検索結果
-
3.5ダニーはロンドン郊外の大きな屋敷で庭師として働いている。屋敷の主は家のまわりに高い石塀を巡らし、つねにボディガードに囲まれて暮らしており、いまだ姿を見たことはない。きっと人間不信の哀れなおじいさんに違いないわ。ある夜、庭の芝を刈っていたダニーは背後からの声に驚いた。振り向くと、若くハンサムな男性が睨みつけている。彼こそがこの屋敷の主、ピアス・サザランドだった。謎めいたピアスの魅力に惹かれ、ダニーは身も心も捧げるが、彼の言葉は、あまりにも冷たいものだった。「僕が君を愛することは決してない。期待するな」■1987年に刊行された、人気作家キャロル・モーティマーの意欲作です。謎めいた過去を持つ人間不信の大富豪を愛してしまった、貧しく無垢なヒロイン。彼の心は固く閉ざされたままで……。
-
-シンデレラが恋した大富豪。近づくほど、彼の心は遠くなり……。 ロンドン郊外にある大きな屋敷で庭の手入れをしているダニー。主は家に高い塀を巡らせ、護衛と番犬に囲まれて暮らしており、敷地内のコテージに住みこむダニーもいまだ姿を見たことがない。ある夜、ダニーが芝刈り中に背後から突然、長身の男性が現れた。荒削りで野性的な美しい顔――なんと、彼こそが屋敷の主ピアスだった!傲慢そうで冷たいブルー・グレイの瞳をした彼は、39歳にして大企業を率いる大富豪だが、どこか陰があり謎めいている。そんな彼に魅了され、気づけばダニーは純潔を捧げていた。ところが、ピアスが彼女に向けた言葉は、あまりにも冷酷なものだった。「こんなふうに君と何度会っても、君とは結婚しないよ」 ■キャロル・モーティマーが1985年に書いた珠玉のシンデレラ・ストーリーをお届けします。「僕を愛してはいけないよ」そう忠告するヒーローに向かって、「もう愛してしまったわ」と堂々宣言する若きヒロインがとても清々しく、格好よくさえ感じられます!
-
5.0伯爵未亡人マライアは、5年前に夫が亡くなってからというもの、妖艶な美貌を武器にあまたの愛人を作っているともっぱらの噂だった。そんな醜聞を信じた男がひとり彼女のもとを訪れた。ウォルフィンガム公爵ダリアンは、弟をたぶらかすのはやめろと一方的に彼女を咎めた。事実無根だわ! 本当の私は男性に愛されたことさえないのに……。だが、そうとは知らない彼からの傲慢な責め口調に耐えきれなくなり、思わず押しのけると、ダリアンはその場で気絶してしまい…!?
-
3.0つらかった白い結婚が終わりを告げ、今また降りかかる、いわれなき責め。 社交界の貴婦人は誰もが、伯爵未亡人マライアを見て眉をひそめる。彼女は5年前に親ほども年上だった夫が亡くなってからというもの、妖艶な美貌を武器にあまたの愛人を作っているともっぱらの噂だった。そんな醜聞を信じた男が一人、マライアのもとを訪れた。ウォルフィンガム公爵ダリアンは端整な顔に蔑みの色を浮かべ、弟をたぶらかすのはやめろと一方的に彼女を咎めた。事実無根だわ! 本当の私は男性に愛されたことさえないのに……。だが、そうとは知らないダリアンの傲慢な責め口調に耐えきれなくなり、マライアは思わず彼の肩に手をやり、押しのけてしまう。すると、どうしたことかダリアンは息をのみ、その場で気を失った――。 ■蜜に群がる蜂のような花嫁候補たちをかわし、気の合う公爵仲間との絆を重んじる男たちを描く〈孤高の公爵シリーズ〉。第3弾となる本作は、互いに秘密を抱えたヒーローとヒロインの物語です。円熟の境に入ったC・モーティマーの、息もつかせぬ展開をご堪能あれ。
-
-伯爵未亡人マライアは、5年前に夫が亡くなってからというもの、妖艶な美貌を武器にあまたの愛人を作っているともっぱらの噂だった。そんな醜聞を信じた男がひとり彼女のもとを訪れた。ウォルフィンガム公爵ダリアンは、弟をたぶらかすのはやめろと一方的に彼女を咎めた。事実無根だわ! 本当の私は男性に愛されたことさえないのに……。だが、そうとは知らない彼からの傲慢な責め口調に耐えきれなくなり、思わず押しのけると、ダリアンはその場で気絶してしまい…!?
-
-《珠玉の名作本棚》毎月2作、増点!美貌の傲慢ボスに導かれ、大人の階段をのぼる――シンデレラ秘書の恋愛白書。 ローラは花の社長秘書。とはいえ、入社したての第3秘書だ。19歳の彼女は、社長室にコーヒーを運ぶだけでも一苦労。そんなローラが、ある日、恋をした。倍ほども年上の、ハンサムでセクシーな次期社長ギデオンに。ただ、噂では、オフィスの誰もが彼にのぼせるが、女優と交際する彼は社内の女性など眼中にないという。現に彼がローラに向ける視線は批判的で、口元も冷たかった。恋心を封印しようとした彼女に、驚きの社長命令が下る!「ギデオンの秘書が病欠だ。月曜から君が代わりをしたまえ」 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
2.0ローラは花の社長秘書……とはいっても、入社後まだ三週間。社長室にコーヒーを運ぶだけでも不安におびえてしまう。ワンマン社長にどう対処していいのか、さっぱりわからないのだ。とまどいながらも奮闘を続けるローラは、ある日恋をした。精悍なマスクとセクシーな声の持ち主――ギデオン・メイトランド。しかし、彼の亡くなった妻が社長の娘だったと知り、心は複雑だ。
-
-雨の中、目的地であるペヴァリル邸への道を見失ってしまった。憂鬱な気分で立ち往生していたミネルヴァは思わず息をのんだ。いつの間にか馬にまたがった男が目の前にいたのだ。ペヴァリル邸の主人に会いたいという彼女に男は答えた。「僕がニック・ペヴァリルだ。遠い所をようこそ」この人が義姉の夫!? 趣味のいいアンティークに囲まれた邸で、義姉がどんな暮らしをしていたのかを垣間見たミネルヴァ。きっと彼は義姉が自殺した真相を知っているに違いないわ…!
-
4.0世間知らずの小鳥は、堕天使の翼に守られる――人気作家C・モーティマーが贈る、可憐なリージェンシー! 公爵未亡人のジュヌヴィエーヴは、社交界にデビューしたばかりの少女のように胸をときめかせて舞踏会を楽しんでいた。18歳のとき、老公爵に売られるように結婚して以来、おぞましい生活を強いられてきたが、その夫が亡くなりようやく自由になれたのだ。紳士から慣れない賞讃を浴び、彼女が舞い上がっていると、ふいに冷ややかな声に制された。数多くの浮き名を流し、社交界の堕天使と呼ばれるベネディクト卿。彼はその紳士がジュヌヴィエーヴの目を盗んで薬を盛ろうとしていたことを暴露すると、辛辣に彼女の不注意を非難した。■ハーレクイン・ロマンスでおなじみの人気作家キャロル・モーティマー、待望のヒストリカル長編が登場! ヒロインは、18歳で家族のために老公爵との結婚を強いられたジュヌヴィエーヴ。つらい結婚生活ののちに未亡人となった彼女は、ロンドンで暮らし始め、まるでデビューしたての娘のように華やかな社交界に胸をときめかせます。そこで社交界の“堕天使”の異名を持つベネディクトに目をつけられて…。ジュヌヴィエーヴを“経験豊富な未亡人”と思い込んで近づいたベネディクトが、ジュヌヴィエーヴの純真さや警戒心のなさにうろたえる姿が見物。笑いあり、涙あり、刺激的なラブシーンあり、の著者渾身の一作です。関連作『悪魔公爵と一輪のすみれ』と合わせて、華麗なリージェンシーの世界にどうぞ。
-
4.7海洋番組のレポーターであるアイアンシーは、湖畔のバンガローで静養していた。だが、知らずに踏み込んだ私有地で捕まり、土地の持ち主の住む豪奢な屋敷に連れていかれる。そこで待っていたのは、貴族的な雰囲気を持つ謎めいた男性アレックス。驚くほどハンサムな彼は、傷を負ったアイアンシーの心を揺さぶるけれど…。
-
-海洋番組のレポーターであるアイアンシーは、湖畔のバンガローで静養していた。だが、知らずに踏み込んだ私有地で捕まり、土地の持ち主の住む豪奢な屋敷に連れていかれる。そこで待っていたのは、貴族的な雰囲気を持つ謎めいた男性アレックス。驚くほどハンサムな彼は、傷を負ったアイアンシーの心を揺さぶるけれど…。
-
3.0まさか彼がプリンスだなんて!――キャシーが客室係として働くホテルが、プリンス・ザビエロの宿泊先に選ばれた。そこで、ホテルも改装することになり、すばらしくハンサムな塗装業者が下調べにやって来た。キャシーはひと目で惹かれ、彼のただならぬ魅力に逆らえず、誘われるがままキスをしてしまう。だが、その塗装業者こそがプリンス・ザビエロだったのだ!愕然とするキャシーだが、ザビエロはさらに彼女をお世話係に指名する。いったい彼は何を考えているの!?
-
1.0まさか彼がプリンスだなんて!――キャシーが客室係として働くホテルが、プリンス・ザビエロの宿泊先に選ばれた。そこで、ホテルも改装することになり、すばらしくハンサムな塗装業者が下調べにやって来た。キャシーはひと目で惹かれ、彼のただならぬ魅力に逆らえず、誘われるがままキスをしてしまう。だが、その塗装業者こそがプリンス・ザビエロだったのだ! 愕然とするキャシーだが、ザビエロはさらに彼女をお世話係に指名する。いったい彼は何を考えているの!?
-
1.7ほんのひとときでいい、ひとりの女性としての自由と幸せが欲しい。グリュンベルク公国の王女ナタリアは超箱入り娘。ひょんなことから、おしのびでひとり旅をすることに!!無事アメリカに到着したナタリアは、誰にも王女だと気づかれることなく旅を楽しんでいた。ところが、目を離したスキに大切な荷物を盗まれてしまった。途方に暮れるナタリアの前に現れたのは、ティム--アメリカに向かう途中、揺れる飛行機に怯える彼女の手を握って励ましてくれた、やさしくて魅力的な男性で…。
-
-ほんのひとときでいい、ひとりの女性としての自由と幸せが欲しい。グリュンベルク公国の王女ナタリアは超箱入り娘。ひょんなことから、おしのびでひとり旅をすることに!! 無事アメリカに到着したナタリアは、誰にも王女だと気づかれることなく旅を楽しんでいた。ところが、目を離したスキに大切な荷物を盗まれてしまった。途方に暮れるナタリアの前に現れたのは、ティム――アメリカに向かう途中、揺れる飛行機に怯える彼女の手を握って励ましてくれた、やさしくて魅力的な男性で…。
-
5.0【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】恋なんてしたことがないミリーの趣味は乗馬だった。今日も愛馬に乗って、高い生垣を飛び越えてちょっと上機嫌だった。愛馬をねぎらっていると、うしろから突然男の声がした。また、叱られるかと思って振り向くと、そこには屋敷に滞在しているマルディビノ公国の皇太子ジャンフェロが立っていた。堅苦しい席が苦手なミリーは会うのを避けていたのに、こんな形で出会うなんて! しかも、彼はなぜか彼女を見つめていた。この方は、もうすぐ姉に結婚を申し込む人なのに!!
-
3.0新発売の香水キャンペーンのビデオ撮影に臨んだモデルのヤコーバは、ダイヤモンドのティアラをつけ、深紅のドレスを身にまとっていた。ふいに、イリュリア公国のプリンス・マルコの姿が視界に飛び込んだ。複合企業を率いる彼は、多額の金をこの香水CMにつぎこんでいる。だから撮影現場に立ち会うことにしたのだろうか?彼はワルツのシーンに不満を露わにし、ヤコーバの相手役を申し出た。ふたりの息はぴったりで、夢のように美しいシーンが実現する。ヤコーバは撮影中なのも忘れ、官能的な喜びが全身に蜜のように広がるのを感じた。ああ、でも彼に惹かれてはだめ。わたしの素性が彼に知れたら、恐ろしい復讐劇が起こるから!
-
3.0【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】モデルのヤコーバは、香水のCM撮影のために深紅のドレスを身にまとい出番を待っていた。だが、相手役が撮影できなくなってしまう。その時、ヤコーバの相手役を申し出た美しい男が現れた。彼の名はイリュリア公国のプリンス・マルコ。複合企業を率いる彼は、このCMの香水のオーナーでもあった。そしてふたりは息がぴったりと合い撮影は終了した。だが、彼女は自分の素性が知られるのを恐れていた。もし知られてしまったら恐しい復讐が始まってしまう!!
-
-モデルのヤコーバは、香水のCM撮影のために深紅のドレスを身にまとい出番を待っていた。だが、相手役が撮影できなくなってしまう。その時、ヤコーバの相手役を申し出た美しい男が現れた。彼の名はイリュリア公国のプリンス・マルコ。複合企業を率いる彼は、このCMの香水のオーナーでもあった。そしてふたりは息がぴったりと合い撮影は終了した。だが、彼女は自分の素性が知られるのを恐れていた。もし知られてしまったら恐しい復讐が始まってしまう!!
-
-視察のため、南太平洋に浮かぶ独立したばかりの島国を訪れたローレンは、謎の男性ギイと出会う。着古した服に威厳のある瞳…一体何者なの? 彼は観光もせずに帰ろうとするローレンを、楽園のような島につれ出した。幻想的な景色のなかギイに魅了されるローレン。ところが次の瞬間、暴動が起こり…荷物を捨て空港に飛びこむが、パスポートなしでの出国は無理だと告げられてしまう。するとギイは「僕たちを結婚させてくれ。僕が彼女の保証人になる」と言い出して!?
-
-南太平洋に浮かぶ独立したばかりの島国サントローザに、ローレンは工場の視察に訪れた。ところがそこに行くのは危険だと、ギイという謎の男性に止められる。無精髭を生やし、着古した服に身を包んでいても、彼には人を従わせずにはおかない威厳が備わっている。ローレンは視察をあきらめるが、折も折、暴動が起こり、着の身着のまま空港に駆けつけざるをえなくなった。空港管理官は、パスポートなしでの出国は無理だと言い張るのみ。刻々と危険が迫るそのさなか、ギイの驚くべき言葉が響いた。「ぼくたちを結婚させてくれ。ぼくが彼女の保証人になる」
-
-視察のため、南太平洋に浮かぶ独立したばかりの島国を訪れたローレンは、謎の男性ギイと出会う。着古した服に威厳のある瞳…一体何者なの? 彼は観光もせずに帰ろうとするローレンを、楽園のような島につれ出した。幻想的な景色のなかギイに魅了されるローレン。ところが次の瞬間、暴動が起こり…荷物を捨て空港に飛びこむが、パスポートなしでの出国は無理だと告げられてしまう。するとギイは「僕たちを結婚させてくれ。僕が彼女の保証人になる」と言い出して!?
-
-朝の6時半にヘリコプターで降り立つなんて! キャリーの怒りは頂点に達した。大富豪のノエルが隣の大邸宅に引っ越してきてからというもの、郊外の静かな生活は台なしだ。だが、どなりこもうとした矢先、ノエルが姿を現して、途方もないことを頼んできた。
-
3.0造園家のジャズは小さな村で、男性を避けるように生きてきた。十七のとき、母親は夫と娘を捨てて、よその男と駆け落ちした。そんな母親に似ているなどと思われたくなかったのだ。ある日、その静かな村に有名人が引っ越してきた。テレビで見るよりずっと魅力的なボーは、庭の手入れをジャズに頼み、そのうえ彼女をデートに誘う。断るべきだとわかっていながら、ジャズの心は揺れた。彼が私みたいな女を本気で相手にするはずはないわ。それに、やっぱり血は争えないと陰口をたたかれてもいいの?だけどほんのつかのま、女らしい夢を見てみたい……。★不動の人気を誇るキャロル・モーティマーならではの切ない物語をお届けします。あまりに違う二人の出会いは、いったいどこへ向かうのでしょうか。胸を打つロマンスをご堪能ください。★
-
-あなたが誰かを知っていたら、 この子を宿すこともなかった……。 ダニエラは親友主催のベネチア式の仮面舞踏会にやってきた。 互いに名前も素性も明かさずに楽しめる幻想的な夜。 「シャンパンでもどう?」海賊姿の男性に声をかけられ、 ダニエラは相手の情熱的な瞳を見た瞬間、恋におちた。 だがその夜、彼と結ばれたダニエラは相手の素顔を見て、 雷のような衝撃を受ける。まさか、ニコロだったなんて! 親友の兄で大富豪の彼だけは絶対に避けないといけなかったのに。 尊大な自信家のニコロは初対面のときから私に冷たかった。 ダニエラは逃げ出したが、数カ月後、体調に異変が……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.5黄金に輝くドレスを身にまとい参加した仮面舞踏会で、ダニーは海賊に扮した、危険な香りのする男と出逢う。暴力的な夫と離婚して以来、男性不信におちいっていたダニーだが、幻想的な夢に酔い、情熱の一夜を過ごしてしまう。翌朝、仮面をはずした彼の正体は、いつもぶつかりあっている最大の天敵ニコロ。名家の長で、銀行家の彼は尊大で自信に満ち、初めて会ったときから、ダニーに冷淡だった。そんな彼と知らないとはいえ、結ばれてしまうなんて--!
-
-ダニーは金色の仮面とドレスをまとい、親友が開いたベネチア式の仮面舞踏会にやってきた。互いに正体を明かさずに楽しめる幻想的な夜だが、親友の兄ニコロの相手だけは絶対に避けなくては。ベネチアの名家の長で銀行家のニコロは尊大で自信に満ち、初めて会ったときから、ダニーに冷淡だった。だから彼が私に声をかけるなんてありえないはずだけど。「シャンパンでもどうかな?」ダニーが振り向くと、海賊姿の男性が立っていた。その情熱的なまなざしに、ダニーはつい警戒するのも忘れ……。◆ハーレクイン・ロマンスの人気作家キャロル・モーティマーが仮面舞踏会の夜の、甘くてせつない愛のひとときを描きます。愛に臆病なヒロインの心に隠された深い傷とは……?
-
-黄金に輝くドレスを身にまとい参加した仮面舞踏会で、ダニーは海賊に扮した、危険な香りのする男と出逢う。暴力的な夫と離婚して以来、男性不信におちいっていたダニーだが、幻想的な夢に酔い、情熱の一夜を過ごしてしまう。翌朝、仮面をはずした彼の正体は、いつもぶつかりあっている最大の天敵ニコロ。名家の長で、銀行家の彼は尊大で自信に満ち、初めて会ったときから、ダニーに冷淡だった。そんな彼と知らないとはいえ、結ばれてしまうなんて――!
-
-あなたに求めるのは、慰めじゃない。大人の女性として、わたしを見て。 元モデルの母親が自殺し、チェルシーはマスコミに追われる。父親は娘を守るため、彼女をロンドンに送り出した。一家の古い友人である、弁護士のルーカスに託したのだ。「チェルシー! 本当にきみなのか?」19歳になった彼女に驚く彼の顔が、恥ずかしくて見られない。ルーカスは、幼いころからチェルシーにとって憧れの人だった。彼のペントハウスに身を寄せ、寝食をともにするようになるが、ルーカスはいつまでも彼女を子ども扱いしかしてくれない。わたしでは、あなたの恋人になれないの……? ■キャロル・モーティマーの“年の差ロマンス”をお贈りします。チェルシーの父親が彼女をルーカスに託したのは、彼が信頼する友人という以上の理由があって……。複数の恋模様が複雑に絡み合い、19歳のヒロインは大人の事情に翻弄されます。
-
-元モデルの母親が自殺し、チェルシーはマスコミから追われることに。父親は彼女を守るため、チェルシーをロンドンに送り出した。古い友人である弁護士のルーカスに、大事な娘を託したのだ。ルーカスは、幼い頃からチェルシーにとって憧れの人だった。彼のペントハウスに身を寄せ、寝食をともにするようになるが、ルーカスは自分を子ども扱いしかしてくれない。ルーカスは、私なんて眼中にないのね。さらに彼には同僚の恋人がいることを知るが、チェルシーの思いは募り…。
-
3.019世紀初頭、英国貴族のグレイは亡き兄から相続した領地を一度も訪れず管理人にすべてを任せて放置していた。だが使用人が去り、屋敷が荒れ果てていると噂を聞き、急ぎ馬車を走らせる。そして暗い屋敷に足を踏み入れると――「止まりなさい! 銃口はまっすぐあなたの心臓を狙っているのよ!」若い女性がひとり。メイドだろう、どうやら私を盗賊と間違えているようだ。銃をかわし、抱きすくめ、月明かりに照らされた彼女を見ると…息をのむほど美しい娘がそこにいた。
-
-ロンドンの社交界で最も注目を集めている画家ですって?大学生のソフィーは、継母が自宅に招いた男性を訝しげに見た。ソフィーよりもかなり年上のルーク・ビットリオは、美しくも傲慢そうな笑みを浮かべて彼女を見返した。ソフィーの父の頼みで、ルークが彼女の肖像画を描くことになったと聞かされ、ソフィーは身震いした。なぜ、こんなに胸騒ぎがするのかしら?案の上、アトリエでふたりきりになったとたん、彼女はルークに唇を奪われ、陶然としてしまう。だが数日後、継母が彼と密会しているのを偶然目撃して……。■人気作家キャロル・モーティマーが描く、1987年刊行のクラシックな魅力に溢れたロマンスをお楽しみください。謎めいた年上の画家に魅了された19歳ヒロインの揺れ動く心情に注目です。
-
3.0非道な独裁者として恐れられた男を父に持つレクシーは、人生を見つめ直したくて、インド洋に浮かぶ島国モラーツを訪れた。ここ二カ月ほどつきあってきたガスターノ伯爵とは別れるつもりだが、モラーツの空港に降り立つと、当の伯爵が待っていた。連れていかれたパーティで彼の態度に辟易し、レクシーは、ふと目が合った男性に話しかけた。力強い魅力にあふれた彼こそ、モラーツの君主ラフィークだった。レクシーは知る由もなかったが、彼は過去のある事件のためにガスターノ伯爵に復讐を誓う身で、レクシーに利用価値がありそうか、思案していたところだった……。■スリリングな展開でご好評いただいた三部作〈古城の恋人たち〉~、「プリンセスの香り」(R~2256)のヒロイン、ヤコーバの妹の物語をお届けします。架空の王国モラーツの君主との恋をご堪能ください。
-
4.5【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】インド洋に浮かぶ美しい島国モラーツ。君主のラフィークは豪華なホテルのオープニングパーティーで宿敵ガスターノ伯爵の姿を眺めていた。今宵伯爵がエスコートするのは、凍てつくような美貌に高貴な雰囲気を漂わせた金髪の女性。彼女には利用価値がある。もし彼女を彼から奪いこの手に収められたら――不愉快なあの男に限界を痛感させ、そのあと罠でからめとるのだ。彼は美しい顔に酷薄な笑みを浮かべ、何も知らない獲物にゆっくりと近づいた…。
-
-インド洋に浮かぶ美しい島国モラーツ。君主のラフィークは豪華なホテルのオープニングパーティーで宿敵ガスターノ伯爵の姿を眺めていた。今宵伯爵がエスコートするのは、凍てつくような美貌に高貴な雰囲気を漂わせた金髪の女性。彼女には利用価値がある。もし彼女を彼から奪いこの手に収められたら――不愉快なあの男に限界を痛感させ、そのあと罠でからめとるのだ。彼は美しい顔に酷薄な笑みを浮かべ、何も知らない獲物にゆっくりと近づいた…。
-
3.0その恋はジョアンナがしかけた恋だった。五年前の十七歳の夏……。夏休みに出かけたカナダのスキー場で出会った男性、ジョシュア。美しいシュプールを描きながら難しいスロープを滑りおりてくる彼をひと目見た瞬間、もう恋に落ちていた。初恋は時として、わがままでむこうみず。だから無理やり、その恋を成就させようとしたのかもしれない。ジョアンナは若い情熱をジョシュアに押しつけたのだから。結果、ジョアンナは身ごもり、二人は結婚した。こうして、愛が育つ前に結婚した二人は今、愛の試練に苦しめられている……。
-
4.0お願い、誰か私を見つけて--。船の上で高熱に冒されたエラは切実に祈った。船旅に出たエラは、サファイア色の海で航路に迷ってしまったのだ。なす術もなく恐怖を感じていると、そこへ精悍な男性が現れ、倒れているエラを力強い腕で助け起こしてくれた。「あなたはいったい誰?」エラの質問に、彼はニコとだけ名乗った。謎めいてはいるけれど魅力的なニコに、エラはどうしようもなく惹かれる。彼が地中海に浮かぶ島国マルディビノ公国のプリンスだとは知らずに--。
-
3.0ブリーは有名写真家ジャクソンのもと、住みこみの秘書として働いている。“仕事関係の人間とは恋人にならない”…そうハッキリと宣言する彼とは、あくまでも雇い主と秘書というクールな関係。だから、どんなに居心地がよくてもジャクソンのそばに居続けるためには、惹かれていることに気づかれてはダメ――ブリーはそうやって気持ちをひた隠しにしてきた。だがある日、ジャクソンの仕事関係の男性にディナーに誘われ帰ってきた夜、彼はいきなり熱いキスを浴びせて…!?
-
-ブリーは有名写真家ジャクソンの秘書をつとめている。彼のオフィス兼住居の地下室に住んでいるものの、ボスとはあくまでも雇い主と秘書のクールな関係だ。ところが、ある夜、ブリーが外出先から帰宅すると、ジャクソンがいきなり熱いキスを浴びせてきて……。
-
-ブリーは有名写真家ジャクソンのもと、住みこみの秘書として働いている。“仕事関係の人間とは恋人にならない”…そうハッキリと宣言する彼とは、あくまでも雇い主と秘書というクールな関係。だから、どんなに居心地がよくてもジャクソンのそばに居続けるためには、惹かれていることに気づかれてはダメ――ブリーはそうやって気持ちをひた隠しにしてきた。だがある日、ジャクソンの仕事関係の男性にディナーに誘われ帰ってきた夜、彼はいきなり熱いキスを浴びせて…!?
-
3.5誤ってプールから落ちたベッキーを、ハンサムな男性ジャリッドが助けてくれた。だが、初対面のはずの彼から「会えて嬉しいよ」と甘く囁かれ、ベッキーは驚いた。彼は私を双子の姉のパムだと思っているんだわ! 家に帰ってパムに一部始終を伝えると、とんでもないことを頼まれる。「長期出張で留守にする間、代わりに彼を誘惑して!」心やさしいベッキーは身代わりを承諾するが、ジャリッドの魅力に心惹かれてしまう。自分はセクシーな姉の代役にすぎないのに。
-
-誤ってプールから落ちたベッキーを、ハンサムな男性ジャリッドが助けてくれた。だが、初対面のはずの彼から「会えて嬉しいよ」と甘く囁かれ、ベッキーは驚いた。彼は私を双子の姉のパムだと思っているんだわ! 家に帰ってパムに一部始終を伝えると、とんでもないことを頼まれる。「長期出張で留守にする間、代わりに彼を誘惑して!」心やさしいベッキーは身代わりを承諾するが、ジャリッドの魅力に心惹かれてしまう。自分はセクシーな姉の代役にすぎないのに。
-
-出会った瞬間、運命の人だとわかった。なのに、なぜ愛の存在を否定するの? ジャスティン・ド・ウルフとの出会いは衝撃的だった。パーティ会場で異彩を放つ、黒い眼帯をした長身の男性が銀色の瞳をきらめかせ、不敵な笑みを投げかけてくる。彼は決して愛など信じない危険な一匹狼だと言われているが、キャロラインは駆け落ち同然に彼と結婚した――いつか彼の心を溶かす日が来ると信じて。そして今日、キャロラインは最高のニュースを夫に伝えた。赤ちゃんができたの……。だがジャスティンの返事は、思いもよらないものだった。「その子は、僕の子ではないよ」 ■天才作家キャロル・モーティマーが描く、野性味溢れる“ダークヒーロー”。妻の前に現れた一人の男性の登場が、彼の氷のような心に変化をもたらし――? *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.0ジャスティン・ド・ウルフとの出会いは衝撃的だった。黒いベルベットの眼帯をつけ、不敵な笑みを投げかけてくる。彼は決して愛など信じない危険な一匹狼だと言われているが、キャロラインは駆け落ち同然に彼と結婚した――いつか彼の心を溶かす日が来ると信じて。そして今日、キャロラインは最高のニュースを夫に伝えた。赤ちゃんができたの……。だがジャスティンの返事は、思いもよらないものだった。「その子は、僕の子ではないよ」
-
-■ここでまた自殺者が出れば、ダイヤモンド家の連中は喜ばないだろう。■家庭のぬくもりを求め、ダイヤモンド家で子守として働くアニーは、婚約者のいるアンソニーに惹かれて悩んでいる。アンソニーとの待ち合わせ場所の桟橋に現れた見知らぬ男性は、彼の兄のルーファスだった。調査報道記者として飛び回る彼はアニーの雇い主でもある。だからって当てこすりや傲慢な態度は許せない。私を自殺志願者と間違えた上に、弟をろくでなし呼ばわり。きちんと子供の面倒も見ているのに、仕事をしろと言うなんて。でも、また自殺者がってどういう意味?前に誰かが死んだっていうの?いったい誰が?ここは平和な田舎じゃなかったの?
-
-アニーは子守として8歳の少女ジェシカの世話をしている。仕事に不満はないけれど、ひとつだけ問題があった。ジェシカの叔父アンソニーに恋をしてしまった――彼には婚約者がいるのに。彼に振り回されるアニーに、ジェシカの父ルーファスが忠告する。「弟アンソニーには近づくな。君はあんな男にだまされるほど愚かじゃないだろう?」あなたに説教されるほど私は子供じゃないわ! 素直になれないアニーだが、なぜかルーファスの厳しい言葉には温かさが感じられて…。
-
-アニーは子守として8歳の少女ジェシカの世話をしている。仕事に不満はないけれど、ひとつだけ問題があった。ジェシカの叔父アンソニーに恋をしてしまった――彼には婚約者がいるのに。彼に振り回されるアニーに、ジェシカの父ルーファスが忠告する。「弟アンソニーには近づくな。君はあんな男にだまされるほど愚かじゃないだろう?」あなたに説教されるほど私は子供じゃないわ! 素直になれないアニーだが、なぜかルーファスの厳しい言葉には温かさが感じられて…。
-
-シュザンヌが十六歳の頃、父は亡くなった。父は六年前に再婚した若きシレストに骨抜きにされ、一家の財産は彼女の贅沢のために、底をついていた。それから三年、質素に暮らすシュザンヌは、次の獲物を探すシレストに強引に誘われ、高級ホテルに宿を取る。そこで運命の出会いが待ち受けていた。
-
-シュザンヌが16歳のとき、大富豪だった父が亡くなった。父は再婚した若き後妻に骨抜きにされ、財産も底をついていた。それから3年、いまやつましく暮らすシュザンヌは、次なる獲物を探す継母に連れられ、高級ホテルに宿をとることに。そこで待ち受けていたのは、麗しのイタリア伯爵チェーザレ。シュザンヌはときめくが、しょせん叶わぬ恋だ。ところが、部屋に戻ると伯爵の姿が。さしものシュザンヌも混乱するが、さらに継母が、この娘には男を連れ込む悪い癖があると伯爵に吹き込み――当然、彼は蔑みの目でシュザンヌを見た。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-アンジェリーナは天涯孤独の身となり、寄宿学校へと送られて教育を受けた。アレクサンダー・セントクレア――第9代スタワーブリッジ公爵の計らいのおかげだ。3年後、彼女はロンドン随一の高級住宅街にある公爵の屋敷を訪れた。恩に報いて身を捧げるために。
-
-ダーシーはビジネスランチのケータリングに訪れた会社で、不手際からグラスを割って指にけがをした。居合わせた会社経営者のローガンに優しく気遣われ、思わずダーシーは彼にすがって泣き出した。私生活でショッキングなことが起こり、仕事中だというのに取り乱してしまったのだ。彼のシルクのシャツが私の涙で台なしに……。ダーシーは後悔の念に駆られ、後日、適当なシャツを見つくろってローガンに送り届けた。すると、いきなりローガンがダーシーの店に現れ、見知らぬ男に高価なシャツを贈るものではないと言い放つ。そのとき、ダーシーは彼が激怒する理由を知りもしなかった。
-
4.0タリーはデビュー目指してがんばるロマンス作家の卵。人に頼まれて、ロンドンの豪華なフラットで住み込みの留守番をしていたが、ある日シャワーを浴びていると、何やら人の気配が…。「ここには私しかいないはず…まさか強盗なの!?」しかし、現れたのはワイルドでセクシーな男性で、このフラットの本当のもち主だと言う。「不法侵入で訴えられるのは君のほうだ。それとも君は、僕のシャワーを手伝ってくれるのかい?」裸のままあわてふためくタリーに彼は魅惑的にほほえんで--!?
-
-
-
-タリーはデビュー目指してがんばるロマンス作家の卵。人に頼まれて、ロンドンの豪華なフラットで住み込みの留守番をしていたが、ある日シャワーを浴びていると、何やら人の気配が…。「ここには私しかいないはず…まさか強盗なの!?」 しかし、現れたのはワイルドでセクシーな男性で、このフラットの本当のもち主だと言う。「不法侵入で訴えられるのは君のほうだ。それとも君は、僕のシャワーを手伝ってくれるのかい?」 裸のままあわてふためくタリーに彼は魅惑的にほほえんで――!?
-
-レオラは休暇で、地中海の島イリュリア公国の古い町を訪れていた。その夜、彼女は深夜になっても寝つけず、散歩をしようと宿を出た。あたりは深い静寂に包まれていた。ところが広場まで来たとき、教会の近くで怪しげに動くものが目に入った。人影だ!一瞬、小さな明かりがきらめき、男性の顔が映し出された直後、レオラは背後から男に取り押さえられ、建物に引きずりこまれた。薄暗い裸電球に、無慈悲な戦士を思わせる男の姿が浮かびあがった。男の名はプリンス・ニコ。このあたりの統治者だ。彼は謎めいた言葉を口にした。「きみは危険にさらされている。だからここに連れてきた」
-
-なぜ、私にキスするの――? 休暇でロンドンを離れ、地中海を訪れていたレオラはある晩、突然背後から見知らぬ男に自由を奪われた。なす術もなく恐怖を感じているレオラに、男は唇をかすめるようなキスを落とす。無慈悲な戦士のように私を力ずくでさらったくせに、いったいあなたは何者なの? レオラの質問に答えず、謎めいた男はただキスを深め、気がつけばレオラは意識を失っていた。彼が地中海の島に君臨するイリュリア公国のプリンスとは知らずに。
-
-ルーク・ガンブレリ――才能豊かな映画プロデューサーであり、それと同じくらいプレイボーイとして有名なシチリア人。長身のゴージャスな体とまばゆい美貌で、盗んだハートは数知れず――その実物を初めて目にし、ダーシーはかつてない危険を感じた。捨てられた親友のためとはいえ、彼を誘惑するなんてとても無理だわ! けれどそのためにコネをたぐって今夜のパーティーにもぐり込んだのだ。誘惑に屈しそうな心を抑えつけ、ダーシーは強烈な魅力を発する獲物に近づいた。
-
-今夜は華やかな映画の完成披露パーティが催されている。監督を兄に持つダーシーは魅惑的なドレスを着てその場にいた。目的はただ一つ──プロデューサーのルークと知り合うこと。親友のメリーをもてあそんだ人でなしを誘惑して、彼がその気になったところで、冷たく突き放してやるのだ。傲慢な男の鼻をへし折ることが何よりの復讐になるに違いない。だが、実物のルークは強力なオーラを放つ圧倒的な人物だった。“会ったとたん、あなたも彼に夢中になっちゃうんじゃない?”もう一人の親友ケリーの言葉が予言のように不吉に頭の中で響く。いいえ! 絶対に、そんなことにはならない。
-
-ルーク・ガンブレリ――才能豊かな映画プロデューサーであり、それと同じくらいプレイボーイとして有名なシチリア人。長身のゴージャスな体とまばゆい美貌で、盗んだハートは数知れず――その実物を初めて目にし、ダーシーはかつてない危険を感じた。捨てられた親友のためとはいえ、彼を誘惑するなんてとても無理だわ! けれどそのためにコネをたぐって今夜のパーティーにもぐり込んだのだ。誘惑に屈しそうな心を抑えつけ、ダーシーは強烈な魅力を発する獲物に近づいた。
-
-社長に代わって契約するためにフランス出張にやって来たローラ。リュークと名乗る気品漂わせる男性がホテルの部屋に現れ、問題が起きたと言って車に乗せられる。だが、車は目的地を越え、郊外へと向かっていく。どういうこと? 彼は運転をしながら、明日の契約を無視してほしいと提案してきた。そうすれば、バカンスと少なくないお小遣いがもらえると言う。彼女が断固拒否すると唇を重ねられ、屋敷に閉じこめられてしまう。私、彼に誘拐されたの!? ふたりきり甘い檻にとらわれてしまい…。
-
4.5ケルダはトップモデルの地位を失いかけていた。ある暴露記事のためにスキャンダルに巻き込まれていたからだ。 そんな時、母親が6年前に別れたトマソと突然結婚すると言い出した。激しく反発するケルダだったが、それには理由があった。トマソの息子アンジェロの存在だ。 ケルダは彼との間に苦い思い出があり・・・。
-
1.0ケルダはトップモデルの地位を失いかけていた。ある暴露記事のためにスキャンダルに巻き込まれていたからだ。 そんな時、母親が6年前に別れたトマソと突然結婚すると言い出した。激しく反発するケルダだったが、それには理由があった。トマソの息子アンジェロの存在だ。 ケルダは彼との間に苦い思い出があり・・・。
-
-つらい過去の悲劇を乗り越えた私を視線だけで踏みにじるあの人は何者? 姉夫婦とともに高級レストランでディナーを楽しんでいたアンディは、店に入ってきたとびきりゴージャスな男性に目を奪われた。褐色の髪とトパーズ色の瞳、猛獣を思わせるしなやかな物腰。姉によれば、この店のオーナーで、大富豪のダリウスだという。4年前までバレエ一筋で世間知らずのアンディには知る由もなかった。するとダリウスが鋭い目を向けた。「君はバレリーナのミランダだな」それはもう過去のこと。転落事故によりバレリーナ生命は絶たれたのだ。あの事故には触れられたくない。どれだけの苦しみを味わったことか。だが、ダリウスは逃げ出すアンディをとらえ、無理やりダンスに誘った。かつて舞台で見た優美な白鳥をよみがえらせてみせると言わんばかりに。彼の強引な態度に反発を覚える一方で、アンディは甘い期待におののいた。 ■双子の富豪兄弟をヒーローに展開される、大人気作家C・モーティマーの2部作、開幕です! まるで光と闇のように対照的な容姿を持つ双子、ダリウスとザンダー。今作は闇を象徴する兄ダリウスと、はかなげに美しいヒロイン、アンディの物語。ご期待ください!
-
-【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】モリーは憂鬱だった。兄夫婦にクリスマスを一緒に過ごそうと誘われて行ってみると、そこにはこの世でもっとも会いたくない人物、ギデオンがいたのだ。出会いは3年前にさかのぼる。ふたりはギデオンの弟の家で偶然鉢合わせした。彼は恥ずかしい姿のモリーを見て、弟の愛人だと早合点し、それ以来、目の敵にしている。ところが、そんないきさつをまったく知らないモリーの兄嫁が、ふたりの仲を取りもとうと企んでいるらしい。モリーは深いため息をつくしかなかった。
-
-モリーは憂鬱だった。兄夫婦にクリスマスを一緒に過ごそうと誘われて行ってみると、そこにはこの世でもっとも会いたくない人物、ギデオンがいたのだ。出会いは3年前にさかのぼる。ふたりはギデオンの弟の家で偶然鉢合わせした。彼は恥ずかしい姿のモリーを見て、弟の愛人だと早合点し、それ以来、目の敵にしている。ところが、そんないきさつをまったく知らないモリーの兄嫁が、ふたりの仲を取りもとうと企んでいるらしい。モリーは深いため息をつくしかなかった。
-
3.0農場を経営するジゼルは、働きすぎの心身を癒すため、熱帯の島ファライシにやってきた。小島でくつろいでいると、恋人同士らしい男女が現れた。と、ジゼルに気づいた男が突然、彼女のカメラをとり上げ、出ていけと怒鳴りつけた。とまどうジゼルだったが、男の正体を知って納得した。彼は地中海にある公国のプリンスだったのだ。その夜、ジゼルと再会した彼は、別人のような態度で今度はジゼルを誘ってきた。彼には明らかに恋人らしき女性がいるというのに!?
-
-働きすぎの心身を癒そうと、ジゼルは熱帯の島ファライシを訪れた。ひとりで小さなヨットを操り、珊瑚礁に浮かぶ小島に上がる。寝ころんで読書に没頭していたとき、親しげな男女の姿が目に入った。のぞき見をしたつもりはないのに、ジゼルを見つけた男性は、この島は立入禁止だと言い放ち、無理やり彼女を本島まで連れ帰る。なんて尊大な男!でも、彼の素性を知って納得した。遠く地中海の島々を治めるプリンス・ローマンだったのだから。その夜、ジゼルは再びローマンに出会った。彼は昼間とは態度を一変させ、ジゼルを誘うようなそぶりを見せる。小島で見た連れのセクシーな女性は?ジゼルはとまどった。★ドラマティックな展開で大好評を博した三部作〈古城の恋人たち〉同様、イリュリア公国のプリンスがヒーローです。来年もまた、イリュリアのプリンス、プリンセスの物語を刊行してまいります。どうぞご期待ください。★
-
-
-
-農場を経営するジゼルは、働きすぎの心身を癒すため、熱帯の島ファライシにやってきた。小島でくつろいでいると、恋人同士らしい男女が現れた。と、ジゼルに気づいた男が突然、彼女のカメラをとり上げ、出ていけと怒鳴りつけた。とまどうジゼルだったが、男の正体を知って納得した。彼は地中海にある公国のプリンスだったのだ。その夜、ジゼルと再会した彼は、別人のような態度で今度はジゼルを誘ってきた。彼には明らかに恋人らしき女性がいるというのに!?
-
-ヴィヴィアンはタブロイド紙の記事を見て愕然とした。夫ルカの2年前の浮気報道がでっち上げだったというのだ。当時、プレイボーイで億万長者の彼との結婚生活に、自分の居場所を見失っていた彼女は、記事を真に受けて家を出た。でも、彼は潔白だった! 私が彼を信じられなかったばかりに――。いてもたってもいられず、ヴィヴィアンは過去の過ちを償うため、彼に会いに行った。だが久しぶりに再会した夫は、謝罪する彼女に軽蔑のまなざしを向けるだけだった!
-
3.0両親の結婚30年を祝う席で、シエナは我が目を疑った。まさかロンドンのレストランでニックと会うなんて。かつて、恵まれない家庭に育ったニックを父が支援していた関係で、シエナと彼は兄妹同然の仲だったが、5年前に一夜をともにした翌朝、気まずく別れたのだ。今や大物実業家になったニックには恋人が、シエナには婚約者がいたが、2人は互いを強く意識する。その夜、シエナのもとに婚約者からメールが届いた。“別の女性を愛してしまった。君の幸せを願っているよ”悲嘆にくれているところへ、ニックから電話が入る。
-
-5年前にシエナを手ひどくふった実業家ニックと再会した夜、彼女は結婚直前の婚約者に婚約破棄されてしまった。動揺を隠せないシエナを見かねたニックはひとつの提案をする。仕事先の香港へ気分転換に同行しないか、と。しかしニックには美しい恋人がいる。それに彼がやさしいのはシエナの両親への恩義があるからなのだ。ふたりきりの香港で、千々に乱れるシエナの心。5年前と同じ過ちは犯すまいと耐えるのだが、そんな彼女にニックは熱をあおられて…。
-
3.5リジーの弟が行方不明になった。手がかりを求めて彼女が訪れたのが、トルコにある宮殿のような大邸宅だった。そこには、褐色の肌をした危険な香りを身にまとったケマルがいた。リジーは、弟の行方をケマルにたずねたが、彼は明確に答えようとはしなかった。それでもひき下がらない彼女に、彼はゆっくりと口を開いた。彼はとんでもない思いつきを口にしたのだった!! もうすぐクリスマス。それまでに彼女の運命は、思いもかけない出来事の連続なりそうだった!!
-
1.0リジーの弟が行方不明になった。手がかりを求めて彼女が訪れたのが、トルコにある宮殿のような大邸宅だった。そこには、褐色の肌をした危険な香りを身にまとったケマルがいた。リジーは、弟の行方をケマルにたずねたが、彼は明確に答えようとはしなかった。それでもひき下がらない彼女に、彼はゆっくりと口を開いた。彼はとんでもない思いつきを口にしたのだった!! もうすぐクリスマス。それまでに彼女の運命は、思いもかけない出来事の連続なりそうだった!!
-
4.0アンナはマイアミの大企業の有能な社長秘書。ボスのパーカーはとっても魅力的で、当然彼女は彼に惹かれていた。だが、そんなことはおくびにも出さずに仕事一筋だった。ある日、突然の父親の死によって生じた相続問題にイラついていたパーカーは、ロンドンへの出張に気まぐれからアンナに同行を命じた。内心ドキドキの彼女だったが「彼は私のボス」だと自分に言いきかせるしかなかった。彼の心の中で、とある変化が起きはじめていたことも知らずに。実は1週間前に…?
-
-アンナはマイアミの大企業の有能な社長秘書。ボスのパーカーはとっても魅力的で、当然彼女は彼に惹かれていた。だが、そんなことはおくびにも出さずに仕事一筋だった。ある日、突然の父親の死によって生じた相続問題にイラついていたパーカーは、ロンドンへの出張に気まぐれからアンナに同行を命じた。内心ドキドキの彼女だったが「彼は私のボス」だと自分に言いきかせるしかなかった。彼の心の中で、とある変化が起きはじめていたことも知らずに。実は1週間前に…?
-
4.0どうしても会って伝えなければ。7年前、彼の息子を産んだことを――。ギリシアの海運王の名前をニュースで耳にしたローラは、これが最後のチャンスだと感じた。その男コンスタンチンは、かつてローラが恋に落ち、すべてを捧げた男性。だが、彼にとってはただの遊びだった…。その彼が、スーパーモデルと結婚ですって!? ローラはいてもたってもいられず、彼の婚約発表パーティーにウエイトレスとして入りこむが、再会した彼は彼女を冷たくあしらい…!?
-
-どうしても会って伝えなければ。7年前、彼の息子を産んだことを――。ギリシアの海運王の名前をニュースで耳にしたローラは、これが最後のチャンスだと感じた。その男コンスタンチンは、かつてローラが恋に落ち、すべてを捧げた男性。だが、彼にとってはただの遊びだった…。その彼が、スーパーモデルと結婚ですって!? ローラはいてもたってもいられず、彼の婚約発表パーティーにウエイトレスとして入りこむが、再会した彼は彼女を冷たくあしらい…!?
-
-「男のベッドで待ち伏せか?」出会いは、ハンサムな大富豪の誤解。 パーティに出席したキャットは、ある人を待っていた。アメリカでも有数の実業家、キャレブ・スティールだ。キャットがいま手掛けている仕事の成功には、彼の協力を取りつけることがどうしても必要なのだが、キャレブはビジネス界のカリスマで、雲の上の人だ。常に美しい取り巻きもいて、そう簡単に会える人物ではない。案の定キャレブはいっこうに姿を現さず、キャットは待つ間に、慣れないアルコールと緊張で気を失ってしまった……。翌朝、男性の声にうながされ見知らぬベッドで目覚めたとき、キャットの目に、キャレブのセクシーな笑みが飛びこんできた! *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-あるパーティに出席したキャットには心待ちにしている人がいた。アメリカでも有数の実業家キャレブが来ることになっているのだ。キャットがいま執筆しているハリウッドの結婚物語で、彼の父ルシアンが大女優を妻にした話をとりあげようとしていた。消息が知れないルシアンと話すには、息子に頼むしかない。だがキャレブはいっこうに姿を現さず、長いこと待つあいだに、彼女は慣れないアルコールがたたって気を失ってしまった……。翌朝、男性の声にうながされ見知らぬベッドで目覚めたとき、キャットの目に、キャレブの余裕の笑みが飛びこんできた!
-
-『クリスマスは愛のとき』―エリーは弟トビーの取った行動に唖然とした。職場のパーティーに姉をエスコートしてほしい、と尊敬する上司パトリック・マグラスに依頼したのだ。パトリックにエスコートしてもらえたら、どんなにすてきだろう。でも、彼の厚意に甘えることはプライドが許さない。すぐさまエリーは断ったものの、翌週どうしても彼に頼らなければならない事態が生じて……。 『冬の恋物語』―病院で住み込みの雑役係をしているクローディアは苛酷な労働のため、ベッドに倒れ込む日々を送っていた。世話になっていた大おじが亡くなり、その家を相続した遠縁の男性に追い出されてしまったからだ。そんなある日、大おじの診察に訪れていた医師トマスから、クローディアは唐突に形だけの結婚を申し込まれた。「結婚すればきみは自由を、ぼくはよき友人を手に入れられる」 *本書に収録されている「クリスマスは愛のとき」「冬の恋物語」は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.0ブライダル・コンサルタント会社を経営するシン。ある日、仕事でレベッカ・ハーコートの家を訪ねたシンは、かつての恋人ウルフと再会する。“彼がレベッカの婚約者なの!?”何食わぬ顔で式の相談をするウルフだが、何か言いたげな様子。彼から逃げ出そうとするシン。しかし二人の運命は回り出して…。
-
-ブライダル・コンサルタント会社を経営するシン。ある日、仕事でレベッカ・ハーコートの家を訪ねたシンは、かつての恋人ウルフと再会する。”彼がレベッカの婚約者なの!?” 何食わぬ顔で式の相談をするウルフだが、何か言いたげな様子。彼から逃げ出そうとするシン。しかし二人の運命は回り出して・・・。
-
-タリンは出会ったばかりの男性から、臨時の秘書にならないかと誘われて驚いた! ケイドと名乗るその男性は、たくましく魅力的な容貌をもち、タリンの記憶ではゴシップ誌をときどき賑わせている金融界の大物だった。彼は海辺で火事を発見したタリンの窮地を救ったあとに、夢のような申し出をしてくれたのだ。喜ぶタリンはこの時、想像もしていなかった。ケイドが最愛の弟を自殺に追いやったのがタリンであると疑い、真相を突き止めようとして近づいてきたのだとは…。
-
4.0タリンは海辺で火事を発見し、必死に消そうとしていた。少しも衰えない火の勢いに立ち往生していた彼女のもとへ、ひとりの男性が加勢に現れ、窮地を救ってくれた。ケイドと名乗るその男性はたくましく魅力的な容貌を持ち、タリンの記憶では、ゴシップ誌で時折見かける金融界の大物だった。意外な男性との出会いに、タリンはとまどったが、ケイドは彼女を臨時の秘書として雇いたいと言いだし、さらに驚かせる。すぐ申し出に応じたものの、喜ぶ彼女はこのとき想像もしていなかった。ケイドが、最愛の弟を自殺に追いやったのがタリンであると疑い、真相を突き止めようとして近づいてきたのだとは……。
-
-
-
-タリンは出会ったばかりの男性から、臨時の秘書にならないかと誘われて驚いた! ケイドと名乗るその男性は、たくましく魅力的な容貌をもち、タリンの記憶ではゴシップ誌をときどき賑わせている金融界の大物だった。彼は海辺で火事を発見したタリンの窮地を救ったあとに、夢のような申し出をしてくれたのだ。喜ぶタリンはこの時、想像もしていなかった。ケイドが最愛の弟を自殺に追いやったのがタリンであると疑い、真相を突き止めようとして近づいてきたのだとは…。
-
3.0管理しているペントハウスを点検・掃除していたアイオナは、うっかり洗剤まみれになってしまう。仕方なく露天風呂を借り、体についた洗剤を落としていると、突然目の前に男性が現れた。侵入者の顔を見るなり、アイオナは凍りついた。ルーク……1年半前にタヒチ島で出会った魅惑的なギリシア人。そして婚約者と両親を亡くした悲しみを癒してくれた人。これ以上の進展が怖くて逃げ出してしまったけれど、束の間の情事の思い出は今もアイオナの心に棲みついていた……!?
-
4.0管理しているペントハウスを点検していたアイオナが濡れた作業着を脱いでいるところへ、いきなり男性が入ってきた。侵入者の顔を見るなり、アイオナは凍りついた。ルーク――1年半前にタヒチ島で出会った魅惑的なギリシア人。そして、婚約者と両親を亡くした悲しみを癒してくれた人。恋に落ちるのが怖くて逃げだしてしまったけれど、つかの間の情事の思い出は今もアイオナの心に棲みついていた。その翌日、アイオナはルークから仕事を依頼される。「3歳になる娘の世話をしてくれないか」再会がもたらしたほのかな期待が、一瞬にして砕け散った。
-
-管理しているペントハウスを点検・掃除していたアイオナは、うっかり洗剤まみれになってしまう。仕方なく露天風呂を借り、体についた洗剤を落としていると、突然目の前に男性が現れた。侵入者の顔を見るなり、アイオナは凍りついた。ルーク……1年半前にタヒチ島で出会った魅惑的なギリシア人。そして婚約者と両親を亡くした悲しみを癒してくれた人。これ以上の進展が怖くて逃げ出してしまったけれど、束の間の情事の思い出は今もアイオナの心に棲みついていた……!?
-
-ドミニク・マクスウェル――フェネラの家族を奪った美貌の悪魔。7年前、母の再婚相手にはすでに正妻がいる。そう義父の嫡出子ドミニクに重婚の事実を告げられ、母は自殺した。そして今になって父方の祖父から呼ばれたフェネラの父親違いの弟は困惑し、姉に助けを求めてきたのだ。私は歓迎されないだろう。けれど弟のためにと南太平洋の島に同行し、ドミニクと再会する。もう2度と会いたくなかった。母の死後、彼は私を母親と同じふしだらな女だと蔑んだのだから。
-
-初めて愛を教えてくれた人から、突然、傲慢な略奪宣言をされて……。 元恋人から手ひどい裏切りをされたケイトは、傷心を癒やしに訪れた海辺のホテルでジャレドと出会った。危険な魅力を漂わせる彼の熱い誘惑に抗いきれず、めくるめく2日間を過ごした彼女は、人生で初めて愛の激しさを知った。でも、もう傷つきたくない。私には安全な恋が必要なの……。時が過ぎ、ジャレドとの思い出を胸の奥にしまいこんだケイトは今、仕事で出会った男性と清らかな関係のまま婚約したばかりだった。ところがある夜、突然の訪問者のノックに応えてドアを開けると、そこには、あの危険なほどセクシーな瞳のジャレドが立っていた。そして問答無用でケイトの唇を奪い、彼女を略奪してみせると告げた!■稀代のストーリーテラー、キャロル・モーティマーによる1984年の旧作を初邦訳でお贈りいたします。失恋で傷ついたケイトの乙女心は、情熱のままに愛し合うことを教えてくれた男性と、愛はなくとも安定した家庭を与えてくる男性の狭間で激しく揺れ動き……。
-
-舞踏会でアラベラは、久しぶりに会う初恋のカーライン公爵ダリウスが気になっていた。金髪に碧い瞳が美しい彼は兄の友人。以前は親しく話ができたのに、今夜の彼はなぜか冷たくよそよそしい。なぜそんな寂しげな目をしているの? すると不意にダリウスは、手慣れた様子でアラベラのくちびるを奪ってきて――? 名門貴族セントクレア家の4人の兄妹の恋を描いた19世紀ロマンスもついに第4弾、最終話となりました! 原ちえこ先生が描く社交界の恋をお楽しみください。