学術・語学 - 岩波新書作品一覧

  • フィレンツェ 比類なき文化都市の歴史
    3.0
    ローマの植民市として出発した古代、有力家門が鎬を削った中世、「自由」が高らかに掲げられた共和制期、そしてメディチ王朝期──いつの時代も、人々は自らの名誉にかけ、この町を崇高なまでの美の都に仕立て上げた。ルネサンスにとどまらない「歴史の重層性」から、その魅力あふれる文化と芸術を活写する。写真=大村次郷 [口絵4頁]

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  • イギリス現代史
    3.0
    第二次世界大戦を起点とする福祉国家体制の形成、「英国病」とサッチャリズム、そして現在へ、戦後イギリスのあゆみを描く通史。政治・経済のみならず、国際関係や、階級・文化をめぐる社会変容にも着目し、多角的な現代史像を提示する。EU離脱に揺れるイギリスの〈いま〉を考えるためにも求められる、歴史的な思考軸。

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  • 独占禁止法 新版 国際標準の競争法へ
    3.0
    自由主義経済における事業活動の基本ルールを決める独禁法は大改正を経て様変わりした。大型企業合併の審査、談合摘発などを行う公正取引委員会の権限強化を可能にした違反制裁金の大幅アップ、司法取引的な減免制度などを最新の重要判例を紹介しながら解説する。市場のグローバル化に対応した国際標準の法制のトレンドがわかる。

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  • 首都直下地震
    3.0
    一極集中が加速する一千万都市・東京。もしもそこにM7の大地震が襲いかかったら……。東京付近の地下で発生し、市民の生命・身体・財産をはじめ、政治・経済・ビジネスに大きな損害を与えうる首都直下地震。巨大都市の弱点を一撃で突くこの地震は、どのような被害と災害をもたらすのか。地震学からの最新の知見を紹介する。

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  • 学校の戦後史
    3.0
    学校の戦後史は学校と社会の関係史だった。その課題は、民主主義社会の担い手づくりから、高度成長を支える人材育成へ、低成長期に入ると新自由主義とグローバル化への対応へシフトした。同時に進む制度と子どもの乖離は、学校を内部から揺すぶり続ける――学校を巡る様々な論点の背景を戦後70年のスパンから今問い直す。

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  • 日本語の考古学
    3.0
    『源氏物語』を書いたのは誰と聞かれたら、多くの人は迷わず「紫式部」と答えるだろう。しかし現代の我々の常識は、必ずしも過去にはそのまま当てはまらない。残された写本や文献をつぶさに観察してみると、そこにはどんな日本語の姿がよみがえるだろうか。微かな痕跡からさまざまに推理する、刺激的な一書。

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  • 四字熟語の中国史
    3.0
    「温故知新」「風林火山」「臥薪嘗胆」「蛍雪之功」──どこかで目にしたことのある四字熟語の背景には、どんな歴史や思想があったのだろうか。『論語』や『史記』、諸子百家の思想に登場する四つの漢字を〈窓〉として古代中国を遠望すると、紆余曲折を経て、遠い時代や場所へと言葉や考え方が伝わる筋道が見えてくる。

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  • 〈一人前〉と戦後社会 対等を求めて
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    〈一人前〉としてふるまう.すなわち,話し合いを通して他者と対等にわたりあい,自らの価値と地位を向上させた人びとが,戦後社会を築いてきた.向上にこだわる社会は,ありのままの人を認めないまま,生きづらい現在にいたる.働く場と暮らしの場の声を拾い上げながら,歴史の流れをつかみ,隘路を切りひらく方途を探る.

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  • アマゾン五〇〇年 植民と開発をめぐる相剋
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    新大陸「発見」以降,世界中の人や物が頻繁に往来する結節点となってきたアマゾン.そこは,「人跡未踏の静謐な秘境」ではなく,欧米各国や日本など,各時代の列強の欲望が交錯し,激しい覇権争いが繰り広げられる開発のフロンティアであり続けてきた.そのグローバルな移植民の歴史を俯瞰し,従来のイメージを大きく覆す.

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  • 源頼朝
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    王朝の侍大将から中央権門への道を歩んだ平清盛に対して,頼朝の指向した方途は何であったか.関東武士団の棟梁として後白河法皇の政略といかに渡り合ったか.鎌倉に武家政権を樹立する過程で,弟の範頼と義経を排したのはなぜか.時代と個人のからみ合いをダイナミックにとらえ,激動の時代を生きぬいた政治家頼朝の実像に迫る.

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  • 風土と歴史
    -
    人間の歴史にとって風土の果す役割は大きい.風土が人間によって容易に変えられぬ枠であるにせよ,それをどう利用するかは人間の側の主体的条件にかかわる.人間は風土とどのようにかかわりつつ今日に及んだのか.農業技術の変遷と生産関係の発展段階をたどりながら,世界史の背景に新たな光をあてようと試みるユニークな文明史論.

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  • 天才
    -
    世に天才といわれる人物は多い。ミケランジェロ、ゲーテ、ベートーベン……。人類の長い歴史の中で、社会の発展や文化の創造にさまざまの貢献をしてきた彼らの、とび離れた能力はどこから生まれるのだろうか。心理学・精神病理学を駆使してこの興味ある問題を分析し、画一性のみを要求する現代社会と教育に警告を発する。

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  • 日本文化の問題
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    哲学者は激化する時局のなか自らの哲学体系に沈潜し日本について、世界についての思索を深めた。西田哲学の中心概念の一つである「絶対矛盾的自己同一」を駆使し、日本精神や東西文化の問題、そして日本の世界との関わり方を語った一冊。

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  • ルイ・アルチュセール 行方不明者の哲学
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    現代思想を代表するマルクス主義理論家か、妻を殺めた狂気の人か。知られざるアルチュセール(一九一八―九〇)の哲学とは何か。

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  • 霊長類 消えゆく森の番人
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    アフリカ、アジア、中南米など世界各地で霊長類の姿を追い、研究と保護に取り組む研究者や激減する生息地を取材してきた著者。体長わずか6センチ、体重30グラムのピグミーネズミキツネザルから体長180センチ、体重は200キロ超にもなるヒガシローランドゴリラまで現在496種、亜種まで含めると695種を誇る霊長類の未来は?

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  • 日本語スケッチ帳
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    「お・も・て・な・し」は、新語・流行語大賞をとった話題の身ぶり言語だが、エジプトでは、あの動作が「静かに!」を、コロンビアでは「沢山ある」を表わすという。五輪・野球などスポーツ用語の誕生秘話、外国では通用しない外来語、「自分をほめてあげたい」の意外なルーツなど、日本語の面白い世界を楽しめる一冊。

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  • 不適切保育はなぜ起こるのか 子どもが育つ場はいま
    6/25入荷
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    暴力を加える,強く叱責する…….保育施設において子どもの心身に対する深刻な被害が相次ぐ.いま保育の現場はどうなっているのか.長年,保育問題に取り組んできた著者が豊富な事例をもとに問題の背景を丹念に検証.保育の「質」を置き去りにした政策を問い,子どもが主体的に育つ環境づくりへ向けて具体的に提言する.

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  • 古墳と埴輪
    6/25入荷
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    三世紀から六世紀の日本列島で造られた,おびただしい数の古墳.人びとはなぜ,憑かれたようにそれらを造ったのだろうか.考古学研究の第一人者が,中国,朝鮮半島の葬制からの影響も視野に入れつつ,古墳の宗教的,社会的役割を考察.ヤマト王権成立との関わりにとどまらず,古墳と埴輪の本質と古代人の他界観に迫る.

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