小説・文芸 - 毎日新聞出版作品一覧

  • ラジオ福島の300日
    4.0
    すべての、被災した県民と、共にあるために――東日本大震災発災から350時間14分の、自ら収入を断つことに他ならないCMカット連続生放送。 社の存続さえ危ぶまれるなか、ラジオ福島はインターネットとの連動型災害放送で県内外、海外へも声を届け、多大な支持を集めた。 放射能への不安を胸底にかかえながら、誰に何をどう伝えるべきかに苦悩し奔走して、ラジオの新たな地平を示した、 社員55人、中継車2台の小さな放送局の、2011年3日11日から1年間の闘い。
  • 理系思考 分からないから面白い
    3.8
    話題を呼んだ毎日新聞「理系白書」のエース記者による初エッセー集。 ノーベル賞の楽しみ方やロケットのお値段、学力問題から食の安全まで。 科学の現場から見たニッポンの現在・未来。 素粒子? ニュートリノ? カミオカンデ? 科学の現場から見たニッポンの現在・未来。エース記者がおくる人気の新聞コラム。コラムは原則として新聞掲載時のまま、書ききれなかった内容を新たにエッセイとして書き下ろした。
  • もしもし下北沢
    4.0
    1巻550円 (税込)
    知らない女と心中してしまったお父さん。なぜ? 残されたお母さんと私は、新しい人生を始めようと思った――下北沢で。 人と街が織りなす愛おしい物語。ばななワールドからの贈り物。「この街に来てから、私はどんどん素直になっていく」 イラストレーター大野舞による連載時の美しい挿絵を収録(電子版のみ)
  • 検察崩壊 ─失われた正義─
    4.0
    緊急対談! 「小沢事件」の中、東京地検特捜部で起きた虚偽公文書作成事件。 小川敏夫前法務大臣、石川知裕衆院議員、大坪弘道元特捜部長、八木啓代氏ら 注目の論者と共に、検察の嘘をすべて暴く。 6月27日の記者会見時、報道関係者・一部国会議員のみに配布され、最高検察庁 がいまだ一般市民への公開を拒否している、本事件の内部調査についての「最高 検報告書」、本事件の発端となった「田代報告書」も全文掲載!
  • リアル30’s “生きづらさ”を理解するために
    3.7
    バブル経済崩壊以降の「失われた20年」に青春時代を過ごし、就職時に氷河期だった30代たちが今何を考え、何を求めているか。そして彼らが生きる世界は今どうなっているのか――本書は、記者たちのそんな疑問と関心から生まれた新聞連載の単行本化である。 30’sが置かれた状況と2012年の日本社会の実相を多くの人と共有するために、この連載と本書は生まれた。連載にあわせて解説したツイッターアカウントにも反響が次々と寄せられ、その視点を記事や取材に反映させた。本書にも収めたツイートの数々は、30’sの叫びであり、それだけで一つのノンフィクションとなっている。 「今、この社会で30歳として働いてみたいですか。昔と同じ生き方で幸せになれるでしょうか」。本書は、記者たちがあらゆる世代にそう問いかけ、考えようと試みた取材の記録である。
  • この世のメドレー
    3.9
    1巻1,540円 (税込)
    「先生は人間からすればゴミクズですがミミズやミジンコからすれば神様のような存在です」 世界を睥睨し超然と生きよう。余を名乗り、生死を乗り越え、超然の高みに到達したはずだった。 しかし超然境に浸る余を、ひとりの小癪な若者が、破滅への旅へ誘い出す。 言葉の濁流に飲み込まれろ! ノンストップ膝栗毛 圧巻の長編小説! 「どつぼ超然」待望の続編
  • どつぼ超然
    3.9
    明るすぎるし、見晴らしがよすぎる。どうも死ににくい。 飄然から超然へ。爆発する自意識。世界を睥睨する町田文学の新境地。 「もはや死神にも見放されたか」 波をわけて進む舟の前方には田宮の町が見えていた。日はいままさに山の向こうに沈まんとして、 山の斜面に建ち並びその残照に輝く白い建物が墓標のようであった。 誰の? ほほほ。善哉。善哉。(本文より)
  • 田中慎弥の掌劇場
    3.7
    1巻1,320円 (税込)
    第146回芥川賞受賞後初の小説集にして著者初の掌篇集。1600字の読み切りで展開される37篇は、〈生老病死〉〈結婚・離婚〉〈殺人・自死〉など日常に潜む狂気をも描く、怖ろしく、あり得なく、しかも美しい田中ワールド。あとがきには著者自身の告白もあり、フィクションの醍醐味に満ちた一冊!
  • 検事失格
    3.9
    「私はこうして冤罪をつくりました」元“暴言検事”が実名告白。検察庁の内部・教育体制を暴く、“冤罪加害者”による衝撃ノンフィクション! この国で、不当逮捕・違法捜査が生まれる理由とは。
  • 横道世之介
    4.0
    1巻770円 (税込)
    なんにもなかった。だけどなんだか楽しかった。懐かしい時間。愛しい人々。 吉田修一が描く、風薫る80年代青春群像! 第23回「柴田錬三郎賞」受賞 2010年「本屋大賞」第3位 「横道世之介」映画化決定! 2013年公開予定 主演:高良健吾(横道世之介)、吉高由里子(与謝野祥子)

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