オリンピック 競技 歴史作品一覧

  • 天を射る 1
    完結
    4.0
    “江戸のオリンピック”で天下一を射止めよ 京都「三十三間堂」本堂軒下。 全長約120mを端から端まで、矢を何本通せるか―― 「通し矢」は藩と藩の面子を懸けた“江戸のオリンピック”。 これは「堂射(どうしゃ)」とも呼ばれた弓術競技で天下一を目指した若者達の青春の物語―― 主人公の勘左(星野勘左衛門:ほしのかんざえもん)は尾張藩貧乏武士の三男坊。 長兄・次兄に比べて取り柄のない勘左は、 「堂射で天下一を成し遂げれば立身出世も思いのまま」 と言われても、「自分の夢」とは無縁だと思っていた。 ある日、「運命の出会い」が起こるまでは―― 勝てば天下無双、負ければ切腹覚悟。 「志と勇気」の物語が幕を開ける! テレビドラマ『SPEC』『ダブル・キッチン』の大ヒット脚本家、西荻弓絵氏×迫力満点の画力俊英、飛松良輔氏の強力タッグでおくる成り上がり譚!
  • エアライフルガイドブック2020
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現代の高度に進化したエアライフルは、優れた命中精度を持ち、射撃スポーツを始める最初のステップとしてもっとも適しています。同時に、奥深い魅力があり、長く楽しめるホビー、生涯スポーツのツールでもあります。本書はハンティングエアライフルと射撃競技用エアライフルについて、最新モデルやその周辺アイテム等を詳しくご紹介、その楽しみ方や技術的ノウハウについても徹底解説するガイドブックです。■FXエアーガンズ スウェーデン本社訪問■最新モデル一挙紹介■エアライフルをオリンピック競技にしたファインベルクバウそのすべて■エアライフルハンティングの魅力と楽しみ方■ロングレンジ射撃限界性能チェック■高性能スコープ性能比較■エアライフル進化の歴史■オリンピック射撃競技とランニングターゲット競技の魅力■全国エアライフル射撃場一覧 ■その他
  • 沖縄空手への旅:琉球発祥の伝統武術
    -
    東京2020オリンピックの正式種目となった「空手」の祖である「沖縄伝統空手」の歴史と現状を、現地取材を通じて明らかにする。「沖縄の空手とは何か」「沖縄空手の流派」「極真空手から沖縄空手に魅せられた人びと」「沖縄伝統空手のいま」のテーマで、カラテの源流、伝統空手と競技空手の違い、各流派の系譜と特徴、沖縄県空手振興課の施策などについて、沖縄空手界の代表的な人々へのインタビューを交え、多角的につづる。WEB連載「沖縄伝統空手のいま~世界に飛翔したカラテの源流」の単行本化。
  • オリンピックと商業主義
    3.7
    オリンピックをテレビで観戦していると、他のスポーツイベントとは「風景」が違うことに気づく。それは「会場に広告看板がない」からだ。クーベルタンが理想を掲げて創始した近代オリンピックの「格式」は、そのような形で今も守られている。だが舞台裏では、莫大な放映権料やスポンサー料がIOCの懐を潤し、競技自体にまで影響を及ぼすという実態がある。一方で、その資金のおかげで税金の投入が回避され、途上国の選手が参加できるという現実もある。果たして、オリンピックが「商業主義」を実践するのは是なのか非なのか。本書は、五輪礼賛でも金権批判でもないスタンスで、この問題を深く掘り下げる。【目次】序章 三つのロンドンオリンピック/第一章 「商業主義」の起源と歴史/第二章 「商業主義」の弊害とは何か/第三章 五輪マネーは、どのように分配されるのか/おわりに―オリンピックは誰のためにあるのか
  • オリンピックの輝き ここにしかない物語
    4.0
    ●初参加の1912ストックホルムから2016リオまでのアスリート達の物語、歴史がコンパクトにわかる。 ●メダリストだけではなく、メダルに届かなかった選手も多数描写。敗者の輝きとくやしさが胸をうつ。 ●選手を支えたコーチや、五輪実現に尽力した人々も登場。 ●パラリンピックにも多くの紙面を割き、障害者スポーツの夢を伝える ●2020東京、注目の競技、注目の選手

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  • 皇室91号 令和3年 夏
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 皇室のご動静と皇室ゆかりの日本文化を詳しく紹介! 豊富なカラー写真で綴る日本で唯一の「皇室」専門誌 【巻頭特集】国民体育大会と両陛下 各都道府県持ち回り方式で毎年開催される「国民体育大会」は、天皇・皇后がお出ましになる毎年恒例の「四大行幸啓」のひとつ。本大会の総合開会式では天皇がおことばを述べられ、天皇・皇后は競技をご覧になるほか地方事情を視察されます。戦後に始まるその歴史をひもときながら、昭和・平成・令和の御代に受け継がれる行幸啓の姿を、豊富なお写真で紹介します。 【大特集】皇室とスポーツ 巻頭特集では「国体」を取り上げましたが、皇室のスポーツとの関りは多岐にわたっています。オリンピック、パラリンピックはもちろんのこと、日本における障害者スポーツ普及は上皇・上皇后陛下のご尽力あってのものでした。また、天皇杯や皇后杯を下賜されることで日本のスポーツを支えています。懐かしい数多くのお写真とともに、皇室と国民のスポーツを通した交流をひもときます。 ほか、 ◆【皇室のご動静】令和3年3月~5月 ◆令和3年歌会始 お題は「実」 ◆よみがえる正倉院宝物 第2回 ◆春日若宮式年造替 外遷宮 ◆國學院大學博物館特別展 『日本書紀』撰録1300年
  • 超える力
    3.7
    4大会連続で出場するオリンピックを目前にして、室伏広治は、これまでのハンマー投の追求と実践その成果を語りつくした。ハンマー投の偉大な先輩で父でもある重信氏の背中を追いかけてきた歴史。世界のトップクラスになってからの孤独、ドーピングとの戦い。また、ハンマーを科学として研究し続けるほどの飽くなき挑戦──。室伏は言う。「これを読んでもらえれば、私がいかにハンマー投という競技に魅せられているかが分かるでしょう」
  • 国旗の考現学
    -
    【国旗を見れば、世界の「今」が見えてくる。】 執念、ジェンダー、差別、宗教、オリンピック…… 国があれば国旗あり。そして国旗の数だけ歴史と物語は存在する。本書は古代から中世、近世、そして現代に至るまで、各国の国旗の成り立ちや移り変わりを、1964東京オリンピックより専門職として五輪に関わった「国旗と儀典のプロ」が深堀りする、新しい世界の見方。政治や軍事、経済や世相は国旗にどのように反映されてきたのか。 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な流行)により翌年への延期となった第32回東京オリンピック・パラリンピック競技大会。約一万リュウの国と地域の選手団旗(国旗)、IF(国際競技連盟)旗などを製作することになりそうだ。一つの行事でこれだけの旗を揃えるのは、日本では空前のこと。おそらく絶後ではあるまいか。56年前の東京オリンピック、開会式で入場行進したのは94の国と地域。旗はオリンピック旗約2500枚、各国旗約4000枚、「日の丸」約300枚、東京都旗約250枚、一部の競技を開催した神奈川、埼玉、千葉、長野の各県旗計約150枚、合計約7200枚を製作した。それが今度は(略)世界のほとんどすべてからアスリートたちが集まってくるのだ。 (本文「序章 オリンピックと国旗」より) 〈本書の内容〉 ■序 章 オリンピックと国旗 ■第一章 考現学で見る世界と国旗 ■第二章 怨念、ジェンダー、差別、宗教 ■第三章 国旗が語る歴史的瞬間 ■第四章 変化し続ける国旗 ■第五章 国旗で読む過去・現在・未来 〈著者プロフィール〉 吹浦忠正(ふきうら・ただまさ) 1941年、秋田市生まれ。早稲田大学在学中に64年のオリンピック東京大会組織委国旗担当専門職員となる。以後、札幌、長野の両冬季五輪で国旗や儀典に関わり、「TOKYO2020」では組織委員会国際局アドバイザー。元埼玉県立大学教授。NPO法人世界の国旗・国歌研究協会共同代表。社会福祉21ぽうと21、NPO法人ユーラシア21研究所各理事長。法務省難民審査参与員。NHK大河ドラマ「いだてん」では国旗考証を担当。「NHKスペシャル」「世界一受けたい授業」などTV出演は多数。全国各地で国旗・国歌の講演をおこなう。これまでに84か国を訪問、特に、ロシアは最多の130回。北方領土問題の専門家でもある。『国旗のクイズ図鑑』(学研)、『国旗で読む世界地図』(光文社)、『国旗で読む世界史』(祥伝社)、『世界の国旗図鑑』(主婦の友社)など著作は50冊以上に及ぶ。

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  • この銀盤を君と跳ぶ
    4.6
    二ヵ月後にオリンピック開催を控えた、全日本フィギュアスケート選手権。 この大会には日本女子フィギュアの歴史を変える選手二人が揃った。 卓越したセンスと表現力を持つ完璧主義者・京本瑠璃。 圧倒的身体能力でジャンプの限界を超越する雛森ひばり。 波乱続きの競技人生を送る彼女たちをこの舞台に導いたのは、それぞれのパートナーだった。 片や、運命が出会わせた師弟。 片や、幼馴染みの選手同士。 強く結びついた女性二人×二組がひとつの五輪出場権をかけてぶつかり合う。
  • 知れば100倍楽しめる!オリンピックの秘密
    -
    オリンピックはなぜ4年に1回? フィギュアスケートが夏季大会に行われていた? 選手団の派遣費用はどのくらい? なぜ青い柔道着を着た選手がいるのか? 4年に1回のスポーツの祭典・オリンピック。 ただテレビで観戦するだけではもったいない! もっとオリンピックを楽しむには、まずはオリンピックを知ること。 オリンピックの歴史から、大会の裏側、競技種目にまつわる謎、歴代選手の伝説の記録など、75のオリンピックにまつわる話題を収録。

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  • そんなわけでスポーツはじめちゃいました!図鑑
    -
    【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 オリンピック・パラリンピックの主要競技を全網羅。スポーツ誕生の秘エピソードと、おもしろ情報満載。これでスポーツ博士に! オリンピック・パラリンピックの主要競技や冬の競技など、 120の競技の「誕生”秘エピソード”」を掲載。 子どもも大人も楽しめるスポーツ図鑑です。 世界中で行われているスポーツの始まり、そしてなりたちを、 イラスト入りで詳しく紹介しています。 ●村全体を競技場にしてはじめちゃった!(サッカー) ●「打たせる遊び」を「打たせない遊び」に変えてはじめちゃった!(野球) ●雨が降ってきたから、テニスをテーブルにしてはじめちゃった!(卓球) ●いじめっ子に対抗するためにはじめちゃった!(柔道) ●氷の上に図形をかいてはじめちゃった!(フィギュアスケート)など、 さまざまなおもしろエピソード満載!  現在の競技説明(ルール)もついているので、 スポーツ図鑑としても活用でき、自由研究などにも役立ちます。 オリンピック・パラリンピック、スポーツ観戦が、100倍楽しくなる! 谷釜 尋徳(タニガマヒロノリ):1980年生まれ。東洋大学法学部教授。日本体育大学大学院博士後期課程修了。博士(体育科学)。専門はスポーツ史。『知るスポーツ事始め』(明和出版)、『オリンピック・パラリンピックを哲学する(晃洋書房)、『籠球五輪』(流通経済大学出版会)、『歩く江戸の旅人たち』(晃洋書房)『江戸のスポーツ歴史事典』(柏書房)、『ボールと日本人』(晃洋書房)など著書多数 粟生 こずえ(アオウコズエ):東京都生まれ。編集者、ライター、小説家。マンガを紹介する書籍、ショートミステリをはじめ小説、伝記など児童書の著書多数。『必ず書ける あなうめ読書感想文』(学研プラス)、『トリッククラブ キミは18の錯覚にだまされる!』(集英社みらい文庫)、『かくされた意味に気がつけるか 3分間ミステリー 真実はそこにある』(ポプラ社)、『3分間サバイバル』シリーズ(あかね書房)など。 なかさこかずひこ!(ナカサコカズヒコ):広島県生まれ。イラストレーター。著書に『ミラクルすごろくランド』『めいろまちがいさがしえさがし』(ブティック社)、『夏のこうさく』『秋のこうさく』(小峰書店)、『最強の戦国武将事典』『日本の妖怪&都市伝説事典』(大泉書店)、『からだが元気になる本』(あかね書房)など。

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  • 大学とオリンピック 1912-2020 歴代代表の出身大学ランキング
    -
    日本のオリンピックの歴史は大学抜きには考えられないー。アスリートから学生通訳、反対派まで、記録と証言から問う五輪の実像。1912年大会から2020年東京大会までを振り返り、オリンピックを通して見えてきた大学の役割、大学というアカデミズムから考察されるオリンピックの意義について、問題提起する一冊。 第一章 2020年東京大会 一年延期を学生はどう受け止めたか 第二章 1912年大会〜36年大会 文武両道  戦前の学歴エリートたち 第三章 1940年 「幻の東京五輪」の学徒動員  第四章 1952年大会〜60年大会 慶應・東大ボート部 栄光の軌跡 第五章 1964年大会〜68年大会 部の伝統ゆえ、オリンピックを辞退 第六章 1964年東京大会 オリンピック秘話 ①学生通訳編 第七章 1964年東京大会 オリンピック秘話 ②裏方学生編  第八章 1952年大会〜76年大会 転身いろいろ、競技も人生も大学名も 第九章 1980年大会〜2016年大会 大学生オリンピアンは不滅なのか  第一〇章  一芸に秀でた新設校、マイナー競技強豪校 第一一章  議論風発! 教員たちのオリンピック学
  • 日本の国旗、知らない話
    -
    1巻1,100円 (税込)
    【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。​ 大河ドラマ『いだてん』にも登場した国旗専門家の著者(演者/須藤蓮)による日本国旗のトリビア集。日本人も知らないネタ満載! 日本人も知らないネタ満載! 生存する人物として初めて大河ドラマに登場した国旗専門家、 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会国際局アドバイザーの著者が 日本国旗の知られざる歴史をクイズ形式で紹介します。 第1問 旗のうち「方」「其」、どちらに「ハタ」の意味がある? 第2問 日の丸の起源があるのは日本?中国? 第3問 最初に「日の丸」の軍扇を使った人は誰? 第4問 扇を射ぬいたことで有名な那須与一は実在した? 第5問 現存する日本最古の「日の丸」はどこにある? 吹浦 忠正(ふきうらただまさ):オリンピック東京大会組織委員会国旗担当専門職員、 国際赤十字バングラデシュ・ベトナム各駐在代表、末次一郎事務所長、 難民を助ける会副会長、長野冬季五輪組織委式典担当顧問、 埼玉県立大教授などを経て、現在、評論家、拓大客員教授、 難民を助ける会特別顧問、協力隊を育てる会参与、安全保障問題研究会世話人、 献血供給事業団監事、日本国際フォーラム評議員、 特定非営利活動法人東京コミュニティカレッジ理事長、一般財団法人nippon.com理事、 法務省入国管理局難民審査参与員など。
  • ひと目でわかる「戦前日本」の真実 1936-1945
    3.3
    1巻1,400円 (税込)
    戦後のGHQ占領下以降の歴史教育のためか、多くの日本人は「戦前の昭和時代は軍部が突出し、言論の自由が制限された暗黒時代だった」と思っている。食糧難で、文化も娯楽もなく、国民は暗澹たる毎日だった――という歴史観だが、それはあまりにも極端な歴史の見方ではないか。昭和4年に世界恐慌があったが、日本の工業生産高は増え、都市が発展し、大学がどんどん誕生。昭和14年まで日本国民1人当たりのGNPは増加しつづけた。昭和15年の東京オリンピックの開催決定は、軍事力で勝ち取ったわけではなく、スポーツ競技も発達した近代的な国家と認知されていたからである。「閉塞感に覆われたのは、終戦の1年半前くらいだった」と戦前を知る文化人の証言も少なくない。米国との戦争になるまでは、さほど切迫感もなく、和やかな日常は現在と変わらなかったことを、本書に収録した二百数十枚の写真は物語る。「戦前暗黒史観」を覆すビジュアル解説本。

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  • フライングガールズ 高梨沙羅と女子ジャンプの挑戦
    4.0
    2014年ソチオリンピックの金メダル最有力候補! 天才少女はどうやって生まれたのか 2014年のソチ冬季オリンピックから正式競技となる女子スキージャンプ。この競技の金メダル最有力候補が17歳の高梨沙羅だ。昨シーズンのワールドカップで史上最年少の総合優勝を果たした天才少女は、果たしてどうやって誕生したのか。本書では、高梨沙羅と日本女子ジャンプの歴史に迫ります。 「女子にジャンプは無理」「ショーじゃないんだから」と、たった20年前までは競技への参加すら許されなかった時代から紐解く、女子ジャンプのパイオニアたちの苦闘とそこから生まれた天才少女の感動の物語。緊急電子化!
  • フランス柔道とは何か 教育・学校・スポーツ
    -
    フランスは柔道の強豪国として知られている。オリンピックでのメダル獲得数も多く、その高い競技力と競技人口の多さ、事故の少なさなどから、日本で柔道先進国として紹介される。だが、イメージで語られることが多く、フランス柔道の実態や教育との関わりは日本でほとんど知られていない。 本書ではまず、フランス柔道の現在を紹介する。柔道クラブのエピソードからひもとき、競技人口や指導者数などの実情、学校教育や課外活動との関わり、フランススポーツ界での柔道の位置づけを丁寧に概説する。そのうえで、日本の講道館柔道とはまた違った柔道を確立した歴史的な歩みをたどり、洗練されてきた指導法や昇段試験などの制度、教育方法も通時的に検証する。 日本における柔道と教育との関係を確認したうえで、日仏を比較し、教育を基軸にするフランス柔道のありようと日本の柔道が抱える問題点を明らかにする。
  • 亡国の東京オリンピック
    4.0
    ――オリンピック強行開催で得をしたのは誰だ! 世論調査では国民の8割以上が、「中止」もしくは「再延期」を求めていた。 天皇陛下も宮内庁長官を通じ、開催へのご懸念を示されていた。 新型コロナウイルスのパンデミックは収まる気配を見せず、4回目の緊急事態宣言が発出される中、なぜオリンピックは強行開催されたのか。 「平和の祭典」の美名を振りかざし、巨大な利権に群がったのは誰なのか! 目次 まえがき 第1章 オリンピックを中止できなかったのはなぜか ・願望と現実の区別がつかない指導者の伝統 ・愚民思想の果てに ・己こそがニッポン ・天皇陛下のご懸念も無視 ・スポンサーとなった報道機関の罪 ・認知バイアスにとらわれた推進派 ・「延期は一年」の背景 ・オリンピックへの幻想 第2章 オリンピック後、新型コロナ感染が爆発する ・自称「バブル方式」の大失敗 ・「ウイルスに打ち勝った大会」という幻想 第3章 傲慢IOCはそんなに偉いのか ・もともと慎ましい組織だったIOC ・ボイコットに翻弄された歴史 ・モスクワで受けた大打撃 ・IOCを手玉に取った男 ・変貌したIOC ・“ぼったくり男爵”バッハ会長の正体 ・「トーキョーマリオ」と「トム・カフェ」 ・オリンピック憲章を最も尊重しないのはIOC ・踏みにじられた「復興五輪」の精神 ・揺らぐ電通の威信 第4章 結局「国策」の正体は何だったのか ・女性蔑視発言 ・森元首相の長広舌 ・再始動した神宮外苑再開発 ・始まりはラグビーワールドカップ ・ナショナリズムの裏側 第5章 利権の宴が終わったあと ・消えた利権 ・国立競技場を巡る難題 あとがき
  • 幻の旗の下に
    4.0
    日中戦争の拡大を受け、東京オリンピックの返上が決まった1938年。大日本体育協会は、オリンピックに代わる国際大会の開催を画策していた。立教大学野球部出身で、末広の秘書を務める石崎は、体協幹部や陸軍などの政治的な思惑に疑念を抱きながらも、平和の象徴としての代替大会を開催するべく「面従腹背」な面々と交渉を重ねていく。一方、ハワイにある日系人野球チーム「ハワイ朝日」のマネージャー・澤山の元に、旧知の石崎から電報が届く。返上された東京オリンピックの代わりとして開かれる「東亜競技大会」に、野球のハワイ代表として参加してくれないか、という招請状だった――。幻に終わった1940年東京オリンピック。代わりに計画された、新たな国際競技大会。その実現と参加に向け、海を越えた友情を信じて奔走する二人の若者がいた。知られざる歴史を浮かび上がらせる圧巻の交渉小説!
  • 満洲スポーツ史 帝国日本と東アジアスポーツ交流圏の形成
    -
    スポーツは近代以降、国民や文化を統合する役割を果たす一方で、身体を鍛える手段として、あるいは国民を養成する手段として、はたまた娯楽として人々の生活に根づいていった。 1932年に成立して、日本人、中国人、朝鮮人、ロシア人、モンゴル人など、多様な民族が交差した満洲国では、どのようにスポーツが実践され、どんな役割を果たしていたのか。 企業スポーツ、女子スポーツ、朝鮮人や台湾人のアスリート、武道界、明治神宮大会やオリンピックなど各種競技会をめぐる動きに光を当て、満洲と内地・中国・台湾・朝鮮の各地域との力学も視野に入れながら、「労働」「民族」「移動」「国際関係」という視点から満洲のスポーツの諸相を明らかにする。 帝国日本の外縁に位置し、資料の制約から研究が進んでこなかった満洲のスポーツの実態を歴史学や社会学、人類学などの学際的な視点から検証する。満洲スポーツ史から帝国日本や東アジアの近代史を描き出す貴重なプロジェクトの成果。
  • ロードバイク ライディングのコツ60 プロが教える基本&トレーニング
    完結
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 実践的なライディングスキルが身につく! ★ 上達への第一歩! 「フォーム」「練習メニュー」「メンテ」 「セッティング」…etc.  ★ ポイントがわかれば 走りがもっと速く&ラクになる! ★ 「ヒルクライム」「コーナリング」「ダンシング」など ◆◇◆ 本書について ◆◇◆ 風を切って駆け抜け、 自分の力で長い距離を走り切る達成感は、 ロードバイクだからこそ得られるもの。 トレーニングに取り組んで、 より良いフォームと技術を身につければさらに速く、 もっと遠くへ走れるようになる。 レースとなればゴールの喜びもプラスされ、 誰しもが感動を覚えるだろう。 ロードレースはヨーロッパ発祥の自転車競技で、 オリンピック種目としても 1896年の第1回アテネ大会から実施されるなど、 長い歴史を持つスポーツ。 各国でレースが開催されており、 ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリア、 ブエルタ・ア・エスパーニャは世界的に注目を集める。 アマチュアでも出場できるレースは数多くあり、 日本でも各地で盛り上がりを見せている。 魅力たっぷりのロードレースの世界へ、 ペダルをこぎ出そう。 この本ではロードバイクでロードレースに出場する レベルまでのスキルアップを手助けします。 本編ではロードバイクに乗るためのノウハウや 練習法を「コツ」として紹介しています。 まずロードバイクのパーツや道具についての知識を 学んでから、ライディングフォームの習得へと入り、 練習メニューの実践、パーツの交換など、 読み進めることで段階的に上達できる 構成になっています。また、特に知りたい・ 苦手だから克服したいという項目があれば、 そこだけをピックアップして マスターすることもできます。 各ページには、紹介しているコツのマスターと、 練習方法に関するPOINTがあげられています。 理解を深めるための助けにしてください。 さらに巻末には、レースに関する章と、 陥りがちな疑問に応えるQ&Aが設けてありますので、 トレーニングに取り組む際の参考にしてください。 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ * コツ01 ランディングを追求してレースの醍醐味を体感 ☆PART1 ロードバイクをはじめよう * コツ02 舗装路で競う自転車レース * コツ03 高速・長距離走行に適した自転車 * コツ04 ロードバイクと体を合わせる ・・・など全16項目 ☆PART2 ロードバイクに乗ろう * コツ17 上半身を立てた姿勢をとる * コツ18 手を置く意識で軽く握り3種を使い分ける * コツ19 1時から4時の位置でペダルに力をかける ・・・など全14項目 * column 日本のロードレースとヨーロッパの差 ☆PART3 ライディングの練習をしよう * コツ31 さまざまな速度で走り対応力を高める * コツ32 ローラーでウォーミングアップする * コツ33 ローラーでトレーニングする ・・・など全14項目 ☆PART4 パーツ交換でステップアップ&ライドの用意 * コツ45 パーツ交換の優先順位を知る * コツ46 まずはクリンチャーがオススメ * コツ47 軽量のカーボンリムでグレードアップ ・・・など全7項目 ☆PART5 ロードレースについて知ろう * コツ52 レースに出場してゴールの感動を仲間と共有する * コツ53 さまざまな形式のレースが開催される * コツ54 得意分野を見つけて戦術を立てる ・・・など全11項目 ◆◇◆ 監修者プロフィール ◆◇◆ 愛三工業レーシングチーム監督 別府 匠 フランスでの自転車留学を経て、 1998年に日本鋪道(現・NIPPO)の ジュニアチームに入団し、 フランスやイタリアなどの欧州レースに参戦。 2004年より愛三工業レーシングに移籍し、 ツアー・オブ・ジャパンの第2ステージで 優勝など活躍を見せる。 2005年には実業団ランキング1位となり、 また日本ナショナルチームの代表として 長期ヨーロッパ遠征に参加し、 スイス・イタリア・ベルギーのレースを転戦する。 2010年に現役を引退し、2011年より 愛三工業レーシングチームの監督を務める。 日本人初ツール・ド・フランス出場者である 別府史之は実弟。 ※ 本書は2015年発行の 「ロードバイク 最速トレーニング ~プロも実践!レースで勝つコツ60~」 を元に加筆・修正を行った新版です。
  • わかる! 応援できる! パラスポーツ事典 パラリンピック夏の22競技
    完結
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 知れば知るほど楽しめる! ★ パラスポーツを写真とイラストで徹底解説! ★ 陸上競技、水泳、車いすバスケ、ボッチャなど 22競技をわかりやすくナビゲートします!! ★ 試合の流れ、得点や反則などのルールを知りたい! ★ 車いすのつくりが競技ごとに違うって本当… ★ 選手のハンデをどんな工夫で補っているの… ◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆ 2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を機に、 わが国のスポーツ振興を取り巻く環境は 大きく変わろうとしています。 とくに、障がい者のスポーツ(パラスポーツ)を取り巻く環境は、 大きく変化しています。 パラリンピックは、1948年にロンドン郊外の ストーク・マンデビル病院で行われた、 戦争で負傷を負った脊髄損傷患者への リハビリテーションの成果を競うアーチェリー大会が 起源だと言われています。 それから72年、今ではオリンピック、 サッカーワールドカップに続く、 世界の3大スポーツイベントに成長しています。 このような流れの中で、障がい者のスポーツは、 リハビリテーションから生涯スポーツ・ 競技スポーツまで幅広く普及発展してきました。 しかし、障がい者への理解とパラスポーツに対する 認知度はまだまだ低く、国民への啓発とパラスポーツへの 認識の変革を国策として図っていくことも 2020東京大会のレガシーであり、インクルーシブ教育につながる パラリンピックムーブメントだと考えています。 私は「障がい者スポーツという特殊なスポーツはない。 プレイするうえで不便な点を創意工夫によって補えば、 障がいのある人もない人も同じように楽しめる」 という理念のもとにスポーツの指導を続けてきました。 一般のスポーツでも、たとえば柔道は体重によって 階級が分かれているように、形態、体力、技術、年齢、 性別などによって用具やルールを工夫しながら行われています。 同じように、障がい者のスポーツも障がいのために できにくいことややってはいけないことに留意すれば、 同じスポーツが楽しめるのです。 この考え方が少しずつ広がって、かつては 「障がい者のためのスポーツ」であった障がい者のスポーツが、 「障がいのある人も行えるスポーツ」へと、 その概念を変えつつ発展しています。 2020東京オリンピック・パラリンピックをきっかけに、 その概念がさらに広がって、 「障がいのある人もない人もいっしょに楽しめるスポーツ」 として、当たり前になっていくことを期待しています。 髙橋 明 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆ part1 これだけは知っておきたい! パラリンピックの基礎知識 * パラリンピックの基礎知識 * パラリンピックの歴史 * パラリンピックがもたらすもの ・・・など全4項目 * コラム ◎ 競技を支える人たち ☆ part2 パラリンピック22競技大紹介 * アーチェリー * 陸上競技 * バドミントン * ボッチャ ・・・など全22種目紹介 * コラム ◎ パラリンピックのクラス分けって何のこと… ◎ 不便さをカバーする車いすや義肢 ◎ 22競技以外の障がい者スポーツ ☆ part3 インクルーシブな社会に向けて * 【マンガでわかる】インクルーシブな社会って * インクルーシブな社会に向けて ・・・全2項目 ◆◇◆ 監修者プロフィール ◆◇◆ 髙橋明(たかはし あきら) 大阪体育大学客員教授・ 特定非営利活動法人アダプテッドスポーツ・ サポートセンターFOUNDER・ シドニーパラリンピック車椅子バスケットボール 全日本チーム総監督。 5 回の冬季・夏季パラリンピックに 日本選手団の監督やコーチとして参加し、 1998 年の長野冬季、2000 年のシドニー、 2004 年のアテネ、2008 年の北京パラリンピックに於いて、 開・閉会式等のNHK テレビ解説者を務める。 ライフワークとして高齢者・障がい者の スポーツ振興と普及活動に情熱を注ぎ、 企業や学校、PTA 等への講演活動や 地域福祉活動に取り組んでいる。
  • ワンダーキッズペディア9 スポーツ ~人気スポーツがまるわかり~
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    子どものなぜ?なぜ?に答える学習ビジュアル百科。本格的な写真やイラストでわかりやすいオールカラー版! オリンピックの始まりは?  日本はいつから参加したの? など、オリンピックにまつわる話や人気スポーツの基本がわかります。 〈 目次 〉 ・ この本の使い方 この本の特色 ・ もくじ 定期購読のご案内 ・ なぜ? なに? ヒャッカーズ ・ これがオリンピックだ! ・ オリンピックの歴史 ・ 陸上競技・水泳 ・ サッカー・ラグビー ・ バレーボール・バスケットボール ・ 野球 ・ テニス・卓球・バドミントン ・ 柔道 ・ 嘉納治五郎 ・ スキー・スケート ・ 日本国民を夢中にさせたスポーツ選手たち ・ 相撲 ・ キッズペディア調査隊 ・ 次号予告 ・ 小学館の百科の紹介 【ご注意】※レイアウトの関係で、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。 ※この作品はカラー版です。

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