田中章夫の作品一覧
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ユーザーレビュー
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多種多様に渡る日本語にまつわるコラム集だが,一気に通読した.日本語が和語,字音語,外来語及び混種語で構成されている由.頷ける論述だ.熟字訓についても考察があったが,日本語を学ぶのは日本人だけでないことを考慮して,ある程度の制限を設けるべきだと常日頃感じている.
Posted by ブクログ
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アット驚くことがあった。それは何かというとあの@「アット・マーク」に関する読み方が国・地域によって違うことだ。著書によると、台湾では「小老鼠(子ネズミチャン)」と読んでいる。英語では「アト」と読み、イタリアでは「キョッチャラ(カタツムリ)」と読んでいる。@の読み方に多様性があることにオーと思った。
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うれしくない日本語が海外で使われている。それは「ヘンタイ」と「スケベ」だ。電車の中吊り広告には、アイドルの水着姿の写真が掲載されていたり、「夜のコミュニケーション」に関する表現が堂々と書かれていたり、コンビニや書店に行けばポルノ雑誌が氾濫している現状が大きく影響しているようだ。まさか「HENTAI」「SUKEBAY」自信も世界デビューするとは、思いもよらなかっただろう。ピンク星人のあふれる国だと思われていないか心配だ。
「明々後日」のことを下町言葉では、「シアサッテ」以外に「ヤノアサッテ」とも呼ぶことがあると書かれていてびっくりした。本来、「シアサッテ」は、京都や大阪の上方言葉であったが、江戸時代に江戸の人たちが上方から入ってきた「シアサッテ」を使うようになった。今も昔も関西言葉の影響の大きさを感じる。
すっかり丁寧語になっている「~です」だが、元をたどるとそうでもなかった。明治の国語学者,大槻文彦は、明治維新以前まで「です」は卑しい言葉だったと講演で述べていると著者は引用している。そういえば、「日本人の知らない日本語」でも遊郭で使い始めたと書いていたなあ。全く、鼻の下を伸ばしたチョイエロピンクレンジャーどもには困ったものだ。
言葉を巡る本はこれからも出続ける。何しろコンテンツはいくらでもあるのだから。あの「日本人の知らない日本語」も第3巻が今月出るくらいだからなあ。これからどんな面白い表現が飛び出すか楽しみだ。
Posted by ブクログ
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ほんとにたくさんの言葉のうんちく話が聞けて、よかったです。
@も国によって色々な呼び名があることも知りました。
遊星は惑星のことだったんですね。
シアサッテのことを関東ではヤノアサッテと言うらしい。
・・・などなど。
Posted by ブクログ
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