社員の自主性と経営マインドを引き出す最強のツール! 昨今の物価高や人口減少による市場の縮小、働き手不足など、多くの企業にとって厳しい経営環境が続いています。国税庁が2023年に発表した資料でも国内全企業の65.3%が赤字となっており、なかでも都市部の大企業に対して資金・人材とも乏しい地方中小企業はより苦しい状況におかれています。 岩手県で除雪機械や特殊車両の整備・販売を手がける企業を経営している著者は、市場規模が小さく働き手の確保も難しい地方中小企業が経営を安定させ成長していくためには、人材を含めた今あるリソースを有効活用する必要があると述べています。 そんな著者自身も、父の急逝により経営経験ゼロのまま会社を引き継いだ当初は、業績も落ち込み人材も資金も足りない状況をいかにして打開するか大いに悩んでいたといいます。そして、リソースの限られた中小企業だからこそ、今いる社員一人ひとりのモチベーションを高め、自発的に行動できる環境を整えることで組織の持つ力を最大限に引き出す必要があると考えるようになりました。以来、さまざまな施策を試みるなかで特に有効だったのが、本書で紹介している「損益計算書の活用」です。 著者が取り組んでいる「損益計算書の活用」は、単なる財務諸表の共有ではなく、社員全員が各部門ごとに自分たちで目標を設定してその達成を目指すというものです。 この取り組みにより社員に主体性と経営マインドが生まれ、会社全体の士気が向上したことで、40年以上にわたり黒字経営を維持し、現在も右肩上がりで成長を続けています。 本書では著者の経験をもとに、社員のモチベーションの引き出し方や、社員自らが会社の目標を設定するプロセスなど、損益計算書を活用した組織改革のノウハウを具体的に解説しています。 地方の中小企業に限らず、困難な経営状況に苦しむすべての経営者にとって、経営改善や組織改革のための新たな道しるべとなる一冊です。
-
-ベテラン小児科医と先輩ママさんたちの心温まるエピソード クリニックで出会った親子たちとの何気ない会話のなかにある子育てのヒントとは 「夜泣きが続くのは私の育て方が間違っているから?」「同じ月齢の子と比べて発達は遅れていないかしら?」――。子育て中にこんな悩みや不安を抱えてしまうお母さんは少なくありません。ついほかの子どもとわが子を比べてしまったり、発熱やちょっとした体調の変化に気をもんだり――。著者の小児科クリニックにはさまざまな悩みを抱えたお母さんたちが毎日のように訪れてきます。 小児科医として、30年以上にわたり子育てに悩むお母さんたちの姿を見続けてきた著者は、子どもを心配する気持ちは自然なことだが、その不安が強すぎると知らず知らずのうちに子どもの心身の成長にも影響を与えてしまうことがあるといいます。 体調不良はもちろん、食事のこと、発達のこと……。子育てに悩むお母さんたちに対して、著者は「子育てに正解はないのだから、そのままのあなたで大丈夫」と、医師として時には子育ての先輩として温かな励ましの言葉をかけてきました。 本書は、診察室での日々の出会いを四季のエピソードとしてつづった著者の「診察日記」です。赤ちゃんの授乳や夜泣き、ワクチン接種や学校生活での小さな不安まで、著者がクリニックで出会った親子たちとの何気ない会話のなかには、子育てのヒントがたくさん詰まっています。 日々子育てに奮闘するお母さんたちの不安をやわらげ、悩みを軽くしてくれる――。そんなエピソードが満載の一冊です。
-
-年に一度の「眼ドック」でいつまでもクリアな視界を保つ! 「目の健康」を守るには 定期健診と日常のケアが重要! 人生100年時代を迎え、ただ長生きするだけでなく、心身ともに充実した人生を送ることが大きなテーマとなっています。その中で多くの人が、生活習慣の改善や定期的な健康診断の受診など、自らの健康について考え積極的に行動するようになりました。 しかし、眼科医として豊富な臨床経験を持ち、最新の治療技術や眼病予防にも精通している著者は、人々の健康意識は年々高まっているものの、私たちの生活の質を大きく左右する「目の健康」については他の器官ほど重要視されていないことに警鐘を鳴らしています。スマートフォンなどのデジタルデバイスの使用があたりまえとなった現代の生活は、「スマホ老眼」という現代病が問題になるほど、私たちの目に大きな負担を強いています。また、加齢とともに誰でもかかる可能性のある白内障については、早期発見と適切な治療によって視力を保てる疾患であるにもかかわらず、失明寸前まで放置されているケースも少なくないといいます。こうしたなか、生涯にわたって良好な視力を維持するために著者が重要視しているのが、眼病に対する知識と生活習慣の改善、そして定期的な眼の検診――「眼ドック」です。 一般的な健康診断では調べない眼底や角膜・水晶体など、目の隅々まで総合的な検査を行う「眼ドック」では、視力低下や失明の原因となる緑内障や白内障、加齢黄斑変性といった深刻な眼病を早期に発見でき、適切な治療につなげることが可能になります。 本書では、目の基本的な構造から代表的な眼病の原因や症状、最新の治療技術などについて、著者の知見を交えながら紹介しています。また、眼病予防のための生活習慣改善や、眼筋トレーニングといった明日から実践できる目のケア、そして早期発見の肝となる「眼ドック」についても詳しく解説しています。 目は私たちの生活の質を大きく左右する重要な器官の一つです。生涯にわたってクリアな視界を保ち、心豊かに暮らしていくために必要な知識が得られる一冊です。
-
-たかが水、されど水―― 奇跡の温泉水に魅せられ 半生を捧げた男の物語。 水資源が豊富な日本では、長らく「水を買う」という習慣は一般的ではありませんでした。しかし1980年代後半以降、健康志向の高まりとともに国内外のさまざまなミネラルウォーターが販売されるようになると、産地や含まれるミネラル成分などを意識して水を選ぶという新しい価値観は次第に私たちの生活に浸透していきました。 そうした時代の流れの中、起業家としてそれまでさまざまなビジネスに取り組んできた著者は偶然訪れた展示会で、ある水との運命的な出会いを果たします。そこで目にしたのは鹿児島県・垂水市で湧き出る温泉水で、世界的にみても希少なpH9.9という高いアルカリ性をもつ超軟水でした。それまで水には何の特徴もないと思っていた著者は、その温泉水が持つ整腸作用や美容効果などさまざまな効能に衝撃を受けました。 この水の素晴らしさを確信した著者はその魅力を広めるために、まったく経験のなかった水ビジネスに挑戦することを決意します。しかし、その後の道のりは決して平坦なものではありませんでした。社員からの猛反対、販売が軌道に乗り始めた直後に起きた商品回収騒動、そして経営危機……。それでも決して諦めることなく、「この水の素晴らしさを伝え、必要とする人々に届けたい」という強い信念を胸に、品質管理の徹底や地道なマーケティングを続けてきた結果、著者の販売する「温泉水99」は全国的な知名度を得、大手コンビニチェーンでも販売されるまでになりました。 本書では、垂水の温泉水と出会い魅せられた著者が、それをビジネスとして成功させるまでの挑戦の軌跡を辿っています。 奥の深い温泉水の魅力とともに、普段飲む水が人の健康にとっていかに重要であるかを考えさせてくれる一冊です。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 誰もが安全安心に運転できる世の中に タクシードライバーの著者が、教習所では教えてくれない安全運転のコツを伝授。 現代のクルマの構造を踏まえた交通事故防止のアイデアも語る、読み応え抜群の一冊。 「今のクルマは、アクセルを少しさわっただけで簡単に発進しますが、この便利さが、交通事故を引き起こしているのではないでしょうか。自動車メーカーは、足に力を入れないとアクセルが作動しないように改良するべきです。不便さの便利。この意識こそが、今のクルマづくりに必要なのです」
-
-歴史を紐解くヒントは“地名”にあった! 垣内・貝戸・会津・谷戸…… 「カイト」という音に由来する名を持つ土地は全国各地に存在する。 カイトの意味は何か? いつ、誰が、何の目的で名付けたのか? しばしば縄文遺跡内や付近に存在するのはなぜか? 狩猟採集中心の縄文文化は奈良時代まで存続したのか? 地名に隠された謎を解き、日本文化の源流を探る。 カイト地名は…… ・ 東北・南九州を除く日本各地に広く現存または痕跡がある ・市町村名にはほとんどなく、小字名にのみ存在 ・地方によってはケート、カイチ、カイツ、ヤトなどに変化している ・カイトの分布地域で新たな縄文遺跡が発見される ・弥生遺跡周辺には存在しない 岐阜県郡上市をはじめ全国のカイト地名の分布や特徴を調査。 古代から受け継がれた地名が示す歴史の真実とは。
-
-
-
-
-
-古き物語に、新たな息吹を 「日本昔話」や「グリム童話」など誰もが知る寓話の裏側を描いた異聞集から、 オリジナルのおとぎ話まで。 バラエティ豊かな18 編のおとぎ話集。
-
-本作は、設計・製造・販売を手がける企業が設計不良を大幅に削減し、品質向上を実現するための具体的な開発体制を解説した書籍です。不良品が多発すると、品質不祥事を引き起こすリスクが高まります。実際、2022年10月にはMB電機が22事業所で品質不祥事を発生させ、ISO9000認証が一時的に取り消される事態となり、経営者がテレビで謝罪する場面が報道されました(その後、ISO認証は回復)。私は作成中の本書をMB社常務取締役に届け、感謝のメールをいただきました。なお、MB電機は2023年度に過去最高の収益を記録し、2024年度も回復基調にあるようです。 ここで、製品開発に関わる皆さまに問いかけたいと思います。御社の量産製品にも、設計品質の不良が少なからず発生しているのではないでしょうか。来年度には、御社製品の設計不良によるコストを半減させる自信はありますか? 私は、設計指導の結果、1年後に対象組織の設計不良を6割以上削減し、指導終了時には不良発生額を1/40(97.5%削減)まで激減させることができました。このような設計品質の劇的な改善手法を詳細に解説する書籍や教本は、過去に見たことも学んだこともありません。世の中では、製品の必要な機能を明確にする前に形作りを始める習慣や教育が根強く残っているのが実情のようです。
-
4.0
-
-
-
-透析治療は日々進化している! 「これで終わり」と諦めず、ポジティブに生きていこう! 一般的に人工透析と聞くと、厳しい食事制限や時間的な制約を連想して、「これまでの生活が一変してしまう」という不安を抱く人は少なくないでしょう。確かに、週に3回、1回約4時間をかけて行われる透析治療は一度始めると生涯続ける必要があり、身体的・時間的負担は避けては通れないものです。 しかし著者によると透析治療は日々進歩を続けており、適切な治療と生活習慣の改善によって健康な状態にかなり近い生活を送れるようになっているため、人工透析を始めるからといって必要以上に悲観的になる必要はないといいます。 長年にわたり生活習慣病の専門医として透析患者と向き合ってきた著者は、透析治療に関する研究が近年大きく進展し、人工透析が患者の身体や生活に与える負担は大幅に軽減されていると述べています。食事制限は一律の厳しい基準から患者それぞれの状態に合わせた管理へと変わり栄養バランスに注意すれば好きなものを食べることができるようになりました。また、クリームタイプの麻酔薬が登場したことにより穿刺時の痛みも大きく緩和されているといいます。 こうした医療技術の進歩によって、かつて「苦しくつらいもの」とされていた人工透析はそのあり方が大きく変わっており、著者は「むしろ自身の健康を見つめ直す良い機会と、ポジティブにとらえてほしい」と訴えています。 本書では、透析治療の基本的な仕組みから、治療と日常生活を両立させるための具体的な方法を著者の豊富な臨床経験を基に解説しています。 透析治療が必要になるかもしれない人やその家族はもちろん、すでに透析治療を始めている人にもおすすめの一冊です。
-
5.0◎インストラクショナルデザインの第一人 者 鈴木克明氏が推薦!! ◎企業の教育、人事担当者必読!! ◎おかげさまで3刷出来!! 社員が積極的に学び、自ら成長していく人材に変わる 効果的な教育を「デザイン」する方法 「研修が成果につながらない・・・」 「参加者の満足度は高いのに、その上司からは評価してもらえない・・・」 このように悩んでいる教育担当者は実に多く、著者もかつてはそのひとりでした。 なぜ時間やコストをかけた研修が成果に結びつかないのか? そこには、研修が「単発的」で「知識付与型」になっている、答えを「与えすぎ」になっているという、 大きく3つの問題点が潜んでいることが多いです。 このような教育プログラムでは、参加者の一時的な満足度は高くても、 現場でのパフォーマンス向上に結び付けることは難しいでしょう。 社員を本質的に成長させるためには、行動そのものを変えるような教育プログラムを考える必要があります。 そのためには、どうすれば良いのでしょうか? 皆さんにお勧めしたいのが本書で紹介する「インストラクショナルデザイン」の考え方です。 本書では、大学院でインストラクショナルデザインを学び、企業内教育デザインの実務家でもある著者が、 ゴール設定・評価方法から研修実施のコツ、現場上司の巻き込み方まで徹底解説いたします。
-
-あなたの脳は大丈夫? 突然死を防ぐには、 「脳ドック」で脳疾患の早期発見と対策を! 日本救急医学会によると、突然死は「急性症状の発現後24時間以内に死亡する、外因死を除いた自然死」と定義されています。突然死は総死亡数の約2割を占めるとされており、決して珍しいものではありません。また、高齢者だけでなく若年層でも多くの死亡例があり、原因の大半は脳疾患と心疾患によるものです。 心疾患はAED(自動体外式除細動器)を使った迅速な処置を行えば蘇生できる可能性がある一方、脳疾患の場合は応急処置が可能な機器がないため、発症時に即座に対応することが難しいといわれています。 救急救命の現場で多くの脳疾患患者と向き合ってきた著者は、この問題の解決にいち早く取り組み、自身の病院に「脳ドック」という検査システムを取り入れました。脳ドックとは、MRIやMRA検査を中心に、頸動脈エコー検査、心電図、血液検査などを組み合わせて、脳の健康状態を総合的にチェックする検査システムです。この検査によって脳の異常をいち早く察知し適切な処置をすることで、脳疾患による突然死のリスクを下げることが可能となります。 本書では、突然死の原因となる脳疾患のメカニズムを解説するとともに、脳ドックの有効性を著者の臨床データを交えて分かりやすく解説しています。自身の脳の状態を把握し、突然死のリスクを下げることの大切さが分かる一冊です。
-
-
-
-
-
-「今ここ」をより豊かに生きるには? ――哲学と科学の知見が導く、超実践的人生入門! もし「死後」の世界がなく、意識が完全に消え去るだけだとしたら、私たちは人生の拠り所をどこに見出し、何を信じ、どう生きるべきなのか。 生体計測の専門家である著者は「あの世は存在しない」という仮説を前提に、生きがいや人間関係に向き合い、読みやすい対話形式で思索を深めていく。 マインドフルネスやリアルタイムでの生体計測を用いた「介入」方法など、迷走しがちな本能を客観的に把握し制御する最新技術も紹介。 現代人の抱える生きづらさに科学と哲学の両面からアプローチし、〈今より少し楽に、少し幸せに〉生きるための指針づくりに寄り添う一書。
-
-不思議な出会いがもたらした、ささやかな喜びに満ちた日々 4年前、足の怪我を治療したことをきっかけに毎日ベランダにやってくるようになった野良ハトのポッポ。 そんなポッポと私と相棒の、豊かな日常を綴ったエッセイ。
-
-
-
4.0銀行融資、補助金・助成金、節税……etc. セミナーで累計5000名超の社長を虜にした “会社がお金に困らない"テクニックをカリスマ税理士が大公開! 起業直後のスタートアップ期を乗り越え、成長を続ける企業の前に立ちふさがる年商10億円の壁。 スタートアップ期をクリアした企業は、 「黒字化はしてもキャッシュフローはギリギリ」「資本金も小さい」「担保になる不動産がない」などの理由で、 十分な与信力を持たないところがほとんどです。 また、起業期にすでに可能な銀行融資などを利用しているケースもあります。 そのため追加の資金調達を受けることが難しい面があります。 そこで本書では、金融機関が注視しているポイント、補助金や助成金を確実に受給できる事前準備や正しい手順、 そして節税に関しても経営的なメリット・デメリットを解説します。
-
-
-
-
-
-動乱の世に現れた長州の風雲児には、"天狗の目"があった 鎖国時代、外の世界に目を向けた師匠・吉田松陰に惹かれ、彼の遺志を継いだ松下村塾門下生たち。異端児・晋作もその例に漏れず、上海視察を通じて世界の現状とその真理に到達し、日本の未来を案じて開国を目指した。同時に故郷長州藩のために自らが発起して「奇兵隊」を創設。時代を見抜く力を持った青年がもたらした日本の夜明けを描く。 生まれ持った鋭い洞察力と激しい行動力で周囲を驚かせ、やがてはその求心力で藩の救世主となった高杉晋作。 破天荒な彼の嵐のような生き様と、その裏で紡がれた愛の物語。
-
4.0先を見据えた戦略的な不動産投資で資産を守る! 資産承継のための不動産活用術とは? 富裕層に特化した資産戦略コンサルタントが徹底解説! 2024年、日経平均株価は35年ぶりに史上最高値を更新し、首都圏を中心とした都市部の不動産価格も上昇が続いています。こうした中、1億円以上の資産をもついわゆる「富裕層」の世帯数は年々増え続け、2023年には約150万世帯と過去最高を更新しました(2023年 野村総合研究所調べ)。しかし著者は、相続税に超過累進課税制度を採用する日本では、所有資産の評価額上昇に伴い相続税率も高くなるため、相続時に想定以上の税金を請求され、泣く泣く資産の一部を手放さざるを得ないケースも少なくないといいます。 富裕層向けにオーダーメイド型の資産戦略コンサルティングを手掛けている著者は、こうしたケースを避けるためには、10年先、20年先を見据えた不動産による戦略的な資産形成が有効だといいます。不動産は相続税を算出する際の評価基準が市場価値(実際の取引価格)とは異なり、路線価や固定資産税評価額が基準となるため、課税評価額が低く抑えられる場合が多いのが特徴です。著者は、この特性を活用することで相続税の負担を軽減し、さらに安定した収益を生む資産として次世代へ受け継ぐことができると述べています。 本書では、相続税制度の基礎知識から、富裕層にとっての不動産による相続のメリットについて詳しく解説しています。また、物件選定基準や借入を活用した効果的な投資手法、資産管理法人の活用など具体的なノウハウも豊富に盛り込んでいます。 「相続の話なんてまだ早い」と対策を先送りにしている富裕層や、親と相続について話をするきっかけを探している人にとって、大切な資産を守り、つなぐためのノウハウが詰まった一冊となっています。
-
-“大麻=すべて悪”という思考停止から脱却せよ! 世界では医療・産業分野での活用が進む大麻 日本もその価値に気づくべき時が来た! 大麻(麻)は古来、日本文化のなかに深く根付いていました。伊勢神宮をはじめとする神社の注連縄(しめなわ)、横綱の土俵入りの綱、衣料品などその用途は多岐にわたります。特に神道では、神前に供える麻織物が重要な神具とされ、皇位継承の際に執り行われる大嘗祭(だいじょうさい)など重要な儀式にも欠かせないものです。一方で1948年の大麻取締法制定以降、大麻は危険な違法薬物とされ、大麻草の栽培には厳しい規制が敷かれています。WHOが有害成分を除去したCBDの医療効果と安全性を認定するなど、世界的に医療用・産業用大麻の活用が進むなか、著者は日本も「大麻=すべて悪」というイメージを捨て、私たちの生活を豊かにし、社会全体にとっても役立つものという認識を持つべきだと訴えています。 著者は、自身が経営する会社でCBDを用いた食用油などの開発・販売を手がける一方、大麻への偏見を払拭するため、メディア出演や講演会を通じて正しい知識の普及に尽力してきました。また、厚生労働省への働きかけや国会議員との対話を重ねるなど、多方面で精力的な啓蒙活動を行っています。 本書では日本で「大麻=悪」というイメージが形成された背景や、厚生労働省による規制の問題点について著者が鋭く切り込んでいきます。また、世界では科学的根拠に基づいて大麻が合法化されている点や、医療用・産業用大麻の規制緩和による経済成長の可能性についても紹介しています。 固定観念にとらわれず大麻を見つめ直すことで、今まで知らなかった新たな一面に気づくことができる一冊です。
-
-入院生活が高齢者の寿命を縮める? 100施設超の医療・介護グループを率いる著者が語る 日本の医療制度の問題点とは? 日本の医療体制は、大別すると急性期、回復期、慢性期に分けられており、それぞれが異なる役割を担いながら患者の治療からリハビリ、長期的なケアを行っています。患者の状態に応じた分業制度によって多くの人の命と健康が守られている一方で、著者はこの仕組みが、実は患者、特に高齢者の体力や身体機能の低下を招く要因になっていると警鐘を鳴らしています。 長年にわたり回復期・慢性期医療を専門とした医療・介護グループを運営してきた著者は、これまで急性期病院から自身の病院に転院してくる高齢患者の多くが要介護状態となっていることに疑問を感じてきました。従来の日本の医療制度では、急性期での治療を終えてから、リハビリを行う回復期に移るという仕組みが一般的でしたが、著者はこの仕組みのために、急性期病院に入院している間は高齢者が身体機能の維持を意識したケアを受けられず、その結果、体力や免疫力が落ちて寝たきりになったり新たな病気にかかったりするケースが多いのではないかと考えています。 この問題に対応するため、2024年の診療報酬改定では急性期段階からのリハビリテーションが評価される仕組みが導入されましたが、著者はこの改革をさらに加速させ、急性期病院においても入院早期から十分なケアを実施すべきだと主張しています。 本書では、著者が半世紀にわたり臨床の現場に立ち続けた知見や経験を通じて、日本の医療が抱える構造的な問題について幅広い視点で論じています。医療・介護の現場に携わる人はもちろん、高齢の家族がいる人、誰もが直面するかもしれない入院生活について考えたい人にもおすすめの一冊です。
-
3.0馬主や生産者、ファンの期待と夢をのせて――。 華やかな競馬界を陰から支える馬匹(ばひつ)輸送の仕事。 その知られざる魅力を余すことなく紹介! 人馬一体となってターフを駆け抜けるその雄姿――。名馬たちが紡いできた血の物語――。競馬はギャンブルという枠を超え、多くの人々に親しまれてきました。そんな華やかな舞台の裏では、生産者や牧場スタッフ、厩務員など数多くの裏方が日々馬と向き合い、レースで最高の結果が出せるように努力を重ねています。本書で紹介する「馬匹輸送」も競馬界を陰から支える大切な仕事の一つです。 馬匹輸送とは、生産地からトレーニングセンター、競馬場までサラブレッドを安全に輸送することです。北海道・日高で3代続く馬匹輸送会社を経営している著者は、馬は繊細な生き物であり、輸送中のストレスや体調管理がレースの勝敗を大きく左右してしまうため、馬匹輸送には通常の運送業とは異なる高度な専門性が求められるといいます。 自身もドライバーとしての現場経験を積んできた著者は、経営者となってからも、預かった馬がレースで最高のパフォーマンスを発揮できるように、ストレスを最小限に抑える「柔らかい運転」技術の確立や、輸送途中で馬を休ませる「ワンクッション輸送」の導入など、さまざまな取り組みを行ってきました。 本書では、馬匹輸送における細やかな配慮や工夫、日々進化を続ける馬運車、ドライバーの育成方法など、馬匹輸送の奥深い世界を余すところなく紹介します。 「馬が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、輸送の質を追求し続けることが私たちの使命」という著者の言葉には、関係者の期待やファンの夢を背負って走る馬たちを無事目的地まで送り届けるプロフェッショナルとしての責任感と誇りが込められています。ファンにとって競馬というエンターテインメントの新たな魅力を発見できる一冊です。
-
-選択に迷わない、「信じる心」を身につける 「正しい選択」を探すのではなく、選択を信じる強さを手に入れる 情報があふれ、価値観が多様化する現代社会のなかで、日常生活の些細な判断から、進学、就職、結婚といった人生の岐路に至るまで、私たちは常に選択を迫られています。しかし、自らの意思で自由な選択ができる一方、その自由さゆえに迷いや悩みが生まれ、時として自分の選択に後悔してしまう人も少なくありません。 しかし著者は、何が「良い選択」だったかなどは、その時に分かるはずもなく、たとえ選択ミスや失敗があったとしても、「あの選択があったからこそ今の自分がある」と思えることが唯一の「正解」であると説いています。そして「信じること」こそ、自分の選択に自信をもち、人生を豊かにしていくために必要なものであると述べています。 北九州で宗教法人を主宰し、長年にわたって多くの人々の苦悩に寄り添ってきた著者は、神佛の教えを通して日々の生活の中で「信じる心」を大切にすることで、人生におけるさまざまな困難に立ち向かう助けになるといいます。その教えは私たちの祖先が日々の生活のなかで蓄え、伝えてきた貴重な知恵に基づいており、これを学ぶことで自信と勇気が育まれ、人生を力強く歩んでいくことができると説いています。 本書では、人間関係の悩みの解消法、仕事や結婚における選択の指針まで、具体的な場面に即した著者の考え方が示されています。また相談者の実体験を多く交えながら、愛や命の本質、より良い「生」のあり方についても考察を深め、日常生活のなかで育むことができる「信じる心」の力を分かりやすく説いています。 著者は「今を生きる私たちに必要なのは、複雑な理論や厳格なルールではなく、シンプルで力強い『信じる心』である」と述べています。すべての人にとって、これからの人生を生きていくうえで自分の判断を信じ、成長していくためのヒントが詰まった一冊です。
-
-これからの医療は“予測”から始まる 病気は“治す”のではなく、“防ぐ”時代へ―― 最新の血液解析技術が、未来の健康を守るための最適な選択肢を教えてくれる! 近年、医療の世界では従来の「病気を治す」ことを中心とした考え方から「病気を予測し防ぐ」ことに重点を移して、さまざまな研究が進められています。医学の発展とともに、予防医療が現実味を帯びてくるなか、少量の血液から将来の疾患を予測できる技術が注目を集めています。 この技術は、血液中に存在する約1万5000種類のタンパク質が生活習慣や体調の変化に応じてそのバランスを変化させる特性を利用しています。著者の所属する研究チームはそのタンパク質の構成比を分析することで、現在の健康状態の把握に加えて認知症や心筋梗塞、がんといった重大疾患の発症リスクを予測できる血液解析技術を開発しました。この技術により、将来かかりやすい病気のリスクが分かれば、早いうちから生活習慣の見直しなどの対策を取ることが可能となります。著者は、この技術が「病気になったら医者に診てもらう」というこれまでの健康に対するアプローチが変わっていくきっかけになると述べています。 本書では、約40年にわたり先進医療とヘルスケアの研究・事業化に携わってきた著者が、血中タンパク質を用いた疾病リスク予測の仕組みから具体的な生活改善法までを詳しく解説します。 人生100年時代を迎え、いかに健康で充実した人生を送るかは、誰もが直面する重要な課題となっています。最新の医療技術と科学的知見に基づき、「未来の健康」を守るための確かな道筋を示してくれる一冊です。
-
-
-
-「麻薬王」と呼ばれた青年が望んだのは平凡な幸せ。 しかし、家族と未来を守るため、彼は再び闇に挑む――。 代々続くマフィアの家系に生まれた青年、リィド・ブラッドリーは、父の意を受け若くしてファミリーのボスに就任。 アメリカ全土のみならず、中国、ヨーロッパ、中東までもシノギの場を拡げ、激しい抗争を繰り返す。 莫大な財と組織を作り上げ、ついには「麻薬王」と呼ばれるまでになったが、元来心優しく繊細なリィドは黒い稼業を厭い、平凡でも幸福な家庭生活を夢見ていた。 ある日出会った美しい娘・アンナと大恋愛の末結婚、愛らしく利発なひとり息子にも恵まれ、理想の家庭を築いたかに見えたが—— 先代ボスである父・ゴウデンの死をきっかけに、暗躍していたブラッドリーファミリーにいよいよ司法の手が伸びる。 警察きっての頭脳・テイラー刑事は、果たして真相究明の切り札となれるのか。 そしてファミリーとリィドの運命は?
-
-
-
-
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。