官能小説 - 講談社作品一覧

  • 快楽ハラスメント
    5.0
    課長がセクハラを繰り返すアパレル企業。冴えない中年係長の浪男は、女性の身方をしているうち、モラルぎりぎりの性的体験が次々と。人気シリーズ、待望の最新作!
  • 女唇の伝言
    値引きあり
    5.0
    キャビンアテンダントは乗客の男性と機内の化粧室で。受付嬢は社長に薬膳料理に誘われて。ヨガインストラクターは鏡張りのレッスン場で。美人バーテンダーは常連客と秘密の小部屋で。フリーアナウンサーは混浴温泉で迫られ……「女唇(ルージュ)の伝言」は、女性たちが奔放な性体験を綴っていくコミュニティ・サイト。キャビンアテンダント経験もある蒼井凜花の官能小説集。「週刊現代」でトップ人気を誇った連載、待望の文庫化!
  • 帰ってきた平成好色一代男 一の巻
    5.0
    1~2巻649~726円 (税込)
    週刊現代連載大ヒット官能小説。斯界の名匠描く絶品官能小説。サラリーマン、中田史郎には最近、人に言えない悩みがあった。衰えていた性欲が甦り簡単に股間が疼いてしまうのだ。そんな時、繁華街で入った占いの館で、予言めいた奇妙な事を言われ、言葉通りに行動した史郎を待ち受けていたのは、人妻との“体験”だった。「週刊現代」連載の連作官能短編集、待望の第1巻。
  • 武家娘 明暦江戸隠密控
    5.0
    承応から明暦に変わったばかりの江戸。奉公先を探す申太(しんた)は18歳、詣でた神田明神で武家娘と出会う。その娘、千織(ちおり)が掏られた巾着を素早い手業で掏り返してやったのだ。清楚な姿に心惹かれた申太は一部始終を見ていた若侍姿の人物から、思いもかけない誘いを受ける。(講談社文庫)
  • 忍萌
    5.0
    侍屋敷に仕える小者の風太は18歳。祝言も間近の1つ年上の主の娘、美穂に秘かに思いを寄せていた。そんな彼だが、実は忍びの里の出で素破(すっぱ)の技を身につけていた。ある日、山中で美穂と一緒のところを山賊に襲われる。これをきっかけに風太の毎日は大きく変わっていく。香り匂い立つ時代官能小説。(講談社文庫)
  • 女薫の旅 激情たぎる
    5.0
    山神大地は、交通事故で骨折入院。見舞いにきた保健の水沢先生と病院のベッドで、それを見た看護婦とも結ばれる。“性”を教えてくれた島野先生には成長を認められ、学校一の才媛である先輩の留守中にはお母さんから自宅に誘われる。(講談社文庫)
  • 蒼い牙
    5.0
    1巻597円 (税込)
    一発の銃弾が、眠っていた男の牙を目覚めさせた。一人バーでグラスを傾けていた八木は、店を出た直後に銃撃される。「違う、こいつじゃない!」叫ぶヤクザ。しかし、その眼窩には、八木の傘の石突きが刺さっていた。抗争に巻き込まれた一匹狼の胸にきざす理由なき皆殺しの衝動。衝撃のバイオレンス長編。
  • なぎさの媚薬 上下合本版
    値引きあり
    4.7
    1巻1,386円 (税込)
    男を青春時代に戻してくれる、伝説の娼婦がいるという。「わたしを買ってくれませんか?」――透き通るように白い肌、吸い込まれそうに深い瞳、まるくやわらかな声。伝説の娼婦なぎさは、自分を本当に必要とする客の前だけに現れる。甘美な時間の合間に男が見るのは、あまりにもリアルな、青春時代の自分と女性たちとの夢。性の哀しさと愛おしさ、生きることの尊さを描き、かつてなく深い余韻を残す傑作官能小説。
  • なぎさの媚薬(上)
    4.0
    1~2巻1,100円 (税込)
    「わたしを買ってくれませんか?」――透き通るように白い肌、吸い込まれそうに深い瞳、まるくやわらかな声。伝説の娼婦なぎさは、自分を本当に必要とする客の前だけに現れる。なぎさとの甘美な時間の合間に男が見るのは、あまりにもリアルな、青春時代の自分と女性たちとの夢。切なさに満ちた官能恋愛小説。
  • 快楽のグルメ
    4.0
    「私と経験してみる?」40歳を目前にした平凡なサラリーマン勇司のモテ期は美人上司の冴子からの誘惑で始まった。入社直前の処女学生・早希から発する甘い匂いをラブホテルで堪能し、職場の後輩だった若妻・萌恵の欲望にも応じる。女子大生2人との3P、独身OLとの社内淫行も敢行、男の自信を取り戻す、書下ろし官能小説。
  • 新・花と蛇
    4.0
    20年前、使用人夫婦に全財産を奪われ、かつての邸宅に監禁され、調教されてきた静子夫人。ある夜、レズビアンプレイの相手として連れてこられた19歳の繭子は、出産後すぐに引き離された実の娘だった。故・団鬼六氏に名作を託された著者が、業と欲望の深淵に、真っ正面から向き合った、渾身の力作官能長編!
  • 狂饗記
    4.0
    1巻1,672円 (税込)
    芥川賞作家が描く、深奥の官能エロス短編小説集。「これほど昂奮させられた女は過去にいない。この女、かなり使える。つぎはどんなことをしてやろうか」。恍惚、錯乱、羞恥……そのすべては日常に潜んでいる! 「人生、なるようにしかならんぞ。楽しめ」
  • ショッキングピンク
    4.0
    またたく間にクラス中の女子を虜にしてしまった大人びた転校生に惹かれる微妙な気持ちを描いた「懐く」、フーゾク嬢や主婦の性生活を取材するライターのあやうく揺れ動く心を描く「髄を吸う」、性別や年齢にとらわれない心地良い関係を描き出す表題作など、“性”を自然体でおおらかに表現した官能小説集。(講談社文庫)
  • 芯までとけて。最高の私。
    4.0
    1巻649円 (税込)
    注目の週刊現代人気官能連載、第三弾。「あ、あ、あっ……」かつてないリズムで突かれて、よがり泣いちゃいました。アイドル時代の堀ちえみさんに似てるって言われることがあります。スリーサイズは79・62・85です。職業は客室乗務員です……(第1話・小池小世編より)(講談社文庫)
  • 女薫の旅 十八の偏愛
    4.0
    いよいよ2学期が始まり、大地も受験勉強に集中するつもりだったが、サッカー部の悪友との話題は最近引っ越してきた新婚の美人妻。放課後に立ち寄った図書館で会った彼女の頬には、自転車通学で遠回りして見たときにはなかった青あざが。思わず声をかけた大地に新妻はため息をついて……。(講談社文庫)
  • Gのカンバス
    4.0
    眼鏡美人の国語教師恵子先生、大人びた美少女白根桜子――。昭和四十六年、三崎高校一年の如月吾郎は、女神とも崇める女体を想い、日夜、オナニー生活に明け暮れていた。放課後の部室でハイライトを燻(くゆ)らせつつ夢想する童貞喪失の日は、未だ遥かに遠いのであった。人気官能作家が綴る、99%自伝的青春小説。(講談社文庫)
  • 女薫の旅 放心とろり
    4.0
    山神大地は、G・Wに東京から戻ったゆかりのお母さんと全身で愛し合った。その直後には、ゆかりの運転で山道に入り、大自然の中で結ばれる。そんなある日、アルバイト先の旅館の若女将に重大な決意を告げられる。シリーズ“最強”のお母さん登場で、ヒートアップの第7弾。(講談社文庫)
  • 女薫の旅 陶酔めぐる
    4.0
    大地は、恩師の島野先生から失恋したことを聞かされ、愛しさに震えた。同級生の淳子とは陸上部の部室で結ばれる。東京の大学に進学するゆかりとは教室の中で燃え、お母さんとはモーテルでひとつになる。一人旅の女子大生には初めて“男”を教える。大人気シリーズ第5弾。(講談社文庫)
  • 女薫の旅 奔流あふれ
    4.0
    正月早々、山神大地は中学時代の同級生・和子と再会、熱く燃える。高校の先輩・小泉ゆかりのお母さんには図書館のトイレに誘われ、強烈な体験を味わう。さらに、出戻りで書道教室の美里先生ともからだを合わせ、深い快感で先生の哀しみを癒してあげる――大人気シリーズ第4弾。(講談社文庫)
  • 女薫の旅 八月の秘密
    4.0
    終業式が終わった後の教室で、恋人の淳子が大地の耳元で囁いた。「わたし、したくなっちゃった……」二人は誰にも気づかれない場所を求めて職員用のトイレへ。さらにその夜は、厳しい進路指導の森口先生から自宅に呼ばれ、濃密な一夜を過ごす。高校生活最後の夏、大きな岐路に立つ大地。(講談社文庫)
  • 女薫の旅 空に立つ
    4.0
    荒井先生は「君は私を崇めたい?」と詰問した。性の奴隷になれということか、と戸惑いながらも大地は新しい刺激に身を任せていく。また撮影で修善寺を訪れたアイドルの風野ミサと知り合った彼は……。高校三年、進路に迷いつつ、女性との出会いで成長を遂げていく大地。青春官能ロマン20弾。(講談社文庫)
  • 女薫の旅 青い乱れ
    4.0
    京都にある老舗旅館の主人と再婚した麻子と、偶然三島で再会した大地。2人はひさしぶりに交わるが、大地は彼女の「ある秘密」を知る。修善寺駅で大地に声をかけてきた女性は、以前に体を重ねた看護婦・坂上久美子の姉だった。癌に冒されていた久美子は、1ヵ月前に亡くなっていた。人気シリーズ第18作! (講談社文庫)
  • 女薫の旅 愛と偽り
    4.0
    受験直前、才媛の躯が疼く。大学入試直前、大地は校内一の才媛・藤森千里から誘われる。受験に集中したい彼女は体を重ねることを望む……。バレンタインに後輩の酒井真世に呼ばれた大地は、春休みに入院する彼女と、退院後のキスを約束する。いっぽうで、その母・真貴子の欲望も知る。誠実に生きたい――葛藤のなか大地が選ぶ道とは。人気爆発シリーズ第16弾! (講談社文庫)
  • 女薫の旅 欲の極み
    4.0
    新しい年の幕開けから、山神大地は同級生の淳子、大学生の先輩・小泉ゆかり、ゆかりのお母さんと躯を重ねつづける。彼女たちはみな、欲望のままに大地との交わりを愉しんでいた。心のつながりを大切にする大地だが、躯も欲望に素直でいようと誓う――。怒濤の展開と濃厚エロス。超人気官能シリーズ第15作。(講談社文庫)
  • 女薫の旅 情の限り
    4.0
    姉と妹、ふたりの間で揺れる心と躯。同級生の井上留実からクリスマスパーティに呼ばれ、山神大地は姉の久美を紹介された。男性に積極的な妹に引け目を感じている久美の奔放さを引きだした大地だったが、大晦日の夜には、留実にふたりきりになりたいと誘われる。禁断の展開に心は揺れて――。170万部突破シリーズ第14作。(講談社文庫)
  • 女薫の旅 色と艶と
    4.0
    夢に見た女性と出逢う。彼女は運命の人なのか。「昨日の夜中、あなたのことを夢に見たんです」。修学旅行先の京都で出逢った東京の女子高生・岡本由美は、山神大地の“運命の人”なのか。先輩のお母さん、奈津江は離婚を考えはじめた。同級生・淳子は大人の女の体になった。そして、由美と修善寺で再会する。大地はいま、旅の分岐点に――。(講談社文庫)
  • 女薫の旅 秘に触れ
    4.0
    東京の大学に進学した先輩・小泉ゆかりに誘われて、山神大地は初めて上京した。かつて旅館のアルバイト中に出会った、デパート案内嬢・太田祐子との再会、ゆかりのお母さんとの意外な遭遇……。そして、東京を知り伊豆に戻った大地は、島野先生のもとへ。心が芯から疼くシリーズ第11弾! (講談社文庫)
  • 外道の女
    4.0
    1巻550円 (税込)
    サディストの愛人と、マゾヒストの夫を同時に愉しませる女。SM愛好者の精神科医たちの前で、排泄行為をさらす美人女将。商店街のSM寸劇に自ら主演し、剃毛されて悦びの声をあげるスナック・ママ……。ひとの心に封じられた「禁じられた悦び」に目覚め、淫靡な世界に耽溺する人々を描く異色の短編集。
  • 六本木芳熟夫人
    4.0
    偶然の過ちで美貌の資産家夫人・春宮綸子は会計士・塔上将一郎に抱かれてしまう。身体に潜んでいた欲望に火をつけられ、綸子は愛欲の深みにはまってゆくが、それは彼女が鍵を握る莫大な隠し財産を狙って仕掛けられた罠だった。次々と綸子を襲う性の饗宴。長編官能サスペンス!(『六本木官能夫人』改題)
  • 昏き処刑台
    4.0
    1巻649円 (税込)
    お嬢さんを預かっている――。男は市の医師会会長にそう宣戦布告をした。男には、医師会と市が総合病院の誘致を巡り対立していたために、妻子が救急医療を受けられず見殺しにされるという、悲しい過去があったのだ。バイオレンスとエロスに彩られた怒りの復讐劇が今、始まる! 『処刑台の昏き祭り』改題。
  • 不倫の戦士たち
    4.0
    美人秘書の沢田敦子は意外にも藤井克雄の誘いに応じ、牝鹿のような肢体をからませて歓喜の一夜を明かした。受付ガールや課内のOLをはじめ、社内恋愛はバージンからミセスまで、可憐であられもないマドンナたちとの愛と性のアバンチュール。関西の有力企業を舞台に男女の風俗を活写した連作官能小説。
  • 恋塚
    3.8
    恋は地獄、恋は人を殺す。「恋したい」なんて、もう言えない。女が本当に知りたい「性」と「生」。--藤田香織(書評家)風俗嬢に堕ちた教え子と潔癖な教師が逢瀬を重ね、“魔所”といわれる古寺を訪れる「鳴神」、再会した幼馴染みとのセックスに籠絡され、夫殺しに荷担する不倫男の末路「恋塚」。性と愛の地獄に嵌まり、時には生死を顧みぬ男女の業を、団鬼六賞作家が生々しくも艶やかに描く傑作六編。 「恋したい」なんて、もう言えない。恋は地獄、恋は人を殺す。 女が本当に知りたい「性」と「生」。--藤田香織(書評家) 醜悪で滑稽な恋をする者たちを嗤う連中の腹の中は、恋に狂う人間たちへの羨望で満ちている。恋で死ぬ―これほど我儘な幸福を味わえることはないのだ。--花房観音 風俗嬢に堕ちた教え子と潔癖な教師が逢瀬を重ね、京都の“魔所”といわれる古寺を訪れる「鳴神」、再会した幼馴染みとのセックスに籠絡され、夫殺しに荷担する不倫男の末路を描く「恋塚」。性と愛の地獄に嵌まり、時には生死を顧みぬ男女の業を、団鬼六賞作家が生々しくも艶やかに描く傑作六編。
  • 快楽
    3.7
    炎暑のヴェニスを訪れた二組の夫婦。日常に疑いを持たない夫婦同士が同行した旅であったが、彼らはやがて狂熱に融かされるように我を失ってゆく。狂いゆく愛、毒される欲望、燃え尽きない孤独。内なる衝動に突き動かされ、埋めようのない喪失感に真実を見出し惑う男女を、芥川賞作家が鮮烈な筆致で描いた長編傑作。
  • 回春屋直右衛門 秘薬絶頂丸
    3.7
    大坂・島之内の合薬屋(あいぐすりや)、沢松屋直右衛門はやり手の人物。上得意の隠居甚兵衛の依頼で勃起薬の開発を始める。若い妾を迎えた甚兵衛だが、一物が不如意になっていたのだ。秘薬の研究のため浪人の妻ゆき、薬種仲買人の後家お房など様々な女性と情を交わす直右衛門には、秘めた志があった。(講談社文庫)
  • 鬼畜
    3.7
    1巻649円 (税込)
    元銀行員の三沢英司は行員時代、上司の柏木の言いなりになった結果、妻と娘をオモチャにされ喪ってしまった。激しい怒りと恨みは柏木の妻と娘に向けられ、二人を拉致、監禁。社畜から鬼畜へと変化した男は、暴虐の限りを尽くした復讐劇を開始した。エロス&バイオレンスの嵐がノンストップで吹きすさぶ!
  • 愛妻日記
    3.5
    1巻682円 (税込)
    「匿名で官能小説を」という「小説現代」編集部の注文を承けて、表題作を書いた。最初は一度かぎりの企画物のつもりだったが、ハマった。2作目以降は、志願して短編を書き継いでいった。全6編。いずれも、夫婦の物語。官能小説。妻に対する夫のゆがんだ――でも、だからこそまっとうでありうるはずの情欲を描いた。小説の書き手として、これらの物語を僕は欲していたのだろう。今後も夫婦や家族の物語を書きつづけたいから、性から逃げたくなかった、のかもしれない。(重松清)
  • キラーネーム
    3.5
    日本政府が巨費を投じて殺人マシーンに改造した嵯峨は、失われた記憶を求めて旅に出る。心臓を抉りとられても男は死なない。死を招く薔薇を虚空から取り出す美女。絵から自由に抜け出す男女。生まれて三十秒で成人と化し、男を蕩かす淫女。殺人マシーンと妖女・妖魔たちの死闘を描くエロス&バイオレンス。
  • 指人形
    3.3
    あなたは知らない。私の指がなにに使われているか―。団鬼六賞大賞受賞第一作「おばけ」を含む、女流官能小説家・花房観音の、止めどないエロスと隠微なユーモアに満ちた傑作官能短編集。
  • 淫蕩師 鬼華情炎篇
    3.3
    1~2巻550円 (税込)
    究極の性の快楽法・閨房術の使い手、竜朱全に香港の暗黒街で救われた森民樹は帰国後も不審な女たちに襲われる。異形の美姫たちは淫女群来の術、蛇淫術、臭淫の法を駆使して森に襲いかかった。女体を自在に操る仙道師や香港マフィアも森を追う。森はなぜ狙われるのか?妖虐淫魔の超エロス伝奇巨編第1弾!
  • 女坂
    値引きあり
    3.2
    和歌山の田舎から京都の女子大に入学した水絵。そんな水絵に近づく美貌の上級生・日奈子。日奈子の魅力に誘われ部屋に行くと、日奈子は水絵からファーストキスを奪い、陵辱。そして最後に陰毛を剃り上げる。それは日奈子が水絵を自分のものになった「しるし」だった。水絵は日奈子から逃れられないのか? 初心な新入生と類い希なる美貌の上級生の欲望が絡み合うインモラルな性愛小説。
  • 永遠に、私を閉じこめて
    値引きあり
    3.0
    信じないけど愛してる。女性作家が紡ぐ、傷つき迷う性愛。少女の頃の封印された記憶。今また、あの男に虜にされた私は……。どこにある? 私の愛――11歳の時、想いを寄せる年上の少年に犯され、沙織は、性愛にわだかまりを持つようになる。17年後、モデルとして成功し、婚約者と帰郷をした沙織は、その男・恭司と予期せぬ形で再会、さらわれ監禁される。男の不思議な心遣い、物々しい拘束、沙織への行為は続いてゆく。二人の奇妙な生活、そして異形の愛の行き着く先は? 映画『溺愛』原作者がつづる性愛小説。体の奥底から想いは溢れて止まらない。 ◎「夕刻、暴力的にこの身を責めた炎が、まだ体内でくすぶっていた。可哀想、私よりこの人が、可哀想--彼に貫かれ、神経がばらばらに刻まれる中で、ずっと思っていた。なぜこの人はこうなんだろう。激痛に蝕まれているのは自分だけではなく、彼も同じだった。」<本文より>
  • ちょっとエッチなショートストーリー
    値引きあり
    3.0
    タクシー運転手の俺は、妙な客を乗せた。会社員と若い娘3人。別々に待っていたのに、一緒に乗りこんで来た。車内で娘は、ズボンのジッパーを下げて男のものをくわえ、残る二人の娘も、もっとトンデモないことを……。どうなってるの!? コミカルで奇想天外な「タクシー待ち」。隣の夫人と……したいと本に書けば実現!? という「ハウ・ツー本」。など、エッチでキケンなお話、全14篇。<『とれんでぃー・らぶ』改題作品>
  • 無垢の狂気を喚び起こせ
    3.0
    平凡な会社員・永作憲二は、偶然出会った美女から大手広告代理店への転職をもちかけられた。面接した社長秘書に、あるビデオの奪回を命じられ、テープを探すうちに見知らぬ男たちから辱しめをうける。すべてが罠と知った永作は、怒りに震え、内なる狂気に目覚めていった。神崎京介のデビュー作品が蘇った!!
  • 淫府再興
    値引きあり
    3.0
    淫姓は「桃園」。格式ある淫道家。それがうちの正体や――。京都の老舗香舗の若女将・光恵は、千年の歴史を誇る淫道宗家桃園司家の宗主という裏の顔も持っている。淫の道を究めんとする光恵に絡めとられるがごとく、色事の魔力に憑かれた男女たちが集結。狂乱の淫宴が幕を開ける。第二回団鬼六賞優秀作。(講談社文庫)
  • 欲望の仕掛人
    3.0
    不良債権の土地を最先端ラブホテルに再生せよ。特命を受けた鶴丸課長は調査と称して淑女、才女、美少女、処女、人妻を様々なホテルに誘い込む。男女の愛欲を燃えたぎらせる秘密の仕掛けとは何か? プロジェクト成功のため次々と美女たちを絶頂に導き、肉欲とビジネスの一石二鳥を果たす男の“性技”の奮闘!
  • 炎

    3.0
    1巻550円 (税込)
    愛する女を殺された男は、復讐の牙をとぎ始めた! 孤独に向きあうために綴り始めた日記が、恋人とのベッドでの戯れを克明に描く性愛日記に変わり、男の生きがいとなった。それほどまでに愛しい女が、企業の不正事件に巻き込まれ惨殺されたのだ。平凡な日常に別れを告げた男は一本の木刀を抱いて立った!
  • 女薫の旅
    2.8
    1~4巻649~680円 (税込)
    山神大地は、美貌の教師・島野に呼び出された。魅力たっぷりの先生のリードに、大地は男として初めての快感を味わう。それ以来、先輩に呼ばれ、旅館の若女将から布団部屋に誘われる……。伊豆・修善寺を舞台に、性の目覚めから女体遍歴の旅立ちまで「週刊現代」連載で話題となった官能ロマン。
  • 女薫の旅 今は深く
    2.7
    卒業して東京へ行ってしまう才媛・藤森千里と、階下に両親がいる彼女の部屋で、大地は「最後の夜」を過ごす。祖父の七周忌で出会った、血のつながりのないいとこは、国際線スチュワーデス。彼女が滞在する温泉宿に招かれ、一緒に入浴することを誘われた大地は?190万部突破の超人気官能シリーズ第17作!! (講談社文庫)
  • 平成好色一代男 独身娘の部屋
    2.0
    1~3巻628円 (税込)
    不惑を越えた今日介の毎日が激変する。高嶺のOL、女子大生、金髪美女、次々と……。男子、夢の日々。週刊現代連載小説。知的で颯爽とした27歳の美人OL、松永夕香。「お願い、課長。お部屋まで……」酔った彼女をマンションまで送ったメタボ中年・与野今日介に衝撃の一夜が訪れようとしていた。それは女房以外の女に触れたこともなかった彼に巡ってきた女運の序章に過ぎなかった。官能の名匠が贈る快作。 (講談社文庫)
  • 華やかな牝獣たち
    2.0
    パリから帰国した天才ファッションデザイナー狩野達矢の前に群れ集まり、欲望の秘態をさらけ出す美人モデル、秘書、OL、有閑夫人……。次々と美女たちを絶頂に導き、オリジナル・ブランドで世界制覇を目指す達矢に、老舗アパレルメーカーの罠が忍び寄る。華麗な業界に渦巻く虚飾と野望を描く官能サスペンス。
  • 麻布憂愁夫人
    1.0
    耐えに耐えてきた翔子だったが、省平との甘美な一夜を持ってしまった……。美人秘書と失踪した夫を追って、熱海、佐渡と足をのばした彼女が夫の情死を知ったその時に。だが、夫の死を殺人と疑った翔子に黒い影が忍びよる。ウォーター・フロント開発を野望達成の場とする建設業界を背景に描く官能サスペンス。
  • 誘惑の森
    -
    <羊の眼>を侑子に教えてくれた男があった。それは、細毛が器官をくすぐる性具だった。バーに勤め出して3年になる侑子は、さまざまな男によって性の秘術を知った。そんな体験を繰り返しながら、侑子は、心の中で何かを求めていた。画家の福田が、そんな侑子にとって、特別な存在となった。ホテルで美しいけもののように燃えた翌朝、侑子はふと涙ぐんだりするのだった……。という、性のひだひだをあやしく描きつくした「誘惑の森」の他に、「魅惑の罠」「よろこび」「バッハと偶発」「失神派」「密議」「夢うつつ」の6篇を収録。著者の円熟ぶりを示す好短篇集である。
  • 夜光蟲
    -
    夫の部下・栗原に誘われて以来、岡村妙子は浮気の快楽を知り、建築技師の小松、テレビタレントの白石、そして、バンドリーダーのフィリビン人と、次々に相手を変えていく。一方、夫の岡村は、喫茶店のウェイトレス・片倉晶子、芸者・花代、クラブの女・リサ、会社のアルバイト高校生・諸岡とき等と、浮気を重ねている。妻は夫の、夫は妻の浮気を、互いに承知していながら、暗黙のうちに、それすらも一つの刺激材料として、より神秘な官能の深渕を求め、ふたりの性の要求はとどまるところを知らない……。人生永遠の課題ともいうべき性の可能性を、柔軟な筆致で描いた異色の長編小説。
  • 夜ごとの肌
    -
    梶岡は、3日に1度媾合しないと、体の調子がよくなかった。父と一緒に歯科医を開業していて、生活には困らなかったが、独身なので、その3日目が来ると、患者の治療よりも、会うべき女のことばかり考えるのだった。若いということと熱心なことのために、彼は、その3日おきの要求をを充たしつづけた。あるときは、少女時代に彼にツンとしていた女と再会して、その日のうちにホテルへ連れ込んだし、あるときは、友人の妻と、その友人が眠っているそばで重なり合う幸運にもめぐりあった……。この長編小説は、夜ごとにかわる女の肌をなでるように描いた性のまんだらである。
  • 魔性
    -
    直美は、姉の夫である坂庭に、女として初めてのからだを開いた。人間にはあらゆることが起こり得るという、悪魔的な期待が、若い彼女の心をくすぐった。そのくせ、愛は、どこかで自分を待っていると信じていた。そんな彼女の前に、純情なボーイフレンドやシニカルな中年男の、熱く光る眼差しがあった。ある日、陶酔する官能と乾いた心の背反の中で、直美は義兄への殺意を抱く。自分をなにものかに証明するように……。という、女の深部にひそむものを、繊細な手つきで、あますところなくえぐり出した著者の代表作「魔性」の他に「悦楽」「消えた表情」「傾く旅」を収録。
  • 女の都
    -
    宮川実は、50歳に手が届こうとしている、情痴小説を書く流行作家である。そのためには、絶えず女体についての研鑽をつまねばならないと思っている。そこで、3度目の妻・周子の眼をごまかしながら、銀座ホステスや女優・タレントたち、高校教師時代の教え子などとの交渉を、セキララに小説にしている。また、天涯孤独の女子高校生・種村津子を渋谷のマンションに住まわせ、その急速な性の開花ぶりに、目を瞠るのだった。しかし、やがて、意外といえば意外、当然といえば当然といえる結末が訪れる……。著者自身と覚しき主人公の行動を通じて、性の深淵を鮮烈に描く爆弾欲情小説。
  • 痺れる女
    -
    秋山が、芸者・菊丸と逢引きしたり、ヒモつきの女の体のすばらしさに、うつつをぬかしている頃、大町は、レズビアンの女・美智子を、自分の情事の相手・りえに引き合わせていた。秋山は、大町が主宰しているコンボのドラマーだ。二人の男の情事の進行には、音楽喫茶モンクールでの、気の合った演奏のような、あやしい雰囲気のハーモニイがあった。秋山は、ヒモの男にあるアパートへ拉致された。大町は、二人の女を同伴旅館へ連れ込むことに成功し、彼女らの愛し合う様子をつぶさに観察する段取りをつけた……。円熟したセックス描写が冴えてきた快作「新・肌色あつめ」の第2巻。
  • 誘惑の午後
    -
    挿絵画家の井野は、ニコチン中毒者が、細くて白い煙草へ、つい手を伸ばしてしまうように、女に手をのばすのだった。まず、女に近づくためのさまざまな作戦があり、そして、それが成功したあとは、女体を征服し味わい尽すためのさまざまな試みがあった。井野は、しかし、女の体の上に重なりながら、たまらなく虚しくなることがあった。その虚しさに耐えきれなくなると、また街へ出て、他の女をさがし求めるのであった……。現代のもっとも異色的な作家として、あくことなく「性」を追求しつづける作者が、人間の原質を追求した、本格的長篇小説である。
  • 夜の果実
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    「私」は、深い眠りにおちている裸身の絵津子に、カメラを向けた。長い時間をかけ、すこしずつ変わるポーズを、可能なあらゆる角度から狙っては、シャッターを押しつづけた。そして、「私」の行為に気づかない彼女に向かって、一人きりの愉悦に浸った。絵津子は、かつての「私」の教え子であり、忘れられない女であったが、彼女が結婚したあと再会したとき、「私」は、自分の中に何かが失われていることを知った。「私」はその何かを取り戻そうと必死になっているのだった……。肉体のふしぎなからくりと、心の中の荒涼たる風景を、細密画の手法で、執拗に追求した、ユニークな長編。他に、短編「残存者」を収録。
  • 肌色あつめ
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    女に声をかけて、親しくなる。さり気なく胸のふくらみの反応を、指でたしかめる。大町の指にかかると、女は、間もなく、ホテルの一室で、服を脱ぎ始める。女が裸になって行くときの顔を見るのが、大町は好きだった。女体への冒険旅行にのみ生き甲斐があると信じている大町だったが、あるとき手に入れた女に、彼は、ひとりの男の影がまとわりついていることに気がついた。そしてその影が、親しい仲の男であることを知ったとき大町は、ふしぎな快感をおぼえるのだった。……性を通じて、男女の心理のメカニズムを、あざやかにえぐり出した「失神派」の快作長編!
  • 多角関係
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    みかけによらず浮気な女の、鳥飼の細君・冴子は、夫に秘密で、他の男の子供を生んだ。しかし鳥飼は、冴子に疑いを抱いていない。子供も自分の子だとばかり信じこんでいる。そのことを、冴子は楽しむように小坂に話した。小坂は、鳥飼たちが結婚する前、冴子と交渉があった。しかも、鳥飼に冴子を紹介したのは、小坂である。ようやく、鳥飼が、冴子に不審を持つようになった。そして、小坂を呼び出し、小坂と冴子の以前の関係に、さぐりを入れてくるようになった。――官能と肉体の神秘を求め、文学の性的世界にユーモアを導入して、新機軸を築く、川上宗薫の傑作短編集。
  • 気が遠くなる
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    癒ることのない肝臓ガンに冒され、顔色もすっかり黒ずんでしまったという中年男・沼崎から、死ぬ前にやっておきたいことが一つだけある、と口説かれた銀座ホステス・敏子は、その願いを叶えさせてあげることにした。これまで男性不信の月日を過してきた敏子は、沼崎によって真の女の悦びを知らされたが、その悦びよりも、悦びを与えてくれた男がもうすぐ死ぬという事実の暗い悲しみの方に、押しひしがれていた。しかし、やがて敏子は、ゴルフ場でこの男の意外な素顔をかいま見てしまった……。という表題作のほかに、「裏切る」「秋のロマンス」など4篇を収録する、著者会心の官能小説集。
  • ひっぴい先生遊蕩日誌
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    美しく魅力的な教え子と結婚したいという、ごく簡単な動機から、安永は、都心から1時間ほどの所にある公立高校の英語教師となった。女の子の数は、たしかに多い。しかし、どこか生ぐささの感じられる女子高校生たちは、安永の趣味には合わなかった。そこで、「ひっぴい先生」と異名をとる彼が、みずからの好みに忠実に繰りひろげる遊蕩日誌に登場する美女たちは、教え子の姉でデパートガールの田原泰子、他校の英語教師・徳山紀子、ボクシング部の猛者のうら若い義母・末松広子、喫茶店のウェイトレス・西田葉子など……。健康で豊艶なエロスあふれる、現代風ユーモア連作小説。
  • それはないよ
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    かなり大きな出版社の出版部門の部長である茂木は、通勤の地下鉄電車の中で、ユキ子に声をかけた。小柄で、やわらかそうな肉付で、構造も当然小さめ……と茂木は確信していたのだが、いざラブホテルで二人っきりになってみると、意外に楽々と彼は迎え入れられていた。こうしたゆるめの構造に、彼は弱いのだ。〈それはないよ〉という気持で、茂木はユキ子と別れたが、半月ほどたって、二人がばったり再会したのは、会社の廊下でだった。彼女こそ、会社の噂の女であったのだ……。という表題作のほか、「男の初夜」「手切れ金」「バラの日々」「色細工」「すぐ眼の前に」の5篇を収録する官能小説集。
  • 恍惚の刻
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    深夜の長い坂道の上で、夏子は、車のエンジンをとめた。サイドブレーキを戻すと、車はそのまま走り出した。その中で、夏子は、大町に挑んできた。夏子と大町は、狭いシートの上に、重なって倒れた。運転者の姿の見えない車が、しだいに加速しながら、滑って行く。わずか3分間ほどの、恐怖を伴った異常な興奮は、すばらしかった。それは、セックスの園を長くさまよいつづけた大町にとっても、はじめての経験であった。……「肌色あつめ」「落ちる実」の連作として書かれ、底の知れないセックスの世界に、この作者ならではのメスをいれたユニークな長篇小説。
  • 夜行性人間
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    はじめて会った女性と、その日のうちに肉体の交わりを持ち、名も知らぬままに別れた経験が、高原にはあった。彼は、それを「完璧の情事」と呼んだ。そんなことは一度だけだったが、魅力を感じた女性を、自分のものにするために、高原は、あらゆる努力と術策を、惜しまなかった。相手が、良家の夫人であろうと女子高校生であろうと、彼は、いつも成功するのだった。社会的に産業デザイナーとして通っている男が、夜行性の超人として、ラブ・ハントのあらゆるテクニックを展開する……。都会の小ぎれいな生活の中から、裸の人間をシニカルにえぐり出した、個性的な長編である。
  • 不倫の巡回
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    早田は、友人の野村の家へ遊びに行って、そのまま泊りこむことが多かった。朝、早田は、野村を車で駅へ送る。そして、野村家に引返し、野村の妻の左知子と、熱い情事に耽るのだった。早田は、左知子との不倫を軸にしながら、さまざまな女と、ハプニングな交渉を持つことに、生き甲斐を感じていた。人妻、女子大生、舞踊家、女優などと、早田の愛欲の対象は、めまぐるしく変わった。早田は、そうすることによって、女たちに、何ものかを与えているのだと、信じていた。……これは、セックスを描くことで現代人の虚無感を追求しつづける作者の、野心的な長篇小説である。
  • 色名帖
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    宇津は、同窓生の初枝と久しぶりに会い、そして彼女の部屋に泊ることになった。初枝が、マリリン・モンローと同じ方式で、眠りの仕度を始めたので、雰囲気がしだいにおかしくなってきた。ちょうどその頃、小見山は、会社勤めの郁子を誘い出すことに成功していた。カメラマンの小見山は、彼女を写真のモデルに使いたいと言ったのだが、ほんとうの目的は、他にあった。小見山は、公園で声をかけた未知の女性でも、その日のうちにモノにできる自信を持っていた。……この小説は、二人の男の行動を通じて、作者が、女性ハントの秘術を語り尽した、長編小説である。
  • 十三夜
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    貝がもだえるような感覚につつまれ、小さなふるえに身をゆだねながら、男の体は次第にたかまってゆく。処女かどうかの自覚さえもない程度の性知識しかない女子大生の圭子……自分の娘のような年齢の彼女に、女関係の豊富な小沼は、新鮮な興奮をおぼえた。骨細でふっくらとした肉体の内部に秘められた微細な構造、その並々ならぬ素晴らしさが、小沼をとらえて離さない。連続十三夜にわたる、若い娘と初老の男の肉体のドラマを通して、次第に開花して行く女の性のかたちを鮮麗に描いた傑作「十三夜」のほか、「いつしか連夜」「白粉の気配」など、官能傑作小説全5篇を収録した異色の短篇小説集。
  • 好色演戯
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    中年のテレビ俳優である足立家に、ひょんないきさつから、夫婦だと称する若い男女が、住み込みのお手伝いとして同居することになった。この若い網夫婦、仕事は朝から交代でよくするのだが、なにしろ一つ屋根の下に赤の他人の二つ夫婦が寝起きするのだから、なにやら妙な雰囲気だ。男盛りの好きものである足立には、若いカップルの夜が気にかかってしようがない。ある夜、足立は、網夫婦の寝室を秘かにうかがおうとした。ところが、敵もさるもの、網夫婦も足立夫婦の夜をぬすみ見ようとしていた……。意表をついて展開する好色コメディの表題作、ほかに傑作短編3作を収録。
  • 危険な娘たち
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    郊外の分譲地で、ふとしたキッカケで知り合った男に、惹かれていく房子。夫婦のトラブルで苦しむ義兄によって、ふしぎな女心に目ざめる玲子。ペンフレンドへの手紙に、大胆にセックスの渇きを訴える紀子。中学時代の先生への淡い憧れが、ライバルの出現によって、燃える恋にかわるたまえ。ベッドにしのび込んできたいとこの、幼い愛撫に傷ついたゆき。5人の思春期の娘たちは、愛と性の危険な時間を、どう受け止めただろうか。……性の万華鏡を描くことによって、男の女の原質を捉えようと試みる作者が、若い季節の秘密に、新しい手法でメスをいれた、異色青春小説である。
  • めざめる女
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    音楽茶房「モンクール」にレギュラー出演している、クインテットのメンバーの大町と秋山は、それぞれの持ち味と方法とで、女体の探検をつづけていた。ある夜、大町から秋山に電話があった。店によく来る中村房子というグラマーの女性が、処女を捨ててしまいたいと言っているので、その相手役をつとめて欲しいという話であった。大町が房子に執心していることを知っている秋山は、その奇妙な申入れにたじろいだが、やがて、ぞくぞくとした快感に包まれるのだった。……無限の拡がりと変化をもった色の道を、円熟の筆で描破した長篇小説。「新・肌色あつめ」の第1巻としておくる。
  • 肉体演奏
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    紺野は、あるパーティの席で、樹良を知った。樹良は、国際的スチュアデスである。ひと目でその性的魅力の虜となった紺野は、あと一歩のところでスルリと身をかわす樹良を、執拗に求めつづけた。これまで女に肉体的価値しか認めなかったのが、恋情を抱くようにさえなった。そして、彼はついに、樹良を陥落させたのである。その夜、二人は激しく燃えた。ことに樹良の燃え方は、さすがのプレイボーイ紺野も驚くほどだった。しかし、次に会った時、樹良はきっぱりと拒絶したのである。あれほど燃えた樹良の拒絶する理由が、彼にはさっぱりわからなかった……。という衝撃の表題作など、全6編を収録。
  • 脱ぐ
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    内外航空のパイロット・吉原は、美人で評判のママ・真田光と、自由で気ままな情事を続ける一方、勤務で外国に行くと、精力的に女性を求め、スチュワーデスや外人女性と一夜のアバンチュールを楽しむことも忘れない。愛人の光のほうも、吉原の留守中は、その豊満な体をもてあまして、客の山崎と浮気をしたり、女優の枝村昌子とレズビアンを演じたりする。こうして、吉原と光を中心とする情事の輪は、だんだんと広がってゆく……。綿密な取材にもとづいて、パイロットという特殊な職業をもつ男の、日常と愛欲生活をみごとに描いた、魅力溢れる傑作官能小説。
  • 色めぐり
    -
    ジーンズ・メーカー社長の森崎は、30代で独身である。マンションの一室をアジトにして、大胆かつ臨機応変な手法で、次から次へと女を誘惑している。向かい部屋にいた湯川奈美とは、全裸写真を盗み撮りして糸口を作ったし、高校教師の松野輝子のときは、教え子の件で相談を受けたその日にホテルに連れ込むことに成功した。女たちの年齢や職業はさまざまで、雑誌記者、テレビ司会者、高校生などである。ハプニングな性の実現に最大のよろこびを覚え、華麗な情事体験を続ける一人の男を通して、現代人の赤裸々な愛の姿と性の深淵を、巧みなタッチで描く長編。
  • 女の美食
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    岡村は、由紀の体や顔を眺めながら、おこなうのが好きだ。由紀は、歩く時にも、ちょっとした仕種も、ゆっくりとしている。岡村は、由紀には官能の素質があると、前からにらんでいた。それはやわらかそうな体の線や、着やせする小造りの骨細な線、白いきめ細かな肌などから、そう思っていた。愉悦を覚えている由紀の顔の中で、いちばんエロチックなのは、開いた口だ。前歯が覗き、めくれた上唇のまだらな口紅の跡とか、前歯の裏側に当てられている舌の先とかの眺めが、岡村を興奮させる……。性の美食家の目にうつる女の微妙な成長を丹念につづる「美食」をはじめ、「笑いながら」など、傑作6篇を収録。
  • 春の渇き
    -
    郷子は、手島によって、女としてめざめた。郷子が結婚したあとも、手島は「会いたい」といい、彼女もまた、会いたくなるのだった。郷子の中の「女」は、彼女の意識を離れて、1匹のけもののように、生きていた。そのくせ彼女は、夫の小池との間を、なんとか平常の形で保っていきたいと努力していた。そんな郷子が、手島との違和を感ずるときが来た。彼女のからだは、小池でなく、渇きを充たしてくれる第三の男を求めるのだった……。セックスと心理のひだひだを、まさぐるように描いた「春の渇き」の他に、「不妊の歌」「犬と情熱」「声と楽器」など、全9篇を収めた珠玉集。
  • 官能の気配
    -
    私は、都心のホテルに泊って、4日目になっていた。最初の3日間は、仕事に打ちこみ、あとの4日間は、女を入れ替り立ち替りそのダブルベッドの部屋に引っぱりこむことを考えていたのだが、不意にギックリ腰におそわれた。ギックリ腰のまま、行為は可能だろうか? 秘策を思いついた私は、ホテルにとじこもったまま、次々と女を呼び入れて行った。白人の外国人スチュワーデス、看護婦、女マッサージ師、巫女……。さまざまな女たちとの奔放なセックスの形を克明に描いた快作「満開ホテル」の他に、異色の官能短篇小説4篇を収録した、鮮烈な作品集。
  • 渇きの日
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    滝乃の体は、日常にないものへの渇きに、いらだっていた。電車の中で白い指の男を見つけて合図を送ったり、高校時代の教師を呼び出して、その渇きをいやそうとするのだが、やはり、彼女は、体が何かを求めてあぶくを出しながら煮えたぎるのを、どうすることもできないのだった。そんな彼女は、ある日、陽に灼けた上半身をむき出しにして建築現場で働いている2人の労働者と、声を交わした。間もなく2人の労働者と滝乃は旅館へ……。という「渇きの日」の他に、「処女前後」「二度目から素敵」など、全11篇を収めた魅力短篇集。
  • 落ちる実
    -
    大町は、ふゆのに誘われて、彼女のアパートに泊りに行く。ふゆのの妹・りえは、ふとんを3つ並べて、先に寝ていた。姉妹の真中に、大町は寝ることになるが、それは、ふゆのによって、はじめから仕組まれた筋書らしくもあった。大町は、あやしい刺激を受ける。そして、彼は、りえが、自分の友人の秋山とも交渉を持っていることに、興奮を新たにするのだった……。セックスの地図をあますところなく踏破して行く男を描くことによって、作者は、生きていることの充実をどんらんに追及する。巧まざる健康なユーモアにあふれた異色長篇小説。「肌色あつめ」第2部。
  • 女歴
    -
    女性研究家の肩書きを持つ青池妙五は、熱心な実践的女性探求家である。中年男の彼には、20代半ばの後妻と、中学2年になる男の子がいる。しかし彼は、パトロンを持つ夫人をはじめ、スナックのマダム、女子大生、デパート・ガール、バーのホステスなどと、次々と関係を深めていく。好色であり、才能があり、上質の肉体的構造を持っている理想的女性を求めて遍歴する青池妙五の身に、やがて意想外の事件がのしかかる……。「誘惑」に人生の悦楽を、「情事」に人間の実存を賭ける男の、超人的な女性遍歴を、川上宗薫一流の筆致で描いた異色の長編小説。
  • 歓ぶ女
    -
    大町が道をたずねるために立ち話をした人妻は、印象的な美人だった。彼は、偶然を装ってその人妻と再会し、数時間後にはホテルへ連れ込むことに成功していた。女の道にかけて、大町には、不可能ということがなかった。そのためには、相手の女につきまとう若い男に殴られて、失神することにも耐えた。一方、彼の友人の秋山は、芸者の菊丸にネツをあげ、「お座敷旦那」になっていた。菊丸には、すくなくも10人の男がいて、それが秋山の悩みのタネだった……。二人の男の色道修行を追いながら女の百態を描き尽した、魅力ある長編小説である。「新・肌色あつめ」の第3巻。
  • 欧州色めぐり
    -
    もの書きを職業としている今井の専門は、「好色」ないしは「女体」である。だから、世間では一応、プレイボーイで通っている。彼が外国旅行をする場合、各所旧蹟にはまったく関心がない。女、動物園、食事、この3つに関心は絞られる。そのうちでも、一番は女である。彼の予定としては泊る数だけ女と寝ることである。ロンドン、ブリュッセル、マドリッド、パリと、ヨーロッパの夜を、次から次へと女を誘惑して歩く男の華麗な情事体験を描いた「欧州色めぐり」の他、「マウナ・ケアなんか」「新・欧州色めぐり」「瘋癲序曲」「沈んだ関係」を収録。心こまやかで冷酷な性の世界を描く魅力溢れる作品集。
  • 悦楽の傷み
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    綾子は、戸村との結婚を真剣に考えるようになってからのある日、クラスメートの村井に電話をした。彼女は、村井に誘惑してもらいたい気持ちだった。プレイボーイの村井は、彼女が予想した通りに、ことを運んでくれた。千駄ヶ谷の旅館で村井に抱かれたとき、彼女は、その日の冒険の原因になった戸村の浮気など、どうでもいいという気分になっていた。悦楽の中にのめり込みながら、自分の中の女が声をあげていた……。平凡な働く女性の肉体と心の奇妙な交錯を、しゃれた筆致で描いた「悦楽の傷み」の他に、「女体感応」「失神作家」「獣と会った日」など8篇を収めた珠玉短篇集。
  • 陰に陽に
    -
    声優の殿川は40歳、テレビドラマの私立探偵アーチー役の吹替えで人気を得、私生活でもいっぱしのプレイボーイだった。前の細君とはずっと以前に別れ、いまは、娘ほども年の違う流実と結婚している。なのに、平凡な生活では物足りない彼は、次々に新しい女と浮気を重ねた。そして、単なる浮気に飽きたらなくなった彼は、より濃密な刺戟を求めて、やくざのヒモがいるという女と接して、スリルを味わうようになる。一方、流実にも、殿川には悟られてない秘密の時間があった……。性の実現に最大の喜びを覚え、次から次へと女を誘惑して歩く男の、華麗な情事体験を描く異色長篇小説。
  • 官能の女
    -
    鳥居恭に、「棚からボタモチ」がころがりこんできた。友人の結婚式で会った、彫りの深いインド人のような美女が、一晩トコトンつきあいたいと申し出たのだ。きけば、気のすすまぬ見合い結婚を前に、相手の男に復讐してやる気になったという。思いがけない一夜の幸運に酔いしれる鳥居だが、それにつけても思いだすのは、毎日通勤電車で見かけるあの女のこと。豊かな胸をもち、歩くたびに腰の部分にポックリえくぼができそうな、つまりはこぼれるような愛嬌がにおってくる、理想のタイプの女なのだ。日頃の空想を実現するため、鳥居は大胆な「行動計画」に着手した……。
  • いじわるな唇
    -
    隣室に住む洋子の声が時々、那可子の部屋まで聞こえてくる。それは、罵詈に属する言葉である。まだ少女のような女に罵られて黙っている男の気持が、那可子には腑に落ちない。男は、50近い年配である。男がいない時、洋子は、若者たちを呼び入れて不埒な行為をしているらしい。ある日、那可子は、男を自分の部屋に誘い入れた。洋子の不謹慎を男に教えたい気持と、男と浮気したい気持を、那可子は、半々ずつ持っていた。男の技巧は、幼稚だった。と、急に男は、顔を踏みつけてくれと那可子に頼んだ……。変態の男と、男を足拭き程度に考えている女の、奇妙な関係を描く表題作のほかに、8編を収録。
  • 誘惑者の手記
    -
    ある日、私は、「全ての点で慎重に手入れされている」美貌の人妻・重任麻耶の魅力のとりこになる。私には長いつき合いの情人・早苗のほか、数多くの女たちがいるが、私は、私の頭からはなれない麻耶を征服するために、まず彼女の長年の友人・立松洋子を「囮」に使おうとする。この「囮」が、私を愛しはじめているのを知っての上で……。ケイリイ・グラントばりの魅力の持主で、生来のドン・ファン=黒田竜夫の秘められた、女たちとの「肉体で交す会話」を「日記」で辿ることによって女の性のはかり知れない深奥を、かってない強烈な迫力をもって描いた、北原武夫の傑作長篇。
  • 悪女
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    「あたしは男好きで、浮気な女よ!」実際、由美子はそんな女だった……。冷たく気紛れで、そのくせ変に優しいところもある「悪女」。何よりもその、ムッチリした官能的な浅黒い肢体、野性的な妖しい魅力が男たちを惑わすのだ……。商業美術家・青柳茂也が同棲しているマネキンの由美子は、現代の妖精だった。一本気で正直な茂也は、そんな由美子の悪女ぶりに困惑し、苦しみ悶えながらも、その見事な肉体に酔い痴れて、ずるずると妖しい世界に陥ち込んでいく。男と女の隠微な世界を鮮烈なエロティシズムの中に描いた表題作ふくむ、全9編を収録。
  • ミモザ夫人
    -
    「ああ…」亮の口から嘆声がもれた。貴族的な、と呼びたいほどの繊細で優雅な夫人の、なんと官能味あふれる裸身であろう。歓喜に酔う亮の耳に、夫人の前夫、洋画家・津村の教える「暗喩」が甦える。……亮は思いきって、そこに唇を触れ……息をのんだ。――激しい恍惚に身をふるわす象牙色の肌、とめどなく洩らす甘美なすすり泣き。しびれる頭の中で、亮ははじめて知った。女体に秘められた、妖しくも狂おしい異様な性! 大南部コンツェルンの御曹子、美貌の青年・南部亮の華やかな女性遍歴を通して、作者はここに、大胆に「現代の性」を抉り出す。話題の力作長編。
  • 薔薇色の門
    -
    性の歓びを知らない日本の妻。緒方敬子もその一人だった。小麦色のすばらしい肢体の持主である敬子は、並はずれた羞恥心と、みどり児の素直な魂をもち続ける。幼女期のお医者さん遊び、少女期のS、女教師の倒錯的な愛撫、そうした性の歴史も、敬子の心を歪めることはできなかった。戦争で失った清純な恋。粗野な夫は、彼女を肉の塊としか見てくれない。初夜と変らぬ屈辱と嫌悪にまみれた日々……そこに愛の不在を見ぬく年輩の商業美術家・三村に、敬子はいつしか惹かれていく。きわめがたい女の性の機微を、幼児期から克明にたどり、幸福への門戸を開く異色の傑作長篇。
  • 憂愁夫人
    -
    季節はずれの山中湖畔で、作家の雨宮が会った眉子は、どこか沈んだ暗さはあるが、しっとりとして、情感的ムードが漂っている女だった。激しく官能をゆすぶられる、一夜の情事。翌朝、女は雨宮に黙って立ち去った。忘れられずに思い悩む雨宮の前に、やつれはてた眉子が1月後、突然現われた。異常なほどに昂まった営みのあと、眉子は、ひきとめる雨宮を振り切って、霧雨の中に消えて行った。その夜、眉子は自殺した……。夫と恋人との間で数奇な運命に弄ばれた女を、哀愁をこめて艶麗に描いた表題作『憂愁夫人』のほか、『妖艶な残り香』など、全7編を収録。
  • 女ごころ
    -
    女の心は小さくて、底の浅い盃のようなもの。すぐ一杯になって、他の何も入らなくなるの……。激しく短かかった恋のため、一切を捨て、名門の家庭を去り、社会的にも葬り去られた水枝。奔放な激情の女が、10年前の恋人と再会した。しかし今の彼女には、新しい愛人への灼けつくような恋しい思いだけで、昔を偲ぶ感情も何もなかった。男のように、昔のことをいつまでも忘れずに覚えてはいられなかった。――女ごころの不可思議さと人間の寂しさ・哀しさを鮮やかに抉り出した好短編『女ごころ』、そのほかに『聖処女』『恋の女』など、現代の愛と性を描いた全10編を収録。
  • 危険な日記
    -
    愛を「肉体でかわす会話にすぎない」と考えている、若き美男の主人公・大河内雄吉の、ストイックではあるが、果敢・鮮烈な「愛」の数々……。美少女・水無子への「切実」な愛を中心に、ショー・ダンサー、ファッション・モデル、服装デザイナー等々の「現代の女」との大胆な「愛」を、主人公の克明・率直な日記で辿りながら、現代的な「新らしい魅惑」の世界をつくる北原武夫の長篇。若きゴールデン・ハンターの、華麗な数多くの女たちとの「肉体でかわす会話」を追うことによって現代の若き「愛と性」の尖端を描いた、北原文学の話題作!
  • 美しい獣
    -
    生暖かい靄の中で、柔かい吐息とともに洩れて来る、優しさと甘えにみちた、切れ切れな女の歓喜の声……。男の巧みな愛撫にに何の反応も示さなかった女の体は、ふとしたはずみに試みた愛のかたちに激しく燃える……。マドリッドからニースへ向かうエールフランス機で見かけた、日本人離れした美貌の女・由利と日本で再会した俳優・足立駿の、官能の極致を唆る、華麗な情事小説「美しい獣」のほか、ファッションモデル・百合の強いられた愛の秘密と、死に至る不倫関係を描く「密室の中の百合」など、女の愛と性を甘美な情趣に包んで描きつくした、官能情事小説全5編を収めた傑作集。
  • 真昼の天使
    -
    33才の美男の、しかも売れっ子のデザイナー・椿安利は、その圧倒的なドン・ファンぶりで、この世界の注目のまととなっている。彼は、数多くの女たちを、独特のドン・ファン哲学の実践により、その豊富な「体験のアルバム」に冷酷にくり込んで来たが、ふとしたことで、著名な画家の娘で、銀行の前途有望な課長・結城章吾の貞淑な妻・千賀子に魅せられて行く……。この現代のドン・ファンの恋愛哲学および実践と、この上なく美しくやさしい人妻・千賀子の恋愛を描いて、真に現代的な意味で、「人生を洒落て生きるコツ」を鮮やかに浮彫りにしている傑作。
  • 色事師
    -
    すばらしい肢体と美貌が男を惑わすホステスの亜紀。ドン・ファンとして名高い絵描きの伊達は、念願かなって彼女と一夜の情事をもつことになった。その夜の営みのとき、亜紀の見事な肉体に酔い痴れていた伊達が、彼女と一つになろうとした瞬間、亜紀は冷ややかに痛烈な言葉を放った……。色事師の異名をもつ男の奇妙な情事を濃厚なエロティシズムの中に描いて、現代人の欲望の生態と、微妙な男女心理のひだを大胆に抉った表題作「色事師」。他に「裏切られた情事」「情炎の果て」「色っぽい童女」など、北原武夫独特の、現代の愛とセックスを描く力作7編を収録。
  • 女・色見本帖
    -
    あの夜の奇妙な情事! 女の隠微な体臭や樹液の味わいまで知りながらも、なぜか営みを果たすことが許されずに終わった、残酷な愛撫……。ただ一度の情事が忘れ難く、女に会おうとしても会えず、その肢体を生々と苛立たしく思い起こしていた男の前に、ついに女が現われた。しかしそれは悪夢のような一幕だった……。第1話「悪夢を秘めた女」から第10話「暁子のついた嘘」まで、現代の「いろ鮮やかな」愛とセックスのかたち、大都会に生きる男女の、欲望にからむ心理のあやを、鮮烈なエロティシズムの中に描き、奔放な愛の世界を大胆に抉った力作。
  • 砂に濡れた女
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    「あんた、わたしが好きなんでしょ、だったら、抱いてもいいわよ」自分のヌード写真に陶酔しながら、亜矢子は気軽にそう言い放った……。写真家・織本信吉がヌードを撮った新進女優・原亜矢子は、美しい肢体の持主だった。少女のあどけなさと年増女の爛熟味を兼ね備えた身体! その妖しい肉に酔い痴れた信吉は、彼女と婚約するが、ヌード写真が評判になり映画の主役に抜擢された亜矢子は、信吉を裏切る。その後、映画に失敗した亜矢子が、失意の彼の前に現われ、信吉は再び欲情の虜となってしまう……。現代の愛と性、女の哀しい虚栄を鮮烈に描いた表題作ふくむ7編を収録。
  • 幻の美女
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    「ああ,あなた……」桂木夫人は、恍惚として甘い喘ぎを洩らし、白磁のような光沢を帯びた白い肌をうねらせて、なお、求めつづける……。プレイ・ボーイと自他ともに許す具象画家・九鬼竜彦が、パリから日本にもどって初めて出会った硬質陶器の肌の女、高雅な白肌が醸し出す夢幻の官能味……。九鬼は、ビロードにも似た柔かく熱い感触の中に吸われ、酔い痴れていく……。現代の性と愛を描いては第一人者の著者が放つ、快心の表題作『幻の美女』のほか、妖しくも甘美な同性の愛の世界を描く『レスビアン日誌』,その他『甦った女』など、好短篇全7作を収録!

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